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登場人物の名前~長編『「日本人」最後の花嫁』より~
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小説投稿エッセイ、前回に続き、長編小説を宣伝します。今回は、二つ目の長編の登場人物を紹介しましょう。
エッセイで何度も宣伝した『「日本人」最後の花嫁』は、約150年後の日本が舞台です。日本人が一家族だけになり、国民のほとんどが他国出身者で、日本語や日本の文字も消滅寸前という設定です。
こちらが登場人物です。
グループ1
鈴木ひみこ
鈴木太郎
鈴木花子
グループ2
フィッシャー・エルンスト
チャン・シュウイン
グエン・ホア
リー・ジミー
モーガン・ベス
カン・シフ
グループ3
アレックス・ダヤル(アレッサンドロ・ダヤル・パレオロゴ)
ラニカ・ダヤル
フィリッポ・パレオロゴ
アイーダ/アブリエット
ルドラ
グループ4
タマ
小説の舞台はほぼ札幌なのに、登場人物一覧を見ると翻訳小説みたいです。なんかカッコいいぞ。
ざっくりと4グループに分けました。グループ1とグループ2はどちらも日本人なので、氏名表記は、名字+名前としました。
グループ1が唯一残された日本人一家、鈴木さんです。私の若いころ、日本で一番多いのが鈴木さんでした。
今は、佐藤さんですね。まあ鈴木さんは二位ですが、都内では一位だし、一位の佐藤さんとの差はそこそこなので、いいかな? だめ? 小説できちゃったし。
ヒロインひみこは、もちろん邪馬台国の女王卑弥呼から来ています。
グループ2はグループ1と同じ日本人ですが、大分雰囲気が違いますね。
執筆当初は、グループ2の日本人たちには、タナカ・ニコライ、または、ハート・ヨシミのように、氏名のどちらかに日本人属性を入れました。
が、それでは「最後の日本人」の孤独感が表現されないと気がつき、公開前日、あわててグループ2の名前を変更しました。
グループ3は日本人ではありません。なので、名+氏と表記しました。
なお現在、国際論文では氏名を「氏,名」と表記しています。東アジア系民族が力を着けていることから、将来、国際的な氏名の表記は「氏,名」となるんじゃないかと、勝手に妄想しております。
たった一人のグループ4のタマは、モニターや時計にチョコチョコ現れる平面AIキャラです。登場人物一覧を作った時、人間じゃないからいらないでしょ、と外していましたが、彼も重要人物?だと気がつき、加えました。
ビジュアルは三毛猫です。連載してから気づいたのですが、三毛猫って遺伝の関係で、ほぼメスだそうです。しかし、小説のAIタマは女子っぽくありません……まあ、リアルの猫じゃないからいいか、と、そのままにしています。
グループ3の話に戻ります。
ここのトップ、アレックス・ダヤルは、本作のヒーロー(でいいのか?)です。
ここからは小説のあとがきと被りますので、既読の方はサラッと読み飛ばしてください。
私はハーレクインの漫画が大好きです。ハーレクインとは、イギリス発祥の女性向け恋愛小説のレーベルです。私は小説より漫画版を読んでいます。
ヒーローは、IT富豪やヨーロッパやアラブの王子などの大金持ち。もちろん高身長のイケメン。
ハーレクインでいう高身長は190cm以上です。日本では180cmで充分高身長となりますが、ヨーロッパでは、民族によっては平均身長がそれぐらいあります。
日本では北欧やドイツの色白金髪が美青年イメージですが、ハーレクインではあまり人気がありません。私、漫画は相当読みましたが、ドイツ人ヒーローは、一人だけだったなあ。日本で人気ありそうな北欧系ヒーローもお目にかかったことありません。
ラテン系で小麦色の肌に黒髪、そして青い目が、典型的なハーレクインヒーローです。
長々とハーレクイン漫画ラブを書いたのは、理由があります。小説のヒーロー(?)の名は、私の大好きなハーレクイン漫画『花嫁の値段』のヒーロー、アレックスから取ったからです。こちらはギリシャの富豪です。
ハーレクインに限らず恋愛物語では、いがみ合う男女が仲良くなるのが定番です。
『花嫁の値段』もその通りで、当初は憎み合っていた二人が、少しずつ心を開きます。そしてヒーローがヒロインの秘密を知ったとき、デレに転じます。デレ以降のヒーロー愛が、カッコいいんだわ~。憎み合っていた時の気丈なヒロインも美しく、マイフェイバリットハーレクイン漫画のひとつです。
好きなハーレクイン漫画については、また語ります。
ということで私のヒーロー(?)は、父はイタリア貴族、母はインドのIT富豪、青い目に黒髪のお坊ちゃまとしました。もちろん身長は190cm。
ハーレクインと違うのは、母がインド人というところでしょうか。私は、ハーレクイン漫画でインド系ヒーロー・ヒロインを見たことがありません。
アラブ系ヒーローは、ハーレクインの一大ジャンルを形成しているんだけどね。
さらにヒーローの本名、アレッサンドロ・ダヤル・パレオロゴについて。
アレッサンドロは、アレクサンダーのイタリア語形です。彼の父は、フィリッポ・パレオロゴというイタリア貴族です。
アレックスの父をフィリッポにしたのは、歴史で名高いアレクサンドロス大王の父、マケドニア王フィリッポスから来ています。
名字のパレオロゴは、東ローマ帝国最後の皇帝パレオロゴスから取りました。微妙に名前が違うのは、東ローマ帝国の皇帝はギリシャ人、小説のパレオロゴは、イタリア人だからです。
最後の皇帝は、オスマン・トルコ軍に殺されましたが、傍系が亡命し、今でも末裔がイタリアにいるそうです。検索してみると、パレオロゴという名の方は、結構いらっしゃいます。
イタリアには貴族のパレオロゴさんがいて、ビザンツ皇帝の末裔を名乗っているらしいです。
高貴な血筋設定を探したのですがヨーロッパの王族や貴族がよくわからないので、東ローマ帝国から借用しました。
東ローマ帝国は千年以上続いた長い帝国ですが、王朝は何度か変わっています。パレオロゴ王朝は、最後の約二百年間、君臨しました。
なおネタバレになるのであまり語りませんが、私の小説はハーレクイン的展開にはならない、と警告しておきます。なのでヒーローに(?)と付けておきました。
小説のあとがきと同じように、ヒーローの話ばかり語ってしまいました。
この小説のネーミングで苦労したのは、外国風の名前です。
分類のグループ2は、日本人とはいえ先祖は外国人。外国の名前なんて、英語系しかわかりません。
チョコチョコ検索で見つけた外国人の人名リストに頼りました。検索した国は、インド・中国・ベトナム・韓国。さらに、日本人が聞いても語感からキャラがイメージしやすい名前にしました。
ただし、次の二名は意味あります。
アイーダ
オペラのアイーダからです。このオペラについては以前、エッセイで語りました。学生時代、このオペラの合唱に参加したので、思い入れがあります。
フィッシャー・エルンスト
ドイツ系にしたかったんです。「エルンスト」は元祖乙女ゲーム「アンジェリークSpecial2」のクールな研究者から。ゲームのエルンスト様は眼鏡をかけています。小説ではゴーグルを被っています。ビジュアルは少々つながっていますが、性格はあまり被っていません。
ゲームでは攻略キャラですが(攻略キャラの中では一番、普通の人間)、小説のフィッシャーは中年のおっさんです。
名字の「フィッシャー」は、アイーダがオペラから取ったので、音楽つながりのドイツ人って誰かいないか探しました。
ドイツで音楽というと、ベートーベンやらバッハやらシューマンやらドチャドチャいます。が、誰もが知っている人だと、偉人のイメージに引きずられます。
そこで、知る人ぞ知る方を探します。バリトン名歌手、フィッシャー・ディースカウ(1925年~2012年)からお借りしました。年配のクラシック音楽ファンなら知ってるかもです。
「フィッシャー」という名は、ドイツでは名字にも名前にもなるそうです。ご先祖様は漁師さんでしょうか?
以上、小説の宣伝でした。次回のテーマは、サブタイトルについて。引き続き、小説を宣伝します。
エッセイで何度も宣伝した『「日本人」最後の花嫁』は、約150年後の日本が舞台です。日本人が一家族だけになり、国民のほとんどが他国出身者で、日本語や日本の文字も消滅寸前という設定です。
こちらが登場人物です。
グループ1
鈴木ひみこ
鈴木太郎
鈴木花子
グループ2
フィッシャー・エルンスト
チャン・シュウイン
グエン・ホア
リー・ジミー
モーガン・ベス
カン・シフ
グループ3
アレックス・ダヤル(アレッサンドロ・ダヤル・パレオロゴ)
ラニカ・ダヤル
フィリッポ・パレオロゴ
アイーダ/アブリエット
ルドラ
グループ4
タマ
小説の舞台はほぼ札幌なのに、登場人物一覧を見ると翻訳小説みたいです。なんかカッコいいぞ。
ざっくりと4グループに分けました。グループ1とグループ2はどちらも日本人なので、氏名表記は、名字+名前としました。
グループ1が唯一残された日本人一家、鈴木さんです。私の若いころ、日本で一番多いのが鈴木さんでした。
今は、佐藤さんですね。まあ鈴木さんは二位ですが、都内では一位だし、一位の佐藤さんとの差はそこそこなので、いいかな? だめ? 小説できちゃったし。
ヒロインひみこは、もちろん邪馬台国の女王卑弥呼から来ています。
グループ2はグループ1と同じ日本人ですが、大分雰囲気が違いますね。
執筆当初は、グループ2の日本人たちには、タナカ・ニコライ、または、ハート・ヨシミのように、氏名のどちらかに日本人属性を入れました。
が、それでは「最後の日本人」の孤独感が表現されないと気がつき、公開前日、あわててグループ2の名前を変更しました。
グループ3は日本人ではありません。なので、名+氏と表記しました。
なお現在、国際論文では氏名を「氏,名」と表記しています。東アジア系民族が力を着けていることから、将来、国際的な氏名の表記は「氏,名」となるんじゃないかと、勝手に妄想しております。
たった一人のグループ4のタマは、モニターや時計にチョコチョコ現れる平面AIキャラです。登場人物一覧を作った時、人間じゃないからいらないでしょ、と外していましたが、彼も重要人物?だと気がつき、加えました。
ビジュアルは三毛猫です。連載してから気づいたのですが、三毛猫って遺伝の関係で、ほぼメスだそうです。しかし、小説のAIタマは女子っぽくありません……まあ、リアルの猫じゃないからいいか、と、そのままにしています。
グループ3の話に戻ります。
ここのトップ、アレックス・ダヤルは、本作のヒーロー(でいいのか?)です。
ここからは小説のあとがきと被りますので、既読の方はサラッと読み飛ばしてください。
私はハーレクインの漫画が大好きです。ハーレクインとは、イギリス発祥の女性向け恋愛小説のレーベルです。私は小説より漫画版を読んでいます。
ヒーローは、IT富豪やヨーロッパやアラブの王子などの大金持ち。もちろん高身長のイケメン。
ハーレクインでいう高身長は190cm以上です。日本では180cmで充分高身長となりますが、ヨーロッパでは、民族によっては平均身長がそれぐらいあります。
日本では北欧やドイツの色白金髪が美青年イメージですが、ハーレクインではあまり人気がありません。私、漫画は相当読みましたが、ドイツ人ヒーローは、一人だけだったなあ。日本で人気ありそうな北欧系ヒーローもお目にかかったことありません。
ラテン系で小麦色の肌に黒髪、そして青い目が、典型的なハーレクインヒーローです。
長々とハーレクイン漫画ラブを書いたのは、理由があります。小説のヒーロー(?)の名は、私の大好きなハーレクイン漫画『花嫁の値段』のヒーロー、アレックスから取ったからです。こちらはギリシャの富豪です。
ハーレクインに限らず恋愛物語では、いがみ合う男女が仲良くなるのが定番です。
『花嫁の値段』もその通りで、当初は憎み合っていた二人が、少しずつ心を開きます。そしてヒーローがヒロインの秘密を知ったとき、デレに転じます。デレ以降のヒーロー愛が、カッコいいんだわ~。憎み合っていた時の気丈なヒロインも美しく、マイフェイバリットハーレクイン漫画のひとつです。
好きなハーレクイン漫画については、また語ります。
ということで私のヒーロー(?)は、父はイタリア貴族、母はインドのIT富豪、青い目に黒髪のお坊ちゃまとしました。もちろん身長は190cm。
ハーレクインと違うのは、母がインド人というところでしょうか。私は、ハーレクイン漫画でインド系ヒーロー・ヒロインを見たことがありません。
アラブ系ヒーローは、ハーレクインの一大ジャンルを形成しているんだけどね。
さらにヒーローの本名、アレッサンドロ・ダヤル・パレオロゴについて。
アレッサンドロは、アレクサンダーのイタリア語形です。彼の父は、フィリッポ・パレオロゴというイタリア貴族です。
アレックスの父をフィリッポにしたのは、歴史で名高いアレクサンドロス大王の父、マケドニア王フィリッポスから来ています。
名字のパレオロゴは、東ローマ帝国最後の皇帝パレオロゴスから取りました。微妙に名前が違うのは、東ローマ帝国の皇帝はギリシャ人、小説のパレオロゴは、イタリア人だからです。
最後の皇帝は、オスマン・トルコ軍に殺されましたが、傍系が亡命し、今でも末裔がイタリアにいるそうです。検索してみると、パレオロゴという名の方は、結構いらっしゃいます。
イタリアには貴族のパレオロゴさんがいて、ビザンツ皇帝の末裔を名乗っているらしいです。
高貴な血筋設定を探したのですがヨーロッパの王族や貴族がよくわからないので、東ローマ帝国から借用しました。
東ローマ帝国は千年以上続いた長い帝国ですが、王朝は何度か変わっています。パレオロゴ王朝は、最後の約二百年間、君臨しました。
なおネタバレになるのであまり語りませんが、私の小説はハーレクイン的展開にはならない、と警告しておきます。なのでヒーローに(?)と付けておきました。
小説のあとがきと同じように、ヒーローの話ばかり語ってしまいました。
この小説のネーミングで苦労したのは、外国風の名前です。
分類のグループ2は、日本人とはいえ先祖は外国人。外国の名前なんて、英語系しかわかりません。
チョコチョコ検索で見つけた外国人の人名リストに頼りました。検索した国は、インド・中国・ベトナム・韓国。さらに、日本人が聞いても語感からキャラがイメージしやすい名前にしました。
ただし、次の二名は意味あります。
アイーダ
オペラのアイーダからです。このオペラについては以前、エッセイで語りました。学生時代、このオペラの合唱に参加したので、思い入れがあります。
フィッシャー・エルンスト
ドイツ系にしたかったんです。「エルンスト」は元祖乙女ゲーム「アンジェリークSpecial2」のクールな研究者から。ゲームのエルンスト様は眼鏡をかけています。小説ではゴーグルを被っています。ビジュアルは少々つながっていますが、性格はあまり被っていません。
ゲームでは攻略キャラですが(攻略キャラの中では一番、普通の人間)、小説のフィッシャーは中年のおっさんです。
名字の「フィッシャー」は、アイーダがオペラから取ったので、音楽つながりのドイツ人って誰かいないか探しました。
ドイツで音楽というと、ベートーベンやらバッハやらシューマンやらドチャドチャいます。が、誰もが知っている人だと、偉人のイメージに引きずられます。
そこで、知る人ぞ知る方を探します。バリトン名歌手、フィッシャー・ディースカウ(1925年~2012年)からお借りしました。年配のクラシック音楽ファンなら知ってるかもです。
「フィッシャー」という名は、ドイツでは名字にも名前にもなるそうです。ご先祖様は漁師さんでしょうか?
以上、小説の宣伝でした。次回のテーマは、サブタイトルについて。引き続き、小説を宣伝します。
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