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「そ、そうでしたわ。私もとても困っているところでしたの。殿下もはぐれたとなると、きっとみんな心配していますわ。ガイドを探しに行きましょう」
アレクサンドラは慌てて立ち上がろうとしたが、シルヴァンが手を上げて制した。
「いや、この洞窟は迷路のようになっているとガイドも言っていた。ならば、ここから動かない方がいいだろう」
そう言って、彼は穏やかに微笑み、アレクサンドラに座るよう促すと、自分もその隣に腰を下ろした。
どうしてこう上手くいかないのだろう。
アレクサンドラは思わず息を吐いた。すべてが自分の思惑どおりに進まない。そんな様子を見ていたシルヴァンは、アレクサンドラの手にそっと自分の手を重ねた。
「レックス、心配しなくとも、必ずガイドが僕たちを見つけてくれる。大丈夫だ」
思ってもいなかった言葉に、アレクサンドラは慌てて取り繕う。
「え? えぇ、そうですわね。きっと見つけてもらえますわね」
作り笑顔を浮かべると、シルヴァンは穏やかに頷いた。
「ところで、ここにも土ボタルはいるのか?」
「もちろん、いますわ。でも、洞窟の奥の方がもっと多いと思いますけれど」
アレクサンドラが答えると、シルヴァンはランプの火をそっと吹き消した。
その様子を見て、シルヴァンの意図を理解したアレクサンドラは、そっと微笑むと自分のランプを吹き消した。
すると、目の前に幻想的な光景が広がった。天井から垂れ下がる土ボタルの淡い青い光が、洞窟の奥まで続いている。その下には地底湖があり、水面に反射した光がきらめいていた。
幼い頃に何度も見た光景だったが、それでも息を呑むほどの美しさにアレクサンドラは感嘆の声を漏らした。
「何度見ても、素晴らしいですわ。これほど美しい光景はありませんわね」
「僕も以前、土ボタルを見たことがあるが、何度見ても飽きない。本当に美しいと思う」
「そうでしたわね、殿下も見たことがあると仰ってましたわね」
「ああ。実は、僕にとって土ボタルは淡い初恋の思い出なんだ」
アレクサンドラは驚いてシルヴァンの顔を見た。彼の口から『初恋』などという言葉が出るとは思ってもみなかった。
「殿下の初恋……ですの?」
もしかすると、それは物語の中で読んだアリスとシルヴァンの幼い頃の思い出かもしれない。
「よろしければ、その女性のことをお聞かせいただけますか?」
「構わない」
そう答えると、シルヴァンはやわらかく微笑み、遠くを見つめた。
「その女性はとても世話焼きでね。当時、何もできなかった僕にいろいろと教えてくれた」
「ですが、殿下は王太子ですもの。ご自身でなにかをされる必要はありませんでしょう?」
「そうかもしれない。だが、僕はそれが嬉しかった」
「なぜですの?」
「僕を一人の人間として扱ってくれているように感じたんだ」
「そんな女性がいらしたのですね」
「それだけじゃない。強くて、たくましくて、高潔な女性だった。僕はそのすべてに魅了された」
「素敵ですわね。その方に私も会ってみたいですわ」
そう答えたものの、アリスはそんな女性だっただろうか? と不思議に思った。
シルヴァンはそんなアレクサンドラを見て苦笑した。
「そう思うのか?」
「えぇ。もちろんですわ。でも、一人の人間としてまっすぐ見てもらえるって、本当に素晴らしいことですわね」
そう言うと、アレクサンドラはモイズ村で過ごしていた頃の自分を思い出した。
「私も、ときどき『貴族令嬢』を演じるのが辛くなることがありますもの」
すると、シルヴァンは少し驚いたように眉を上げた。
「演じる……か。考えたことがなかったが、確かにそうだな。僕も、常に『王太子殿下』を演じているのかもしれない」
小さく息をつくと、彼は苦笑した。
「それでも、気づかぬうちに“素の自分”でいたいと願っていたのかもしれない」
そう言って、シルヴァンはアレクサンドラをまっすぐに見つめる。
土ボタルの青い光を反射したその瞳には、確かな熱が宿っていた。
「今、君の瞳にこの青が映っている。とても美しい。けれどその美しさは、いつか消えてしまいそうな儚さを秘めているようにも見える」
「殿下……」
胸の鼓動が高鳴った。モイズに来てからのシルヴァンは、以前の彼とはまるで違う。
アレクサンドラが戸惑っていると、シルヴァンは手を伸ばし、彼女の唇にそっと指先で触れた。
「レックス。今、僕は王太子としてではなく、ただの男として君の隣にいる。だから今だけでいい。名を呼んでくれないか」
その優しい眼差しに、アレクサンドラは戸惑いながらも言葉を絞り出した。
「殿下、一つお伺いしてもよろしいですか? 私が婚約候補を辞退したことを、お忘れになってはいませんか?」
シルヴァンはわずかに目を見開き、そして苦笑した。
「レックス。そのことについて話がある」
嫌な予感がして、アレクサンドラは身を固くする。
「あらたまって……一体どういうことですの?」
「まだ正式に、君が候補から外れたわけではない。それに、最終的に決めるのは僕だ」
「そんな……ですが、殿下」
「すまない。お願いだ。もう少しだけ、返事を待ってはくれないだろうか」
その真剣な声音に、アレクサンドラは息を詰めた。
「殿下、私のような者に、そのようにお願いされるなんて」
「では、僕の願いを聞いてくれるね?」
相手は王太子だ。ここまで言われては、拒むことなどできない。
「……わかりましたわ。その代わり、婚約候補から外すこともご一考くださいませ」
「わかった。では、今度こそ君の気が変わるよう、僕は努力してみるとしよう」
そう言うと、シルヴァンはアレクサンドラの手を取って自分の方へ引き寄せた。
不意を突かれたアレクサンドラはバランスを崩し、シルヴァンの胸へと倒れ込む。
「す、すみません!」
顔を上げると、シルヴァンが真っ直ぐに見つめ返していた。
「レックス。僕は君がほしい」
その言葉に、アレクサンドラの心臓が激しく鳴った。
アレクサンドラは慌てて立ち上がろうとしたが、シルヴァンが手を上げて制した。
「いや、この洞窟は迷路のようになっているとガイドも言っていた。ならば、ここから動かない方がいいだろう」
そう言って、彼は穏やかに微笑み、アレクサンドラに座るよう促すと、自分もその隣に腰を下ろした。
どうしてこう上手くいかないのだろう。
アレクサンドラは思わず息を吐いた。すべてが自分の思惑どおりに進まない。そんな様子を見ていたシルヴァンは、アレクサンドラの手にそっと自分の手を重ねた。
「レックス、心配しなくとも、必ずガイドが僕たちを見つけてくれる。大丈夫だ」
思ってもいなかった言葉に、アレクサンドラは慌てて取り繕う。
「え? えぇ、そうですわね。きっと見つけてもらえますわね」
作り笑顔を浮かべると、シルヴァンは穏やかに頷いた。
「ところで、ここにも土ボタルはいるのか?」
「もちろん、いますわ。でも、洞窟の奥の方がもっと多いと思いますけれど」
アレクサンドラが答えると、シルヴァンはランプの火をそっと吹き消した。
その様子を見て、シルヴァンの意図を理解したアレクサンドラは、そっと微笑むと自分のランプを吹き消した。
すると、目の前に幻想的な光景が広がった。天井から垂れ下がる土ボタルの淡い青い光が、洞窟の奥まで続いている。その下には地底湖があり、水面に反射した光がきらめいていた。
幼い頃に何度も見た光景だったが、それでも息を呑むほどの美しさにアレクサンドラは感嘆の声を漏らした。
「何度見ても、素晴らしいですわ。これほど美しい光景はありませんわね」
「僕も以前、土ボタルを見たことがあるが、何度見ても飽きない。本当に美しいと思う」
「そうでしたわね、殿下も見たことがあると仰ってましたわね」
「ああ。実は、僕にとって土ボタルは淡い初恋の思い出なんだ」
アレクサンドラは驚いてシルヴァンの顔を見た。彼の口から『初恋』などという言葉が出るとは思ってもみなかった。
「殿下の初恋……ですの?」
もしかすると、それは物語の中で読んだアリスとシルヴァンの幼い頃の思い出かもしれない。
「よろしければ、その女性のことをお聞かせいただけますか?」
「構わない」
そう答えると、シルヴァンはやわらかく微笑み、遠くを見つめた。
「その女性はとても世話焼きでね。当時、何もできなかった僕にいろいろと教えてくれた」
「ですが、殿下は王太子ですもの。ご自身でなにかをされる必要はありませんでしょう?」
「そうかもしれない。だが、僕はそれが嬉しかった」
「なぜですの?」
「僕を一人の人間として扱ってくれているように感じたんだ」
「そんな女性がいらしたのですね」
「それだけじゃない。強くて、たくましくて、高潔な女性だった。僕はそのすべてに魅了された」
「素敵ですわね。その方に私も会ってみたいですわ」
そう答えたものの、アリスはそんな女性だっただろうか? と不思議に思った。
シルヴァンはそんなアレクサンドラを見て苦笑した。
「そう思うのか?」
「えぇ。もちろんですわ。でも、一人の人間としてまっすぐ見てもらえるって、本当に素晴らしいことですわね」
そう言うと、アレクサンドラはモイズ村で過ごしていた頃の自分を思い出した。
「私も、ときどき『貴族令嬢』を演じるのが辛くなることがありますもの」
すると、シルヴァンは少し驚いたように眉を上げた。
「演じる……か。考えたことがなかったが、確かにそうだな。僕も、常に『王太子殿下』を演じているのかもしれない」
小さく息をつくと、彼は苦笑した。
「それでも、気づかぬうちに“素の自分”でいたいと願っていたのかもしれない」
そう言って、シルヴァンはアレクサンドラをまっすぐに見つめる。
土ボタルの青い光を反射したその瞳には、確かな熱が宿っていた。
「今、君の瞳にこの青が映っている。とても美しい。けれどその美しさは、いつか消えてしまいそうな儚さを秘めているようにも見える」
「殿下……」
胸の鼓動が高鳴った。モイズに来てからのシルヴァンは、以前の彼とはまるで違う。
アレクサンドラが戸惑っていると、シルヴァンは手を伸ばし、彼女の唇にそっと指先で触れた。
「レックス。今、僕は王太子としてではなく、ただの男として君の隣にいる。だから今だけでいい。名を呼んでくれないか」
その優しい眼差しに、アレクサンドラは戸惑いながらも言葉を絞り出した。
「殿下、一つお伺いしてもよろしいですか? 私が婚約候補を辞退したことを、お忘れになってはいませんか?」
シルヴァンはわずかに目を見開き、そして苦笑した。
「レックス。そのことについて話がある」
嫌な予感がして、アレクサンドラは身を固くする。
「あらたまって……一体どういうことですの?」
「まだ正式に、君が候補から外れたわけではない。それに、最終的に決めるのは僕だ」
「そんな……ですが、殿下」
「すまない。お願いだ。もう少しだけ、返事を待ってはくれないだろうか」
その真剣な声音に、アレクサンドラは息を詰めた。
「殿下、私のような者に、そのようにお願いされるなんて」
「では、僕の願いを聞いてくれるね?」
相手は王太子だ。ここまで言われては、拒むことなどできない。
「……わかりましたわ。その代わり、婚約候補から外すこともご一考くださいませ」
「わかった。では、今度こそ君の気が変わるよう、僕は努力してみるとしよう」
そう言うと、シルヴァンはアレクサンドラの手を取って自分の方へ引き寄せた。
不意を突かれたアレクサンドラはバランスを崩し、シルヴァンの胸へと倒れ込む。
「す、すみません!」
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