竜人息子の溺愛!

神谷レイン

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おまけ

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 昇り始めたばかりの朝日がカーテンの隙間から入り込んでいた。

「もう朝が来ちゃったね、レイ」

 ルークはツヤツヤとした顔でレイの隣で囁いた。だが、ルークに付き合わされて精も根も尽き果てたレイは枕に頭を預け、突っ伏すしかなかった。
 そんなレイの髪を嬉しそうにルークは細く長い指でゆっくりと梳いていたが、レイは唯一動く目でじろっとルークを睨むように見た。

「お前……俺を殺す気か」

 レイはぽつりと言い、ルークは申し訳なさそうに眉尻を下げた。

「ごめん、レイ。つい……」

 ルークは謝り、そしてレイの体に残る赤い点と肩にくっきりと残っている歯形に視線を向けた。昨日から昨晩にかけて自分がレイにつけた跡を。

「痛い?」
「痛くはないけど……俺の体力も考えろ」
「ごめんね、レイ。僕、レイを抱けるのが嬉しくって、止められなくてっ」

 ルークは申し訳なさそうに、まるで耳を垂らした犬のように言った。
 四年ぶりに帰ってきて少しは大人っぽくなったと思ったら、中身は昔となんら変わっていないみたいだ。その事にレイは密かにホッとし、その姿が可愛く見えて、怒るに怒れなくなってしまった。

「ま、まぁ……俺も、その、嬉し、かったから、いいけど」

 レイはもごもごと言い、ルークから目を逸らした。でも、目を逸らしてもルークが嬉しそうに目をキラキラさせているのがわかる。

「レイ、そんなこと言ったら、僕、また襲いたくなっちゃうよ」
「それはダメ!」

 ルークの発言に、レイはすぐに声を上げた。
 ルークと再会し、抱き合えたのは嬉しかったけど、もう一日相手なんてさすがに体力の限界だった。

 ……ルークが俺に飽きてなくて嬉しかったけど、これ以上したら俺、ほんとに死んじゃう。

 昨夜だって何度気を失った事か。その度にルークに起こされて、責められて、泣かされて。
 レイは思い出して、段々顔が熱くなってきた。

「ふふ、冗談だよ。いや、まあ抱きたいのは本当だけど、さすがに今日は国王陛下にお会いしないといけないし、ルイも寂しがっているだろうからね。我慢するよ」

 ルークの言葉にレイはよかった、と安堵したが、でも疑問が残る。

「姉さんに会いに行くのか?」
「うん、戻ってきた事の報告と婚姻の許可を貰おうと思って」

 とんでもない言葉にレイは驚いた。

「こ、婚姻!?」

 レイが驚いて言うと、ルークはきょとんっとした表情を見せた。

「当然でしょ? これからは夫夫として暮らすんだから」
「ふ、ふうふ……っ」

 その響きがなんだかむずがゆくって、恥ずかしさに顔をほんのりと赤らめた。そんな可愛い反応を見せるレイの額にルークはちゅっとキスを落とした。

「そうだよ。だから婚姻の許可を貰いに行くの。レイは王弟だからね。許可を貰えないと結婚できないでしょ?」
「ま、まあ……そうだけど」

 レイは小さく答えた。レイは本屋の店主だが、生まれは王族であり現国王の弟だ。当然、婚姻となれば国王の許可がいる。

 ……でも、姉さんなら『許可なんぞ幾らでもくれてやるから、さっさと結婚しろ』とでもいいそうだな。

 昔から気の強い姉を思い出して思った。

「これからはずっと一緒だよ、レイ」

 嬉しそうに呟くルークにレイも思わずつられて微笑んだ。

「……ああ」

 微笑むレイにルークはそっと近寄って、優しいキスをした。

「レイ、愛してる」
「ああ、俺もだ」

 レイはルークの頬を撫でて言った。
 ルークは嬉しそうに目を細め、でも名残惜しそうにしながらも体をそっと放した。

「レイともっとずっとこうしていたいけど、そろそろ本当に起きなきゃね。とりあえずお風呂に行こうか。体、僕に洗わせてね」

 そう言って、ルークはレイの体を起こしたが、レイは何か言いたげな顔をした。

「レイ……どうしたの?」
「ルーク……ずっと気になってたことがあるんだけど」
「ん?」

 なんだろう? と首を傾げてみると、レイは恥ずかしそうに顔を赤らめてルークに尋ねた。

「お、俺の、その……せ、せぃぇきってうまいの?」

 レイは小さな声でルークに尋ねた。実はずっと前から気になっていたのだ。でも、さすがに手紙に書くことは憚れて。
 でも昨晩も搾り取られるってぐらいルークに飲まれたレイは、気になって恥ずかしいながらも聞いてみた。
 そして返ってきたルークの答えは。

「勿論おいしいよ。レイはどこもかしこも甘くて、おいしい。特にレイの体液は格別」

 ルークはぺろっといやらしく赤い舌で唇を舐めて言い、レイはその色っぽい仕草にドキッとしたが、ルークは言葉を続けた。

「でも、これは僕が銀竜だからだろうね」
「お前が銀竜だから?」
「うん。銀竜はね、好きな相手の匂いを甘く感じるし、体液も果実みたいな味に感じるらしいんだ」
「え? そうなのか?」

 初めて知る竜人の性質にレイは驚いた。

 ……でもそうなら、どうしてあんなに俺のを飲みたがるのか、説明がつくな。けど、だからって。

 レイは昨日、初っ端からルークに飲まれた時の事を思い出して顔を赤くした。

『レイの濃厚だね。ほら、僕の口の中にいっぱい』

 そう言ってルークは口を開き、レイが出してしまった精液を見せた。その扇情的な姿にレイが言葉を失ったのは言うまでもない。
 レイはなんだかやらしい気分になってきて、昨日の事を忘れるように頭を振った。
 でもそんなレイにルークは囁いた。

「でもね、レイ。竜人が相手の精液を飲みたがるのは、おいしいからだけじゃないんだよ」
「へ?」

 ルークの囁きにレイが顔をあげれば、ルークの水色の瞳がレイを見つめていた。

「銀竜って言うのは特別でね。男でも女でも相手を孕ませることができる。それはもう知っているよね?」
「え? ああ」

 レイは頷いた。実際、レイはルークの子であるルイを生んだのだから間違いない。

「じゃあ、これは知ってる? 銀竜は相手の濃い体液を身体に何度も取り込めば、相手を孕ませられるって事」
「へ!?」

 まさかの答えにレイは素っ頓狂な声を上げた。

「じゃ、じゃあ、お前が俺の飲んでいたのは!」
「勿論最初は知らなかったよ。無意識だった、いや本能だったのかもしれない。でもエルマンに教えて貰ってね」
「なら、ルーク! 俺が妊娠してたのわかって!」
「そうならいいなぁーとは思ってた」

 ルークはニコニコと笑って言った。
 でも、不意にレイは妊娠が発覚した時にフェインが言っていたことを思い出した。





 ◇◇




『もしかしたら、ルークちゃん。あんたが妊娠してた事、知ってたんじゃない? ちょっと不思議だったのよね~。あんな執着心塊のような子が、あんたを易々と国に返すことに』
『え? なんで』
『だって、考えてみなさいよ。これから、あんたは一人。もしかしたら誰かがアンタに近寄ってくるかもしれないじゃない? 勿論、色恋で』
『俺にぃ? そんな訳ないだろ。騎士やってた時も、本屋をやってた時も誰もそんなのはいなかったんだから』

 レイはあっけらかんとして言ったがフェインは可哀想な視線をレイに向けた。
 ルークに出会う前の騎士時代。その頃のレイは騎士として王宮に勤めていた。
 騎士として訓練や稽古は普通の騎士と同じように受けていたが、レイが護衛をしていたのは姉であり、国王のサリアだった。そうなれば、国王を守る王弟として誰もが一線を引き、軽々しくレイに声をかける者はいなかった。

 そして、本屋を継ぐ為に騎士を辞めた後はルークが常に傍にいて、誰にも関わらせなかった。
 でも、もしレイが王弟でなく、尚且つルークがいなければ、恋人の一人や二人、いた事だろう。実際、何人かは恋心をレイに寄せ、フェインの元に相談をしに来たことだってある。
 そしてそれをルークは知っていた。勿論、早々に恋の芽を摘んでいたけれど。

『ま、気が付かない方が幸せって事もあるわね』
『?』
『まあ、私が言いたいのは、ルークちゃんが子供を保険にしたんじゃないかって事!』
『子供を保険?』
『子供がいたら、あんたはよそ見する暇なんてないでしょ。まあ、ルークちゃんが知っていたのかは知らないけれどね。あの子、そういうところ本能で嗅ぎ分けそうだし』
『つまり、ルークは俺に相談もなく、孕ませたって事か!?』
『それは本人にお聞きなさいな。でも銀竜は相手を孕ませることができるって言うけど、それは人と同様、運次第って話だし。本当のところはわからないわね~』

 そうフェインは言ったのだ。



 ◇◇



「子供が欲しかったのは、俺を信じられなかったからか。俺が他の誰かと、付き合うかもって……。ルイはその為の保険だったのか?」

 レイはルークが自分を信じなかった事、そして、ルイの存在が保険の為だったのかもしれないと思うと悲しかった。だから違うと思いたかった。
 でも返ってきたルークの答えはそうじゃなかった。

「そうだよ」

 ルークはさらりと答え、その一言にレイは悲しくなった。思わず顔を俯かせるほどに。
 でもそんなレイの顔をルークはそっと触れた。

「でもね、それはついで」
「え……?」

 思わぬ言葉にレイが顔を上げるとルークはニコニコと笑っていた。

「レイの虫よけにいいなぁ、とは思ったよ? でもね、それはついで。本当の事をいうと、僕ね……レイとの子供が欲しかったんだ」
「え、なんで……」
「愛する人の子供を欲しがるのはおかしいかな?」

 眩しいほどの笑顔で見つめられ、レイはぽんっと顔を赤らめた。

「な、おまっ」
「僕もレイも男だから子供はできない。どれだけ愛しても、レイに子供作ってあげられないなぁって思ってた。でも、エルマンに作れるって聞いて、僕がどれだけ嬉しかったか。あの時ほど、銀竜に生まれてよかったと思った時はなかったよ」

 キラキラと嬉しそうに水色の瞳を輝かせて言われたら、レイは何とも言えない。

「……そうなのか?」
「うん」

 ルークの瞳に嘘偽りはなかった。でも疑問は残る。

「じゃあ、どうして俺に一言も」
「レイは僕が言ったら、許してくれた?」

 ルークに尋ねられて、レイは言葉に詰まる。

「それは」
「レイに言えばダメだって言われると思ったんだ。それに僕は竜国からいつ戻れるかわからなかった……だから」

 そこまで言ったが、ルークは思い直したように言葉を止め、そして申し訳なさそうな顔をしてレイに謝った。

「……でも、やっぱり言わなくていい理由にはならないね。ごめんね、レイ。……妊娠してた時も、出産の時も、子育ての時も、レイ一人に任せて。大変だった時に、僕はレイに何にもしてあげられなかった。……ごめんなさい。でも、これからは僕も一緒だから」

 ルークは必死に言い、レイはそんなルークを見て、小さく息を吐いた。
 確かに大変だった時、ルークは傍にいなかった。でもルークの表情を見ていればわかる。その時、誰よりも一番自分の傍にいたかったのだと。
 でも国王として竜国を離れる事はできなかった。勿論、それをレイ自身も許すことはなかっただろう。

 そして、あの時。ルークは何年竜国に残る事になるかわからなかった。実際のところ四年で全てを片付けてきたが、これはとても速い方だ。国を変えるのはそう簡単な事じゃない。王族に名を連ねるレイだからこそ、痛いほどわかる。
 だから、もっと帰ってくるのに時間がかかっていたかもしれない。それこそ十年以上だったかも。そうなれば、レイはもう四十後半の年齢になる。子供を産むにも育てるにも、体力的に難しい。だからルークは何も言わなかったのかもしれない。

 そう思えば、ルークを責める事なんてできなかった。

「ばか、そんな顔をするな」

 レイはルークの頬を優しく撫でた。

「そりゃ、一人で大変だったけど、フェインやポールが手伝ってくれたし、俺さ、ルイと一緒に暮らせて楽しいんだ。だから、ありがとう。俺に宝物をくれて」

 レイが全てを理解した上で言うと、ルークは嬉しそうに顔を破顔させた。

「こちらこそ、俺の宝物を産んでくれてありがとう。レイ。これからは一緒にルイを育てていこうね」

 ルークはレイの体をぎゅっと抱きしめて、頬にキスを落とした。
 それはとても幸せなひとときだった。





 ……足に何かが当たるまでは。





「……あの、ルークさん? 足に当たってますけど」

 あなたのナニかが。

 とまでは言えず、レイが顔を引きつらせるとルークはにっこりと笑顔で答えた。

「だって、レイが可愛すぎるからいけないんだ。だからお風呂でじっくりしようね?」
「おい、何をだ。何をするつもりだ」
「本当はベッドでしたいところだけど。さー、とりあえずお風呂に入りに行こうか」

 ルークはそう言うと、ひょいっとレイを両腕に抱えた。

「おい、もう駄目だぞ!」
「大丈夫、優しくするから」
「だから、ダメだって言ってるだろーーーっ!!」

 レイはそう言ったけれど、お風呂場でもしっかりルークに愛されるのであった。



 ◇◇◇◇




 ――――しかも、その後。
 お風呂に入って、ベッドの住人となり果てたレイの代わりにルークがフェインの元からルイを連れ帰ってくると。
 ルイはレイに近づくなりこう聞いた。

「ねぇ、れーちゃん。ルーにおとうとかいもうと、できるの?」
「えぇッ!?」
「ふぇーちゃんがね。ルーにおとうとかいもうとができるかもって! ね、そうなの?」

 ……フェインーー! ルイに何教えてんだーーーッ!!

 そうレイは思ったが、ルイのキラキラした大きな瞳で見つめられ、思わず答えてしまった。

「え、ああ、まあ、俺もできたら嬉しいけどぉ」

 そう答えたのが運の尽きだった。

「レイ、もう一人欲しいの!?」

 その場にいたルークがレイに近づき、ルイと同じようにキラキラした瞳でレイを見つめた。そしてルイも短い片手をぴょんっと上げてレイに言った。

「ルーもほしぃー!」

 キラキラの瞳に見つめられて、レイは逃げられず、そしてこの瞳にレイは弱かった。

「ま、まあ、考えなくも」
「レイがもう一人欲しいと思ってくれてるなんて、夢にも思わなかった! なら今晩から、とことんレイを愛するね」

 ルークの宣言にレイは顔を引きつらせ「お、おい!」と声を上げたが、もう聞いちゃいなかった。

「今度は僕が傍にいて色々と手伝うからね、レイ。ルイもお兄ちゃんになるんだから、レイを手伝ってあげるんだよ」
「あい!」
「でも二人目かぁ。ルイはどっちがいい? 弟と妹」
「ルーね、どっちでもいいの! 一緒にあそぶの!」
「そうかぁ。僕もどちらでもいいな。レイの子なんて可愛いに決まってるし」

 もう二人目ができること前提で話を進める二人。

 ……昨日会ったばかりなのに、なんなんだ。この二人の連帯感は!

 そう思ったのもつかの間。

「二人目、頑張って作ろうね。レイ」
「れーちゃん、がんばって!」

 ルークとルイにキラキラと眩しいほどの瞳で言われ、レイは思わず「あ、ああ」と答えてしまった。


 それから……。


 ルークに似た銀色の髪にレイと同じ緑の瞳を持つ女の子をレイが産むのは比較的すぐのことだった。






 これで本当におわり。




***********
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今年は辰年ですので、竜にちなんだこのお話を投稿してみました。
三連休のちょっとした楽しみになったら嬉しいです('ω')ノ
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