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第四章「ディープな関係!?」
5 嫉妬しろ!
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「キトリー様。アシュカ様とお友達だという事は存じていますが、あの方は聖人様ですからあまり不遜な態度はおとりになりませんよう」
……それ、アシュカにズバズバ言ってたお前が言う? ていうか、嫉妬じゃないんかい!!
「わかってるよ。でも友達なのにかたっくるしーのもおかしいだろ。そもそもアシュカが普段通りでいいっていうから」
「その事はわかっています。けれど、もしもこの家の者ではない誰かに見られたら大事です。相手は聖人の一人。アシュカ様が良いと言っても、神聖国が黙っていないかもしれません」
「そ、そりゃー、そうだけどよぉー」
……アシュカは聖人で神聖国のみならず、他国でも崇められている。そんな相手にこんなにも気軽に接していたら怒る者も出てくるだろう。けど、友達なのによそよそしく接してたら、それは友達に失礼だろうが。
なんて俺は心の中で持論を説いてみる。しかし。
「キトリー様、ご自分の立場をお考えください。もし神聖国と問題を起こしたら、ただでは済まないのですよ」
レノに脅されるように言われて、俺は口を噤む。レノの言う通りだからだ。
「わーったよ。アシュカとのやり取りはこの屋敷の中だけで納めとくから。それでいいんだろ?」
「わかっていただけたなら結構です」
レノは安心したように言った。
……アシュカにあんだけ啖呵切ったくせに、よく言うぜ。まあ、レノは全部丁寧に言ってたからセーフなのか? それにしても。
「それより。他に、俺に言う事ないの?」
「なんです?」
俺が逆に尋ねると、レノは問い返した。だから俺はちょっとムッとしてしまう。
「俺、アシュカに告白されたんですけど? その上、誰かさんがアタックしてもいいって許可を出したんですけど!?」
「はい、そうですね。それが?」
レノは淡泊に答える。
……この野郎。お前は俺の事が好きじゃないんかい! 好きなら、もっとなんかあるだろ! 『キトリー様、アシュカ様に心を奪われないでくださいね?』とか『少しだけ我慢してください。その後はご褒美におやつを一日に二回出しますからね?』(ただの願望)とか!!
「俺、明日からアシュカにアタックされるんだけど?」
「そうですね。あまりアシュカ様に思わせぶりな態度を取りませんように」
「ハァァァッ?!」
……思わせぶりな態度なんて今まで取った事なんかないわーい! なんだよ、思わせぶりな態度って、俺が何時何分何秒、どこでそんな事をしたんだよッ!
「あのな! 俺はそんなことッ」
俺はイラっとしてすぐさま反論しようとするが、そこに誰かがやって来た。
「レノ、よろしいですか?」
その声はお爺だった。多分明日の事で話があるんだろう。
「はい、すぐ参ります。では私は失礼します、キトリー様。……あ、そうそう。今日、私は自室で寝ますので、明かりは自分で消してくださいね?」
レノはそれだけ言うと、さっさと出て行ってしまった。しかし取り残された俺は。
「明かりは自分で消せ、だとぉ~!?」
……オメーが来る前はそうしてたっちゅーの! てか、奥様見ました!? なんなの、あの態度ッ!! 感じ悪わねぇ~ッ!
俺はついついオネェ口調になりつつ、プンプンっと怒りながらベッドにどすんっと座る。
……フツー、好きな奴が他の奴に迫られたら焦るもんじゃないの!? もっとドキドキハラハラ、焦らんかい! まあ、それで焦って今以上に迫られたり、既成事実を作られたら困るんですけど。……大丈夫ダヨネ?
ちょっと不安になるが、俺は疲れてポフッとベッドに横になる。
「もー、レノの気持ちがよくわからん」
俺は天蓋を見上げながら呟く。
……既成事実は冗談にしても。あんだけ俺に執着心見せておきながら、こうもあっさりしてるなんて。
俺はうーむと考えるが、それでもやっぱりレノの考えはわからなかった。
「もー、いいや。寝よ寝よ」
俺は髪も乾かさずにそのままベッドの上をごろんごろんと転げる。
俺がいない間もちゃんと使用人たちが清掃していてくれたのか、枕はふかふか、シーツはすべすべである。
そして風呂に入った温かさと疲れからか、俺は明かりも消さずにそのままグースかと眠ってしまったのだった。
――しかし、それから一時間後。
「やっぱり、消してませんでしたか」
そっとキトリーの寝室に入ってきたレノは明かりがつけっぱなしなのを見て、小さく呆れたため息を吐いた。なので部屋の明かりを消し、サイドテーブルにつけている小さなランプも消しにベッドへと近づく。
そうすれば、そこにはぷぅぷぅっと鼻提灯を付けて眠るキトリーがいる。
……本当に困った人たらしさんですね、この人は。こっちは気が気でないというのに。
スヤスヤと眠るキトリーにレノは呆れる。だがキトリーの寝顔をじっと見ると、レノはキトリーを起こさないようにその丸いおでこを撫でて小さく呟いた。
……一緒に寝たいところですが、我慢できなくなりそうですからね。さっきのお風呂場でも、手を出しそうで危なかったですし。
「坊ちゃんは絶対に渡しません」
その声には確かな決意があった。でもレノは呟いた後、お腹が出ているキトリーの服を直し、ランプの明かりも消して、足音も立てずにそっと部屋を出て行った。
キトリーに気がつかれないまま――。
******************
台風が来てますね。みなさん、気を付けてください(特に九州の皆様)(・.・;)
そして明日は敬老の日ですね。
なので60歳は還暦、70歳は古希、77歳は……なんだろう? と調べたら、なんと120歳まで長寿の祝いがあるらしく、120歳は大還暦と言うそうです。120歳……呼び名があるという事は生きた人がいるのだろうか?なんて思ったり(笑)
……それ、アシュカにズバズバ言ってたお前が言う? ていうか、嫉妬じゃないんかい!!
「わかってるよ。でも友達なのにかたっくるしーのもおかしいだろ。そもそもアシュカが普段通りでいいっていうから」
「その事はわかっています。けれど、もしもこの家の者ではない誰かに見られたら大事です。相手は聖人の一人。アシュカ様が良いと言っても、神聖国が黙っていないかもしれません」
「そ、そりゃー、そうだけどよぉー」
……アシュカは聖人で神聖国のみならず、他国でも崇められている。そんな相手にこんなにも気軽に接していたら怒る者も出てくるだろう。けど、友達なのによそよそしく接してたら、それは友達に失礼だろうが。
なんて俺は心の中で持論を説いてみる。しかし。
「キトリー様、ご自分の立場をお考えください。もし神聖国と問題を起こしたら、ただでは済まないのですよ」
レノに脅されるように言われて、俺は口を噤む。レノの言う通りだからだ。
「わーったよ。アシュカとのやり取りはこの屋敷の中だけで納めとくから。それでいいんだろ?」
「わかっていただけたなら結構です」
レノは安心したように言った。
……アシュカにあんだけ啖呵切ったくせに、よく言うぜ。まあ、レノは全部丁寧に言ってたからセーフなのか? それにしても。
「それより。他に、俺に言う事ないの?」
「なんです?」
俺が逆に尋ねると、レノは問い返した。だから俺はちょっとムッとしてしまう。
「俺、アシュカに告白されたんですけど? その上、誰かさんがアタックしてもいいって許可を出したんですけど!?」
「はい、そうですね。それが?」
レノは淡泊に答える。
……この野郎。お前は俺の事が好きじゃないんかい! 好きなら、もっとなんかあるだろ! 『キトリー様、アシュカ様に心を奪われないでくださいね?』とか『少しだけ我慢してください。その後はご褒美におやつを一日に二回出しますからね?』(ただの願望)とか!!
「俺、明日からアシュカにアタックされるんだけど?」
「そうですね。あまりアシュカ様に思わせぶりな態度を取りませんように」
「ハァァァッ?!」
……思わせぶりな態度なんて今まで取った事なんかないわーい! なんだよ、思わせぶりな態度って、俺が何時何分何秒、どこでそんな事をしたんだよッ!
「あのな! 俺はそんなことッ」
俺はイラっとしてすぐさま反論しようとするが、そこに誰かがやって来た。
「レノ、よろしいですか?」
その声はお爺だった。多分明日の事で話があるんだろう。
「はい、すぐ参ります。では私は失礼します、キトリー様。……あ、そうそう。今日、私は自室で寝ますので、明かりは自分で消してくださいね?」
レノはそれだけ言うと、さっさと出て行ってしまった。しかし取り残された俺は。
「明かりは自分で消せ、だとぉ~!?」
……オメーが来る前はそうしてたっちゅーの! てか、奥様見ました!? なんなの、あの態度ッ!! 感じ悪わねぇ~ッ!
俺はついついオネェ口調になりつつ、プンプンっと怒りながらベッドにどすんっと座る。
……フツー、好きな奴が他の奴に迫られたら焦るもんじゃないの!? もっとドキドキハラハラ、焦らんかい! まあ、それで焦って今以上に迫られたり、既成事実を作られたら困るんですけど。……大丈夫ダヨネ?
ちょっと不安になるが、俺は疲れてポフッとベッドに横になる。
「もー、レノの気持ちがよくわからん」
俺は天蓋を見上げながら呟く。
……既成事実は冗談にしても。あんだけ俺に執着心見せておきながら、こうもあっさりしてるなんて。
俺はうーむと考えるが、それでもやっぱりレノの考えはわからなかった。
「もー、いいや。寝よ寝よ」
俺は髪も乾かさずにそのままベッドの上をごろんごろんと転げる。
俺がいない間もちゃんと使用人たちが清掃していてくれたのか、枕はふかふか、シーツはすべすべである。
そして風呂に入った温かさと疲れからか、俺は明かりも消さずにそのままグースかと眠ってしまったのだった。
――しかし、それから一時間後。
「やっぱり、消してませんでしたか」
そっとキトリーの寝室に入ってきたレノは明かりがつけっぱなしなのを見て、小さく呆れたため息を吐いた。なので部屋の明かりを消し、サイドテーブルにつけている小さなランプも消しにベッドへと近づく。
そうすれば、そこにはぷぅぷぅっと鼻提灯を付けて眠るキトリーがいる。
……本当に困った人たらしさんですね、この人は。こっちは気が気でないというのに。
スヤスヤと眠るキトリーにレノは呆れる。だがキトリーの寝顔をじっと見ると、レノはキトリーを起こさないようにその丸いおでこを撫でて小さく呟いた。
……一緒に寝たいところですが、我慢できなくなりそうですからね。さっきのお風呂場でも、手を出しそうで危なかったですし。
「坊ちゃんは絶対に渡しません」
その声には確かな決意があった。でもレノは呟いた後、お腹が出ているキトリーの服を直し、ランプの明かりも消して、足音も立てずにそっと部屋を出て行った。
キトリーに気がつかれないまま――。
******************
台風が来てますね。みなさん、気を付けてください(特に九州の皆様)(・.・;)
そして明日は敬老の日ですね。
なので60歳は還暦、70歳は古希、77歳は……なんだろう? と調べたら、なんと120歳まで長寿の祝いがあるらしく、120歳は大還暦と言うそうです。120歳……呼び名があるという事は生きた人がいるのだろうか?なんて思ったり(笑)
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