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第四話
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「てめぇ外出るかこのクソ童貞野郎」
「真里、ちょっと落ち着け。おふざけだろーよ」
料理長が宥める。ナイス。真里は料理長には頭が上がらない。
「おふざけなんかじゃないですよ」
なのに大輔、空気を読まない。
「はっ?」
そりゃは?ってなる。口出ししなかったけどキスされた本人、結構ガチを感じましたぜ。
「僕のお母さんに似てるんです」
「は、」
「はぁ!?」
うわ、予想以上に大きな声が出た。自分でもびっくり。
なんてクレイジーでコミュ障なガキなんだこいつ。
「僕と付き合っ」
「いや謎!ユーアークレイジー、オーケー?」
大輔は黙りこくった。
てかみんな見てるよー。マジかよー、勘弁してよー。
こうなりゃ酒の力を借りましょう。取り敢えず向かいの料理長の前にあった日本酒二合をラッパ飲み。ごめんね料理長。アルコール殺菌完了。
「い…いえす、あいあむ。
僕と付き合ってください」
わかってねぇぇぇ!
「なんやお前アホか!そーゆーんは好きな女の子にとっときなはれ…うぅ、気持ち悪ぃ…ちょっ、吐いてくるわ…」
そのままトイレへダッシュ。酒が一気に回りました。
そのまま、胃が口から出ちゃったんじゃないかってくらいまで綺麗さっぱりリバース。後からついてきた真里が水を持ってきてくれたりなんだりで取り敢えず大輔はブッ飛ばされず捌かれずにすんだらしい。
俺たちはそのまま帰宅。家についた頃には俺はピンピンしていた。
「いやービビった、本気で」
「最後あいつのどこだかわかんなかったけど間違ったフリして踏みつけてきたわ」
「怖っ!真里怖っ!」
「あたりめーだろあんね、どんだけ俺がいま頭に血昇ってると思ってんの?」
「あれわりと露骨だろー…」
「大丈夫酒入ってるし俺別にバレてもいいし。てか料理長知ってるし」
「え、そうなの?」
「うん。だいぶ前からね」
俺それ知らなかったんだけど…。
途中でコンビニに寄ってゼリーとか、胃に優しそうなものとドリンクを買って歩いた。家にまっすぐ帰ろうかと思ったが、
「あー、ちょっと公園寄って良い?」と真里に言われる。
「いいよ。まだ早いし」
まだ20時くらいだ。帰り道の途中にある公園に立ち寄り、コンビニで買った緑茶を真里に渡す。
真里がベンチに座ってペットボトルのお茶を額に当てている。頭冷やしてるつもりかな。
俺は暇なので伸びをして立ち上がり、星を眺めた。
今日は月が邪魔してあんまり星が見えねぇな。仕方ないなと月をじっと眺める。昔から月を眺めては、クレーターが見えるんじゃねぇかなって目を凝らしてみるんだけど、やっぱりよくわからない。
「そうだ、真里!」
ちょっと叫んだのにわりと近くに立っていたようで、肩に手を置かれたなと思ったら後ろからきつめに抱き締められる。
あーあ、ジェラシーかな。若いなぁまったく。
「あークソ、やっぱり思い出すな」
「はいはい。お前案外執念深いな」
「執念深いよ」
「ちょい、痛いから痛いから!折れる折れる」
「あー、ごめんごめん」
腕をバシバシ叩いて逃れた。
「で、なに?」
「そうそう。小夜この公園に連れてきたことねぇんだよ。連れてきてやろうかな」
「うーん。まぁいいんじゃない」
心ここにあらずだなぁ。まぁいいや。
「帰ったら飲もうかな」
「さっきめっちゃ吐いてたじゃん」
「あれはもったいなかったなー。事故さえなければなー」
「やめとけやめとけ。胃が死ぬよ」
「それもそうだな」
そのまま二人で帰宅した。ドアを開け引き戸を開けると目の前にクマ2匹。
「おかえりなさい!」
とか言って小夜がお出迎え。
「ただいまー!」
ちょっと可愛かったからクマごと抱きしめた。
「俺もー」
とか言って後ろから真里が俺&小夜を抱きしめるが、俺がそれを支えきれなくて「小夜、逃げろー」と逃がす。小夜は逃げたが俺はお陀仏。真里の下敷きになった。
「真里、ちょっと落ち着け。おふざけだろーよ」
料理長が宥める。ナイス。真里は料理長には頭が上がらない。
「おふざけなんかじゃないですよ」
なのに大輔、空気を読まない。
「はっ?」
そりゃは?ってなる。口出ししなかったけどキスされた本人、結構ガチを感じましたぜ。
「僕のお母さんに似てるんです」
「は、」
「はぁ!?」
うわ、予想以上に大きな声が出た。自分でもびっくり。
なんてクレイジーでコミュ障なガキなんだこいつ。
「僕と付き合っ」
「いや謎!ユーアークレイジー、オーケー?」
大輔は黙りこくった。
てかみんな見てるよー。マジかよー、勘弁してよー。
こうなりゃ酒の力を借りましょう。取り敢えず向かいの料理長の前にあった日本酒二合をラッパ飲み。ごめんね料理長。アルコール殺菌完了。
「い…いえす、あいあむ。
僕と付き合ってください」
わかってねぇぇぇ!
「なんやお前アホか!そーゆーんは好きな女の子にとっときなはれ…うぅ、気持ち悪ぃ…ちょっ、吐いてくるわ…」
そのままトイレへダッシュ。酒が一気に回りました。
そのまま、胃が口から出ちゃったんじゃないかってくらいまで綺麗さっぱりリバース。後からついてきた真里が水を持ってきてくれたりなんだりで取り敢えず大輔はブッ飛ばされず捌かれずにすんだらしい。
俺たちはそのまま帰宅。家についた頃には俺はピンピンしていた。
「いやービビった、本気で」
「最後あいつのどこだかわかんなかったけど間違ったフリして踏みつけてきたわ」
「怖っ!真里怖っ!」
「あたりめーだろあんね、どんだけ俺がいま頭に血昇ってると思ってんの?」
「あれわりと露骨だろー…」
「大丈夫酒入ってるし俺別にバレてもいいし。てか料理長知ってるし」
「え、そうなの?」
「うん。だいぶ前からね」
俺それ知らなかったんだけど…。
途中でコンビニに寄ってゼリーとか、胃に優しそうなものとドリンクを買って歩いた。家にまっすぐ帰ろうかと思ったが、
「あー、ちょっと公園寄って良い?」と真里に言われる。
「いいよ。まだ早いし」
まだ20時くらいだ。帰り道の途中にある公園に立ち寄り、コンビニで買った緑茶を真里に渡す。
真里がベンチに座ってペットボトルのお茶を額に当てている。頭冷やしてるつもりかな。
俺は暇なので伸びをして立ち上がり、星を眺めた。
今日は月が邪魔してあんまり星が見えねぇな。仕方ないなと月をじっと眺める。昔から月を眺めては、クレーターが見えるんじゃねぇかなって目を凝らしてみるんだけど、やっぱりよくわからない。
「そうだ、真里!」
ちょっと叫んだのにわりと近くに立っていたようで、肩に手を置かれたなと思ったら後ろからきつめに抱き締められる。
あーあ、ジェラシーかな。若いなぁまったく。
「あークソ、やっぱり思い出すな」
「はいはい。お前案外執念深いな」
「執念深いよ」
「ちょい、痛いから痛いから!折れる折れる」
「あー、ごめんごめん」
腕をバシバシ叩いて逃れた。
「で、なに?」
「そうそう。小夜この公園に連れてきたことねぇんだよ。連れてきてやろうかな」
「うーん。まぁいいんじゃない」
心ここにあらずだなぁ。まぁいいや。
「帰ったら飲もうかな」
「さっきめっちゃ吐いてたじゃん」
「あれはもったいなかったなー。事故さえなければなー」
「やめとけやめとけ。胃が死ぬよ」
「それもそうだな」
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「俺もー」
とか言って後ろから真里が俺&小夜を抱きしめるが、俺がそれを支えきれなくて「小夜、逃げろー」と逃がす。小夜は逃げたが俺はお陀仏。真里の下敷きになった。
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