354 / 376
The 34th episode
3
しおりを挟む
臨場を待つまで俺たちは沈黙と話とを、そうして繰り返した。
鑑識と共に第二課と第五課が現れた。業務的だが重い空気で現場検証が始まった。
「何がここであった」という、「今回の事」を武宮さんと五十嵐さんに話していく。俺は潤に呼ばれたから来た、それだけだったのだし、潤も、民間人として知り合いの警察を呼ばなくてはならないと思ったから呼んだ。
警察庁機動捜査隊隊長、山下祥真は麻薬密売テロ組織の首謀者、箕原海に射殺され、その直後箕原海は自殺をした。
見た今日の事実を淡々と証言していった。
「目撃者はいないようですけど、特本部部長様、」
確かにそう。多分鑑識を待たなければ俺も潤も被疑者になり得る状況だった。
「あんたさぁ、」
捜査二課の五十嵐が、初めて接点を持ってからと変わらない、嫌味な口調で。
「本気でこのまま引き下がんねぇよな」
思ったよりも、嫌味の中に情を見た気がした。
「…山下、あんたらの知り合いなんだろ」
「…よく、ご存じで」
「わかるわ。全体的に、」
まぁ…そうか。
「…本当は二課もウチも、お宅らを本格的に調べて、捜査権も譲渡して貰わないとならないと思いますけど、それすら微妙になりましたね」
ん?
「えっ、それってな」
「警視庁からはあんた、追い出されたんだよ、」
「え、ああ、はい」
「いや「ああ、はい」じゃねぇって。親切に聞いてやってんだろ部長さん」
「…それってもしかして警察庁からもストップ掛かったってこと?」
潤が冷静に五十嵐に聞き返した。あまりに淡々としていたせいか「そうだよっ、」と五十嵐は咄嗟という感じに返すが、
「一般市民にはかぁんけーないんでー!」
と潤に言う。潤は「はぁ?」と食って掛かるがそんなことよりも。
「マジ…?」
唖然とする。
…これはつまり、
「いや、まだ来てませんよ壽美田さん。ですが、当然部署解散になるでしょう。あんたらが追ってたエレボストップの箕原が死んでしまったんだから」
…確かに。
「いや、それだけじゃ俺はそうならないと思いますよ武宮さん。第一、警視庁管轄の江島脱獄やら、それからの江島事故死、そして御子貝遊助はいまだ警視庁は掴んでいない。ここに任せなきゃ本来何もかも終わらないじゃないか」
「待った。軽く流されたけど江島が死んだって…」
「あごめん言い忘れてたわ流星。
海軍訓練所のあの日、俺が行く前に追ってた不審車両、多分江島のだったんだ」
「は?」
「ったくどこから仕入れてくんのか知らねーけど御名算。だがあんた今多分っつたな?」
「一般市民なんで」
五十嵐は「ふん、」と潤に突き返す。
「つまり、あんたら警視庁から切り離されてたのはこれで明白ですよね。即結果出ましたから。江島だという事実はあんたらに流れてないわけだ」
「まぁ」
「で、警察庁から今にも、まあ俺と五十嵐さんはもう現場に来ちゃったから本部の情報は今だけ知りませんが警察庁からも解散命令が出る、と。
しかしマトリ事案でも無さそうだとなると厚労省は恐らく、あんたらを関知していない、になる」
「うわぁ…」
潤が言う、「俺ら揃って危ない一般市民じゃん」と。
そうかなるほど。
「しかしそんな状況下であんたらはどうやって今まで捜査をして来たか、恐らくどこでも保有できないデータを保有してしまったといった具合ですかね」
「本当ならそんな信憑性がないやつ、早々に打ちきりだろうしそうならなかったのに被疑者死亡解散」
「…やられたなぁ、流星」
潤がのんびりとしたように言った。
なるほどね。
祥真、どうやら命をかけてモグリをやっただけはあったな。
始めから俺たちはそうか、警察ではなかったわけだし、そうなると今いる特本部の警察メンバーはブラックリストインしているだろう。そして明白になったな。
「わりと国すっ飛ばすレベルの事案だった、というわけか」
そうか樹実。
だからあんたは警視庁乗り込み程度じゃダメだったんだ、多分。だがこの全体像が見えていたからあの日エレボスを潰しに行ったんだろ。
いまはそうか、第二期エレボス捜査としてはケリー、あんたが言うところの世界創世7日目、休戦に入ったわけか。
「…あんたらに今こっそりデータなり、なんなり、やっちまえばきっと0からスタートするんだろうけど。
悪いな。そんなんじゃこの連鎖は終わらないようだ」
そう。
「狂犬は神に食いつかなければならないようだ。そうした方が次の世界の創生は、真っ更だろ」
「…宗教テロの犯人みてぇな言い分だな。
壽美田さん、俺はあんたのようなクソガキは嫌いだしやり方も嫌いだ。だが言う。あんたはまだ若い。そんなんで死刑台に上がるのは、公務員として俺は言うがどうかしている」
「でしょうね。なら首はあんたら国民に託しましょうか、民主主義なんで」
「だから、」
「大丈夫です」
場がしんとした。
まあ、そうかも。俺は結局人殺しでしか、ないけど。
「黒を白に塗り替えてみる、それくらいの思い入れはあるつもりですから」
「それって結局」
言いたいことは、まあわかりますよ。
「あんた、無駄に死ぬじゃないか」
「どうかな。五十嵐さんと違って俺は部長ですからね。結果によってテロかもしれないし俺はヒーローでもなんでもないけど、せめて残すものには真っ更にしたいでしょ。痛手もなにもなく…。大丈夫、間違っても心中してやろうとか、そんな弱い精神じゃないから」
樹実。
俺はあんたよりも単細胞で、無口で、優秀じゃないと思うけど。
平和な世界創生を始めたい、生き残ってというエゴで全てを片付けることが出来たなら、そう、ヒーローを奪還しようと思うよ。
鑑識と共に第二課と第五課が現れた。業務的だが重い空気で現場検証が始まった。
「何がここであった」という、「今回の事」を武宮さんと五十嵐さんに話していく。俺は潤に呼ばれたから来た、それだけだったのだし、潤も、民間人として知り合いの警察を呼ばなくてはならないと思ったから呼んだ。
警察庁機動捜査隊隊長、山下祥真は麻薬密売テロ組織の首謀者、箕原海に射殺され、その直後箕原海は自殺をした。
見た今日の事実を淡々と証言していった。
「目撃者はいないようですけど、特本部部長様、」
確かにそう。多分鑑識を待たなければ俺も潤も被疑者になり得る状況だった。
「あんたさぁ、」
捜査二課の五十嵐が、初めて接点を持ってからと変わらない、嫌味な口調で。
「本気でこのまま引き下がんねぇよな」
思ったよりも、嫌味の中に情を見た気がした。
「…山下、あんたらの知り合いなんだろ」
「…よく、ご存じで」
「わかるわ。全体的に、」
まぁ…そうか。
「…本当は二課もウチも、お宅らを本格的に調べて、捜査権も譲渡して貰わないとならないと思いますけど、それすら微妙になりましたね」
ん?
「えっ、それってな」
「警視庁からはあんた、追い出されたんだよ、」
「え、ああ、はい」
「いや「ああ、はい」じゃねぇって。親切に聞いてやってんだろ部長さん」
「…それってもしかして警察庁からもストップ掛かったってこと?」
潤が冷静に五十嵐に聞き返した。あまりに淡々としていたせいか「そうだよっ、」と五十嵐は咄嗟という感じに返すが、
「一般市民にはかぁんけーないんでー!」
と潤に言う。潤は「はぁ?」と食って掛かるがそんなことよりも。
「マジ…?」
唖然とする。
…これはつまり、
「いや、まだ来てませんよ壽美田さん。ですが、当然部署解散になるでしょう。あんたらが追ってたエレボストップの箕原が死んでしまったんだから」
…確かに。
「いや、それだけじゃ俺はそうならないと思いますよ武宮さん。第一、警視庁管轄の江島脱獄やら、それからの江島事故死、そして御子貝遊助はいまだ警視庁は掴んでいない。ここに任せなきゃ本来何もかも終わらないじゃないか」
「待った。軽く流されたけど江島が死んだって…」
「あごめん言い忘れてたわ流星。
海軍訓練所のあの日、俺が行く前に追ってた不審車両、多分江島のだったんだ」
「は?」
「ったくどこから仕入れてくんのか知らねーけど御名算。だがあんた今多分っつたな?」
「一般市民なんで」
五十嵐は「ふん、」と潤に突き返す。
「つまり、あんたら警視庁から切り離されてたのはこれで明白ですよね。即結果出ましたから。江島だという事実はあんたらに流れてないわけだ」
「まぁ」
「で、警察庁から今にも、まあ俺と五十嵐さんはもう現場に来ちゃったから本部の情報は今だけ知りませんが警察庁からも解散命令が出る、と。
しかしマトリ事案でも無さそうだとなると厚労省は恐らく、あんたらを関知していない、になる」
「うわぁ…」
潤が言う、「俺ら揃って危ない一般市民じゃん」と。
そうかなるほど。
「しかしそんな状況下であんたらはどうやって今まで捜査をして来たか、恐らくどこでも保有できないデータを保有してしまったといった具合ですかね」
「本当ならそんな信憑性がないやつ、早々に打ちきりだろうしそうならなかったのに被疑者死亡解散」
「…やられたなぁ、流星」
潤がのんびりとしたように言った。
なるほどね。
祥真、どうやら命をかけてモグリをやっただけはあったな。
始めから俺たちはそうか、警察ではなかったわけだし、そうなると今いる特本部の警察メンバーはブラックリストインしているだろう。そして明白になったな。
「わりと国すっ飛ばすレベルの事案だった、というわけか」
そうか樹実。
だからあんたは警視庁乗り込み程度じゃダメだったんだ、多分。だがこの全体像が見えていたからあの日エレボスを潰しに行ったんだろ。
いまはそうか、第二期エレボス捜査としてはケリー、あんたが言うところの世界創世7日目、休戦に入ったわけか。
「…あんたらに今こっそりデータなり、なんなり、やっちまえばきっと0からスタートするんだろうけど。
悪いな。そんなんじゃこの連鎖は終わらないようだ」
そう。
「狂犬は神に食いつかなければならないようだ。そうした方が次の世界の創生は、真っ更だろ」
「…宗教テロの犯人みてぇな言い分だな。
壽美田さん、俺はあんたのようなクソガキは嫌いだしやり方も嫌いだ。だが言う。あんたはまだ若い。そんなんで死刑台に上がるのは、公務員として俺は言うがどうかしている」
「でしょうね。なら首はあんたら国民に託しましょうか、民主主義なんで」
「だから、」
「大丈夫です」
場がしんとした。
まあ、そうかも。俺は結局人殺しでしか、ないけど。
「黒を白に塗り替えてみる、それくらいの思い入れはあるつもりですから」
「それって結局」
言いたいことは、まあわかりますよ。
「あんた、無駄に死ぬじゃないか」
「どうかな。五十嵐さんと違って俺は部長ですからね。結果によってテロかもしれないし俺はヒーローでもなんでもないけど、せめて残すものには真っ更にしたいでしょ。痛手もなにもなく…。大丈夫、間違っても心中してやろうとか、そんな弱い精神じゃないから」
樹実。
俺はあんたよりも単細胞で、無口で、優秀じゃないと思うけど。
平和な世界創生を始めたい、生き残ってというエゴで全てを片付けることが出来たなら、そう、ヒーローを奪還しようと思うよ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!
水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。
それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。
家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。
そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。
ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。
誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。
「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。
これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。
孤児が皇后陛下と呼ばれるまで
香月みまり
ファンタジー
母を亡くして天涯孤独となり、王都へ向かう苓。
目的のために王都へ向かう孤児の青年、周と陸
3人の出会いは世界を巻き込む波乱の序章だった。
「後宮の棘」のスピンオフですが、読んだことのない方でも楽しんでいただけるように書かせていただいております。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる