手の届く存在

スカーレット

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Girls side36話~それから~

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「それがの……さっきからここに住むの一点張りで……」
「…………」
「ほとほと困り果てておるのじゃ……おお、よしよし。オムツかえ?」
「おいオーディン……大事な話してるんだから、玲央はとりあえず誰かに預けておけよ」
「いやぁ……あんまりにも可愛らしくての……」

オーディンが玲央を抱きながらだらしない顔をしている。
それなのに、困ったとは一体どういう了見なのか。
とてもじゃないが、困っているやつの態度じゃない。

「それはそれとして……どうするんじゃ?」
「それは、こっちが聞きたいよ」

というかオーディンが玲央を抱いてると、兄弟にしか見えないのは私だけか?
オーディンによれば、あいは突然ヴァルハラに入ってきたかと思えば、玲央をオーディンに渡して部屋の隅っこで体育座りをし始めたのだそうだ。
訳を聞いても答えないし、玲央をよろしく、としか言わない。
ついでに私もここで暮らすから、などと言われたときはさすがに戦慄した様だが、いい気味だ。

「あいがそう言ってる以上、私たちが何言っても聞かないんじゃないのか?」
「そうは言うがの……さすがにずっとこのままという訳にも行くまい」
「まぁな……だけど、現状打てる手がもうないんだよ。元はといえば、あんたのせいなんだからな、オーディン」
「むむ……」

私がちょっときつめに言ったら、オーディンもだんまりを決め込んでしまった。
案外この二人、気が合うんじゃないか?

「なぁあい。俺たちのこと、嫌いになったのか?」
「…………」

大輝は諦めていない様だった。
何とかして、あいと玲央を手元に置いておきたいのだろう。
オーディンはベロベロバー、とかやりながら玲央とじゃれている。
玲央もオーディンに懐いている様だし、案外お似合いじゃないのか。

「別に俺たち、さっきのことなら気にしてないぞ?」
「いや、割と痛かったけどね。そのことだけはまぁ……別にいいけど」
「おい、フレイヤ……」

大輝は多分、勘違いをしている。
さっきの暴行に関してももちろん、あいには思うところがあるんだろうと思う。
しかし、問題はそこじゃない。

あいが思い悩んでいるのは、おそらく再びあいが邪悪な心を生むのではないかという懸念。
たとえば大輝と過ごすうちに芽生える嫉妬の感情だとか、そういうものがエスカレートしたりすることを恐れているのだ。

もちろん、それにしたって確定的なものではないし可能性の域を出ない話ではあるのだが。
ただ、これにはある程度の確信を持っている。
何故なら、暴行に関して気にしているのであれば、あいはきちんと謝って終わりにするだろうことが容易に想像できる。

なにしろ、毎日の様に朋美からボコボコに……というと人聞き悪いのだが、そういう光景も目にしているはずだ。
ともなれば、そういった問題よりもずっと根の深いものであることであると考えられた。

大輝にこのことを教えて、きちんと向き合ってもらうのがいいかな、なんて思う一方で朴念仁のリハビリには丁度いいんじゃないか、なんていうことも考えてしまう。
しかし大輝の朴念仁は生まれ持ったアビリティみたいなもので、パッシブスキルだ。
直しようがないんじゃないか、なんて考えも浮かんでくる。

「大輝、多分あいが考えてるのは、そういうことじゃない」

ロヴンがしびれを切らしたのか、私の代わりに考えを伝えてしまった。
こらえ性のないやつめ……。

「これはおそらく、というものではあるが……」

先ほど私が考えた通りのことを述べて、あいにも間違いがないかを確認している。
あいは躊躇いがちに頷いて、大輝を見た。

「大輝は、私がまたああいう心を生み出すことが怖くないの?……私は怖い。怖くてたまらない」
「何でだよ。それでもあいがあいであることに変わりはないだろ?」
「それはそう。だけど、そういうことじゃないの」
「わかんねぇよ……」
「さっき封印された程度……程度ってレベルのものじゃないけど、それでもあの程度で済んだのはまだ幸いって言えるよね」
「まぁ、そうかもしれないな」
「今後も、同じだなんて誰が保証できるの?こんなの神にだってわからなかったことなんだよ?」

ごもっともなことではある。
それに、今あいはもう一人じゃない。
仮に大輝と離れることになるにしても、玲央がいる。

あいには、玲央を育てる義務がある。
本当なら大輝と二人で分かち合うべき義務ではあるが、あいは大輝を巻き込むことを極端に恐れている。
これに関しては、先ほどの暴行事件が尾を引いているのだろう。

優しさの深さと思い込みの強さがイコールでなければならない、なんてことはないが、あいに限って言えばその辺はかなり固い結びつきがある。
一口に、大輝がどうとかいあがどうとか、そんな簡単に済む話ではないのだ。
少なくとも、あいにとっては、というものではあるが。

「じゃあ、あいはどうしたいんだ?俺と離れたいのか?」
「離れたくない……でも、私は大輝と一緒にいたらいけない気がする」
「何でそんなこと言うんだよ……誰がそんなこと決めるんだ?」
「じゃあ、大輝は仮に私に滅ぼされても後悔しないの?」
「しないよ。それが運命だったんだって諦めるさ」
「そんなの、ダメに決まってるでしょ。大輝にはスルーズとか、そのほかにも沢山待ってる人がいるんだよ?」
「それは俺に限った話じゃないだろう。お前だって、もう立派な仲間なんだ」
「そう思ってくれるのは、嬉しいし、できるなら応えていきたい。だけど、私の心は不安定だし……私は実際、大輝を独り占めしたくてたまらない。玲央と三人で静かに暮らしていきたい。そんな私の願いを、大輝は叶えてくれるの?」
「それは……」

難しい話になってきた。
もちろん、私たちだけで決めていい話ではないし、かと言ってこんなことを人間界のメンバーに伝えてしまうわけにもいかない。
よって、相談なんかできるはずがない。

しかし、大輝が仮にそうするよ、なんて言いだしたら……正直どうなるのか想像もつかない。
というか私はいやだ。
もちろん、因果応報であるという考え方もできる。

私たちが目論んだことの結果として、大輝があいの元へ、って言うのは仕方のないことかもしれない。
文句を言える筋の話ではないということはわかる。
だけど、私はいやだ。

大輝と離れなければならないのであれば、私はこんな人生いらない。
以前、ロヴンが結んでくれた縁の中に、あいは入っていないのだろうか。
私たちは忙しすぎて、そこまで気が回らなかった。

あのロヴンでさえも忘れてしまっていても、何ら不思議はない。
これに関してだけは、誰も悪くないと言えるだろう。
だが話を戻すと、私は何としても大輝と離れたくない。
絶対に嫌だ。

このままだと、私の中に邪悪な心が芽生えてしまいそうだ。

「あい、俺は……」
「大輝、わかってるから」
「いや、聞いてくれよ」
「聞きたくない。大輝はきっと、私たちを選ばないから」
「そうじゃなくて……なぁ、完全に離れ離れにならないといけないのか?距離を置くとか、その程度じゃダメなのか?」

浮気がバレて、別れましょうって話になったカップルの会話みたいだ。
みっともなく彼女にすがりつくダメ男……だけど、そんな大輝でも私には大輝が可愛くて仕方ない。

「大輝が私や玲央を大事に思ってくれるのはわかってる。もちろん、嬉しい。だけど、私はそれじゃ満足できない。私はきっと、自分で思っていたよりも欲張りなんだと思う」
「だったら会う日を決めて、とかさ。ほら、玲央が生まれる前はそういう話だったんだし……」
「ねぇ大輝」
「……何だよ」
「私にそこまで執着する理由は、何?」
「は?」
「正直なこと言うとね、大輝には私が絶対に必要ってことはないんだと思う。いなかったらいなかったで、ちゃんとやっていけると思う」
「そんなことは……」

大輝は言い淀んでいるが、おそらくあいの言う通りだと私も思う。
というか、正直誰がいなくなったとしても、結果としてはそうなるんじゃないかとさえ思える。
大輝はこう見えて、割り切ることが得意だ。

得意というか、もう割り切りイコール他人事みたいな認識で生きている。
自分の意志ではなく、セミオートで動く機械みたいな感じで対応してしまう。
それが大輝という人間だ。

だが、そこに行きつくまでの葛藤が大輝は人並み外れてすさまじい。
場合によっては寝ないで考えて、そのまま学校だのバイトだのに出かけてしまう。

話が少し逸れてしまったが、大輝はあいと離れたとしても、生きていける。
これ自体は間違いじゃない。

「だからね、大輝……たまに、玲央の顔を見に来てくれたらそれでいいから……責任取れなんて言わないから……」
「…………」
「私のことは、忘れて……」

あいがここへきて、初めて涙を流す。
大輝をはじめとする面々は、為す術もなく立ち尽くしていた。
本当は、離れたくなんかない、というのは明白だ。

それでも、ここで自分を律していかなくては後々困ることになるのはあいだけではない、ということを理解しているのだろう。
自分自身をよく知っているからこそ出た結論。
そんなあいの一大決心に、私は水を差そうとは思えない。

「スルーズ……私に、名前を与えてくれてありがとう。こっちでその名を名乗ることは多分ないけど、きっと忘れないから」
「私が言うのも何だけど……本当にそれでいいのか?」
「いいわけない……だけど、そう思わなかったら大輝をいずれ不幸にしてしまう。玲央が大きくなったときに父親が不幸だなんて、思わせたくない」
「そうか……でも、一応言っておく。あい、何でも一人で抱え込む必要はない。お前と大輝は、確かに愛し合っていたんだ。脆くて不確かな関係だったかもしれないけど、その証が玲央なんだ。それだけは忘れないでほしい」
「うん……ありがとう。スルーズ、それからノルンにフレイヤ、ロヴン。大輝をお願い。大輝には私以上に、みんなの力が必要なはずだから」
「任された。だけど、私たちはお前ほどお人よしじゃない。大輝だってこっちにこさせるし、私たちだってこっちに来るからな。玲央に会いに、それから、お前にも会いに」
「そうだぞ。一時は敵対していたかもしれないが、私たちは仲間なんだ。それだけは、忘れないでほしい」

大輝だけは、何も言わずに俯いて何かに耐える様な表情を浮かべていた。
そうだよね、泣きたい気分になるよね。
よくわかるよ。

「大輝。これで今生の別れじゃないけど、ちゃんと言いたいことがあるなら言わないと」
「…………」
「スルーズ、無理には……」
「大丈夫だよ。大輝だもん。そうだよね?」

一瞬こちらを見て、俺はそこまで強くなんかない、と言いたげな目を向けられた。
しかし、私は大輝がそこまで弱い人間だなんて思っていない。
誰が大輝を信じなくても、私だけは大輝を信じると決めているのだ。

「言わないで後悔するなら、言って後悔しよう?あいは口にしないけど、それでも大輝からの言葉を待ってると思う」
「……俺、絶対また会いにくるから。お前にも、玲央にも。だから、あい……玲央のこと、頼む」
「大輝……」

あいと大輝は向かい合って、見つめあっている。
何だか妬けてしまう光景だが、今だけはあいに主役を譲ろう。
私たちが出しゃばって台無しにしてしまうのは野暮というものだ。

「ほらみんな、出るよ。オーディンも」
「お?」

最後、ではないけど、別れの瞬間くらいは二人だけにしてあげよう。
できるだけ、大輝の後悔は少ない方がいい。
強がって壊れてしまう様な結果だけは避けたいから。

私たちはヴァルハラの外に出て、大輝が出てくるのを待つことにしたのだった。

あの後ヴァルハラから出てきたのは大輝だけだった。
少しだけ瞼が腫れている様に見えるのは、見ないことにする。
その考えはほかの面々も同じ様だった。


「睦月……それからみんな。ありがとうな。俺、何か掴めた様な気がするよ」
「ううん……私たちこそ、ごめん。結果的に一番辛い役目を背負わせてしまったから」
「いいんだ。俺、もっとよく周りを見るべきだったんだ。今回のことで、それに気づけた。だから、ありがとう」
「大輝、そんな物分かりの良い子にならなくていいんだよ。あの子にだって、会いたいときに会いに行って来たらいいんだし。私たちはそれを責めたりはしないから」
「ああ……まぁ、それは追々考えるよ。週に一回でも月に一回でも、俺は自分の意志で会いに行くと思うから」

あとで聞いた話では、玲央はあい……ヘルと共にオーディンの妻であるフリッグのところに預けられたのだという。
最初はソールのところに、とも考えた様だったが、それだと大輝がソールに会いに行けなくなってしまう、という理由からフリッグが候補に挙がった。
先日の戦闘の際に魔獣によってフリッグを傷つけてしまったことを、ヘルは深々と詫びたそうだが、フリッグはそんな昔のことは忘れた、などと言って許したのだとか。
男らしすぎてうっかり惚れちゃうところだった。

息子であるバルドルは何万年も前に成人して独り立ちしているし、リンゴを見る以外の趣味を持たなかったフリッグにとって玲央とヘルの世話を焼くことは、新たな生きがいになったらしい。
これには、オーディンからも感謝された。
私たちは余計なことしかしなかった様な気がするが、それでも喜んでもらえたのであればこちらとしても浮かばれる。

オーディンも我が孫のごとく玲央を可愛がっていたし、二人にとっては良い環境で生活ができるだろう。

一方大輝はというと……。

「…………」
「…………」
「ねぇ、大輝何かあったの?」

せっせと部屋の掃除やら洗濯、食事の支度までを率先して行う大輝を見て、朋美や明日香、桜子は気持ち悪いとまで言っていた。
さすがにちょっとあんまりじゃないかと思ったので、大輝には直接言わない様に注意だけしておいた。
しかし和歌さんや愛美さんは、そんな大輝を見て何か思うところがあるらしく、手伝いに参加したりしていた。

人間界のメンバーには、今回の顛末を語っていない。
ヘルの存在そのものはみんな知っていたが、彼女の事情で神界に戻ることになったと伝えた。
もちろん間違いではないが、悪く伝わらない様にするのはちょっとだけ大変だった気がする。
しかし、きちんと理解してもらうことはできたみたいで、大輝がまた会いに行くこともあるということに関して反対意見は出なかった。


「こうしてると、気がまぎれるんだよ」

大輝は家事を端から端までやって、そう言った。
大輝にとって、今回のこの一件はかなり大きな経験値になったのだろうと思う。
以前であれば、メンバーの誰かに甘えていたりしたのかもしれない。
だが、今回はそんなことにはならず、もちろん頼ってもらえないという部分で私たちとしては寂しい部分があったりもするのだが。

今回に限っては私たちがどうこうしてしまうよりも、大輝本人の自覚に任せるのが良いという結論になった。
やりたい様にやらせてあげて、私たちの力が必要なのであれば手を貸す、というスタンスでいいだろう。

離れてしまっていても、大輝とヘル、玲央は家族であることに違いはない。
私たちも仲間であることに違いはない。
大輝はきっと、そのことをいつかちゃんと理解できる。
私たちもそう信じて、今は放っておいてあげようということになったのだ。

割とおおごとになった今回の事件だったが、この事件の収束と共に夏休みも終わりを迎える。
長い様で短かったこの夏が終わり、再び私たちは学園生活に戻っていくのだ。

気分を切り替えて、頑張っていこう。
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