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3.保身は幾つかの悪戯心から
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翌日、リュイスが目を覚ますと、レオンは隣にいなかった。肺いっぱいに酸素を取り込むと、ゆっくりと身体を起こし部屋を見回す。
窓から注ぐ朝日が部屋を照らしているだけで、昨夜との変わりはない。その変化の無さに、少しだけ安堵した。
「はぁ……昨日が最初で最後の夜伽なら、あの鬣を撫でまわせばよかったか?」
リュイスはベッドからおり、水差しから水をコップへ注ぐ。一気に飲み干し背伸びをすると、水差しの近くに置いてあった潤滑油を手に取った。
しわくちゃなベッドシーツに潤滑油をたらし、自分の手で事後を作り出す。これで、ベッドシーツを変えに来た使用人をある程度は騙せるだろう。
「( 貴族が陛下の下の事情まで、口出しするくらいだしなぁ。シーツを交換した使いを買収して、夜伽の事情を知ろうとするかもだし。偽装くらいは許されるだろ。タヴィランもアルドフも、面倒くさい貴族はいるもんだなぁ~ )」
リュイスが『よしっ』と気合を入れなおした時、ドアがノックされた。入室の許可を出せば、ラビとキャスが入ってくる。相変わらず美しい毛並みだな、そんな言葉を飲み込むリュイスは獣人たちの毛皮の虜だ。
「リュイス様、お着換えを」
「ああ、部屋に戻ろう」
陛下の寝室で着替える訳にもいかず、リュイスの部屋へ長い廊下を歩いて戻る。
着替えを済ませ朝食を摂ったリュイス。
自室に備え付けられている上等なソファに腰かけ、習慣となったタヴィランの歴史書を読むことにした。目では文字を追うが、脳では文字を弾き飛ばしているかのように内容が入って来ない。
リュイスは己の無能さには共感するが、ここまで手につかない事は無かった。己のスペックにため息を吐き出したリュイスだった。
その頃、執務室で代り映えもなく書類作業をしていたレオン。書類にハンコを押して一息ついていた。この紙切れの一枚一枚がレオンの責任の多さを表しているようで、すぐにでも破り捨てたくなる。
書類を睨みつけていると、ノックがかかった。『入れ』と許可を出せば、その人物は上機嫌に入室してきた。
「陛下、ご機嫌麗しゅう~」
「なんだ?」
「いや~ 城じゅうの使用人たちが噂しておりましたよ? 昨夜はお楽しみだったようで!」
「朝から下世話な話をするな、エルドレッド」
仕事をしていれば優秀な宰相に、レオンは鬱陶し気に鼻を鳴らす。宰相であり友である事から、その態度を許したのは自分自身だと思い至り静かにため息をこぼした。
「……本当は抱いていないのでしょう?」
「……」
肯定も否定もしないレオンに、エルドレッドは話を続ける。
「ベッドシーツに染みがある事で、使用人たちは騒いでいるようだが。我々の生殖器では無理をすれば、人間側が壊れてしまうからな。わざわざ、潤滑油を垂らして偽装するとは……陛下も中々やりますねぇ」
声のトーンを落とし気味に喋るエルドレッドに、レオンは首をかしげた。レオンはリュイスを抱いていないが、潤滑油云々の事柄に覚えがない。
「俺は何もしていないぞ?」
「はい?」
「偽装などしていないと言っている」
「あれ? そうなのか?」
素っ頓狂な顔をしているエルドレッドに、レオンは不愛想に『ああ』と答えた。嫌に堂々としたその反応が嘘ではないと察したエルドレッドは、肩を竦めながら苦笑いを浮かべる。
「そうか。なら、リュイスサマがやったんだろうな」
「恐らくな。自らを落ちこぼれと揶揄していたが、案外機転がきくようだ」
「へぇ? ならば借りを作った事になるな?」
「認めたくはないがな。黙っていれば王子らしいが、アレは色々と適当過ぎる」
昨夜の事を思い出し、鼻に皺を寄せるレオン。相手が相手なら侮辱に値するだろう、レオンは自らの自制心を褒め称える。戦時下ならあの細首を折っていただろう。
しかし、リュイスの事に対し初めて感情を表したレオンに、エルドレッドがニヤニヤと鋭い牙を覗かせて笑った。幼子が見たなら、泣き出してしまうような凶悪なトラの顔はレオンを愉快気に思う。
「さようですかー! では私はこれで失礼します」
レオンのサインした書類を持ち、執務室から退散しようとするエルドレッド。すると執務室のドアがノックされた。
レオンがノールックで入室の許可を出す。
「お忙しい中、失礼いたします」
「おや、リュイス様。珍しいですね」
「ああ、エルドレッド卿、貴殿と顔を合わせるのも久しいな?」
簡単な挨拶を交わす二人を遮り、レオンがリュイスへ声を掛ける。エルドレッドは直ぐに身を引き、リュイスは視線をレオンに向けニコリと微笑んだ。皮肉な程に昨夜との変わりがない笑みに、レオンの視線は冷たくなる。
「何の用だ?」
「いえ、少し思い当たったことが」
レオンにとって、非常に胡散臭く感じる笑みを浮かべたリュイスは、レオンの執務机に近づき書類を眺める。レオンはその一挙一動を視線で追い、話の先を促すように『何をだ?』と質問をした。
「陛下は妃の担当するべき公務を、ご自分の分と合わせて処理なさっているのでは?」
「……」
「こう見えて自分は王位継承権第七位でしたので、それなりに王族としての教育は受けてます。ですので本来妃がやるべき公務を、この国の妃として全うすべく参りました」
リュイスが言うと、レオンは威嚇するように唸った。
その反応を予想していたのか、リュイスはレオンの低い唸り声に関心を寄せている。全く呑気なものだ。
自身の威嚇に怯むことのないリュイスに、レオンは本格的に苛立ってくる。
「アルドフの王に、邪魔でもしてこいと命じられたか? 何を思ったか知らぬが、貴様に回す仕事などない」
牙をむいたレオンに、リュイスは『そうですか』と興味なさげに返し、机の上に置いてある書類の山をかっさらう。
そして諦めるでもなく、リュイスはレオンの執務室に備え付けられている談話用のソファに腰かけると、書類仕事を始めた。
「何を……」
呆気に取られていたレオンは、ハッとしてリュイスに問いかける。対してリュイスは書類から目を離さず、片手に持ったペンを走らせて言った。
「陛下が仕事を回してくださらないという事でしたので、自分で自分の責務を確保したまでですよ。どうせ? アルドフの王子に加え人間だからという理由で、俺を信頼していないのでしょう? そうならば、自分の立場が不利にならないよう立ち回る事でしか、己の存在意味と価値を民へ証明できない。人間らしく我儘で、己の保身を優先した結果とでも理解頂ければ、存外の喜びでーす」
さもありなんとするリュイスの態度に、レオンは顔を顰めた。昨夜まで二人は対した会話もしていなかった為、互いの会話の距離感を掴めずにレオンは困惑する。
レオンが困惑するのも無理はない。ほぼ毎日、共に朝食を摂るというのに朝の挨拶しかしていなかったのだ。
レオンがリュイスに対して抱いていたのは、物静かという印象だった。その印象を打ち破ったのは、紛れもないリュイスだが、リュイス自身が他人へどう思われようが関係ないと思っている。故に無問題だ。
リュイスが書類へサインを書き、作業の終了した書面を重ねていく。
自身に割り当てられた部屋へ仕事を持ち帰っても良かった。が、レオンに信頼されていないと分かったリュイスは、レオンの目の遠く場所で作業をすることにした。それが功をなしたのか、リュイスが淡々と作業を進めるのを横目に、レオンも止めていた手を再度動かし始めたのだった。
窓から注ぐ朝日が部屋を照らしているだけで、昨夜との変わりはない。その変化の無さに、少しだけ安堵した。
「はぁ……昨日が最初で最後の夜伽なら、あの鬣を撫でまわせばよかったか?」
リュイスはベッドからおり、水差しから水をコップへ注ぐ。一気に飲み干し背伸びをすると、水差しの近くに置いてあった潤滑油を手に取った。
しわくちゃなベッドシーツに潤滑油をたらし、自分の手で事後を作り出す。これで、ベッドシーツを変えに来た使用人をある程度は騙せるだろう。
「( 貴族が陛下の下の事情まで、口出しするくらいだしなぁ。シーツを交換した使いを買収して、夜伽の事情を知ろうとするかもだし。偽装くらいは許されるだろ。タヴィランもアルドフも、面倒くさい貴族はいるもんだなぁ~ )」
リュイスが『よしっ』と気合を入れなおした時、ドアがノックされた。入室の許可を出せば、ラビとキャスが入ってくる。相変わらず美しい毛並みだな、そんな言葉を飲み込むリュイスは獣人たちの毛皮の虜だ。
「リュイス様、お着換えを」
「ああ、部屋に戻ろう」
陛下の寝室で着替える訳にもいかず、リュイスの部屋へ長い廊下を歩いて戻る。
着替えを済ませ朝食を摂ったリュイス。
自室に備え付けられている上等なソファに腰かけ、習慣となったタヴィランの歴史書を読むことにした。目では文字を追うが、脳では文字を弾き飛ばしているかのように内容が入って来ない。
リュイスは己の無能さには共感するが、ここまで手につかない事は無かった。己のスペックにため息を吐き出したリュイスだった。
その頃、執務室で代り映えもなく書類作業をしていたレオン。書類にハンコを押して一息ついていた。この紙切れの一枚一枚がレオンの責任の多さを表しているようで、すぐにでも破り捨てたくなる。
書類を睨みつけていると、ノックがかかった。『入れ』と許可を出せば、その人物は上機嫌に入室してきた。
「陛下、ご機嫌麗しゅう~」
「なんだ?」
「いや~ 城じゅうの使用人たちが噂しておりましたよ? 昨夜はお楽しみだったようで!」
「朝から下世話な話をするな、エルドレッド」
仕事をしていれば優秀な宰相に、レオンは鬱陶し気に鼻を鳴らす。宰相であり友である事から、その態度を許したのは自分自身だと思い至り静かにため息をこぼした。
「……本当は抱いていないのでしょう?」
「……」
肯定も否定もしないレオンに、エルドレッドは話を続ける。
「ベッドシーツに染みがある事で、使用人たちは騒いでいるようだが。我々の生殖器では無理をすれば、人間側が壊れてしまうからな。わざわざ、潤滑油を垂らして偽装するとは……陛下も中々やりますねぇ」
声のトーンを落とし気味に喋るエルドレッドに、レオンは首をかしげた。レオンはリュイスを抱いていないが、潤滑油云々の事柄に覚えがない。
「俺は何もしていないぞ?」
「はい?」
「偽装などしていないと言っている」
「あれ? そうなのか?」
素っ頓狂な顔をしているエルドレッドに、レオンは不愛想に『ああ』と答えた。嫌に堂々としたその反応が嘘ではないと察したエルドレッドは、肩を竦めながら苦笑いを浮かべる。
「そうか。なら、リュイスサマがやったんだろうな」
「恐らくな。自らを落ちこぼれと揶揄していたが、案外機転がきくようだ」
「へぇ? ならば借りを作った事になるな?」
「認めたくはないがな。黙っていれば王子らしいが、アレは色々と適当過ぎる」
昨夜の事を思い出し、鼻に皺を寄せるレオン。相手が相手なら侮辱に値するだろう、レオンは自らの自制心を褒め称える。戦時下ならあの細首を折っていただろう。
しかし、リュイスの事に対し初めて感情を表したレオンに、エルドレッドがニヤニヤと鋭い牙を覗かせて笑った。幼子が見たなら、泣き出してしまうような凶悪なトラの顔はレオンを愉快気に思う。
「さようですかー! では私はこれで失礼します」
レオンのサインした書類を持ち、執務室から退散しようとするエルドレッド。すると執務室のドアがノックされた。
レオンがノールックで入室の許可を出す。
「お忙しい中、失礼いたします」
「おや、リュイス様。珍しいですね」
「ああ、エルドレッド卿、貴殿と顔を合わせるのも久しいな?」
簡単な挨拶を交わす二人を遮り、レオンがリュイスへ声を掛ける。エルドレッドは直ぐに身を引き、リュイスは視線をレオンに向けニコリと微笑んだ。皮肉な程に昨夜との変わりがない笑みに、レオンの視線は冷たくなる。
「何の用だ?」
「いえ、少し思い当たったことが」
レオンにとって、非常に胡散臭く感じる笑みを浮かべたリュイスは、レオンの執務机に近づき書類を眺める。レオンはその一挙一動を視線で追い、話の先を促すように『何をだ?』と質問をした。
「陛下は妃の担当するべき公務を、ご自分の分と合わせて処理なさっているのでは?」
「……」
「こう見えて自分は王位継承権第七位でしたので、それなりに王族としての教育は受けてます。ですので本来妃がやるべき公務を、この国の妃として全うすべく参りました」
リュイスが言うと、レオンは威嚇するように唸った。
その反応を予想していたのか、リュイスはレオンの低い唸り声に関心を寄せている。全く呑気なものだ。
自身の威嚇に怯むことのないリュイスに、レオンは本格的に苛立ってくる。
「アルドフの王に、邪魔でもしてこいと命じられたか? 何を思ったか知らぬが、貴様に回す仕事などない」
牙をむいたレオンに、リュイスは『そうですか』と興味なさげに返し、机の上に置いてある書類の山をかっさらう。
そして諦めるでもなく、リュイスはレオンの執務室に備え付けられている談話用のソファに腰かけると、書類仕事を始めた。
「何を……」
呆気に取られていたレオンは、ハッとしてリュイスに問いかける。対してリュイスは書類から目を離さず、片手に持ったペンを走らせて言った。
「陛下が仕事を回してくださらないという事でしたので、自分で自分の責務を確保したまでですよ。どうせ? アルドフの王子に加え人間だからという理由で、俺を信頼していないのでしょう? そうならば、自分の立場が不利にならないよう立ち回る事でしか、己の存在意味と価値を民へ証明できない。人間らしく我儘で、己の保身を優先した結果とでも理解頂ければ、存外の喜びでーす」
さもありなんとするリュイスの態度に、レオンは顔を顰めた。昨夜まで二人は対した会話もしていなかった為、互いの会話の距離感を掴めずにレオンは困惑する。
レオンが困惑するのも無理はない。ほぼ毎日、共に朝食を摂るというのに朝の挨拶しかしていなかったのだ。
レオンがリュイスに対して抱いていたのは、物静かという印象だった。その印象を打ち破ったのは、紛れもないリュイスだが、リュイス自身が他人へどう思われようが関係ないと思っている。故に無問題だ。
リュイスが書類へサインを書き、作業の終了した書面を重ねていく。
自身に割り当てられた部屋へ仕事を持ち帰っても良かった。が、レオンに信頼されていないと分かったリュイスは、レオンの目の遠く場所で作業をすることにした。それが功をなしたのか、リュイスが淡々と作業を進めるのを横目に、レオンも止めていた手を再度動かし始めたのだった。
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