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カインと指輪
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カインは、あのアズサと過ごした熱い夜から一夜明け、指輪を
取りに行こうとした。しかし、アズサを一人で家に
残していくのはもう嫌だった。
また、自分のいないときに消えてしまうか心配だったからだ。
さて、どうしたものか。
カインは、ラリーに頼もうと考えたが、ラリーは忙しいらしいし、
お師匠様になんか頼めない。ベンに頼むか?いや、アイツはダメだ。
アズサの裸で興奮するような奴だから。あっそうだ。俺の幼馴染だった
モモに頼もう。俺の家から徒歩5分くらいの家に住む昔から仲が良かった。
彼女は、俺が留守の時に馬の面倒を見てくれたり、家のメンテナンスを
頼んでいた人である。俺はもっと早くモモの存在に
気付けば、アズサが危険な思いをすることなんかったんだ。
俺は、アズサを連れて面倒見てもらえるかモモの家に相談に行った。
「モモ、俺はこの女性アズサと結婚することになった。1時間程、お前の家でお茶でもしてあげてくれないか。彼女異世界人で友人がいないから友達になってもらえるとありがたい」
アズサは、深々とお辞儀する。
「アズサです。カインのとても古くからのご友人だと伺いました。お友達になってもらえると嬉しいです」
「私は、モモよ。カインのことなら何でも聞いてちょうだい。カイン1時間くらいなら大丈夫だから行ってきて大丈夫よ」
笑顔でカインを送り出すモモ。アズサもカインに手を振りました。
妹のようなモモと恋人のアズサに見送られ、幸せな気持ちで
指輪を取りに行った。宝石店につくと、キャロルは接客中かと思ったが、
馬乗り状態で自分の胸を押し付けていた。
ゆでだこのように真っ赤になった若手騎士に言い迫っていたようである。
その騎士は、俺に気づくと
「騎士団長様、お見苦しいところをお見せしてしまいました。自分出直してきます」
と敬礼して、慌てて店を出て行った。
「あら、いいところだったのに、残念だわぁ。騎士団長様が邪魔しなかったら、久しぶりに若いエキスを吸収できそうだったのに」
とはだけた服装を整えながら、言ってきた。
「騎士団長様が、私のこの疼きどうにかしてくださるのかしら」
俺に迫ろうとしてきたので、俺はすかさずキャロルから距離を取った。
「指輪はできたか」
「はい、今回本当に素敵な指輪になりましたよ」
キャロルは、出来上がった指輪を見せてくれた。ダイヤは3カラットにしたので、
そこそこ大きく、光り具合も美しかった。
中の刻印もしっかり刻まれている。
「可愛く、ラッピングするわね」
「頼む」
俺は、指輪を受け取り、アズサにどんな風にプロポーズしようか考えながら、
ウキウキな足取りでモモへの家へと向かった。
取りに行こうとした。しかし、アズサを一人で家に
残していくのはもう嫌だった。
また、自分のいないときに消えてしまうか心配だったからだ。
さて、どうしたものか。
カインは、ラリーに頼もうと考えたが、ラリーは忙しいらしいし、
お師匠様になんか頼めない。ベンに頼むか?いや、アイツはダメだ。
アズサの裸で興奮するような奴だから。あっそうだ。俺の幼馴染だった
モモに頼もう。俺の家から徒歩5分くらいの家に住む昔から仲が良かった。
彼女は、俺が留守の時に馬の面倒を見てくれたり、家のメンテナンスを
頼んでいた人である。俺はもっと早くモモの存在に
気付けば、アズサが危険な思いをすることなんかったんだ。
俺は、アズサを連れて面倒見てもらえるかモモの家に相談に行った。
「モモ、俺はこの女性アズサと結婚することになった。1時間程、お前の家でお茶でもしてあげてくれないか。彼女異世界人で友人がいないから友達になってもらえるとありがたい」
アズサは、深々とお辞儀する。
「アズサです。カインのとても古くからのご友人だと伺いました。お友達になってもらえると嬉しいです」
「私は、モモよ。カインのことなら何でも聞いてちょうだい。カイン1時間くらいなら大丈夫だから行ってきて大丈夫よ」
笑顔でカインを送り出すモモ。アズサもカインに手を振りました。
妹のようなモモと恋人のアズサに見送られ、幸せな気持ちで
指輪を取りに行った。宝石店につくと、キャロルは接客中かと思ったが、
馬乗り状態で自分の胸を押し付けていた。
ゆでだこのように真っ赤になった若手騎士に言い迫っていたようである。
その騎士は、俺に気づくと
「騎士団長様、お見苦しいところをお見せしてしまいました。自分出直してきます」
と敬礼して、慌てて店を出て行った。
「あら、いいところだったのに、残念だわぁ。騎士団長様が邪魔しなかったら、久しぶりに若いエキスを吸収できそうだったのに」
とはだけた服装を整えながら、言ってきた。
「騎士団長様が、私のこの疼きどうにかしてくださるのかしら」
俺に迫ろうとしてきたので、俺はすかさずキャロルから距離を取った。
「指輪はできたか」
「はい、今回本当に素敵な指輪になりましたよ」
キャロルは、出来上がった指輪を見せてくれた。ダイヤは3カラットにしたので、
そこそこ大きく、光り具合も美しかった。
中の刻印もしっかり刻まれている。
「可愛く、ラッピングするわね」
「頼む」
俺は、指輪を受け取り、アズサにどんな風にプロポーズしようか考えながら、
ウキウキな足取りでモモへの家へと向かった。
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