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第29話 たぶん、今日か、明日かには日本に帰れるだろう
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第六章 決断Ⅱ
久しぶりにぐっすり眠った。
こっちの世界に来て、こんなに気持ちのいい朝は初めてだ。
たぶん、今日か、明日かには日本に帰れるだろう。
もう二学期は始まってしまっているけれど、今ならまだそれほど勉強は遅れないだろう。
そう言えば、バイト代でデジタル一眼を買おうと思っていたっけ。
そうだ、この間の分、何かボーナスをもらえないかな。
任務の結果こんな苦労をしたのは、労災みたいなものだよね。帰ったら交渉してみよう。
「おはよう、ココロ、よく眠れた?」
「ヒバリさん、おはようございます? ぐっすり眠れました」
「ヒバリでいいわよ」
「いえ、ヒバリさんは先輩なのですから」
「それ、どこで聞いたの?」
「シカーワの警察で名前と年齢を教えてもらいました。話を聞いて、あ、ティーツィアの魔法少女の先輩だって思いました。どこかへ消えたって警察の人は言ってましたけど、ずっとこっちにいたんですか?」
あれ、最後の先輩は四月中旬に「卒業」したって、箕輪さん言っていなかったっけ?
こっちにいたままじゃ「卒業」ではない。向こうから見れば「失踪」だ。
まるで、女子高生連続失踪事件の被害者だ。
それとも、私を助けるために「復帰」して、こっちに来てくれたの?
「私が魔法少女の先輩ってことは合っているわ。でも、私のことはおいおいね。それより、メンバーの人たちが待っているわ。一緒に朝ご飯を食べましょう」
おはようございますと挨拶をしながら、昨夜の部屋に入った。ここは食堂らしい。
ガシンさんをはじめとして、昨夜見掛けた人たちがテーブルについている。
「ココロさんおはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
みんなに挨拶されながら、テーブルにつく。
「粗末な食事だけど、今はこれが精一杯なんだ、我慢してくれ」
ガシンさんがそう言った。
テーブルにはパンに目玉焼き、リンゴ半分に、陶器のカップに入った牛乳。
「いえ、粗末だなんて、そんなことありません」
「では、いただこうか。そうそう、ここでは『いただきます』ではなく『同胞のために』と言うんだ。いいかな?」
「はい。わかりました」
同胞のためにとみんなで声を合せて、食事を始める。
ティーツィアの人たちは、それを隠して生きているって聞いていた。
でも、日本にマールムと戦うティーツィアプロジェクトがあるように、こっちでも団結して、マールムというかマールムの残党と戦う人たちがいてもおかしくない。
いろいろ聞きたい。でも、まずは私の事情を話さないといけないわね。そうして、早く日本に帰りたい。
ガシンさんは質素と言ったけれど、こっちに来てこんなにおいしい朝ご飯を食べるのは初めて。ご飯って気持ちの問題も大きいわよね。
食休みのあと、いろいろ話を聞かれる。
「ヒバリからも向こうの話は聞いているけど、もう少し話を聞きたいんだ。マールムの武装蜂起は知ってるね」
ガシンさんがそう話し始めた。
「はい、警察署で聞きました」
「ああいう武装蜂起は二度と許してはならないからね。君がマールムとどう戦ったか教えてほしいんだよ」
「最初に、そうだね、ヒバリはマールムと戦うのにとても苦労したと言っていた。そうだね、ヒバリ?」
「はい、マールムも力を持っていますし、物理的な力でもかないません。なので、出会い頭に詠唱して、向こうに飛ばされる前に向こうを飛ばすしかありませんでした。一瞬のタイミング勝負なので、とても気を遣いました」
「ココロ君、君はどうやっていたんだい?」
「つく……テイルという先輩に、柔術を教えてもらいました。護身術のようなもので、向こうが襲ってきたら、その力を利用して逆に相手を投げ飛ばし、投げ飛ばしたところを瞬間移動させました」
「ほお、そんな柔術があるんだ。それはマールムにとってもやっかいだったろうね。でも、そう簡単に柔術ってものは身につくものなのかい」
「その柔術で大切なのは『気』でした。その『気』を体内に取り込むと、上達が早くなるんです。もちろん乱取りなどの鍛錬は必要でした」
「ほお、『気』ねえ。では、その『気』をどうやって取り込むんだい。我々の活力だって、そう簡単に貯められないのに」
「テイル先輩に分けてもらったんです。私が向こうのティーツィアの人たちに、力を分けてもらったように」
「そのテイルって子は、魔法少女だったのかい?」
「いえ、そうじゃないんです。でも、『気』は力でも活力でもなく、普通の人間がやり取りできるものなんですよ」
「じゃあ、そのやり取りってどうやるの?」
「横に並んで、呼吸を合わせるんです」
抱き合ってとかと、サウナでとか、ベッドでとかは、さすがに言えない。
「うーん、それは不思議だけど、僕たちの研究課題にしよう」
同席しているメンバーたちが頷いた。
「それともうひとつ。君の魔法少女コスチュームなんだけどね、それにはどんな機能が付いているんだい?」
「えっと、ひとつは、その姿だと、最初から瞬間移動しても裸にならなくて済むんです」
「あ、私、やらかした。瞬間移動を教わってすぐに試しに1メートル横に瞬間移動したら、見事に人前で真っ裸になって、大恥かいたわ」
横からヒバリさんが言った。箕輪さんが二人目って言っていた気がするけれど、一人目がここにいた。東山さんもいる前でやったのかな。
「瞬間移動に慣れれば普段の服も一緒に移動させられるんですが、大切なのは、刃物や銃弾で傷つけられることはないこと、そしてもうひとつ、それを着ている間は、力で瞬間移動させられることもないんです」
「それは新機能ね。それさえあれば、私もこんなことにならなかったのにね」
「あれ、それじゃ君は、どうしてこの世界に瞬間移動させられたんだい?」
これ、見せる方が早いかな。この前縫ったところ、大丈夫だよね。
「お見せしますね。トランスフォルマーレ!」
魔法少女コスチュームに変身したら、みんなの視線が私の胸元に集まった。
みんな何を見ているの? いくら素晴らしいからといってそんなジロジロと……異世界でもセクハラはセクハラよ……ああ、ひどい縫い目ね。
「つまづいて転んだマールムの手が、たまたま胸元にひっかかって、これをビリビリと破られたんです。そうしたら瞬間移動させられて……」
「そうか、そういうことか。きちんと着ていないと機能が発揮されないんだね。うん、よくわかった」
ガシンさんたちが、納得したといった風にうなずいた。
「見せていただいたついでで悪いんだけど、そのコスチュームの布を、ちょっとだけ分けてもらう訳にはいかないだろうか。それも研究に使いたいんだ」
え、これ切り取るの?
迷っていたら、ヒバリさんが答えてくれた。
「それにしても酷い縫い方ね。私が縫い直してあげるわ。そのついでに、ちょっとシルエットも整えてあげる。そのとき切れっ端が出ると思うので、それでいいですか、リーダー?」
「ああ、もちろんだとも。よろしく頼むよ」
じゃあこっちに来てとヒバリさんに言われて、私が寝ていた小部屋に戻る。
「お裁縫箱を持ってくるから、ちょっと待ってて」
そう言ってヒバリさんは出て行った。
さすが先輩、親切だわ。
日本の本部に戻ったら、報告のためこの姿を見せなければいけないだろうから、きちんと縫ってくれるのは助かる。
それに正直なところ、この姿だとお胸が必要以上に揺れる感じがするので、そこを補正してもらえれば嬉しい。
久しぶりにぐっすり眠った。
こっちの世界に来て、こんなに気持ちのいい朝は初めてだ。
たぶん、今日か、明日かには日本に帰れるだろう。
もう二学期は始まってしまっているけれど、今ならまだそれほど勉強は遅れないだろう。
そう言えば、バイト代でデジタル一眼を買おうと思っていたっけ。
そうだ、この間の分、何かボーナスをもらえないかな。
任務の結果こんな苦労をしたのは、労災みたいなものだよね。帰ったら交渉してみよう。
「おはよう、ココロ、よく眠れた?」
「ヒバリさん、おはようございます? ぐっすり眠れました」
「ヒバリでいいわよ」
「いえ、ヒバリさんは先輩なのですから」
「それ、どこで聞いたの?」
「シカーワの警察で名前と年齢を教えてもらいました。話を聞いて、あ、ティーツィアの魔法少女の先輩だって思いました。どこかへ消えたって警察の人は言ってましたけど、ずっとこっちにいたんですか?」
あれ、最後の先輩は四月中旬に「卒業」したって、箕輪さん言っていなかったっけ?
こっちにいたままじゃ「卒業」ではない。向こうから見れば「失踪」だ。
まるで、女子高生連続失踪事件の被害者だ。
それとも、私を助けるために「復帰」して、こっちに来てくれたの?
「私が魔法少女の先輩ってことは合っているわ。でも、私のことはおいおいね。それより、メンバーの人たちが待っているわ。一緒に朝ご飯を食べましょう」
おはようございますと挨拶をしながら、昨夜の部屋に入った。ここは食堂らしい。
ガシンさんをはじめとして、昨夜見掛けた人たちがテーブルについている。
「ココロさんおはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
みんなに挨拶されながら、テーブルにつく。
「粗末な食事だけど、今はこれが精一杯なんだ、我慢してくれ」
ガシンさんがそう言った。
テーブルにはパンに目玉焼き、リンゴ半分に、陶器のカップに入った牛乳。
「いえ、粗末だなんて、そんなことありません」
「では、いただこうか。そうそう、ここでは『いただきます』ではなく『同胞のために』と言うんだ。いいかな?」
「はい。わかりました」
同胞のためにとみんなで声を合せて、食事を始める。
ティーツィアの人たちは、それを隠して生きているって聞いていた。
でも、日本にマールムと戦うティーツィアプロジェクトがあるように、こっちでも団結して、マールムというかマールムの残党と戦う人たちがいてもおかしくない。
いろいろ聞きたい。でも、まずは私の事情を話さないといけないわね。そうして、早く日本に帰りたい。
ガシンさんは質素と言ったけれど、こっちに来てこんなにおいしい朝ご飯を食べるのは初めて。ご飯って気持ちの問題も大きいわよね。
食休みのあと、いろいろ話を聞かれる。
「ヒバリからも向こうの話は聞いているけど、もう少し話を聞きたいんだ。マールムの武装蜂起は知ってるね」
ガシンさんがそう話し始めた。
「はい、警察署で聞きました」
「ああいう武装蜂起は二度と許してはならないからね。君がマールムとどう戦ったか教えてほしいんだよ」
「最初に、そうだね、ヒバリはマールムと戦うのにとても苦労したと言っていた。そうだね、ヒバリ?」
「はい、マールムも力を持っていますし、物理的な力でもかないません。なので、出会い頭に詠唱して、向こうに飛ばされる前に向こうを飛ばすしかありませんでした。一瞬のタイミング勝負なので、とても気を遣いました」
「ココロ君、君はどうやっていたんだい?」
「つく……テイルという先輩に、柔術を教えてもらいました。護身術のようなもので、向こうが襲ってきたら、その力を利用して逆に相手を投げ飛ばし、投げ飛ばしたところを瞬間移動させました」
「ほお、そんな柔術があるんだ。それはマールムにとってもやっかいだったろうね。でも、そう簡単に柔術ってものは身につくものなのかい」
「その柔術で大切なのは『気』でした。その『気』を体内に取り込むと、上達が早くなるんです。もちろん乱取りなどの鍛錬は必要でした」
「ほお、『気』ねえ。では、その『気』をどうやって取り込むんだい。我々の活力だって、そう簡単に貯められないのに」
「テイル先輩に分けてもらったんです。私が向こうのティーツィアの人たちに、力を分けてもらったように」
「そのテイルって子は、魔法少女だったのかい?」
「いえ、そうじゃないんです。でも、『気』は力でも活力でもなく、普通の人間がやり取りできるものなんですよ」
「じゃあ、そのやり取りってどうやるの?」
「横に並んで、呼吸を合わせるんです」
抱き合ってとかと、サウナでとか、ベッドでとかは、さすがに言えない。
「うーん、それは不思議だけど、僕たちの研究課題にしよう」
同席しているメンバーたちが頷いた。
「それともうひとつ。君の魔法少女コスチュームなんだけどね、それにはどんな機能が付いているんだい?」
「えっと、ひとつは、その姿だと、最初から瞬間移動しても裸にならなくて済むんです」
「あ、私、やらかした。瞬間移動を教わってすぐに試しに1メートル横に瞬間移動したら、見事に人前で真っ裸になって、大恥かいたわ」
横からヒバリさんが言った。箕輪さんが二人目って言っていた気がするけれど、一人目がここにいた。東山さんもいる前でやったのかな。
「瞬間移動に慣れれば普段の服も一緒に移動させられるんですが、大切なのは、刃物や銃弾で傷つけられることはないこと、そしてもうひとつ、それを着ている間は、力で瞬間移動させられることもないんです」
「それは新機能ね。それさえあれば、私もこんなことにならなかったのにね」
「あれ、それじゃ君は、どうしてこの世界に瞬間移動させられたんだい?」
これ、見せる方が早いかな。この前縫ったところ、大丈夫だよね。
「お見せしますね。トランスフォルマーレ!」
魔法少女コスチュームに変身したら、みんなの視線が私の胸元に集まった。
みんな何を見ているの? いくら素晴らしいからといってそんなジロジロと……異世界でもセクハラはセクハラよ……ああ、ひどい縫い目ね。
「つまづいて転んだマールムの手が、たまたま胸元にひっかかって、これをビリビリと破られたんです。そうしたら瞬間移動させられて……」
「そうか、そういうことか。きちんと着ていないと機能が発揮されないんだね。うん、よくわかった」
ガシンさんたちが、納得したといった風にうなずいた。
「見せていただいたついでで悪いんだけど、そのコスチュームの布を、ちょっとだけ分けてもらう訳にはいかないだろうか。それも研究に使いたいんだ」
え、これ切り取るの?
迷っていたら、ヒバリさんが答えてくれた。
「それにしても酷い縫い方ね。私が縫い直してあげるわ。そのついでに、ちょっとシルエットも整えてあげる。そのとき切れっ端が出ると思うので、それでいいですか、リーダー?」
「ああ、もちろんだとも。よろしく頼むよ」
じゃあこっちに来てとヒバリさんに言われて、私が寝ていた小部屋に戻る。
「お裁縫箱を持ってくるから、ちょっと待ってて」
そう言ってヒバリさんは出て行った。
さすが先輩、親切だわ。
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