26 / 81
26 シュリとお話2
しおりを挟む
「働いてないよ」
シュリはあっさりと答えた。
「え? じゃあ、どうやって」
「食べ物もみんなが恵んでくれたし、服とかは友達が作ってくれたり、エルサルがくれるから。それにお前は一人で服を買うなって言われてたし」
「え、でもお金が必要な時もあっただろう」
俺が尋ねるとシュリは首を横に振った。
「全然。みんなよくしてくれるから困らなかったよ。外にもよく食べに連れてって貰えたし、新しい料理の新作の味見してくれって頼まれたりして。……プレゼントだって俺は魔術しかないから今日見せたような魔術を使うんだけど、いつもみんなそれでいいって。だからお金は持ってなかった。エルサルにお金を持つなって言われてたし。……だから、もしお金を持つようなことがあれば、そう言うのはいつも孤児院に寄付してた。でも、そうしたら今度は子供達がお菓子とか持ってきてくれて……。だから、とりあえず飯と住む場所と服には困ってなかったなぁ~」
シュリはそう言うと、ずずーっとお茶を飲んだ。
だが俺はシュリの生き方に驚いてしまった。働かずして生きていけるなんて。
……いや、でもシュリならあり得るのかもしれない。シュリの性格を見ていれば、周りが放っておかなかったのだろう。
「じゃあ、ずっとそういう生き方を? 魔術を使って生きていこうと思わなかったのか?」
俺が尋ねるとシュリは眉間に皺を寄せ、難しい顔をした。
「うーん、それがな。……昔、エルサルが俺の魔力を量って以来、魔術を多用しないようにって禁止されたんだ」
……魔術を多用しないように禁止? エルサルが? 一体どうしてそんなことを。
「なんでなんだ?」
「んー? なんか、エルサル曰く。俺の魔力はエルサルよりも上だから、魔術を使いすぎて俺が暴走したら町ひとつが吹っ飛ぶからってー」
シュリは何でもないように言い、俺は思わず口をぽかんっと開けた。
「マチガフキトブ……。しゅ、シュリはエルサルよりも魔力が上なのか?」
「エルサルが言うにはな。だから、あんまり魔力を使うなって。今日みたいな小さな魔術だったらいいけど大きいのは駄目だって。でもズルいと思わないか? エルサルはバンバン使うのに俺は駄目だって」
シュリはむすっとしながら言った。魔術を思う存分使えないことに不満を持っているのだろう。
だが、俺はそんな事よりも重要な事を聞いてしまった、とたらりと汗を流す。
大魔術師エルサルは色々な魔術式を考案した大天才だったが、エルサルを有名にしたのはその魔力量もあったからだ。文献には、エルサルの魔力量は通常の魔人の二倍の量があったとされている。それは誰にも、今現在、現存している純血種の魔人達にも破られていない記録なのだ。
それを上回る魔力をシュリが持っているかもしれないの……。俺は未知の生物が目の前にいる気分になってきた。
けれどシュリは俺の戸惑いに気が付かず、無邪気に尋ねてきた。
「あー、話したらイライラしてきた。もー、俺の話はおしまい! 今度はアレクシスの番だ!」
「俺の?」
急に話を振られ、俺はぱちくりと目を開ける。
「そ、アレクシスの話!」
「俺の話なんか聞いて楽しいのか?」
「聞きたいから、尋ねてるんだろー? な、アレクシスの家族って、両親であるネイズとアレーナ、弟のネイレンだけなのか?」
シュリは興味深々の顔で俺に聞いてきた。
俺の家族の話なんて、聞いて楽しいのだろうか? と思いつつも、聞くだけ聞いて自分は話さないのは、なんだかフェアじゃないような気がして、俺は仕方なく話し始めた。
「いや、ネイレンは結婚してるから義理の妹もいる。弟夫婦のところには子供が二人いて、二歳の女の子と一歳になったばかりの男の子だ」
「えーっ、そうなのか! 可愛いだろうなぁ」
シュリは子供が好きなのか、目尻を下げて言った。
「まあ、あとは郊外に祖父母が暮らしているぐらいかな」
「へぇ、大家族だな。いいな、そういうの憧れるよ。俺の家族はずっとエルサルだけで、ウィリアが家族になったけど、やっぱり違うからさ。俺も俺の家族が欲しい。アレクシスの家族みたいにでっかい家族!」
シュリはちょっと寂し気な顔をして言った。シュリは赤ん坊の頃からエルサルが親代わりだと言っていた。だが兄弟だけの家族では、やはりちょっと寂しかったのだろう。
親の愛情を一心に受けて育った俺にはわからない寂しさだ。
「でも、家族がいるのにアレクシスはどうしてここに住んでいるんだ? ネイズが帰って行ったから、家はそう遠くないんだろう?」
「寮の方が騎士集舎が近いからな」
シュリに尋ねられて、俺は誤魔化した。本当は違う理由があるのに。
「そうなのか? アレクシスは真面目だなぁ。……でも、そういやアレクシスっていつから騎士をやってるんだ?」
「十五の時に入団して、それ以来ずっとだ。まあ、昔はこんなちゃんとした部屋じゃなかったがな。エルサードと相部屋で、食堂も風呂も共同だった」
大変だったが懐かしい思い出だ。あの頃は一人部屋なんて与えられなくて、当然食堂も風呂場も共同。
最初の方はじろじろと見られて大変だった。でも人というのは慣れるもので、時が経てば同期の騎士仲間達にはじろじろと見られることはなくなっていったが。
しかし、毎年新しい騎士が入ってくるとやはりじろじろと見られるので、今では食堂も風呂場もあまり近寄らない。好奇な目で見られるのも、怖がられるのも嫌だから。
だが俺はこの時、うっかりと口を滑らしていた。
「え! 風呂も共同であるのか?! もしかして、大きい風呂とか!?」
シュリは面白そうだ! という興味津々の目で俺を見た。これは危険な目だ。
「あるが……シュリは入ったら駄目だぞ」
俺がすぐに許可しないと言えば、シュリは「えー!?」と声を上げた。
「どうしてだよ! 共同風呂なんだろ? おっきいお風呂、俺も入ってみたい!」
子供のように言ったが、俺は昨晩のシュリの体を思い出す。
体は華奢で腰も細く、乳首はピンク色であそこがない姿は俺じゃなくたって、若い騎士たちの目にはどう考えても毒だ。というか思い出してきただけでも、顔が熱くなってきた。
「駄目だ。今日も大人しくこの部屋の風呂に入るんだ」
俺は昨日の残像をかき消そうと椅子から立ち上がった。シュリは「むぅー」と頬を膨らませたが、俺は聞かなかった。
「リネン室からタオルをもらってくるから、大人しくしてるんだぞ」
俺はそれだけ言うと、逃げるようにちょっと慌ただしく部屋を出た。
そして部屋の外で、はぁーっと大きく息を吐く。
……落ち着け、落ち着け。
そう勝手に体が熱くなる自分に言い聞かせる。
そして俺はリネン室に新しいタオルを取りに行った。だが、俺はうっかり鍵をし忘れて部屋を出て行ってしまい。
その事を後で後悔することになる――――。
シュリはあっさりと答えた。
「え? じゃあ、どうやって」
「食べ物もみんなが恵んでくれたし、服とかは友達が作ってくれたり、エルサルがくれるから。それにお前は一人で服を買うなって言われてたし」
「え、でもお金が必要な時もあっただろう」
俺が尋ねるとシュリは首を横に振った。
「全然。みんなよくしてくれるから困らなかったよ。外にもよく食べに連れてって貰えたし、新しい料理の新作の味見してくれって頼まれたりして。……プレゼントだって俺は魔術しかないから今日見せたような魔術を使うんだけど、いつもみんなそれでいいって。だからお金は持ってなかった。エルサルにお金を持つなって言われてたし。……だから、もしお金を持つようなことがあれば、そう言うのはいつも孤児院に寄付してた。でも、そうしたら今度は子供達がお菓子とか持ってきてくれて……。だから、とりあえず飯と住む場所と服には困ってなかったなぁ~」
シュリはそう言うと、ずずーっとお茶を飲んだ。
だが俺はシュリの生き方に驚いてしまった。働かずして生きていけるなんて。
……いや、でもシュリならあり得るのかもしれない。シュリの性格を見ていれば、周りが放っておかなかったのだろう。
「じゃあ、ずっとそういう生き方を? 魔術を使って生きていこうと思わなかったのか?」
俺が尋ねるとシュリは眉間に皺を寄せ、難しい顔をした。
「うーん、それがな。……昔、エルサルが俺の魔力を量って以来、魔術を多用しないようにって禁止されたんだ」
……魔術を多用しないように禁止? エルサルが? 一体どうしてそんなことを。
「なんでなんだ?」
「んー? なんか、エルサル曰く。俺の魔力はエルサルよりも上だから、魔術を使いすぎて俺が暴走したら町ひとつが吹っ飛ぶからってー」
シュリは何でもないように言い、俺は思わず口をぽかんっと開けた。
「マチガフキトブ……。しゅ、シュリはエルサルよりも魔力が上なのか?」
「エルサルが言うにはな。だから、あんまり魔力を使うなって。今日みたいな小さな魔術だったらいいけど大きいのは駄目だって。でもズルいと思わないか? エルサルはバンバン使うのに俺は駄目だって」
シュリはむすっとしながら言った。魔術を思う存分使えないことに不満を持っているのだろう。
だが、俺はそんな事よりも重要な事を聞いてしまった、とたらりと汗を流す。
大魔術師エルサルは色々な魔術式を考案した大天才だったが、エルサルを有名にしたのはその魔力量もあったからだ。文献には、エルサルの魔力量は通常の魔人の二倍の量があったとされている。それは誰にも、今現在、現存している純血種の魔人達にも破られていない記録なのだ。
それを上回る魔力をシュリが持っているかもしれないの……。俺は未知の生物が目の前にいる気分になってきた。
けれどシュリは俺の戸惑いに気が付かず、無邪気に尋ねてきた。
「あー、話したらイライラしてきた。もー、俺の話はおしまい! 今度はアレクシスの番だ!」
「俺の?」
急に話を振られ、俺はぱちくりと目を開ける。
「そ、アレクシスの話!」
「俺の話なんか聞いて楽しいのか?」
「聞きたいから、尋ねてるんだろー? な、アレクシスの家族って、両親であるネイズとアレーナ、弟のネイレンだけなのか?」
シュリは興味深々の顔で俺に聞いてきた。
俺の家族の話なんて、聞いて楽しいのだろうか? と思いつつも、聞くだけ聞いて自分は話さないのは、なんだかフェアじゃないような気がして、俺は仕方なく話し始めた。
「いや、ネイレンは結婚してるから義理の妹もいる。弟夫婦のところには子供が二人いて、二歳の女の子と一歳になったばかりの男の子だ」
「えーっ、そうなのか! 可愛いだろうなぁ」
シュリは子供が好きなのか、目尻を下げて言った。
「まあ、あとは郊外に祖父母が暮らしているぐらいかな」
「へぇ、大家族だな。いいな、そういうの憧れるよ。俺の家族はずっとエルサルだけで、ウィリアが家族になったけど、やっぱり違うからさ。俺も俺の家族が欲しい。アレクシスの家族みたいにでっかい家族!」
シュリはちょっと寂し気な顔をして言った。シュリは赤ん坊の頃からエルサルが親代わりだと言っていた。だが兄弟だけの家族では、やはりちょっと寂しかったのだろう。
親の愛情を一心に受けて育った俺にはわからない寂しさだ。
「でも、家族がいるのにアレクシスはどうしてここに住んでいるんだ? ネイズが帰って行ったから、家はそう遠くないんだろう?」
「寮の方が騎士集舎が近いからな」
シュリに尋ねられて、俺は誤魔化した。本当は違う理由があるのに。
「そうなのか? アレクシスは真面目だなぁ。……でも、そういやアレクシスっていつから騎士をやってるんだ?」
「十五の時に入団して、それ以来ずっとだ。まあ、昔はこんなちゃんとした部屋じゃなかったがな。エルサードと相部屋で、食堂も風呂も共同だった」
大変だったが懐かしい思い出だ。あの頃は一人部屋なんて与えられなくて、当然食堂も風呂場も共同。
最初の方はじろじろと見られて大変だった。でも人というのは慣れるもので、時が経てば同期の騎士仲間達にはじろじろと見られることはなくなっていったが。
しかし、毎年新しい騎士が入ってくるとやはりじろじろと見られるので、今では食堂も風呂場もあまり近寄らない。好奇な目で見られるのも、怖がられるのも嫌だから。
だが俺はこの時、うっかりと口を滑らしていた。
「え! 風呂も共同であるのか?! もしかして、大きい風呂とか!?」
シュリは面白そうだ! という興味津々の目で俺を見た。これは危険な目だ。
「あるが……シュリは入ったら駄目だぞ」
俺がすぐに許可しないと言えば、シュリは「えー!?」と声を上げた。
「どうしてだよ! 共同風呂なんだろ? おっきいお風呂、俺も入ってみたい!」
子供のように言ったが、俺は昨晩のシュリの体を思い出す。
体は華奢で腰も細く、乳首はピンク色であそこがない姿は俺じゃなくたって、若い騎士たちの目にはどう考えても毒だ。というか思い出してきただけでも、顔が熱くなってきた。
「駄目だ。今日も大人しくこの部屋の風呂に入るんだ」
俺は昨日の残像をかき消そうと椅子から立ち上がった。シュリは「むぅー」と頬を膨らませたが、俺は聞かなかった。
「リネン室からタオルをもらってくるから、大人しくしてるんだぞ」
俺はそれだけ言うと、逃げるようにちょっと慌ただしく部屋を出た。
そして部屋の外で、はぁーっと大きく息を吐く。
……落ち着け、落ち着け。
そう勝手に体が熱くなる自分に言い聞かせる。
そして俺はリネン室に新しいタオルを取りに行った。だが、俺はうっかり鍵をし忘れて部屋を出て行ってしまい。
その事を後で後悔することになる――――。
10
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です
ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。
理由は不明、手紙一通とパン一個。
どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。
そんな理由でいいのか!?
でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適!
自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない!
……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
騎士は魔石に跪く
叶崎みお
BL
森の中の小さな家でひとりぼっちで暮らしていたセオドアは、ある日全身傷だらけの男を拾う。ヒューゴと名乗った男は、魔女一族の村の唯一の男であり落ちこぼれの自分に優しく寄り添ってくれるようになった。ヒューゴを大事な存在だと思う気持ちを強くしていくセオドアだが、様々な理由から恋をするのに躊躇いがあり──一方ヒューゴもセオドアに言えない事情を抱えていた。
魔力にまつわる特殊体質騎士と力を失った青年が互いに存在を支えに前を向いていくお話です。
他サイト様でも投稿しています。
憎くて恋しい君にだけは、絶対会いたくなかったのに。
Q矢(Q.➽)
BL
愛する人達を守る為に、俺は戦いに出たのに。
満身創痍ながらも生き残り、帰還してみれば、とっくの昔に彼は俺を諦めていたらしい。
よし、じゃあ、もう死のうかな…から始まる転生物語。
愛しすぎて愛が枯渇してしまった俺は、もう誰も愛する気力は無い。
だから生まれ変わっても君には会いたく無いって願ったんだ。
それなのに転生先にはまんまと彼が。
でも、どっち?
判別のつかないままの二人の彼の愛と執着に溺死寸前の主人公君。
今世は幸せになりに来ました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる