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団鬼六「美少年」※R18 官能小説家
感想-2
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SMバーなどは凄く、感覚が麻痺してくるので案外初心者もハマりやすい、というのがあるんですが、この作品はその感覚です。なんなら二色はハマらなかった、見ているだけだった立場だったので本当に作品にマッチしたのかもしれない。そう、官能小説と臆せず読んでみれば素晴らしさに気づける。
いうてちゃんと「どんな行為をしたか」描写はがっつりありやす(笑)大体章の中盤くらい。
タイトルからして「団地妻が美少年食いまくるんかな」とか思ったら浅はかでした。
一話目から行きますと
「不貞の季節」
奥さんに団鬼六は、ホント面白いくらいに「こんな小説書いてるんや」とか冷たく言われていたのに奥さん弟子と不倫した。
しかも相当アブノーマルだった。怒りに震えたが弟子に「詳しく聞かせろテープに行為を撮ってこい」だとかいっちゃう。ようやるわ。面白いくらいに弟子も「あんさんの奥さんエロエロやねん」と開発話をする。
ふと「あぁ巨匠」と思った一文。p23
──こういう妄想は単調な正常位のセックスにしろ充分に描く事が出来るわけで、普段から妻に対して持つ一種のコンプレックスをそのオナニー式セックスで晴らしているといえた。才女の持つ驕満の美を強姦妄想によって剥ぎ取り、嗜虐的情念を満足させているといえるだろう。
最後めちゃくちゃ奥さんをなじるも、奥さんの返答が本当に「なるほど敗北だ」となりますね。男女の違いがはっきり見える。
「美少年」
きっとテーマになってるなと、はっきりわかるのは、タイトルもしかりだが、この話だけは「団鬼六が行ったこと」なんですな。
大学で、日本舞踊の美少年にであった。
軽音部だった鬼六氏は、からっきしだが音楽のリスペクトとはそう、わかるぞ。宗教や恋愛と盗作するもんだ。
美少年とお近づきになり、緩いセックス(しごくだけ)的な仲になるのだが、色々あって距離おくことに。
その際に友人に「美少年を強姦してくれ」と頼むのだが、ホントに自分とは未知の世界に美少年が悶えるのだからヤバいぞ。そして自分はひどく最低だ。そんなところで終わりますが。
これはね~。
ホントに胸が痛かった。きっと鬼六氏もそうだろうな。性倒錯の美少年への恥辱凌辱、の心理描写はもちろん団鬼六視点だからないんですよ。だけどこれは「こんなものなんだ」と多分ね、感じたと思う。自分の性癖倒錯とも上手く絡まってる。
切なかったな、ホントに。また艶やかだった。そしてやっぱり、一番思いが籠っていた気がするよ。
流石は巨匠!な文二つ。
p85~86
そして、そんなことがあった次の朝、菊雄は必ずといっていい位、かなりの鼻血を出した。
「これは、僕の生理みたいなもんやねん、みっともない所、見せてごめんね」といって薄紙を鼻につめながら、菊雄はきまり悪そうな顔を私に向けていった。倒錯のからみあいを演じたあとには何かの生理現象が起こるのだろう。やはり、菊雄は男の肉体とは異質なものを感じさせた。
p105
菊雄は自分の前に立つ久美子に向かって怒りに眼をつり上げていった。久美子も菊雄の凍りついたような冴えた美貌を憎々しげに睨んでいる。お互いに燐光のような憎悪の光を滲ませた眼で睨み合っている二人は、正に恋に狂った女同士の対決のように私の眼には見えた。
お次、「鹿の園」と「妖花」。
いうてちゃんと「どんな行為をしたか」描写はがっつりありやす(笑)大体章の中盤くらい。
タイトルからして「団地妻が美少年食いまくるんかな」とか思ったら浅はかでした。
一話目から行きますと
「不貞の季節」
奥さんに団鬼六は、ホント面白いくらいに「こんな小説書いてるんや」とか冷たく言われていたのに奥さん弟子と不倫した。
しかも相当アブノーマルだった。怒りに震えたが弟子に「詳しく聞かせろテープに行為を撮ってこい」だとかいっちゃう。ようやるわ。面白いくらいに弟子も「あんさんの奥さんエロエロやねん」と開発話をする。
ふと「あぁ巨匠」と思った一文。p23
──こういう妄想は単調な正常位のセックスにしろ充分に描く事が出来るわけで、普段から妻に対して持つ一種のコンプレックスをそのオナニー式セックスで晴らしているといえた。才女の持つ驕満の美を強姦妄想によって剥ぎ取り、嗜虐的情念を満足させているといえるだろう。
最後めちゃくちゃ奥さんをなじるも、奥さんの返答が本当に「なるほど敗北だ」となりますね。男女の違いがはっきり見える。
「美少年」
きっとテーマになってるなと、はっきりわかるのは、タイトルもしかりだが、この話だけは「団鬼六が行ったこと」なんですな。
大学で、日本舞踊の美少年にであった。
軽音部だった鬼六氏は、からっきしだが音楽のリスペクトとはそう、わかるぞ。宗教や恋愛と盗作するもんだ。
美少年とお近づきになり、緩いセックス(しごくだけ)的な仲になるのだが、色々あって距離おくことに。
その際に友人に「美少年を強姦してくれ」と頼むのだが、ホントに自分とは未知の世界に美少年が悶えるのだからヤバいぞ。そして自分はひどく最低だ。そんなところで終わりますが。
これはね~。
ホントに胸が痛かった。きっと鬼六氏もそうだろうな。性倒錯の美少年への恥辱凌辱、の心理描写はもちろん団鬼六視点だからないんですよ。だけどこれは「こんなものなんだ」と多分ね、感じたと思う。自分の性癖倒錯とも上手く絡まってる。
切なかったな、ホントに。また艶やかだった。そしてやっぱり、一番思いが籠っていた気がするよ。
流石は巨匠!な文二つ。
p85~86
そして、そんなことがあった次の朝、菊雄は必ずといっていい位、かなりの鼻血を出した。
「これは、僕の生理みたいなもんやねん、みっともない所、見せてごめんね」といって薄紙を鼻につめながら、菊雄はきまり悪そうな顔を私に向けていった。倒錯のからみあいを演じたあとには何かの生理現象が起こるのだろう。やはり、菊雄は男の肉体とは異質なものを感じさせた。
p105
菊雄は自分の前に立つ久美子に向かって怒りに眼をつり上げていった。久美子も菊雄の凍りついたような冴えた美貌を憎々しげに睨んでいる。お互いに燐光のような憎悪の光を滲ませた眼で睨み合っている二人は、正に恋に狂った女同士の対決のように私の眼には見えた。
お次、「鹿の園」と「妖花」。
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