ネクロマン・サイカ

アフ郎

文字の大きさ
54 / 83
悪魔の使い

終わりの始まり

しおりを挟む
この世界には、古来より幾たびも転生を繰り返す2匹の悪魔がいた。

1匹は、慈悲の悪魔。
慈悲の悪魔による被害は一つもないと言われている。魔界からの救済者などと言われ、信仰する民族もいるくらいだ。
しかしそれは人が気付けていないだけで、実際ではエゲツないと教えてくれた。

そう教えてくれたのが私の先生。
悪魔2強のもう1匹、災禍の悪魔だ。

災禍の悪魔
「うん、ここまでよく頑張ったね!えらいよ!ステラ!」

災禍の悪魔はニコニコと嬉しそうに足をばたつかせる。

災禍の悪魔
「今のステラの強さはこの世界で言うと多分3千番目くらいじゃないかな?」

「でもでも!君ほどの強い「思い」があれば!そう簡単にやられることは無いと思うんだよね~!…だからさ」

災禍の悪魔は私をふわりと抱きしめた。

「世界を壊しておいで」



______________


冒険者ギルド「炎の騎士団」
炎属性のスキルを持つ者しか入団できない人気ギルドだ。彼らはラカシカム大陸の遺跡群を移動していた。

炎の騎士団マスター・ボルカニック
「ヨシ!ここらで休憩にしよう!各員くつろいでくれ!」

ボルカニックの号令で、25人の兵士が休憩に入った。

炎の騎士団サブマスター・銃火のブロート
「がっはっは!我らも大所帯になったもんだ」

ボルカニック
「そうだな、最初は俺とお前。あともう一人だけだったのによ」

ブロート
「あいつか・・・懐かしいな」

2人には仲の良い友人がいた。彼も炎スキルを扱う猛者なのだが、現在ギルドを脱退している。

騎士団の新兵
「うぁあああああああ!!!?????」

ボルカニック
「何事だ!?」

炎の騎士団の後方で新兵が20~30匹の骸骨の群れ襲われていた。

ブロート
「スカルブレイドにスカルアーチャー、スカルヒーラーまでいやがる…厄介だな」

ボルカニック
「俺に任せろ!火炎地獄!!」

ボルガニックは自らの剣に炎属性を付与する。剣を振り下ろすと増幅した炎の大渦がアンデッドたちを焼き殺した。


「そこそこの威力。ちょうどいいかな」

ブロート
「なんだてめぇ、プレイヤーか?」

ブロートは突然現れた謎の人型モンスターに銃口を突き付けた。


「うーん。プレイヤーってより元プレイヤー…かな」

ブロート
「気持ちわる」

ブロートは引き金を引いた。
人型モンスターは頭から血を流し倒れた。

ボルカニック
「なんだったんだこいつ・・・」

ボルカニックは目の前で倒れているものを見つめた。

ブロート
「知らねぇけどアンデット系のモンスタのリーダーなんじゃねぇの?ほら、魔物はもう出てこねぇ」

ボルカニック
「ふむ・・・」

ボルカニックは遺体を確認した。
遺体は髪が白い少女だった。少女の開いた瞳は黒く濁り、光を感じ取れなかった。
黒色に染まっていて分かりにくいが、敗れたワンピースを着ていた。

ボルカニック
「ゲームとはいえ、可哀そうだな…。次はもっと幸せになれよ」

ボルカニックは目を瞑り、合掌をした。

ブロート
「お前は優しいな」

ボルカニック
「っふふ、そうかな」

ブ●▽ト
「そうだ、頼みがあるんだった」

ボルカニック
「ん、どうした?こんな時に」

●▽◆◇



災禍の僕
「俺と一緒に死んでくれよ」

ブロートだったものはボルカニックの頭を打ちぬいた。



______________

2023年1月19日
INFINITE ROAD内では2つの話が広まっていた。
1つ目は小規模から中堅ギルドがあいついで姿を消しているということ。
ネット記事によると、姿を消したプレイヤーはログイン出来なくなっている状態で「あれは悪魔だ」「ネクロマンサーが出やがった!」と口を揃えて騒いでいるらしい。
2つ目はそのネクロマンサーの話。
ラカシカム大陸では、少女の姿をしたネクロマンサーの者写真、アンデッドモンスターの大量発生などが出回っていた。

その噂は、現役を退いた元最強剣士。距離スキルだけを伸ばしている狙撃赤文字プレイヤー。本屋に勤める魔法使い。現NO1プレイヤーなど様々な人の耳に入っていた。





そしてここにもまた1人、ネクロマンサーの噂を聞きつけた者がいた。

かける
「これステラさんに似てる…わけないか」

かけると言う名の青年は、情報屋から取り寄せたネクロマンサーの写真を見て、そう呟いた。

???
「ギルマス!早く行きましょう!先こされちまいますぜ!!」

かける
「・・・あぁすまない。今行くよ」

ギルド「ハッピープディング」
ギルドメンバー89名。大国グランドを治める大規模ギルド。
ギルドマスター名 かける

かけるとステラの再会の時は近い。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~

尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。 だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。 全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。 勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。 そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。 エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。 これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。 …その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。 妹とは血の繋がりであろうか? 妹とは魂の繋がりである。 兄とは何か? 妹を護る存在である。 かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...