ベッドの上の花嫁

野うさぎ

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第1章 幼馴染と恋愛した場合

プロローグ

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 私は、閉じ込められている。
 このベッド以外、なにもない白い空間で・・・。

 水色ショートヘアーの私は、ベッドの上で、鎖に両手や両足を鎖につながれた状態で、いつもベッドで寝ていた。
 というか、ベッドの上でしか一日を過ごせない。
 起き上がろうとしたり、寝返りをうとうとしただけで、鎖がジャラジャラと音を鳴らして、正直言うと、熟睡はできていない方だと思う。

 時計も置いてないし、白い部屋以外は何もないために、どのくらいの時間が過ぎていくのかわからない。
 
 そして、誰かが入ってきた。
 白い扉を開けたのは、私をこの部屋に閉じ込めた、張本人だ。

「少しは、反省できたか、裏切りさん」

 彼は、無表情で質問をするけど、何を考えているのか全然読めない。
 本来ならば、なんて答えるのが正解なのは考えなくてはいけないところかもしれないけれど、私はそれよりも、「どうして、こんなところに閉じ込めたの?」という気持ちの方が先走り、感情的になってしまった。

「私が、いつどこで裏切ったって言うの?

よくわからないよ」

「将来、結婚しようとって約束して、他の人と婚約しちゃったのは、どこの誰かな?」

「そんな覚えない!」

 私は、なぜか大声を出してしまった。
 全然知らない人ならもっと慎重だったのだろうけど、相手が昔からの付き合いとなると、私はどうしても無縁慮になってしまう。

 この人は、私の小学六年生の頃からの幼馴染で、長い付き合いがある。
 だけど、私の記憶をどんなに探っても、幼馴染と婚約した覚えはなかった。

 どちらにしても、私は恋愛感情なんてないし、あいつとはただの腐れ縁だ。

「私は、どちらにしても君なんて好きじゃない。

好きじゃないのだから、ただの幼馴染として過ごすしかない」

「そうか。

あの約束だけを頼りに生きてきたけれど、僕は君にまんまと騙されていたということか。

じゃあ、婚約破棄しないとね、例の男とね」

「運命の人を見つけたの。

だから、婚約しただけ。

一体、何が悪いの?」

 私が本気で好きになった運命の人だけど、勢いで婚約した。

「そいつのどこが、よかったんだ?」

「それは、どこだろうね」

「知らないで付き合ったの?

君らしいね。

しかも、結婚できる年齢でもないのにいいのか?」

「そんなこと、わかっている。

お互いの親も、反対だったし」

「だろうね」

「それでも、運命の人だったの」

「どこが、そうなのか、はっきりしてから、答えてほしいな。

それに、あいつは、DV気質で、事件も起こしていた」

「そこに閉じこめている君も、まさに危ない男じゃないの?」

「それはそうだけど・・・・」
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