手の届く存在

スカーレット

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Girls side47話~野口桜子その2~

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「何……その頭……」
「…………」

大輝くんと二人で帰宅した我が家で、私たちは信じられないものを見た。

「いや、何ていうか……反省的な……」
「は?」
「それより、入りなさい。君が大輝くんか。よくきてくれた、どうぞ中へ」

何と坊主頭になった父が、私と大輝くんをお出迎えしてくれた。
ちゃんと挨拶できるかな、なんて心配していた大輝くんだったが、完全に出鼻をくじかれて言葉を失っていた。

「おい、話が違うぞ……」
「わ、私だって想定外だったんだって……てか何?ハゲが見たかったの?」

父に聞こえない様ボソボソやっていると、母も出てきて迎えてくれる。
あの顔から察するに、母は事情を知っていそうだ。

「詳しいことはお父さんから話すと思うけど、昨夜のがかなり堪えたみたいよ」
「あっちゃー……」
「お前、早いとこ謝った方がいいんじゃないのか……?」

そうだった、私もすっかりあの坊主頭に呑まれてしまっていた。
というかあれは反則だろう。
あんなの見せられたら、笑う前にフリーズするわ。

気を取り直して、私たちは居間へ。
椅子が一つ空いているので、私は普段の椅子を、大輝くんには空いている椅子に座ってもらった。

「あ、えと……挨拶が遅れました、宇堂大輝です。桜子さんと、お付き合いさせてもらっています」
野口寛人のぐちひろとです。聞いていると思うけど、桜子の父ですが……聞いていた話と違ったみたいで申し訳ない」
「え!?あ、いえ、そ、そんなことは……」

父の思わぬ先制パンチに大輝くんがしどろもどろになっていて、お母さんがクスクスと笑っていた。
そんな大輝くんを見て父も憎からず思うところがあったらしく、珍しく笑みを浮かべている。
まさか、そういう目で見てるんじゃないよね……?

いくら大輝くんが可愛いからって、手を出したら……そのかろうじて残っている髪の毛残らず引っこ抜いて……いや、この短さだと抜けないかもしれないな。

「会社帰りにバリバリとやってきてね。驚かせたみたいですまない」
「ど、どういう心境の変化なわけ……?」
「お、おいそれ聞いちゃうのかよ……」
「いや、いいんだ。さっきも言ったと思うが反省坊主ってやつだ。それより桜子、昨夜は悪かった、無神経だったよ」
「え、えっと……私こそ、ひどいこと言って……ごめんなさい」

何だろう、このしおらしい父は。
正直気持ちが悪い。
謝った矢先に思う様なことではないが、口に出さないだけマシというものだろう。

「一応先に言っておこうか。俺は断じてホモじゃない」
「…………」
「…………」
「…………」

何これ、笑うところ?
それともツッコミ待ち?
あ、でもホモじゃないって今言ってたっけ。

ていうかいきなりそんなこと言われても、どう反応したらいいのかわからないんだけど。
大輝くんもかなり困惑してるじゃない。
本当、昔から空気作りの下手な……簡単に言えばコミュ障な人だ。

「そ、それについても、悪かったから……あんまり彼氏の前でホモとかやめてもらっていい?」
「桜子、お前は大輝くんと長く付き合っていくつもりなんだろう?だったら、身内のそう言った嫌疑は晴らしておくべきだと思ってな」
「え、えっと俺……別にホモだから会いに来た、とかそういうことはないんですけど……」
「そうか、それなら良かった」
「それより双葉ふたば楓翔かいとはどうしたの?」

双葉は妹で、楓翔は弟だが、あの小さな弟妹がこの時間に帰っていないというのは少し心配だ。

「二人とも今はおばあちゃんのところよ。今日は幸いにも週末だし、泊まってくるって」
「そう、ならいいんだけど」
「大輝くんのこと見てみたいって言ってたけど、また今度ねって宥めるのちょっとだけ大変だったわ」
「そんなの、別に良かったのに」

大輝くんも、少しだけ弟妹を見てみたいと言っていたので、今度また改めて見せてあげよう。
小さい子のパワーはすごいんだから……。
まぁでも、絵里香ちゃんの件がまだ解決してないみたいだから、あの年頃の子に会わせるのは控えて正解かもしれない。

夕食でも一緒に、という話になって、父が車を出す。
大輝くんは外食と聞いて少し恐縮している様だ。
父の車なんて乗るの、何年ぶりだっけ。


「嫌いなものはあるか?とりあえず、遠慮しないでいいから好きなものを頼みなさい」
「あ、ありがとうございます……」

何か変な光景だ。
ファミレスよりも少しだけお高い雰囲気のレストランに連れてこられたわけだが、大輝くんはちゃんと食べられるかな。
まぁ、弟妹がいないから戦場の様になるのだけは回避できたし……私もたまには好きなものを食べようかな。

「ところで、大輝くんは将来のことをどう考えているんだ?」
「将来、ですか?」
「桜子を、もらってくれるんだろう?」
「ちょっと、お父さん!?」
「ええっと……まぁ、結果的にそうなるかと、思ってます。まだ高校生だし、先のことなんで確かなことは言えませんけど」
「俺はこういう人間だから、昔から桜子には色々我慢させてきてしまったし、辛い思いもさせてしまったと思う。こんなだから最近の桜子のことはほとんど知らないんだ。良かったら君の主観で構わないから桜子の最近の様子なんかを教えてくれると嬉しい」
「珍しいわね、お父さんがそんなこと言うなんて」
「言わないでおいて昨日みたいなことになるのはもう、正直ごめんだからな。あと、君が桜子の他に女を囲っているというのも桜子から……いや母さんからだが、聞いてるよ」
「え……」

大輝くんが恨めしそうに私を見る。
そんなことまで話してあんのかよ、と目が言っていて、そういえばちょっと前にお母さんには話したっけ、っていうことを思い出した。
ごめんね、と舌を出すと、大輝くんは仕方ない、という顔をしてため息をついた。

確かに、昨日は私もカッとなってしまったし、その結果危ない目にも遭った。
できれば平和でいたいという思いは私にもある。
まぁ、ベッドの中でどうだとかそんな話をされなければ別に、何を言ってもらっても構わない。

大輝くんが語ったのは、普段の学校での私の様子だったり、みんなでいる時の私の様子だった。
大輝くんから見た私はそんな風に見えているのか、と思う様なことが多くて、ちょっとだけ恥ずかしい気持ちになる。
時折父が質問した内容にも丁寧に答えていて、父は多分大輝くんを気に入ったんだろうな、と見ててわかった。

「なるほど……大分抑圧されてたんだな。でも、そういう形で大輝くんと関われたのは、桜子にとってはいいことだったのかもしれないな」
「ど、どういうこと?」
「お前は兄弟の面倒もよく見ている、いい姉を家では演じているからな。そういうものから、開放される瞬間があるんじゃないか?」

確かに私はあの集まりの中では何となく妹っぽいポジションだし、大輝くんもそれを喜んでいる様に感じるから……。
でも、確かに楽ではあるんだよね。
いや、家にいるのが苦痛だってことではないんだけど。

長女として生まれて、弟妹が生まれてから私は甘えることは許されない、なんて勝手に決めてかかっていたし、それによって自分の成長を促せているとも思っている。
結果として弟妹はちゃんと私に懐いてくれているし、いいお姉ちゃんでいられてるんだと思う。
だけど、私にだって甘えたいって気持ちはある。

というかあった。
だから、大輝くんに甘えて睦月ちゃんに甘えて、和歌さんだったり愛美さんだったりに甘えて……甘えてばっかだな、考えてみたら。
だけど、居心地がとてもいい。

人数が多いからか人のふり見て我がふり直せ、っていうのも実践できる。
特に愛美さんはよくも悪くもいい見本になってくれることが多い。
本人が聞いたら何されるかわからないから言わないけど。

「大体はわかったよ。桜子、大きくなったな」
「それ嫌味?こんなちんちくりんに言ってもあんまり実感ないんだけど」
「それは私に似ちゃったから仕方ないわね……」
「大輝くんも、ありがとう。桜子の相手は大変だろう?」
「いえ、そんなことは……まぁ、時々おかしなこと言ってくることはありますけど……最近じゃもう、風物詩みたいなもんですよ」
「風物詩って……ていうかおかしなことって何?」
「え、自覚ないのか……というかまともなこと言ってる方が少ないだろ、勉強のこと以外で」
「ひどいよ!!」

そんな私と大輝くんのやりとりを見て、父が笑った。
その笑顔を見て、私はフリーズする。
こんな風に父が笑ったのを見たのは、いつぶりだ?

こんなに屈託なく笑う人だったっけ。
気になって母を見ると、母もどうやら一緒になって笑っている。

「何だ、こんな簡単なことだったんだな」
「は?何がよ……」
「お前が、こんなにも生き生きとして見えることなんて、今まで……最近は特になかったから。自由にさせてやるべきだったんだな、って思ってな」

鬱屈した生活、とまでは思っていなかったが、私はどこかで自分を封じ込めて生活していたのか。
というか父にはそんな風に見えていたんだ、という事実が私にはややショックだった。
精いっぱい頑張って虚勢を……まぁ、虚勢と言ってる時点で大体が嘘なんだけど。

自分で言うのも何だが、私としては勉学に恋愛に兄弟の面倒と、割と頑張ってきていたと思う。
もしかしたらそういうのが、自然と顔に出たりしていたのかな、なんて考えた。

「なぁ桜子、この頭似合うか……?」
「うん?……んー、ヤクザみたい」
「ちょ!桜子お前……」

パパが落雷を受けたみたいな顔をした。
まぁ、娘からこんなこと言われたらショックだよね。
だけど。

「だって、私にとってヤクザは恐怖の対象じゃないもん。それがまだ怖いってことだと、明日香とも和歌さんとも付き合っていけないでしょ?」
「あ、そっかそういう……」
「ど、どういうことだ?」
「はぁ、鈍いなぁ……これだからコミュ障は……。ヤクザみたいってことは、私を守ってくれる人っぽい、ってこと。似合ってるよ」
「いやお前鈍いって……さすがにそこまでの説明必要なんだと、大体の人はわからないと思うぞ……」

こんな感じで談笑が進んで、私たちは食事を終えた後再び私の家に戻ってきた。

「大輝くん、今日はどうするんだ?幸い今日は週末だし泊まって行かないか?小さい弟妹がいないことだし、遠慮はいらない」
「え、いやでも……」
「ああ、すまないな強引な物言いで……嫌ならもちろん、無理にとは言わないが……」

本当に気に入っちゃったんだな。
こんなことならもっと早く、ちょっと強引にでも大輝くんをお父さんに会わせてあげたら良かった。

「で、でしたら……お世話になります」
「そうか、良かった。何、心配はいらないからな。ちゃんと二人の時間を作ってやるから」
「あ、え?いや、別にいいですよ、そんなの……今日はそういう目的で来たんじゃないですし」

あ、バカ……余計な一言まで……。

「ほう、そういう目的っていうのは、どういう目的なんだ?」

ほら、目がキラリと光って、娘のことに興味津々な父親になった。

「もう、そういうの聞こうとするのはさすがにどうかと思うけど?」
「そ、そうか……調子に乗ってすまない」
「いえ……まぁ、気になるもん……ですかね?よくわかりませんけど」
「ああ、そうだった。最初に俺はホモじゃないと言ったな。証拠を見せてやらないといけないな」
「……は?」

一体何を言い出すのか、この父親は。
まさかアレの匂い嗅がせたりするつもりなんじゃ……。
だってあいつの○○○からはクソの匂いがするんだぜ、とかいうコピペを思い出す。

以前大輝くんたちの前で口走ってドン引きさせたアレだ。
さすがにお父さんのとか、嫌なんだけど……。

「ちょっと、何するつもり?警察呼ぶよ?」
「え?」
「アレの匂い嗅がせるつもりなんでしょ!!」
「お、おい桜子……?」
「何を想像してるかわからないが、これだ」

そう言って父が取り出したのは手帳だった。
中には、プリクラが何枚も貼られている。
ぷ、プリ帳……だと……この父が……?

「さすがにこれを見せるのは少し恥ずかしかったんだが、この際仕方ない」

お母さんと二人で、幸せそうな表情で……目がおかしいことになってるけど、まぁそれはいい。
数十ページにわたって、そのプリ帳は記録されている。

「こ、これって……」
「ああ、まぁその……母さんと二人で出かけた時は必ず撮る様にしていてだな……」
「加工の仕方まで最近はもう完璧なのよ。ねぇお父さん」
「ああ、だいぶコツを掴んできたよな」
「ええ……」

まぁ、こんだけラブラブなのにバイだとかホモだとか言われても信ぴょう性は薄い。
てかいつの間にこんなの撮りに行ってたわけ……。
割とノリノリで撮ってるよね、この人……。

「まぁ、これで俺がホモではないということが分かってもらえたと思う。で、だ。その上で大輝くん」
「あ、はい?」
「一緒に風呂に入ろうか」
「……はい?」
「ちょ!やっぱホモなんじゃ……大輝くんが可愛いからって、そんなの……!」
「勘違いしないでくれ。普段は母さんと入っている」
「そういうぶっちゃけ情報いらないから!!」
「男同士で語らいたいことだってあるんだ」
「うわぁ、意味深にしか聞こえない……」

そんな会話がなされている間に、お母さんがテレビをつける。
ちょうどニュースの時間で、山に入った兄弟が行方不明という内容だった。

「このニュースを見て、どう思う?」
「ん?ああ……何だ、まぁ不注意だったのかな、とか?」
「ふむ……どうやらノンケっぽい……」
「どういうことだ?」
「BL好きだったりホモ好きだったりだったら、このニュースを見て思うことは一つ」

この兄弟が山に入った目的はキノコ狩りだ。
つまり、この兄弟はお互いのキノコを狩るために山にこっそり入った。
つまり、この兄弟はホモ。

そんなことを説明すると、両親も大輝くんも真っ青な顔でドン引きしていた。

「し、真のホモ好きはこのくらい瞬時に連想できないとね」
「いや、普通に生きてたらそんな連想できねーよ……一体どんな思考回路してんだお前……」
「BLとやらを認めたことを、今までで一番後悔したよ……すまない大輝くん……」

何この娘はもう手遅れだ、みたいな顔。
心底心外なんだけど。

結局大輝くんと父は一緒に風呂に入っていた。
くっ、何て羨ましい……。

しかし私とお母さんだって、話すことが……あったっけ?
特にない様な……。

「桜子、大輝くんと知り合ってどう?私たちから見ると、とても幸せそうに見えるけど」

おお、まぁそう来るよね。
さっき父は生き生きしてると言ってたが、そんなにも違うものだろうか。

「全然違うわよ。だって、仕方ないって顔してることが多かったもの、家だと」
「そんなに?隠してたつもりなんだけどなぁ」
「まぁ、原因作ってたのは私たち親なんだけど……」
「いや、ほとんど十対〇でお父さんでしょ、原因は……」
「両親は運命共同体みたいなものだから。私にも責任があるのよ」
「そんなものかなぁ……まぁ、大輝くんのおかげで色々緩和されそうな予感はするけどね」
「不思議な子よね。本人は自覚ないかもしれないけど、他の人にはない魅力があるっていうか」

さすがお母さん、よくわかってる。
まぁ、神だとかそんなことは……あ、前にちょっとだけ言ったかもしれない。

「太陽の子?なんだったかしら」
「うーんと……ちょっと違うんだけどまぁ、ややこしくなりそうだからそれでいいや、うん」

不思議な力というのを見てみたい、なんて言っていたけど、あんまりほいほい見せるものでもないと思うし、何より私の力じゃない。
なので大輝くんがいいって言ったらね、と適当に誤魔化しているうちに大輝くんと父が風呂から上がった様だった。

特に何かあった様子ではなくて、私は内心で胸をなでおろす。
おい誰だ、今お前に撫でおろす胸なんかないだろう、とか思ったやつ……その通りだ。

とまぁくだらない話はこれくらいにして、私とお母さんも風呂に入ることにする。
親子でお風呂とか、久しぶりな気がする。
弟妹とはよく入るけど……あれらと入ってると食事中でもないのに戦争だからなぁ。

私はこの日、久しぶりに自宅でお風呂を満喫できた気がする。


次回に続きます。
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