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最終章「プロポーズは指輪と共に!」
15 無自覚天然小悪魔
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――その日の夜。
夕食も風呂も終わった後、レノが俺の部屋へとやって来た。
「あの、キトリー様」
レノは俺に声をかけるが、ベッドに座る俺は枕を抱いてツーンとそっぽ向いて返事をしない。するとレノは少し呆れた様子で俺に尋ねた。
「夕食の時から、何をそんなに不機嫌なんです?」
……はぁ?! 自分の胸に手を当てて考えてみろってんだ!!
俺は一人プリプリしながら、そっぽ向いたまま思う。今はレノと話すのでさえ、苛立つ。だから夕食の時も俺は何も話さなかった。でも、代わりに心の声は煩い。
……最近、ずっとチューを寸止めしやがって。それにシアさんのところで、どーしてズボンを脱いだんだよっ。さっきもシアさんの手を引いて……ハッ、まさか俺よりシアさんの事が好きになったんじゃないよな?!
俺は不安から抱いている枕をぎゅうっと握りしめる。しかし、そんな俺の顔をレノは両手でむぎゅっと挟むと、強引に顔を自分の方へと向けさせた。
「一体ひとりで何を百面相しているんですか。一人で考えても良い事はありません、さっさと言ってください」
レノは俺を見て言った。でも俺は目を逸らせる。
「別に」
「別に何もないわけないでしょう? 何を考えてるんです」
……何ってお前の事だよ。
俺の心の声はそう言う。けれど、声にするのはなんだか悔しい。でも、何も答えないとレノはもっと追及してくるだろう。
という訳で、俺は仕方なく気になっている事を尋ねた。
「お前、どうしてズボンを脱いだ?」
「ズボン? ああ、それはシアさんが朝、水を撒いている所を通りかかってズボンが濡れたからですよ」
レノはあっさりと答え、俺は目をぱちくりさせる。
「それでズボンを脱いだんです。日中は前の住人が置いていたズボンがあったので、それを代わりに履いて過ごしましたが、帰り際ズボンを履き替えた時に懐中時計を忘れて」
……なるほど。それでシアさんがレノの忘れた懐中時計を持ってきたってことか。いや、まあそんな事だとは思ったけど。
俺はレノがズボンを脱いだ理由がちゃんとあって、心の奥がホッとする。しかしそんな俺を見て、レノは目を細めた。
「なんです? まさか私の事を疑っていたんじゃないでしょうね?」
じろっと睨まれて俺は目を逸らす。
「いや、そういう訳じゃっ。じゃ、じゃあ次の質問! なんでシアさんが挨拶した時に握手を邪魔したんだよ?!」
「あれは……っ」
レノはそこまで言うと、言葉を止めた。そこまで言ったら気になるだろ!
「あれは、なんだよ?」
……一体どんな理由があったんだ? シアさんを俺に触れさせたくないとか? やっぱり俺よりシアさんの事。
俺はじぃっとレノを見つめる。そうすればレノは観念したように答えた。
「あれは……シアさんに触れてもらいたくなかったからですよ。あなた、美人が好きでしょ」
「……は?」
思わぬ答えに俺は間抜けた声で返事をする。確かに俺は美人が好きだ、でも誰だって美人は好きじゃね?
……つーか、そういうレノも美人の部類に入ると思うけど。鏡を見てないのか? こいつは。
「ヒューゴさんのお姉さんとも仲がいいですし、ランネット様とも妙に親し気で。それにあなたは元々女性が好きでしたし」
……ヒューゴのお姉さんとはヒューゴとフェルナンドとの事があったから仲良くなっただけだし(てか、向こうは俺がチビッ子の時から知ってるんだぞ?)。ランネット様は前世の姉ちゃんだから親しくなるのは当たり前だし(レノはまだ知らないけど)。でも、レノの言葉を掻い摘むと……。
「えーっと。つまりレノは、美人なシアさんと俺が仲良くなるのを防ぎたかったわけ?」
俺が尋ねれば、レノは少し不貞腐れた顔をしながらも「そうです」と答えた。
……なんで、そんな心配のいらないことを。
そう思うが、俺だってレノがシアさんと仲良くしてて嫉妬していたのだから同じだ。
「だ、だからって、あんなに急に連れ去ったら驚くだろ。お前、シアさんとは妙に親し気だし、俺はてっきりお前が」
シアさんが気に入ったのかと思った。
そう言葉を続けようとしたが、どうしてもそれは言いたくなかった。例え、そうじゃなかったとしても。
そして俺の言葉の続きを察したレノは呆れた顔でため息を吐いた。
「はぁ、あなたは私の言った言葉を聞いてなかったんですか?」
レノはそう言うと、俺の頬を包んだまま真っ直ぐに告げた。
「何度だって言って差し上げますが、私が好きなのは坊ちゃん、あなたです。これまでもこれから先もずっと、あなただけだ」
レノは赤い瞳を煌めかせて俺に言う。だから、これまでも何度も何度も聞いてきた言葉なはずなのに、俺の胸のドキドキと高鳴って、モヤモヤしていた筈の嫌な気分はどっかに吹き飛んでしまった。
今は恥ずかしさと嬉しさが胸の中を占拠する。おかげで体中熱くなって、ぽっぽっと頬が赤くなる。
……もー、なんでこう恥ずかしい台詞を恥ずかしげもなく。こっちが恥ずかしいだろーが。
俺はそう思うが、心はとびっきり喜んでいる。ここ数日の苛立ちも許せちゃうくらいに。
でも、苛立ちは許せても疑問は残る。
「じゃ、じゃあ、どうして最近俺にチューしないんだよ。俺の事、好きなんだろ?」
俺が尋ねるとレノは今度は大きなため息を吐いた。それは、ほとほと呆れきったようなため息で。
「はぁーっ」
「な、なんなんだよ?」
俺が声を上げるとレノは俺の頬を包んでいた手をぎゅむっと寄せた。おかげで俺はタコ口になる。
「にゃ、にゃにしゅんだ」
「この無自覚天然小悪魔」
「にゃ!?」
……なんなんだよ、無自覚天然小悪魔って!? 俺にそんな属性はないぞッ!?
「全く、無自覚すぎるのも困りものですよ、坊ちゃん」
「にゃにがだよっ」
俺が尋ねるとレノはきらりと目を光らせて俺に問いかけた。
「私がどうしてキスしないのか尋ねましたね?」
「だ、だってしょーだろ?」
……最近ずっと寸止めじゃねーか。なんでなんだよ!
俺は訴えかけるようにレノを見つめる。だがレノは俺に顔をずいっと近づけると赤い瞳に俺を映し出した。そして真面目な顔で俺の問いに答える。
「それ。裏を返せば、キスして欲しいって意味ですよ」
「にゃ!?」
レノに言われて俺は初めて気がつく。
……確かにそうだ。『どうしてチューしないのか?』なんて、『チューしろよっ』て言ってるようなもんじゃん!!
おかげで恥ずかしさから俺の頬はますます林檎のように赤く染まってしまう。
「しょ、しょれは!」
「坊ちゃん、私にキスして欲しいんですか?」
レノは間近で俺に尋ねる。だから目を逸らせない。きっと嘘をついても誤魔化せないだろう。
「うーっ」
「坊ちゃん、どうなんです?」
唸る俺をレノはじーっと見て、もう一度尋ねた。だから俺は覚悟を決めて、恥ずかしいけどありのままの気持ちを口にした。
夕食も風呂も終わった後、レノが俺の部屋へとやって来た。
「あの、キトリー様」
レノは俺に声をかけるが、ベッドに座る俺は枕を抱いてツーンとそっぽ向いて返事をしない。するとレノは少し呆れた様子で俺に尋ねた。
「夕食の時から、何をそんなに不機嫌なんです?」
……はぁ?! 自分の胸に手を当てて考えてみろってんだ!!
俺は一人プリプリしながら、そっぽ向いたまま思う。今はレノと話すのでさえ、苛立つ。だから夕食の時も俺は何も話さなかった。でも、代わりに心の声は煩い。
……最近、ずっとチューを寸止めしやがって。それにシアさんのところで、どーしてズボンを脱いだんだよっ。さっきもシアさんの手を引いて……ハッ、まさか俺よりシアさんの事が好きになったんじゃないよな?!
俺は不安から抱いている枕をぎゅうっと握りしめる。しかし、そんな俺の顔をレノは両手でむぎゅっと挟むと、強引に顔を自分の方へと向けさせた。
「一体ひとりで何を百面相しているんですか。一人で考えても良い事はありません、さっさと言ってください」
レノは俺を見て言った。でも俺は目を逸らせる。
「別に」
「別に何もないわけないでしょう? 何を考えてるんです」
……何ってお前の事だよ。
俺の心の声はそう言う。けれど、声にするのはなんだか悔しい。でも、何も答えないとレノはもっと追及してくるだろう。
という訳で、俺は仕方なく気になっている事を尋ねた。
「お前、どうしてズボンを脱いだ?」
「ズボン? ああ、それはシアさんが朝、水を撒いている所を通りかかってズボンが濡れたからですよ」
レノはあっさりと答え、俺は目をぱちくりさせる。
「それでズボンを脱いだんです。日中は前の住人が置いていたズボンがあったので、それを代わりに履いて過ごしましたが、帰り際ズボンを履き替えた時に懐中時計を忘れて」
……なるほど。それでシアさんがレノの忘れた懐中時計を持ってきたってことか。いや、まあそんな事だとは思ったけど。
俺はレノがズボンを脱いだ理由がちゃんとあって、心の奥がホッとする。しかしそんな俺を見て、レノは目を細めた。
「なんです? まさか私の事を疑っていたんじゃないでしょうね?」
じろっと睨まれて俺は目を逸らす。
「いや、そういう訳じゃっ。じゃ、じゃあ次の質問! なんでシアさんが挨拶した時に握手を邪魔したんだよ?!」
「あれは……っ」
レノはそこまで言うと、言葉を止めた。そこまで言ったら気になるだろ!
「あれは、なんだよ?」
……一体どんな理由があったんだ? シアさんを俺に触れさせたくないとか? やっぱり俺よりシアさんの事。
俺はじぃっとレノを見つめる。そうすればレノは観念したように答えた。
「あれは……シアさんに触れてもらいたくなかったからですよ。あなた、美人が好きでしょ」
「……は?」
思わぬ答えに俺は間抜けた声で返事をする。確かに俺は美人が好きだ、でも誰だって美人は好きじゃね?
……つーか、そういうレノも美人の部類に入ると思うけど。鏡を見てないのか? こいつは。
「ヒューゴさんのお姉さんとも仲がいいですし、ランネット様とも妙に親し気で。それにあなたは元々女性が好きでしたし」
……ヒューゴのお姉さんとはヒューゴとフェルナンドとの事があったから仲良くなっただけだし(てか、向こうは俺がチビッ子の時から知ってるんだぞ?)。ランネット様は前世の姉ちゃんだから親しくなるのは当たり前だし(レノはまだ知らないけど)。でも、レノの言葉を掻い摘むと……。
「えーっと。つまりレノは、美人なシアさんと俺が仲良くなるのを防ぎたかったわけ?」
俺が尋ねれば、レノは少し不貞腐れた顔をしながらも「そうです」と答えた。
……なんで、そんな心配のいらないことを。
そう思うが、俺だってレノがシアさんと仲良くしてて嫉妬していたのだから同じだ。
「だ、だからって、あんなに急に連れ去ったら驚くだろ。お前、シアさんとは妙に親し気だし、俺はてっきりお前が」
シアさんが気に入ったのかと思った。
そう言葉を続けようとしたが、どうしてもそれは言いたくなかった。例え、そうじゃなかったとしても。
そして俺の言葉の続きを察したレノは呆れた顔でため息を吐いた。
「はぁ、あなたは私の言った言葉を聞いてなかったんですか?」
レノはそう言うと、俺の頬を包んだまま真っ直ぐに告げた。
「何度だって言って差し上げますが、私が好きなのは坊ちゃん、あなたです。これまでもこれから先もずっと、あなただけだ」
レノは赤い瞳を煌めかせて俺に言う。だから、これまでも何度も何度も聞いてきた言葉なはずなのに、俺の胸のドキドキと高鳴って、モヤモヤしていた筈の嫌な気分はどっかに吹き飛んでしまった。
今は恥ずかしさと嬉しさが胸の中を占拠する。おかげで体中熱くなって、ぽっぽっと頬が赤くなる。
……もー、なんでこう恥ずかしい台詞を恥ずかしげもなく。こっちが恥ずかしいだろーが。
俺はそう思うが、心はとびっきり喜んでいる。ここ数日の苛立ちも許せちゃうくらいに。
でも、苛立ちは許せても疑問は残る。
「じゃ、じゃあ、どうして最近俺にチューしないんだよ。俺の事、好きなんだろ?」
俺が尋ねるとレノは今度は大きなため息を吐いた。それは、ほとほと呆れきったようなため息で。
「はぁーっ」
「な、なんなんだよ?」
俺が声を上げるとレノは俺の頬を包んでいた手をぎゅむっと寄せた。おかげで俺はタコ口になる。
「にゃ、にゃにしゅんだ」
「この無自覚天然小悪魔」
「にゃ!?」
……なんなんだよ、無自覚天然小悪魔って!? 俺にそんな属性はないぞッ!?
「全く、無自覚すぎるのも困りものですよ、坊ちゃん」
「にゃにがだよっ」
俺が尋ねるとレノはきらりと目を光らせて俺に問いかけた。
「私がどうしてキスしないのか尋ねましたね?」
「だ、だってしょーだろ?」
……最近ずっと寸止めじゃねーか。なんでなんだよ!
俺は訴えかけるようにレノを見つめる。だがレノは俺に顔をずいっと近づけると赤い瞳に俺を映し出した。そして真面目な顔で俺の問いに答える。
「それ。裏を返せば、キスして欲しいって意味ですよ」
「にゃ!?」
レノに言われて俺は初めて気がつく。
……確かにそうだ。『どうしてチューしないのか?』なんて、『チューしろよっ』て言ってるようなもんじゃん!!
おかげで恥ずかしさから俺の頬はますます林檎のように赤く染まってしまう。
「しょ、しょれは!」
「坊ちゃん、私にキスして欲しいんですか?」
レノは間近で俺に尋ねる。だから目を逸らせない。きっと嘘をついても誤魔化せないだろう。
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