THIS GAME~俺のみが知ることができるこの力で仲間を強化し、神々が用意したゲームをくぐりぬく~

図書館のスライム

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6. 契約

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「私まで、殺しに来たんですって?」

「そうだ。数を減らさなければならないクエストに、あえてお前を助けるわけねえだろ?」

 嘘である。俺の目的は、彼女がスキルを使うところを見ることにある。
 さっきの奴でスキルを直接使うのを見るのはこれで4番目になった。
 あと一つで、スキルブックスキルを得ることができる。

 そのスキルを使ってこの女のスキルをコピーしておきたかった。
 使い可能回数という制限みたいのがあったけど、スカーレット家門の炎なら必ず役に立つはずだ。
 そんな俺の目をにらみながら彼女は言った。

「うそですね。」

「……は?」

「本当に殺すつもりだったらこんな風に威嚇するのではなく、ナイフをふるったはずです。何を企んでいるんですか?」

 感のいい女だな。しかも刃物を首に突き出されているというのに大した度胸だ。

「何も。ただオリジンの力っていうものを見ておきたいだけだ。特に、スカーレットの炎はとてもきれいって聞いたからな。」

「それだけの理由ですって?」

「不満かよ。いいから花火見せてみろよ。ほら。」

 軽く振るったナイフをよけて、彼女が偃月刀に向かって走った。
 武器を取り戻した彼女はやっとその気になったのか、武器を持ったままこっちににらみつく。
 俺もD3を準備しておく。余裕な振りしてるけど、うわさで聞いてたスカーレットの炎は警戒するべきだと自覚している。

 振った偃月刀をナイフで受け流した。重さを生かして切る武器なだけに正面から受け取るには無理があった。
 入り込むこっちを見て下がると思ったのに、彼女は流した力をそのまま利用して回転した。
 振り下ろされた巨大な斬撃をよける。かすりもしてないこっちを見て「チッ……!」と舌を打っては戦列を整える。

「さすがオリジンのお嬢様だな。いい動きだ。」

「お前のような下品な奴に褒められてもちっともうれしくないですよ。」

 言い方はうざいけどあの女、まぎれもないオリジンの子だった。たった一度だけど、剣を交わって今までの奴らとは格が違うってことを感じた。

「ところでなんで炎を使わないんだ?スカーレット家門は炎で戦うかもんなんだろ?」

「スカーレット家について知ってるような口をたたかないでほしいですね。お前みたいなやつには炎なんか使わなくても十分ですよ!」

 振る構えをしたままこっちに向かって突進してくる。
 それを軽くよけた。観察して、判断して、ナイフで受け流した。その度に心の中で一つの確信がどんどん大きくなる。
 こいつは強い。でも、俺のほうがずっと強い。

「くっ……?!」

 もう一度振り下ろす攻撃をよけて後頭部に柄で一撃をくわした。短い呻きを垂らした彼女がフリフリ地面に倒れる。

「まったく相手にならねえじゃねえか。さっさと炎を使ってみろ。殺すぞ?」

 彼女がばねのように立ち上がって縦と横に偃月刀をふるった。
 それを風のごとくステップとジャンプを使いながら受け流した。

「どうしても炎は使わないってことか?くそ小娘が……」

 さっきよりも速く彼女の懐にやりこんだ。ナイフを握り、首に向かって突き刺した。普通の人だったら見えもしなかっただろうに本当にぎりぎり後ろへと反応してよける。

「炎を使わないなら、俺も要なしだ。」

 少し本気になってナイフをふるうことを繰り返した。
 さっきまでは反撃というのが可能だった彼女が防御に必死になる。

「こ、この……!」

 このままじゃだめだってことを感じたのか、何とか偃月刀をふるった瞬間……
 バン!彼女が吹っ飛ばされた。
 攻撃の時にできたすきを狙って腹を蹴り飛ばした。6メートル以上まで飛んで行って木にぶつかる。木の葉がぱさぱさと落ちる。

 衝撃のせいで偃月刀を逃がした。また拾うとするので武器を踏んでん見下ろす。それでもあきらめずに力を入れる彼女に静かにつぶやいた。

「勝負あったな。」

「…………」

「ここまで来たのにもつかわないのを見ると、何らかの理由があるみたいだな。」

「…………」

「まあいい。見れないのは残念だけど、絶対必要ってわけでもないから。」

 ナイフを持ち上げて、振るった。
 せめて痛みを感じないように一気に殺してやるつもりだった。
 その時、顔を上げた彼女が手のひらを俺に向けた。

「……?!」

「そんなに炎が見たいんですか?じゃあ二度と忘れられないように、派手にぶち込んであげますよ!!」

 手のひらに熱が上がるのを見てD3で体を上に飛ばした。
 紙一重でよけた炎の柱が直線上のすべてを燃やした。木も草も岩も。
 遠くに隠れていた人までも飲み込んだ炎はすべてを灰燼と化した。
 それはまるで、太陽が通った後のようだった。

 後遅く肝が冷やすのを感じて地上に降りる。

「そんな…… その距離でよけるなんて…… いくらなんでも無理があるでしょ。」

「…… そうだな。さすがにこっちも小便漏らすところだった。」

 悔しそうにこっちをにらんでいた彼女がパサッ!地面に顔を埋める。
 しばらく警戒を緩めずそんな彼女を見ていると、彼女は本当にびくりともしなくなった。
 気を失ったのか……?さっきのようなことは御免なので遠くから石を投げてみた。
 結構大きなのが頭に的中したのにも彼女は動かなかった。どうやら本当に気を失ったみたいだった。

「……ステータスオープン。」

 ジン・クラベイ
 年 : 23歳 種族 : 人間族
 ステータス
 筋力 : 96
 魔力 : 75
 敏捷 : 119
 精神力 : 58
 防御力 : 36
 契約 : ネリエル
 スキル : 【見剣LV2】【スキルブックLV1】
 コスト : 1000

【スキルブックLV1】
能力 : スキルを解析してコピーし、そのスキルをスキルブックにセーブしておく。セーブしておいたスキルを可能な回数だけ使うことができる。
使い方
A : 1.スキルを使うのを直接見る。2.スキルについて質問し、スキルの主人がそれにこたえる。(コピー回数 : 1つ)
B : 1.スキルを持っている主人の体に接触している。2.コピーするスキルを言う。3.接触した状態を10分以上維持する。(コピー回数 : 5つ)

 一応スキルブックはちゃんと解禁されていた。見剣のレベルが2に上がったおかげか親切に使い方まで表示されている。

 次は後ろを振り向いた。
 もう一度見ても口が閉ざされない。だいたい20Mは消えたはずだ。これがスカーレット家門の基本かどうかはわからないけど、すごいってことだけは確かだった。

 再び気絶した女。レイヴェル・スカーレットを振り向く。
 万が一のためもう一個石を投げてみたけどピクリともしない。

「こいつは…… 使えそうだな。」

 まさかこれほどとは思いもしなかった。スキルだけちょっとコピーするつもりだったのに、それだけではもったいない気がした。
 敵になったらめんどうそうだけど、味方になったらこいつほど使える奴はいないはずだ。できるかどうかはわからないが、口説いてみる価値はあった。

「もうすぐで日も沈むな。」

 そろそろ野営の準備をしなければ。寝床も問題だけど食料を考えなければならない。朝からいろいろあっただけに腹減って死にそうだ。
 思ってたよりは重いスカーレットお嬢様を背負って、まずは水があるところを探しに動く。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 なんだか美味しそうなにおいがした。肉が焼いていくその匂いは、お腹がすかれた空腹と交わって食欲をそそっていた。
 出発の前に家門からパーティーを開いてくれたけど、緊張しすぎて食べられなかったのが今になって禍根となった。

 誰が肉を焼いてくれてるのだろう?わからない。でもいつも小言をする乳母や、裏でこそこそ悪口をしてたメイドたちではないのは確かだった。
 だってここは、家門ではなくディスゲームの中なんだから。

「………?!?!」

「起きたか。」

 目を開けた瞬間、朝に見た男が視野に入る。匂いの正体は男が焼いている肉で、漫画で見た骨付きの肉だった。
 急いで体を確認する。外傷?ない。服?着せられてる。武器は?彼の横に置かれていた。

「あなた……!」

「落ち着け。別に何もしないから。俺はただ話がしたいだけだ。」

「ふざけないでください!殺すっていいながらナイフ振るってた人の言葉が信じられると思うんですか?!」

「まだ俺がその気だったらとっくの前にやった。いいからおとなしくしろよ。2ラウンドでもしたいわけじゃないなら。」

「……!」

 それが警告ってことは誰かに言われなくてもわかる。
 悔しいけど、この男にはかなわない。おそらく全力を尽くしたわけでもないのに全く歯が立たなかった。
 オリジンの子には見えないんだけど、多分ステータスを上げてくれる神様とでも契約したのだろう。
 それに最後の炎をよけた時の反応の速さ。私なんかとは比べ物にならないほどの実戦経験者だ。
 落ち着いてレイ。あの男の言う通り何かをやるつもりだったらとっくにやってるはずよ。

「は、話って。何ですか。」

「乗ってくれたらこの肉をあげよう。」

「ぶっ殺しますよ?誰を食べモノで釣ろうとしてるんですか!」

 無礼極まりない彼が焼きを確かめるために肉を一度持ち上げて、戻しておく。

「単刀直入で話そう。俺と組まないか?」

「組む?」

 組むってまさか、私とチームを組みたいってことか?考える必要もなしに答えた。

「お断りします。あなたみたいな得体も知れない男と組む気はありません。」

「俺は結構お前の役に立つと思うんだけど。」

「ありがた迷惑です。ちょっとけんかに強いからって調子に乗らないほうがいいですよ。命取りになりますから。」

「肉一つ満足に焼けそうにないオリジンのお嬢様に言われたくないな。」

「焼けますけど!?肉くらい完璧に焼けますけど!肉の女王様って異名までつけられてるんですけど?!頭下げてもなんも焼いてあげないんだから!」

「じゃあその肉の女王様はクエストが終わるまで一人で生き残るつもりか?炎もまともに操れないのに。」

「……?!」

 びっくりして男をにらみついた。
 この男…… なんでそれを……

「最後の最後まで炎を使わなかったのもそうだし。あんなでたらめな火力の後に気絶するのを見れば誰でも予想できる。」

「そ、それは……!」

「0時に放送が出た。あと2857人残ったってさ。スキルが使えなければ朝のブドウ頭みたいなことが何度も起きるはずだ。いくらオリジンの子供でも、生き残るのは難しいだろう。」

「………」

 肉を一口食べた彼は満足しげにもぐもぐする。水まで余裕に飲みながら私の返事を待った。

「それで……?お前の力では無理だから助けてやる、こういうことですか?」

「は?」

「あなたから見ても、私は情けないんですか?スカーレット家門の女なのに、炎も操れない出来損ないって?家門の名に泥を塗る…… 不良品て……?」

「………」

 5年前だった。初めてディスゲームに参加したのは。
 炎を操れなかった私は大勢の人々を焼き殺し、その光景に耐え切れずあっけなく脱落してしまった。
 オリジンの子が、たかだか2世界で脱落…… 家門の大人たちは前代未聞だと口が酸っぱくなるまで嘆いてた。普段からオリジンの子っていう席をねたんでいたメイドたちも、口をそろえてあざ笑ってた。
 そんな言葉から逃げるために必死に勉強して偃月刀を学んだけど、結局大事な炎は相変わらず操れなかった。

 私だって…… こんな私なんか……

「確かに初めてだ。スカーレット家門が炎を操れないなんて。」

「…………」

「でも、お前は勘違いしている。俺は別にそんなお前を手伝いたいって言ってるわけじゃねえ。そんなお前の力が必要だから、手伝ってほしいって言っているんだ。」

「………!」

 再び顔を上げると、手から肉を放した彼がまっすぐこっちを見つめていた。目をそらさないその瞳が少し暗い灰色ってことを、その時気づく。

「俺は必ず、上に上がらなければならない理由がある。でもそうするには、お前の言う通り俺はちょっとけんかに強いだけだ。だから手伝ってほしい。俺には、お前が必要なんだ。」

 必要って…… まるで口説いてるみたいな言い方だった。
 今日あったばかりだしそんな言葉で転がされるほど、私はちょろい女ではない。
でも……

「私が必要なんですか?」

「何度も言わせるな。」

「私がいないと、困るんですか?」

「そうだ。」

「私じゃないと…… ダメなんですか?」

「…… そうだ。」

「………ふん!意外と礼儀ってものが全く分からない方でもないみたいですね。最初っからそんな態度だったらよかったじゃないですか。」

 初めて、だった。力が使えないってことを知ってからも、それでもバカにせず一緒に行こうって手を差し出してくれた人は。

「仕方ないですね。私もまた2世界で落ちるわけにはいかないし。協力してあげますよ。」

 味方ができたってことが少し。ほんの少しだけ嬉しくて胸が高まった。
 話しもひと段落ついたから、さっきから気になってた肉に手を伸ばす。
 するとペチャン!と。そんな私の手をたたいた男が肉を死守した。

「イッテ?!何してるんですか!乗ってあげたから食べてもいいじゃないですか!」

「言い方が気に食わねえ。あくまでも公平な協力関係って言ったろ。肉が食べたきゃ言い直せ。」

「な、なんですって?!じゃあ人を前にして一人で食べる気なんですか?!」

「できないわけでもねえ。腹はまだまだ減ってるからな。」

「は!こっちも結構ですよ!あんな安っぽい肉食べられないぐらいで誰が残念がるんですか?」

 やっぱり気に入らないやつだ。未練が全然ないってことを見せるためにも少し離れて横になる。
 夜遅く食べるのは美容にも悪いし、あれ食べなかったぐらいで死んだりしない。明日早起きしてもっとおいしいものを食べればいいんだ。
 そう思いながらまた眠るために目をつぶる。

 でも思ってたこととは違って、匂いはさらに鼻を刺激し、肉をかむ音は決して大きくないのにも耳に刺さった。自分の腹から響く音のせいで誰か聞いたわけでもないのに顔が熱くなった。
 チラッと後ろを除いてみる。二つも食らいつくした男は三つ目の肉を口に運んでいた。

 本当に全部食べる気か?普通はくれるじゃん!一人で食べるには量も多すぎだし、腹減ってる人が真後ろにいるってことを知ってるのにもくれないなんて、ただの鬼だ!

 だがその鬼は三つ目の肉を食らいつくし、最後の肉に向かって手を伸ばした。
 本当にくれる気がないってことがあまりにも腹立たしくて、近づき最後の肉を乗っ取った。
 何も言わずに肉を食べる。そんな私を黙って見つめる男の視線が感じられたけど、必死に無視しながら肉に集中した。
 呆れたみたいに溜息を吐く音が聞こえた。そして少し離れた場所に席をとった彼はそのまま眠りについた。

 なんか悔しい。なんかいろいろと悔しいけど…… この絶妙に焼けられた肉は、とてもおいしかった。
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