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第一章「レノと坊ちゃん」
23 宣言
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それから一週間。
サウザー伯爵の一件も終わり、念願のかき氷も食し、俺はまた優雅な隠居生活を満喫していた。
……もう、このままでいいよなぁ~。レノには悪いけど、うやむやにしたまま、のらりくらりと過ごそう。
俺は二度目の告白を受けてなお、レノに何の返事もせずにいた。だってレノもあれ以来何も言ってこないし。だけど、不意にお爺の言葉が蘇る。
『あんまり先延ばしにしていると、何もかも失ってしまいますよ』
……大丈夫……だよな?
そう思いつつ、その日の夕食前。俺はとうとうレノに告げられてしまった。
◇◇◇◇
「て、帝都に帰るッ!?」
「はい、なのでお暇を頂きたいのですが」
「な、なんで急に!」
執務室にいた俺はレノを前に席を立って尋ねた。
「なぜ? 理由はご存じだと思いますが?」
レノは俺を見て言った。そして赤い瞳が俺を見て、理由を告げている。
「俺が答えないから?」
尋ねてみるが、レノは何も言わなかった。そしてお爺の言葉がまたも脳裏を過る。
……ヤバい、これは帝都に帰って俺の従者を辞める気だ!
「レノ、本気なのか?」
「はい。お暇を頂けますね?」
レノはハッキリと答えた。
……そんな、そんなぁーー! レノがいなくなったら、これから誰が俺の我儘に付き合ってくれるんだよぉ。それにレノが従者を辞めたって母様に聞かれたら……絶対に怒られる! なんか知らないけど母様の信頼、息子の俺よりレノの方が上なんだもんな~っ。ううっ。
「キトリー様?」
「どうしても帰るのか?」
俺が尋ねればレノは迷うことなく「はい」と答えた。これは俺に選択肢はないようだ。
……レノに従者を辞められるの困る。これは何としても引き留めなくては! とりあえず。
「レノ、俺がお前と付き合うって言っても帰るのか?」
俺が告げるとレノの瞳がキラッと光った。
「……本気ですか?」
「ああ、本気だ」
俺がしっかり頷いて言えば、レノは少し考えた後。
「わかりました。帰るのは少し考えます」
「ホントか!?」
「本当ですよ」
……良かったーッ! これで母様に怒られるのは回避できる! あとは作戦を練って、どうにか返事をなかったことにして、レノに諦めさせよう。うーん、難しいが何とかしよう。
俺は心の中でそう考えた。だが、この考えが甘い事を数時間後に思い知ることになるのだった。
その日の夜。
夕食も済ませ、風呂にも入り、ホカホカと体が温まった俺はベッドの上にいた。
「ふぅ、今日も無事一日が終わったな」
俺はベッドに横になりながら呟いた。
……だけどレノの事が残ってるよなぁ。どうするかなーっ。一応、付き合うって言ったけど。どうやって誤魔化そう。
「うーむっ」
天井を見ながら唸っていると、コンコンッと誰かがドアをノックした。
「失礼します」
そう言って入ってきたのはレノだった。俺は体を起こして、声をかける。
「レノ?」
「お休みのところ、すみません。キトリー様にお話がありまして……ちょっとだけ私に付き合ってくださいませんか?」
レノはトレーを手に、ティーカップを載せて持ってきた。甘い匂いがする。
「ん、いいよ」
俺が答えるとレノはサイドテーブルにトレーを置き、俺にティーカップを渡した。そこにはココアが入っていた。
虫歯になりやすいという理由で、夜に飲むのは禁止されている。
「ココアじゃん!」
「お話に付き合っていただくので、特別に作ってきました」
レノはそう言ってベッドの脇に腰を下ろした。少しだけベッドが揺れる。でもそれよりも俺の目はココアに向かっていた。
「飲んでいいの!?」
「ええ、どうぞ」
レノの言葉を聞いた後、俺はティーカップを手に取り、甘ーい香りがするココアをくんかくんかっと嗅いでから、一口飲んだ。
「おいしぃー!」
俺は声を上げ、こくこくっと飲む。夜に飲むココアはまた一段と美味い!
だからレノが折角作ってきてくれたのに、俺はペロッとゴクッとあっという間に飲み切ってしまった。
「美味しかったですか?」
「うん。でも温かいのを飲むと熱くなるな」
レノに尋ねられ、俺は答えつつティーカップをサイドテーブルに置き、服の裾を持ってパタパタと風を通した。しかしそんな俺にレノはにっこりと笑いながら一つの小瓶を見せた。
「キトリー様、これが何かご存じですか?」
「ん? なにそ……それはッ!」
俺はレノの持つ小瓶を見て、驚いた。
小瓶のパッケージには『愛の吐息』と書かれていたからだ。しかし俺が驚いたのは名前ではなく中身だ。だってその中身は……。
「なんでレノが媚薬なんか?」
俺は思わず問いかけた。『愛の吐息』はバルト帝国でも有名な媚薬だ。
だが媚薬と言っても、国認定の安心安全な飲み薬なので、ちょっとラブラブ・イチャイチャしたいカップルが薬局で手軽に買える代物である。
……しかしそれをなぜにレノさんが持ってるんですかネ? しかも中身が空じゃん。え? もしかしてレノ、飲んだの!?
「私は飲んでませんよ」
レノはそう言って俺を見た後、その視線を空のティーカップにずらした。
「……ま、まさかッ!」
俺はヒクヒクッと口の端を上げる。
……俺の体が今、こんなにポカポカなのは、もしかしてぇ!?
そう考えている内にレノがのしのしっとベッドに乗り上げ、俺に近寄る。
「ひえぇぇぇっ!」
「さて、私を引き留める為だけに、あんなことを言ったのではないと証明していただきましょうか?」
レノは俺をベッドのヘッドボードまで追い詰めると、壁に両手をついて俺を囲んだ。ヤバい……レノの目が本気(マジ)だ。俺は慌ててぎゅっと膝を抱える。
「ちょっちょっ、急じゃない!?」
「そんな事ありませんよ。私は随分待たされた方だと思いますが?」
「うぐっ。で、でもぉ!」
「今日、私と付き合うと言ってくれましたよね?」
「そりゃ、言ったけども!」
「じゃあ、いいじゃないですか」
「いいって何が!?」
俺を押し倒すことがか!?
「こうでもしなくちゃ、一生あなたに触れられませんからね」
「うっ」
確かに。
「という事で、よろしいですね? それとも私に言ってくれた言葉は嘘だと言うんですか? まさか、そんなワケないですよね?」
レノはにっこり笑って俺に言った。あ、これ。言い逃れできんやつや。
「あ、う、それはぁ~」
「言った言葉には、責任を持ちませんとね?」
「うぐっうぐぅぅぅっ」
俺はレノの言葉に唸るしかできなかった。
……でもだからって、媚薬で即落ち二コマはいやだ! いや、確かにそういう展開も全然アリだけど、俺は読んでるので十分なの! 自分がしたいとか思ってないの! 『体が熱い。レノが相手して?』なんて、BL主人公みたいに言えるカッ!!
「さて、キトリー様。ご覚悟はよろしいですか?」
レノに言われて(宣告されて)俺は顔を引きつらせた。
……覚悟ってなんじゃい! なんの覚悟をさせるつもりじゃーーいっ!!
*********
明日は早くも最終話!
サウザー伯爵の一件も終わり、念願のかき氷も食し、俺はまた優雅な隠居生活を満喫していた。
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そう思いつつ、その日の夕食前。俺はとうとうレノに告げられてしまった。
◇◇◇◇
「て、帝都に帰るッ!?」
「はい、なのでお暇を頂きたいのですが」
「な、なんで急に!」
執務室にいた俺はレノを前に席を立って尋ねた。
「なぜ? 理由はご存じだと思いますが?」
レノは俺を見て言った。そして赤い瞳が俺を見て、理由を告げている。
「俺が答えないから?」
尋ねてみるが、レノは何も言わなかった。そしてお爺の言葉がまたも脳裏を過る。
……ヤバい、これは帝都に帰って俺の従者を辞める気だ!
「レノ、本気なのか?」
「はい。お暇を頂けますね?」
レノはハッキリと答えた。
……そんな、そんなぁーー! レノがいなくなったら、これから誰が俺の我儘に付き合ってくれるんだよぉ。それにレノが従者を辞めたって母様に聞かれたら……絶対に怒られる! なんか知らないけど母様の信頼、息子の俺よりレノの方が上なんだもんな~っ。ううっ。
「キトリー様?」
「どうしても帰るのか?」
俺が尋ねればレノは迷うことなく「はい」と答えた。これは俺に選択肢はないようだ。
……レノに従者を辞められるの困る。これは何としても引き留めなくては! とりあえず。
「レノ、俺がお前と付き合うって言っても帰るのか?」
俺が告げるとレノの瞳がキラッと光った。
「……本気ですか?」
「ああ、本気だ」
俺がしっかり頷いて言えば、レノは少し考えた後。
「わかりました。帰るのは少し考えます」
「ホントか!?」
「本当ですよ」
……良かったーッ! これで母様に怒られるのは回避できる! あとは作戦を練って、どうにか返事をなかったことにして、レノに諦めさせよう。うーん、難しいが何とかしよう。
俺は心の中でそう考えた。だが、この考えが甘い事を数時間後に思い知ることになるのだった。
その日の夜。
夕食も済ませ、風呂にも入り、ホカホカと体が温まった俺はベッドの上にいた。
「ふぅ、今日も無事一日が終わったな」
俺はベッドに横になりながら呟いた。
……だけどレノの事が残ってるよなぁ。どうするかなーっ。一応、付き合うって言ったけど。どうやって誤魔化そう。
「うーむっ」
天井を見ながら唸っていると、コンコンッと誰かがドアをノックした。
「失礼します」
そう言って入ってきたのはレノだった。俺は体を起こして、声をかける。
「レノ?」
「お休みのところ、すみません。キトリー様にお話がありまして……ちょっとだけ私に付き合ってくださいませんか?」
レノはトレーを手に、ティーカップを載せて持ってきた。甘い匂いがする。
「ん、いいよ」
俺が答えるとレノはサイドテーブルにトレーを置き、俺にティーカップを渡した。そこにはココアが入っていた。
虫歯になりやすいという理由で、夜に飲むのは禁止されている。
「ココアじゃん!」
「お話に付き合っていただくので、特別に作ってきました」
レノはそう言ってベッドの脇に腰を下ろした。少しだけベッドが揺れる。でもそれよりも俺の目はココアに向かっていた。
「飲んでいいの!?」
「ええ、どうぞ」
レノの言葉を聞いた後、俺はティーカップを手に取り、甘ーい香りがするココアをくんかくんかっと嗅いでから、一口飲んだ。
「おいしぃー!」
俺は声を上げ、こくこくっと飲む。夜に飲むココアはまた一段と美味い!
だからレノが折角作ってきてくれたのに、俺はペロッとゴクッとあっという間に飲み切ってしまった。
「美味しかったですか?」
「うん。でも温かいのを飲むと熱くなるな」
レノに尋ねられ、俺は答えつつティーカップをサイドテーブルに置き、服の裾を持ってパタパタと風を通した。しかしそんな俺にレノはにっこりと笑いながら一つの小瓶を見せた。
「キトリー様、これが何かご存じですか?」
「ん? なにそ……それはッ!」
俺はレノの持つ小瓶を見て、驚いた。
小瓶のパッケージには『愛の吐息』と書かれていたからだ。しかし俺が驚いたのは名前ではなく中身だ。だってその中身は……。
「なんでレノが媚薬なんか?」
俺は思わず問いかけた。『愛の吐息』はバルト帝国でも有名な媚薬だ。
だが媚薬と言っても、国認定の安心安全な飲み薬なので、ちょっとラブラブ・イチャイチャしたいカップルが薬局で手軽に買える代物である。
……しかしそれをなぜにレノさんが持ってるんですかネ? しかも中身が空じゃん。え? もしかしてレノ、飲んだの!?
「私は飲んでませんよ」
レノはそう言って俺を見た後、その視線を空のティーカップにずらした。
「……ま、まさかッ!」
俺はヒクヒクッと口の端を上げる。
……俺の体が今、こんなにポカポカなのは、もしかしてぇ!?
そう考えている内にレノがのしのしっとベッドに乗り上げ、俺に近寄る。
「ひえぇぇぇっ!」
「さて、私を引き留める為だけに、あんなことを言ったのではないと証明していただきましょうか?」
レノは俺をベッドのヘッドボードまで追い詰めると、壁に両手をついて俺を囲んだ。ヤバい……レノの目が本気(マジ)だ。俺は慌ててぎゅっと膝を抱える。
「ちょっちょっ、急じゃない!?」
「そんな事ありませんよ。私は随分待たされた方だと思いますが?」
「うぐっ。で、でもぉ!」
「今日、私と付き合うと言ってくれましたよね?」
「そりゃ、言ったけども!」
「じゃあ、いいじゃないですか」
「いいって何が!?」
俺を押し倒すことがか!?
「こうでもしなくちゃ、一生あなたに触れられませんからね」
「うっ」
確かに。
「という事で、よろしいですね? それとも私に言ってくれた言葉は嘘だと言うんですか? まさか、そんなワケないですよね?」
レノはにっこり笑って俺に言った。あ、これ。言い逃れできんやつや。
「あ、う、それはぁ~」
「言った言葉には、責任を持ちませんとね?」
「うぐっうぐぅぅぅっ」
俺はレノの言葉に唸るしかできなかった。
……でもだからって、媚薬で即落ち二コマはいやだ! いや、確かにそういう展開も全然アリだけど、俺は読んでるので十分なの! 自分がしたいとか思ってないの! 『体が熱い。レノが相手して?』なんて、BL主人公みたいに言えるカッ!!
「さて、キトリー様。ご覚悟はよろしいですか?」
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