17 / 19
Hαt_ L0v/
Fte Rve
しおりを挟む緋の冷淡が私には愛しい。
今朝の現実を目の前にして、
過去の再生はなんだったのか。
私は、ベットの上で夜に笑っている。
煩く熱いまま止めどなく幸福を包む冷めた自分が非現実に溺れている。
慢性胃炎がすぐそばで。
体の快楽は性急だ。
繋いだ左手にはもう、貴方が泣いている景色があって。
思い出す右手首に碧の清廉と指先に空のコンドーム。
多分死んだ方がいい。
雲のように軽い気持ちと鈍い快感は情熱的だ。
どうして私は貴方を愛したのだろうか。
忘れて、忘れて、消去して。
生々しい、暑い感情が呼吸を思い出す。
貴方がいないと嗚咽を殺して。
碧の切迫に息を吐いて。
傷付けた記憶は動脈から脳震盪のような幻想。
私は貴方が愛しかった。
柔らかくて息を忘れるほどに。
私は結局女なんだろう。
また刺激的で精神安定剤が染み渡る。
私は恐らく死ぬべきだ。
愛した人から去っていく気持ちで。
私は私を、生きようと、眼を覚ます。
泣いているような気がしてきた。
世界は、反転色に移り変わろうとして。
0
あなたにおすすめの小説
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
