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第六部
第四章・門出の季節(その1)
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二月も終りに近づき、日の光も少しづつとはいえ明るさを増してくると、高等部の三年生の卒業式や、四月に入学する新入生の受入れの準備を控えて、松風女子学園の校内も慌ただしさを増すようになる。
教師たちの関心はもっぱら、今年度の卒業生たちがどこの大学への進学を決めるか、特に一流大学に何人が入学を決めるかに集まっていたが、潮音の後輩である一年生たちも、すでに新年度の生徒会長を誰にするかについて動き始めていた。一年生の間では壬生小春を次の生徒会長に推す声も大きかったが、同好会の設立のために小春にいろいろ協力してもらった樋沢遥子や妻崎すぴかも小春を支持しているようだった。潮音は誰が生徒会長になるとしても、遥子やすぴかが生徒会を支えて活動を盛り上げてくれたらと思っていた。
さらに潮音については、自ら教室に通って習っているバレエについても動きがあった。潮音の通っている森末バレエ教室では、すでに六月に行われる発表会で「人魚姫」の演目を行うことになっていたが、その舞台では主役の人魚姫を紫、王子を栗沢渉が演じることがすでに決定していた。
潮音もわき役でいいから何としても紫と一緒に舞台に立ちたいと考えて、教室を主宰している森末聡子にその旨を伝えていたが、その結果潮音が演じることが決まったのは人魚姫の姉の役だった。潮音は紫と一緒に舞台に立つという目標を達成することができたとはいえ、心の中では嬉しさよりもむしろ、舞台に立つ以上は魅力的な演技ができるように、これから練習をしっかり頑張らなければならないという緊張感や、この先紫にみっちりしごかれることになるだろうと覚悟する気持ちの方がむしろ強かった。
二月も末になって卒業式も目前に迫ったある日、潮音はバレエのレッスンが一段落してから紫に話しかけた。
「これから六月の発表会に向けて大変なことになりそうだよ。人魚姫と一緒に海の底で楽しそうに泳いでいる様子を表現しなきゃいけないんだけど、それが難しくてさ」
しかしレッスンを終えて疲れのあまり肩で息をしている潮音に比べて、紫は特に息が上がる様子もなく落ち着いた表情をしていた。潮音は自分も水泳をやってきたから体力には自信があるつもりだったが、やはりバレエの舞台の上で場数を踏んできた紫にはかなわないのだろうかと感じずにはいられなかった。
「でも舞台に出たいと言ったのは潮音自身でしょ? 自分から出ると決めた以上は、みっちりやってもらうわよ」
その紫の話を聞いて、潮音はぞくりとした表情をしながら一瞬身を引くようなそぶりを見せた。
「お手柔らかに頼むよ」
そのときの潮音の表情を見て、紫は少し心配そうな表情をした。
「潮音のバレエに対してここまで食らいついていく根性は大したものだけど、ほんとに勉強は大丈夫なの? 今は受験の方が大切なんだから、あまり無理しない方がいいよ」
しかしそこで、潮音は首を横に振った。
「勉強だったら後からだってやり直せる。でも紫と一緒にバレエで舞台に立てるなんて、こんなチャンスは今逃したら一生やって来ないような気がするんだ」
その潮音の言葉を、紫は黙ったまま聞いた後で、しばらくして口を開いた。
「そこまで言う以上はビシバシ行くわよ。やっぱり一生忘れられないような舞台にしたいんでしょ?」
紫がそれをむしろ明るい口調で言うのを聞いて、潮音は身震いがした。さらに潮音は紫だけでなく、バレエの教室を主宰している森末聡子も、日ごろは温厚で優しく見えるにもかかわらず、バレエのこととなると妥協を許さない厳しい性格であるということを身にしみて知っていただけに、これからどうなるのかと不安にならずにはいられなかった。
そのような潮音の様子を見て、紫は話題を変えてみた。
「ところで流風先輩はどうなったの? 今はまさに国立大の二次試験があるんでしょ」
そこで潮音は、この一年ほどの間バレエも休んで受験勉強に集中していた流風のことを思い出していた。
「ああ、流風姉ちゃんは京都の大学を受験するみたいだね」
潮音が「京都」という言葉を口にするのを聞いて、紫は一瞬目を丸くした。
「京都だったら、ここからだったらなんとか電車で通えるとも思うけど…それとも下宿するの?」
紫がいぶかしむ様子を見て、潮音は首を横に振った。
「まだわかんないね。そもそも大学に受からないことには何とも言えないし」
「流風先輩が大学行くようになったら、また一緒にバレエができるようになると思ったのにな…」
紫が少し表情を曇らせたのを見て、潮音は逆に紫に尋ねてみた。
「でも紫の方こそ、来年はどこの大学に行ってるかわかんないんだろ? 紫は東京の大学に行ってるかもしれないわけだし」
「そんなの私の方こそわかんないよ。発表会が終ったら本気で勉強しないとね」
「紫だったらいい大学から推薦もらうことだってできるんじゃないの。成績いいし、学校で生徒会長だってやったし」
「それだったらいいんだけどね」
そこで潮音はふと息をついた。
「私たちも受験まであと一年か…。あと三月に入ったらすぐ、卒業式があるじゃん。高校入ってから松崎千晶先輩や椿先輩にはだいぶ世話になったけど、もうお別れだよね」
潮音が寂しそうな表情をするのを見て、紫もふと息をついた。
「こればっかりはどうしようもないね。『会うは別れるの始まり』とも言うし。でも千晶先輩が高校卒業したら、香澄は寂しがるんじゃないかな」
「香澄だってこの四月には高校生になるんだから、いつまでも千晶先輩に甘えてばかりいないで、もうちょっとしっかりしてもらわないと困るんだけどね。でも卒業式で先輩たちに対してあいさつをするのが、紫の生徒会長としての最後の仕事になるわけでしょ? この一年よく頑張ったじゃん。ほんとに紫はえらいよ」
「それを言うんだったら、潮音こそ生徒会でもいろいろ頑張ってくれたじゃない。潮音は一年生たちの面倒だってよく見てくれたけど、おかげでだいぶ助かったよ。四月からは今の一年生たちが中心になって学校のいろいろな活動を盛り上げてくれたらいいんだけど」
紫に褒められて、潮音は思わず照れ笑いを浮べてしまった。
「あの子たちだったら大丈夫だと思うよ。いろいろ頑張ってるじゃん」
そこまで話したところで紫が窓の外に目を向けると、早春の夕方の陽射しもだいぶ傾いていた。そこで紫は、潮音の顔を向き直して声をかけた。
「だいぶ話しこんじゃったね。そろそろ帰ろうか」
その紫の言葉を聞いて、潮音も帰り支度を始めた。そして潮音と紫はバレエ教室を出て、互いに別れのあいさつを交わした。
紫は潮音の後姿を見送りながら、潮音は今回のバレエの発表会だけでなく、高校に入学してから体育祭も文化祭も生徒会活動も、何事も一生懸命に取り組んできたことを思い出していた。紫はそうやって不器用ながら何事も前向きに取り組むのが潮音のいいところだと思いながらも、その一方であまり無理をしすぎなければいいがと心配する気持ちもあった。
その一方で潮音は紫と別れてからも、流風が大学に入るとこの先どうするのかがずっと気になっていた。もし流風が下宿して敦義の屋敷を離れることになったらと思うと、潮音は物心ついた頃からずっと流風には世話になりっぱなしだっただけに、潮音はやはり一抹の寂しさを覚えずにはいられなかった。
潮音が帰宅して部屋着に着替えてからしばらくすると、綾乃もリクルートスーツを着て自宅に戻ってきた。年が明けたころから綾乃の就職活動も本格化しており、綾乃はこの日も志望する企業の就職セミナーに出ていたのだった。
綾乃は今に入るなり、見るからに疲れたような表情で深く息をつきながらソファーに腰を下ろした。その様子を見て、潮音は綾乃に尋ねていた。
「どうだったの、今日セミナー受けに行った会社は」
「まだわかんないね。これから入社試験やら面接やらが何度もあるし。人気のある企業の試験や面接は、どこだって大変よ。それにあちこちの会社のセミナーや面接を受けに行ったら、電車賃だってかかるし。ともかく今日は疲れたからゆっくり休ませてよ」
潮音は綾乃が疲れた表情をしているのを見て、綾乃だって大変なんだなと思わずにはいられなかった。しかし潮音はそれと同時に綾乃も自分の進路に向けて歩き出しているのを目の当りにして、今まで当り前だと思って安穏と過ごしていた、自分を取り巻く環境が大きく変り始めているのをひしひしと感じていた。
教師たちの関心はもっぱら、今年度の卒業生たちがどこの大学への進学を決めるか、特に一流大学に何人が入学を決めるかに集まっていたが、潮音の後輩である一年生たちも、すでに新年度の生徒会長を誰にするかについて動き始めていた。一年生の間では壬生小春を次の生徒会長に推す声も大きかったが、同好会の設立のために小春にいろいろ協力してもらった樋沢遥子や妻崎すぴかも小春を支持しているようだった。潮音は誰が生徒会長になるとしても、遥子やすぴかが生徒会を支えて活動を盛り上げてくれたらと思っていた。
さらに潮音については、自ら教室に通って習っているバレエについても動きがあった。潮音の通っている森末バレエ教室では、すでに六月に行われる発表会で「人魚姫」の演目を行うことになっていたが、その舞台では主役の人魚姫を紫、王子を栗沢渉が演じることがすでに決定していた。
潮音もわき役でいいから何としても紫と一緒に舞台に立ちたいと考えて、教室を主宰している森末聡子にその旨を伝えていたが、その結果潮音が演じることが決まったのは人魚姫の姉の役だった。潮音は紫と一緒に舞台に立つという目標を達成することができたとはいえ、心の中では嬉しさよりもむしろ、舞台に立つ以上は魅力的な演技ができるように、これから練習をしっかり頑張らなければならないという緊張感や、この先紫にみっちりしごかれることになるだろうと覚悟する気持ちの方がむしろ強かった。
二月も末になって卒業式も目前に迫ったある日、潮音はバレエのレッスンが一段落してから紫に話しかけた。
「これから六月の発表会に向けて大変なことになりそうだよ。人魚姫と一緒に海の底で楽しそうに泳いでいる様子を表現しなきゃいけないんだけど、それが難しくてさ」
しかしレッスンを終えて疲れのあまり肩で息をしている潮音に比べて、紫は特に息が上がる様子もなく落ち着いた表情をしていた。潮音は自分も水泳をやってきたから体力には自信があるつもりだったが、やはりバレエの舞台の上で場数を踏んできた紫にはかなわないのだろうかと感じずにはいられなかった。
「でも舞台に出たいと言ったのは潮音自身でしょ? 自分から出ると決めた以上は、みっちりやってもらうわよ」
その紫の話を聞いて、潮音はぞくりとした表情をしながら一瞬身を引くようなそぶりを見せた。
「お手柔らかに頼むよ」
そのときの潮音の表情を見て、紫は少し心配そうな表情をした。
「潮音のバレエに対してここまで食らいついていく根性は大したものだけど、ほんとに勉強は大丈夫なの? 今は受験の方が大切なんだから、あまり無理しない方がいいよ」
しかしそこで、潮音は首を横に振った。
「勉強だったら後からだってやり直せる。でも紫と一緒にバレエで舞台に立てるなんて、こんなチャンスは今逃したら一生やって来ないような気がするんだ」
その潮音の言葉を、紫は黙ったまま聞いた後で、しばらくして口を開いた。
「そこまで言う以上はビシバシ行くわよ。やっぱり一生忘れられないような舞台にしたいんでしょ?」
紫がそれをむしろ明るい口調で言うのを聞いて、潮音は身震いがした。さらに潮音は紫だけでなく、バレエの教室を主宰している森末聡子も、日ごろは温厚で優しく見えるにもかかわらず、バレエのこととなると妥協を許さない厳しい性格であるということを身にしみて知っていただけに、これからどうなるのかと不安にならずにはいられなかった。
そのような潮音の様子を見て、紫は話題を変えてみた。
「ところで流風先輩はどうなったの? 今はまさに国立大の二次試験があるんでしょ」
そこで潮音は、この一年ほどの間バレエも休んで受験勉強に集中していた流風のことを思い出していた。
「ああ、流風姉ちゃんは京都の大学を受験するみたいだね」
潮音が「京都」という言葉を口にするのを聞いて、紫は一瞬目を丸くした。
「京都だったら、ここからだったらなんとか電車で通えるとも思うけど…それとも下宿するの?」
紫がいぶかしむ様子を見て、潮音は首を横に振った。
「まだわかんないね。そもそも大学に受からないことには何とも言えないし」
「流風先輩が大学行くようになったら、また一緒にバレエができるようになると思ったのにな…」
紫が少し表情を曇らせたのを見て、潮音は逆に紫に尋ねてみた。
「でも紫の方こそ、来年はどこの大学に行ってるかわかんないんだろ? 紫は東京の大学に行ってるかもしれないわけだし」
「そんなの私の方こそわかんないよ。発表会が終ったら本気で勉強しないとね」
「紫だったらいい大学から推薦もらうことだってできるんじゃないの。成績いいし、学校で生徒会長だってやったし」
「それだったらいいんだけどね」
そこで潮音はふと息をついた。
「私たちも受験まであと一年か…。あと三月に入ったらすぐ、卒業式があるじゃん。高校入ってから松崎千晶先輩や椿先輩にはだいぶ世話になったけど、もうお別れだよね」
潮音が寂しそうな表情をするのを見て、紫もふと息をついた。
「こればっかりはどうしようもないね。『会うは別れるの始まり』とも言うし。でも千晶先輩が高校卒業したら、香澄は寂しがるんじゃないかな」
「香澄だってこの四月には高校生になるんだから、いつまでも千晶先輩に甘えてばかりいないで、もうちょっとしっかりしてもらわないと困るんだけどね。でも卒業式で先輩たちに対してあいさつをするのが、紫の生徒会長としての最後の仕事になるわけでしょ? この一年よく頑張ったじゃん。ほんとに紫はえらいよ」
「それを言うんだったら、潮音こそ生徒会でもいろいろ頑張ってくれたじゃない。潮音は一年生たちの面倒だってよく見てくれたけど、おかげでだいぶ助かったよ。四月からは今の一年生たちが中心になって学校のいろいろな活動を盛り上げてくれたらいいんだけど」
紫に褒められて、潮音は思わず照れ笑いを浮べてしまった。
「あの子たちだったら大丈夫だと思うよ。いろいろ頑張ってるじゃん」
そこまで話したところで紫が窓の外に目を向けると、早春の夕方の陽射しもだいぶ傾いていた。そこで紫は、潮音の顔を向き直して声をかけた。
「だいぶ話しこんじゃったね。そろそろ帰ろうか」
その紫の言葉を聞いて、潮音も帰り支度を始めた。そして潮音と紫はバレエ教室を出て、互いに別れのあいさつを交わした。
紫は潮音の後姿を見送りながら、潮音は今回のバレエの発表会だけでなく、高校に入学してから体育祭も文化祭も生徒会活動も、何事も一生懸命に取り組んできたことを思い出していた。紫はそうやって不器用ながら何事も前向きに取り組むのが潮音のいいところだと思いながらも、その一方であまり無理をしすぎなければいいがと心配する気持ちもあった。
その一方で潮音は紫と別れてからも、流風が大学に入るとこの先どうするのかがずっと気になっていた。もし流風が下宿して敦義の屋敷を離れることになったらと思うと、潮音は物心ついた頃からずっと流風には世話になりっぱなしだっただけに、潮音はやはり一抹の寂しさを覚えずにはいられなかった。
潮音が帰宅して部屋着に着替えてからしばらくすると、綾乃もリクルートスーツを着て自宅に戻ってきた。年が明けたころから綾乃の就職活動も本格化しており、綾乃はこの日も志望する企業の就職セミナーに出ていたのだった。
綾乃は今に入るなり、見るからに疲れたような表情で深く息をつきながらソファーに腰を下ろした。その様子を見て、潮音は綾乃に尋ねていた。
「どうだったの、今日セミナー受けに行った会社は」
「まだわかんないね。これから入社試験やら面接やらが何度もあるし。人気のある企業の試験や面接は、どこだって大変よ。それにあちこちの会社のセミナーや面接を受けに行ったら、電車賃だってかかるし。ともかく今日は疲れたからゆっくり休ませてよ」
潮音は綾乃が疲れた表情をしているのを見て、綾乃だって大変なんだなと思わずにはいられなかった。しかし潮音はそれと同時に綾乃も自分の進路に向けて歩き出しているのを目の当りにして、今まで当り前だと思って安穏と過ごしていた、自分を取り巻く環境が大きく変り始めているのをひしひしと感じていた。
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