刻の番人 ~あなたはもうすぐ死にます、準備はよろしいですか?~

みつばちブン太

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イチカはコンビニで夕食を買い、いつもは飲まないビールを買った。
偶然出会った気持ちの悪い男を忘れようと、部屋に着く前ではあったが周りは暗かったため、500mlの缶を開けた

「一体何なの、あの人? 私がもうすぐ死ぬ?そんなわけないじゃない、私は来月結婚して幸せな暮らしを手に入れるのよ!! だけどあの人の言っていたことは全部当たってた……、でも最後に言ったことは未来の事だから私が帰ってすぐお風呂に入れば あの人の言っていたことはハズレになる、帰ったらサッサとお風呂に入ろう」

イチカはマンションのエレベーターに乗り自分の部屋に入ると 何よりも先に浴槽に湯を張った、そしてコンビニで買った夕食を食べた。
早く入って男の言っていたことを嘘にしないと
イチカは服を脱ぎ黒い下着を外し浴室に向かおうとした、その時

(ピンポーン)インターホンが鳴った

「あ、はい?」

「ヤマネコ急便ですが、お荷物お届けに参りました」

「少々お待ちください」
イチカは一度脱いだ物をもう一度着直した



荷物は実家の栃木に住む母親からだった
「なんだ、お母さんか……、じゃなくて早くお風呂に入らなきゃ!!」

(ヴヴヴ、ヴヴヴ、ヴヴヴ)携帯のヴァイブレーションだった
イチカは無視しようかと思ったが発信者を確認したところ婚約者の高野ヒロヤだった

「どうしたの、ヒロヤ?」

「いや、急にキャンセルにしちゃって 悪かったなと思って」

「お仕事でしょ?しょうがないよ、頑張れ商社マン」

ヒロヤは今日あった事を1つ1つ話した、そしてイチカもそれを聞くのが好きだった
3才年下のヒロヤは無邪気に話す、それを全て受け入れる事にイチカは幸せを感じていた
15分ほど話し、手持ち無沙汰になったイチカの目に止まったのは母からの送り物だった
話しながら片手でなんとかダンボールを開けた

「あ、急に電話して話し込んじゃったけど今大丈夫だった?」

「うん、大丈夫よ」

「でも明日も仕事だろうから、そろそろ切ろうか?」

「実は今、お風呂に入ろうとしてたところ」

「あ、ごめんね、じゃあもう切るね」




イチカは開けたダンボールを見てみる事にした
そこに入っていたのは少々の食べ物と昔のアルバム、そして母からの手紙だった
イチカは手紙を手に取った

「メールを使うようになって最近めっきりお手紙を書いてなかったから、送り物のついでにお手紙書いてみました。
イチカも来月は結婚しちゃうんだね、ついこの前まで子供だと思ってたのに………」

そしてアルバムを開いた、そこには小さな頃の自分や まだ若かった頃の母親がいた
改めて手紙で知った母の思いと、昔の写真、そして蘇った記憶によりイチカの涙道は涙を送り続けた
そしてイチカはそのまま翌朝を迎える事となった


カーテンから差し込む光にイチカは目を覚ませた
「ヤバい!!!」
意外にも1番最初に気になったのは目覚ましをセットしないまま寝てしまった事で寝坊してないか、だった

「あぁ、良かった」
イチカはシャンプーだけして出社する事にした。
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