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なぜ恋愛にガツガツするとドン引きされるのか?
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恋愛小説のことを考えた非モテが混乱して、よくわからない駄文ができたシリーズ? そろそろ締めに入ります。
異世界恋愛小説では、愛のない偽装結婚が定番です。
私の大好きなハーレクイン漫画にも、偽装結婚がよく登場します。
なんだかよくわからない事情によって、愛のない二人が偽装結婚します。が、二人はなんだかよくわからないプロセスを経て、愛が芽生えてハッピーエンドです。
物語では偽装結婚から本当の結婚に変わるプロセスがおいしいのですが、リアルにそんな方がいらっしゃいました。
ソフィア・コワレフスカヤという19世紀後半のロシアの数学者です。すごい数学者……みたいですが、ごめん。数学的にどれぐらいすごいのかわかんないや。
ここから先は、ほぼウィキペディア情報です。
19世紀、ロシアの女性は高等教育を受けられませんでした。また父や夫からの許可がないと外国に出られません。そこで向学心溢れる上流階級の女性は、偽装結婚をして外国に留学したそうです。
ソフィアも偽装結婚をして外国へ留学し、目覚ましい成果をあげます。しかし、いつの間にか子供が生まれました。
あれ? 偽装結婚じゃなかったの?
ハーレクイン的な展開があったようで、偽装結婚が本当の結婚になったのです。
ここでいつまでも夫と幸せに暮らせれば、本当にハーレクインなのですが、現実は厳しく、夫の事業の失敗により関係が悪化し別居。しかも夫は自殺してしまいます。
その後も彼女は波乱万丈な人生をおくり、新たな恋人とも出会いますが、四十一歳の若さでなくなります。
私は知らなかったのですが、結構有名な方のようです。
話を戻します。
金メダルを取るぞ! 東大に入るぞ! 魔王を倒すぞ!
困難なクエストに向かってがむしゃらに挑む姿は、フィクションでもノンフィクションでも感動を呼びます。スポコンドラマでもファンタジーラノベでも、主人公は大きな目標に向かって突き進みます。
が、恋愛小説は、スポーツやファンタジーと違います。主人公は恋愛という目標にまっすぐ進みません。
恋愛に興味のない二人が出会いトラブルを乗り越えて結ばれる話が、王道です。最初から「金持ちのイケメンのセレブ」をがむしゃらに求める話は、少数のようです。
「偽装結婚」物語も同様です。
ヒロインは、恋愛とかイケメンに興味ないけど、借金とかおじいちゃんの遺言とかその他もろもろの仕方ない事情で、仕方なく結婚します。ただし、相手は「イケメン」限定。
現実問題、男女ともにカレカノ欲しいという要求はあり、その手のマニュアルや攻略サイトはいっぱいあります。私もその手の本、読みましたとも!
ですが、勉強のために参考書を読む行動は称賛されるのに、恋愛では、「マニュアルを読まないと恋愛もできないのか」と、馬鹿にされます。
本当に、貪欲にセレブ男子をゲットする話はNGなのか? ちょっと考えてみました。
毒親に苦しめられた女子が一流大学に合格。しかし親のせいで進学を阻止され、中小企業に就職。そこはブラック企業だった。
彼女は決意する。超絶イケメンセレブ男子をゲットしてやる! と。
こういう話なら、私はヒロインを応援します。
では、もう一つ。
とある女子。大企業の父のコネで子会社に就職。定時で帰る日々。
このままじゃ人生ぱっとしないなあ、と、社長夫人の座を狙う。
こういう話でヒロインが社長の息子とハッピーになったら、すげーモヤモヤします。
-100が+500を目指す話には感動できるけど、+50が+100を目指す話には感動よりジェラシーが先立つ。
自分より可哀相な人が自分より上に行くのは嬉しい。だけど、自分とさほど変わらない人が自分より少し上に出られると、妙にリアルだからこそ、フィクションだとしても足を引っ張りたくなります。
え? こう思うの私だけ? 心狭すぎ? うん、狭いね。
それともう一つ。非モテの僻みでしょうが、恋愛って、だましあいの要素ありません?
恋愛のスタートは、どちらかが何らかの下心を抱いて接近します。が、最初から下心をストレートに打ち明けませんよね? エッチしたいとか結婚したいなんて、いきなり言わないよね? 大体「勉強、教えてあげる」「試合応援に行くよ」と、下心か純粋な友情かわからないラインで攻めるよね? それで少しずつ距離を縮めるよね?
だけど、恋愛以外のジャンルだと、最初から「海賊王になるぞー!」と宣言するでしょ?
現実の恋愛では駆け引きも重要なテクニック。でも、物語の主人公に駆け引きは相応しくない。しかも相手は、人間、それも敵ではなく最大の味方。
だから恋愛小説では、真正面から挑むのではなく、偶発的な原因で惹かれあう話になるのでしょう。
今から書くことには、何の根拠もありません。そりゃないさ。非モテの妄想だもん。
恋愛は聖なるもの、愛の誓いは永遠です。浮気は言語道断です。相手が貧しくなろうが病になろうが、愛は不変です。ましてやデブったとかハゲたとかいう外見上の変化で愛が醒めるなんて、ぜーったいに許されません。
愛が破れたときの必殺キーワード「それは本当の愛ではない」
愛は、神聖不可侵なものです。
一方、恋愛は、遺伝子の戦略といえます。多くの生物が有性生殖を取るのは、単性生殖より、環境変化といったリスクに対応できるからでしょう。
だから、伴侶選びには慎重になるし、子供に口うるさくなるのです。
恋愛とは、生々しい生存競争です。
恋愛を神聖視するのは、この生々しさを隠すためな気がします。
恋愛にガツガツすると、なんでドン引きされるんだろ? ってグチャグチャ考えてみたのですが、非モテだからか教養がないからか、しっくりする原因が思いつきませんでした。
すいません。これ以上、非モテが恋愛を語るのはやめておきます。
次回からこのエッセイの本来のテーマ、小説執筆への愚痴に戻します。
異世界恋愛小説では、愛のない偽装結婚が定番です。
私の大好きなハーレクイン漫画にも、偽装結婚がよく登場します。
なんだかよくわからない事情によって、愛のない二人が偽装結婚します。が、二人はなんだかよくわからないプロセスを経て、愛が芽生えてハッピーエンドです。
物語では偽装結婚から本当の結婚に変わるプロセスがおいしいのですが、リアルにそんな方がいらっしゃいました。
ソフィア・コワレフスカヤという19世紀後半のロシアの数学者です。すごい数学者……みたいですが、ごめん。数学的にどれぐらいすごいのかわかんないや。
ここから先は、ほぼウィキペディア情報です。
19世紀、ロシアの女性は高等教育を受けられませんでした。また父や夫からの許可がないと外国に出られません。そこで向学心溢れる上流階級の女性は、偽装結婚をして外国に留学したそうです。
ソフィアも偽装結婚をして外国へ留学し、目覚ましい成果をあげます。しかし、いつの間にか子供が生まれました。
あれ? 偽装結婚じゃなかったの?
ハーレクイン的な展開があったようで、偽装結婚が本当の結婚になったのです。
ここでいつまでも夫と幸せに暮らせれば、本当にハーレクインなのですが、現実は厳しく、夫の事業の失敗により関係が悪化し別居。しかも夫は自殺してしまいます。
その後も彼女は波乱万丈な人生をおくり、新たな恋人とも出会いますが、四十一歳の若さでなくなります。
私は知らなかったのですが、結構有名な方のようです。
話を戻します。
金メダルを取るぞ! 東大に入るぞ! 魔王を倒すぞ!
困難なクエストに向かってがむしゃらに挑む姿は、フィクションでもノンフィクションでも感動を呼びます。スポコンドラマでもファンタジーラノベでも、主人公は大きな目標に向かって突き進みます。
が、恋愛小説は、スポーツやファンタジーと違います。主人公は恋愛という目標にまっすぐ進みません。
恋愛に興味のない二人が出会いトラブルを乗り越えて結ばれる話が、王道です。最初から「金持ちのイケメンのセレブ」をがむしゃらに求める話は、少数のようです。
「偽装結婚」物語も同様です。
ヒロインは、恋愛とかイケメンに興味ないけど、借金とかおじいちゃんの遺言とかその他もろもろの仕方ない事情で、仕方なく結婚します。ただし、相手は「イケメン」限定。
現実問題、男女ともにカレカノ欲しいという要求はあり、その手のマニュアルや攻略サイトはいっぱいあります。私もその手の本、読みましたとも!
ですが、勉強のために参考書を読む行動は称賛されるのに、恋愛では、「マニュアルを読まないと恋愛もできないのか」と、馬鹿にされます。
本当に、貪欲にセレブ男子をゲットする話はNGなのか? ちょっと考えてみました。
毒親に苦しめられた女子が一流大学に合格。しかし親のせいで進学を阻止され、中小企業に就職。そこはブラック企業だった。
彼女は決意する。超絶イケメンセレブ男子をゲットしてやる! と。
こういう話なら、私はヒロインを応援します。
では、もう一つ。
とある女子。大企業の父のコネで子会社に就職。定時で帰る日々。
このままじゃ人生ぱっとしないなあ、と、社長夫人の座を狙う。
こういう話でヒロインが社長の息子とハッピーになったら、すげーモヤモヤします。
-100が+500を目指す話には感動できるけど、+50が+100を目指す話には感動よりジェラシーが先立つ。
自分より可哀相な人が自分より上に行くのは嬉しい。だけど、自分とさほど変わらない人が自分より少し上に出られると、妙にリアルだからこそ、フィクションだとしても足を引っ張りたくなります。
え? こう思うの私だけ? 心狭すぎ? うん、狭いね。
それともう一つ。非モテの僻みでしょうが、恋愛って、だましあいの要素ありません?
恋愛のスタートは、どちらかが何らかの下心を抱いて接近します。が、最初から下心をストレートに打ち明けませんよね? エッチしたいとか結婚したいなんて、いきなり言わないよね? 大体「勉強、教えてあげる」「試合応援に行くよ」と、下心か純粋な友情かわからないラインで攻めるよね? それで少しずつ距離を縮めるよね?
だけど、恋愛以外のジャンルだと、最初から「海賊王になるぞー!」と宣言するでしょ?
現実の恋愛では駆け引きも重要なテクニック。でも、物語の主人公に駆け引きは相応しくない。しかも相手は、人間、それも敵ではなく最大の味方。
だから恋愛小説では、真正面から挑むのではなく、偶発的な原因で惹かれあう話になるのでしょう。
今から書くことには、何の根拠もありません。そりゃないさ。非モテの妄想だもん。
恋愛は聖なるもの、愛の誓いは永遠です。浮気は言語道断です。相手が貧しくなろうが病になろうが、愛は不変です。ましてやデブったとかハゲたとかいう外見上の変化で愛が醒めるなんて、ぜーったいに許されません。
愛が破れたときの必殺キーワード「それは本当の愛ではない」
愛は、神聖不可侵なものです。
一方、恋愛は、遺伝子の戦略といえます。多くの生物が有性生殖を取るのは、単性生殖より、環境変化といったリスクに対応できるからでしょう。
だから、伴侶選びには慎重になるし、子供に口うるさくなるのです。
恋愛とは、生々しい生存競争です。
恋愛を神聖視するのは、この生々しさを隠すためな気がします。
恋愛にガツガツすると、なんでドン引きされるんだろ? ってグチャグチャ考えてみたのですが、非モテだからか教養がないからか、しっくりする原因が思いつきませんでした。
すいません。これ以上、非モテが恋愛を語るのはやめておきます。
次回からこのエッセイの本来のテーマ、小説執筆への愚痴に戻します。
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