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第2章 猫目の怪異
第19話 猫塚
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昌平橋から歩くこと15分。幸太郎の案内で剛は目的地、猫塚のある洋館にたどり着いた。そこにはかつて猫屋敷と呼ばれた板と言われているいわくつきの場所であり、事前の話からして剛は幽霊坂の化け猫となんらかの因果関係があることを疑わざるを得なかったが、その洋館の佇まいは、それにも増して説得力を兼ね備えていた。
重厚な門構えの向こう側に赤いレンガの壁にヨーロッパ調の飾り細工をした梁と柱、二階部分に窓が4つ横に並びどれも厚手のカーテンが陽の光が部屋に入るのを拒んでいる。
ツタが壁をよじ登り、ところどころ窓を覆い隠している。人の手が入っていないことは一目瞭然である。
玄関から門まで幅4メートルほどの石畳が10メートルほど敷かれているが、枯葉や風で何処からか飛ばされてきただろう小枝や朽ちた木の実がこびりついている。
その周りはかつて手入れが行き届いていただろう庭園が風化に任せて雑草と枯れ木がせめぎ合い、人の侵入を拒むような空気が漂っている。
よく見れば大風に耐えきれなかった小さ目の植木鉢や庭の手入れをするのに使う道具らしきものが散在している。
「洋館の主は猫が好きで、何匹もの猫を屋敷に放し飼いにしていたことから明治のころには猫屋敷と呼ばれていた……たしか、そんな話だったな。幸太郎」
幸太郎は太い腕を組みながら"ふむ"と頷きながらも、どこか納得のいかないような顔をしていた。
「前に話した通り、あくまでそういう噂というだけで、そんな事実があったかどうかはわからん。しかし、ここは今誰も住んでいないし、現在の持ち主も実は素性がよくわからんというか、ここに住んだことはないのだそうだ。人から人へと権利が譲渡されたとかで、ここにどんな人が住んでいたかという話もあいまいだとか――」
幸太郎の顔色を見る限り、剛は自分と同じ考えであることを察した。
「にわかに信じられない……と言ったところか。どこか胡散臭い」
幸太郎は大きく頷いた。
「そうなのだ。お前もそう思うかよ。剛」
チュン、チュン
チュン、チュン
(ちょっと様子を見に行ってもいい?)
鈴音が剛の袖の中から飛び出し、剛の肩に止まってさえずる。
「行っておいで、でもすぐに戻ってくるんだよ」
鈴音は剛と幸太郎の顔を交互に見たあと、屋敷に向かって飛び立った。
「いいのか?」
幸太郎が心配そうに眺める。
「すぐに戻ってくるさ、でこの中には入っていいのか?」
洋館は和風の石垣に囲まれているが、門構えは西洋のそれで、鉄製の開き戸になっている。鎖と南京錠で門は閉ざされ、”立入禁止”と真新しい白いペンキで書かれた木製の板が針金で不愛想に括り付けられている。
剛はその立入禁止の看板を指差して悪戯っぽく笑いながら言った。
「これを書いた主に断りが必用かと思ってお伺いを立てている」
幸太郎はポケットからカギを取り出して、苦々しく笑った。
「お前さんのそういう性格はどうにかならんのか。なぜ俺の字だと分かった?」
「長い付き合いさ」
「可愛げのない……どういう神経をしているのかわからんが、どうも誰か侵入した形跡があってな。それに前に付けていた看板には妙な落書きをされてしまって、俺が付け替えた」
幸太郎は南京錠を外し、鎖をほどきはじめる。鎖にこすられて鉄製の門が嫌な悲鳴を上げる。
「ほう、落書きとはどんなものだ? それはまだどこかに残っているのか」
「ああ、残っているとも。目の前にある」
幸太郎が鎖をほどき、門を開ける。人ひとり通れる隙間に幸太郎が先に入り、剛を招き入れる。
「これだ」
幸太郎は立入禁止と書いた看板の裏を指さした。
「なるほど、そういうことか」
幸太郎は落書きされた面をひっくり返して新たに立入禁止と書き込んだようだ。もともとの立入禁止は幸太郎の手によるものではないことがすぐに分かった。
”立チ入リヲ禁ズ”と黒い文字で書かれた”立”の上に何か文字が書き足されている。
「これは文字であろうか、絵であろうか?」
幸太郎はその文字らしきものを指差して剛に尋ねた。
「これは梵字だな。確か干支を表す文字ではなかったか。どこかこう、生き物に見えるだろう?」
その文字は見ようによっては犬や猫が右を向いて座っているように見える。左上が頭、その下に前足、頭の部分からなだらかな曲線を描き、縁を描いて右下から上に跳ねる様は背中から尾っぽのラインを表しているように見える。
剛はすぐにノートに文字を書き写す。
「これはいつごろ書かれたものかわかるか? そんなに古くない様に見えるが」
剛の問いに幸太郎が答える。
「10日……いや、1週間かそこらだと思うが定かではない。ひと月前にはなかったと言える。気付いたのが遅かったのかもしれん」
歯切れの悪い言いようには理由があった。
「毎日ここにきているわけでもなし、人を使って開けさせることもあった。いつからなのか正確にはわからんが、初めてここに来たときには確かになかった。それがひと月前、気づいたのが先週のことだ。その間に何度かここには来たが、いちいち看板を見やしないからな」
「まぁ、猫に見えなくはないが、干支に猫はいない」
剛が梵字を書き終え、屋敷の方に向き直ると、生い茂った雑草の中から一匹の黒い野良猫が姿を現した。
「ほう……お出迎えとうわけかな」
剛はノートを丸め、望遠鏡のようにしてあたりを見回す。すると他の場所にも猫がいることが分かった。
「ここは野良猫にとって格好の棲家だからな。噂通り昔からここにいた猫なのか、人の気配が亡くなってから住み着いたのかは知らんが、妙な噂と相まって、薄気味悪さは倍増しだな」
幸太郎は右手を額に宛て、背伸びをしながら遠くを見まわして見せた。その様子に反応した猫たちが物陰に隠れる。
「それに俺は猫には好かれないタイプらしい」
幸太郎の言葉に剛は間を開けて笑い出した。
「おかしいかよ」
幸太郎は不満そうだ。
「幸太郎よ。猫は警戒心の強い生き物さ。僕だって簡単には近づけないさ」
チュン、チュン
チュン、チュン
(ああ、怖い、怖い)
鈴音が剛の肩に舞い降りてきた。
チュン、チュン
チュン、チュン
(どこもかしこも猫ばかり)
鈴音はすぐに剛の袖の中に身を隠した。
「さて、さっそくその猫塚とやらを観て見ようじゃないか」
幸太郎は少し意外そうな顔をして、剛に尋ねた。
「屋敷はみなくていいのか?」
「まぁ、今のところはね。僕の予想が正しければ、優先すべきは猫塚のほうさ」
幸太郎は門から連なる右手の石垣沿いにまっすぐ歩き出す。
「あれだよ」
数メートル歩くと、自生したシダの隙間から高さ1メートルほどの石碑が顔をのぞかせる。
厚さは10センチほどで幅が30センチの削り出された石版である。土の地面にどれだけ埋まっているのかはわからない。幸太郎がシダを手で避けて石全体を剛に見せる。
「ほう、確かに猫塚……だな」
石碑の下の方に動物の形が浮き彫りにされている。それは猫と言われれば猫に見えるが、他の生き物――キツネや犬のように見えなくもないくらいに抽象的である。
「なぁ、幸太郎。この構図、さっきの梵字に似ていないか」
剛はノートを広げ、先ほどの落書きを書き写した梵字を幸太郎に見せる。
「確かに似ていると言えば似ているが、俺にはよくわからん」
剛はノートを再び丸めて筒のようにして、石碑の周りの草木をかき分けながら石碑の裏側を覗きこむ。
「ふむ、やはりあったな」
「何がだ」
「同じものだよ。幸太郎」
幸太郎も石碑の裏側を覗きこむ。
「なるほど、これは確かに同じものだな」
石碑の裏に立入禁止の看板の今は裏になっている面に書かれた動物の形を模したような梵字が刻まれていた。すなわちそれは、あの落書きがただの悪戯ではないことを意味する。
「どういうことだ。なぜ、お前はここにそれがあると分かった。俺にはさっぱりわからん」
「幸太郎、お前はこれを見てどう思った?」
幸太郎は腕組みをし、うなりながら考え込む。
「まぁ、お前ということでなくていい。たとえばここに良からぬ噂があると知るものがこれを見たらどう思う?」
幸太郎は何に気付いたようだった。
「おう、なるほどな。確かに不気味だと思う」
剛は眼鏡を右の人差し指で直し、丸めたノートを右手に持ち直して左手を叩いてポンと音を立てた。
「そのとおりだ。幸太郎。つまり誰かが誰かを怖がらせるためにやっている」
幸太郎は目を丸くして答えた。
「”誰かを”と言うのはまず俺のことだろうが、”誰か”とは、いったい何者なのだ?」
「幸太郎、お前、僕の知らないところで女に恨みを買うようなことをしてはいないだろうな?」
幸太郎は唖然とした顔で剛を見て、顔を真っ赤にして大声を上げた。
「俺はそんなことはせん! からかうのもいい加減にしろ」
あまりの剣幕に剛はたじろぎ、鈴音は悲鳴を上げた。
「すまん、すまん、悪気があったわけではない。ただ、そんな悪戯ならこの件はこれで解決だと思っただけさ」
「断じてそんなことはない」
「それは残念だ。では、この問題は少々厄介なことになるかもしれん」
「どういうことだ?」
「まぁ、それは屋敷の中を見物しながら話そうじゃないか。もうここには用はない」
幸太郎は不満そうな顔をしながら、剛の提案に従うことにした。
重厚な門構えの向こう側に赤いレンガの壁にヨーロッパ調の飾り細工をした梁と柱、二階部分に窓が4つ横に並びどれも厚手のカーテンが陽の光が部屋に入るのを拒んでいる。
ツタが壁をよじ登り、ところどころ窓を覆い隠している。人の手が入っていないことは一目瞭然である。
玄関から門まで幅4メートルほどの石畳が10メートルほど敷かれているが、枯葉や風で何処からか飛ばされてきただろう小枝や朽ちた木の実がこびりついている。
その周りはかつて手入れが行き届いていただろう庭園が風化に任せて雑草と枯れ木がせめぎ合い、人の侵入を拒むような空気が漂っている。
よく見れば大風に耐えきれなかった小さ目の植木鉢や庭の手入れをするのに使う道具らしきものが散在している。
「洋館の主は猫が好きで、何匹もの猫を屋敷に放し飼いにしていたことから明治のころには猫屋敷と呼ばれていた……たしか、そんな話だったな。幸太郎」
幸太郎は太い腕を組みながら"ふむ"と頷きながらも、どこか納得のいかないような顔をしていた。
「前に話した通り、あくまでそういう噂というだけで、そんな事実があったかどうかはわからん。しかし、ここは今誰も住んでいないし、現在の持ち主も実は素性がよくわからんというか、ここに住んだことはないのだそうだ。人から人へと権利が譲渡されたとかで、ここにどんな人が住んでいたかという話もあいまいだとか――」
幸太郎の顔色を見る限り、剛は自分と同じ考えであることを察した。
「にわかに信じられない……と言ったところか。どこか胡散臭い」
幸太郎は大きく頷いた。
「そうなのだ。お前もそう思うかよ。剛」
チュン、チュン
チュン、チュン
(ちょっと様子を見に行ってもいい?)
鈴音が剛の袖の中から飛び出し、剛の肩に止まってさえずる。
「行っておいで、でもすぐに戻ってくるんだよ」
鈴音は剛と幸太郎の顔を交互に見たあと、屋敷に向かって飛び立った。
「いいのか?」
幸太郎が心配そうに眺める。
「すぐに戻ってくるさ、でこの中には入っていいのか?」
洋館は和風の石垣に囲まれているが、門構えは西洋のそれで、鉄製の開き戸になっている。鎖と南京錠で門は閉ざされ、”立入禁止”と真新しい白いペンキで書かれた木製の板が針金で不愛想に括り付けられている。
剛はその立入禁止の看板を指差して悪戯っぽく笑いながら言った。
「これを書いた主に断りが必用かと思ってお伺いを立てている」
幸太郎はポケットからカギを取り出して、苦々しく笑った。
「お前さんのそういう性格はどうにかならんのか。なぜ俺の字だと分かった?」
「長い付き合いさ」
「可愛げのない……どういう神経をしているのかわからんが、どうも誰か侵入した形跡があってな。それに前に付けていた看板には妙な落書きをされてしまって、俺が付け替えた」
幸太郎は南京錠を外し、鎖をほどきはじめる。鎖にこすられて鉄製の門が嫌な悲鳴を上げる。
「ほう、落書きとはどんなものだ? それはまだどこかに残っているのか」
「ああ、残っているとも。目の前にある」
幸太郎が鎖をほどき、門を開ける。人ひとり通れる隙間に幸太郎が先に入り、剛を招き入れる。
「これだ」
幸太郎は立入禁止と書いた看板の裏を指さした。
「なるほど、そういうことか」
幸太郎は落書きされた面をひっくり返して新たに立入禁止と書き込んだようだ。もともとの立入禁止は幸太郎の手によるものではないことがすぐに分かった。
”立チ入リヲ禁ズ”と黒い文字で書かれた”立”の上に何か文字が書き足されている。
「これは文字であろうか、絵であろうか?」
幸太郎はその文字らしきものを指差して剛に尋ねた。
「これは梵字だな。確か干支を表す文字ではなかったか。どこかこう、生き物に見えるだろう?」
その文字は見ようによっては犬や猫が右を向いて座っているように見える。左上が頭、その下に前足、頭の部分からなだらかな曲線を描き、縁を描いて右下から上に跳ねる様は背中から尾っぽのラインを表しているように見える。
剛はすぐにノートに文字を書き写す。
「これはいつごろ書かれたものかわかるか? そんなに古くない様に見えるが」
剛の問いに幸太郎が答える。
「10日……いや、1週間かそこらだと思うが定かではない。ひと月前にはなかったと言える。気付いたのが遅かったのかもしれん」
歯切れの悪い言いようには理由があった。
「毎日ここにきているわけでもなし、人を使って開けさせることもあった。いつからなのか正確にはわからんが、初めてここに来たときには確かになかった。それがひと月前、気づいたのが先週のことだ。その間に何度かここには来たが、いちいち看板を見やしないからな」
「まぁ、猫に見えなくはないが、干支に猫はいない」
剛が梵字を書き終え、屋敷の方に向き直ると、生い茂った雑草の中から一匹の黒い野良猫が姿を現した。
「ほう……お出迎えとうわけかな」
剛はノートを丸め、望遠鏡のようにしてあたりを見回す。すると他の場所にも猫がいることが分かった。
「ここは野良猫にとって格好の棲家だからな。噂通り昔からここにいた猫なのか、人の気配が亡くなってから住み着いたのかは知らんが、妙な噂と相まって、薄気味悪さは倍増しだな」
幸太郎は右手を額に宛て、背伸びをしながら遠くを見まわして見せた。その様子に反応した猫たちが物陰に隠れる。
「それに俺は猫には好かれないタイプらしい」
幸太郎の言葉に剛は間を開けて笑い出した。
「おかしいかよ」
幸太郎は不満そうだ。
「幸太郎よ。猫は警戒心の強い生き物さ。僕だって簡単には近づけないさ」
チュン、チュン
チュン、チュン
(ああ、怖い、怖い)
鈴音が剛の肩に舞い降りてきた。
チュン、チュン
チュン、チュン
(どこもかしこも猫ばかり)
鈴音はすぐに剛の袖の中に身を隠した。
「さて、さっそくその猫塚とやらを観て見ようじゃないか」
幸太郎は少し意外そうな顔をして、剛に尋ねた。
「屋敷はみなくていいのか?」
「まぁ、今のところはね。僕の予想が正しければ、優先すべきは猫塚のほうさ」
幸太郎は門から連なる右手の石垣沿いにまっすぐ歩き出す。
「あれだよ」
数メートル歩くと、自生したシダの隙間から高さ1メートルほどの石碑が顔をのぞかせる。
厚さは10センチほどで幅が30センチの削り出された石版である。土の地面にどれだけ埋まっているのかはわからない。幸太郎がシダを手で避けて石全体を剛に見せる。
「ほう、確かに猫塚……だな」
石碑の下の方に動物の形が浮き彫りにされている。それは猫と言われれば猫に見えるが、他の生き物――キツネや犬のように見えなくもないくらいに抽象的である。
「なぁ、幸太郎。この構図、さっきの梵字に似ていないか」
剛はノートを広げ、先ほどの落書きを書き写した梵字を幸太郎に見せる。
「確かに似ていると言えば似ているが、俺にはよくわからん」
剛はノートを再び丸めて筒のようにして、石碑の周りの草木をかき分けながら石碑の裏側を覗きこむ。
「ふむ、やはりあったな」
「何がだ」
「同じものだよ。幸太郎」
幸太郎も石碑の裏側を覗きこむ。
「なるほど、これは確かに同じものだな」
石碑の裏に立入禁止の看板の今は裏になっている面に書かれた動物の形を模したような梵字が刻まれていた。すなわちそれは、あの落書きがただの悪戯ではないことを意味する。
「どういうことだ。なぜ、お前はここにそれがあると分かった。俺にはさっぱりわからん」
「幸太郎、お前はこれを見てどう思った?」
幸太郎は腕組みをし、うなりながら考え込む。
「まぁ、お前ということでなくていい。たとえばここに良からぬ噂があると知るものがこれを見たらどう思う?」
幸太郎は何に気付いたようだった。
「おう、なるほどな。確かに不気味だと思う」
剛は眼鏡を右の人差し指で直し、丸めたノートを右手に持ち直して左手を叩いてポンと音を立てた。
「そのとおりだ。幸太郎。つまり誰かが誰かを怖がらせるためにやっている」
幸太郎は目を丸くして答えた。
「”誰かを”と言うのはまず俺のことだろうが、”誰か”とは、いったい何者なのだ?」
「幸太郎、お前、僕の知らないところで女に恨みを買うようなことをしてはいないだろうな?」
幸太郎は唖然とした顔で剛を見て、顔を真っ赤にして大声を上げた。
「俺はそんなことはせん! からかうのもいい加減にしろ」
あまりの剣幕に剛はたじろぎ、鈴音は悲鳴を上げた。
「すまん、すまん、悪気があったわけではない。ただ、そんな悪戯ならこの件はこれで解決だと思っただけさ」
「断じてそんなことはない」
「それは残念だ。では、この問題は少々厄介なことになるかもしれん」
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