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番外編 アーチャークエスト
美元 繭の物語
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あたくしは、美元 繭。
身長は、女子にしてみて低くも高くもありませんわね。
あたくしには、あたくしと正反対の性格で、親友の蒼空 守璃様がいらっしゃいますわ。
彼女とは小学三年生の時から仲良しですの。
当日、英語が苦手なためお母様のすすめで英会話教室に通い、そこから仲良しですわ。
ただ、英会話はあたくしが飽きて11ヶ月ぐらいで辞めましたが。
昔から音楽教室、ダンス、スケート、バレエ、ピアノ、個別指導塾、集団塾、手話、サークルなど習い事を始めては続かなかったんですの。
お母様はあたくしのやることを否定することなく、あたくしのやりたいことはやらせてくれましたわ。
水族館、動物園、海外旅行(ハワイだったような気がしますわね)などを小さい頃に行かせてくれました。
小学に入るとアイドルに興味を持ち初めて、アイドルのコンサートやライブ、握手会にも連れてってくれましたわ。
お気に入りの少々漫画は全巻集めました。
何故お母様がここまでのことをあたくしにして下さるのかというと、お父様と結婚するまでお母様が貧乏だったためいろいろと我慢していたそうです。
せめて自分の子どもだけは自由にしてあげたいそうですわ。
石ノ木様を見つけました。
「石ノ木様」
「何だよ?」
「何てことをしたのですか?」
「何をだよ?」
「異世界崩壊と歴史改ざんです。
元に戻していただけないですか?」
「やだね」
あたくしは修行により、浄化を身に付けましたわ。
なら、あたくしの浄化で‥‥。
「ええい」
誰が見ても構うものですか。
あたくしはスティックを振り、スティックから光が出ました。
すると浄化しました石ノ木様から黒いものが‥‥
「きゃあ」
「お前の歴史も改ざん‥‥」
ならば、スティックで浄化をしてあげますわ。
あたくしはスティックにひたすら力を込めました。
「歴史改ざんなんてされませんわ。
あたくしには、大切な思い出がありますもの」
あたくしには、お母様の思い出や、守璃様の思い出、いろんな方との思い出‥‥どれも手放したくないんですの。
「なんだ‥‥この力は‥‥」
あれは、石ノ木様じゃありませんわね。
石ノ木様に何かとりついてるとしかいいようがありません。
「よくもやってくれたな。
石ノ木もろとも、この世界ごとぶっ飛ばしてくれるわ」
一瞬何が起きたのか理解できませんでした。
あたくしはすごい力で吹っ飛ばされました。
こうして、あたくしたちの世界は崩壊しました。
石ノ木様には崩壊や歴史改ざんの力がなくて、ただとりつかれていただけ。
守璃様や弓時様は無事でしょうか?
今のあたくしには確認するすべはありません。
あの爆発に巻き込まれてしまったから。
あの黒い煙は倒せたでしょうか?倒さなくては、他の誰かにとりつかれるだけですから。
ごめんなさい、あたくしは今更気がつきました。
あまりにも身勝手でしたわ。
あたくしはあたくしが良ければいいわけじゃないんですの。
皆様、どうかあたくしみたいなことを、しないで下さいわね?
あたくしのスティックがどこにあるかわからないので、誰か拾うことを願うばかりです。
どうか、あたくしのスティックを拾い、あの邪心の強い黒い煙を浄化してあげて下さいわね?
浄化は誰にも乗り移れるんです。
邪心は浄化するしかありません。だから、クーデレラが邪魔で歴史から消したんでしょうね。
クーデレラはあたくしの何倍もの浄化作用がありますから。
皆様、あたくしの代わりに幸せになって下さいですわ。
誰にでも、邪心にとりつかれることも、邪心になってしまうことはあるんでしょうね。
ですから、邪心と無縁の生活を送って下さいわね。
あたくしは死んだのか生きているのか自分でもよくわからないですわ。
あたくしは‥‥消えていく‥‥
もしかしたら、死んだのかもしれませんわね。
まわりに人もいませんし、確認もできませんわね。
あれから邪心はどうしたのでしょうか?
これから、あたくしはどこに向かうのでしょうか?
そして‥‥あたくしは‥‥本当に消えました‥‥
身長は、女子にしてみて低くも高くもありませんわね。
あたくしには、あたくしと正反対の性格で、親友の蒼空 守璃様がいらっしゃいますわ。
彼女とは小学三年生の時から仲良しですの。
当日、英語が苦手なためお母様のすすめで英会話教室に通い、そこから仲良しですわ。
ただ、英会話はあたくしが飽きて11ヶ月ぐらいで辞めましたが。
昔から音楽教室、ダンス、スケート、バレエ、ピアノ、個別指導塾、集団塾、手話、サークルなど習い事を始めては続かなかったんですの。
お母様はあたくしのやることを否定することなく、あたくしのやりたいことはやらせてくれましたわ。
水族館、動物園、海外旅行(ハワイだったような気がしますわね)などを小さい頃に行かせてくれました。
小学に入るとアイドルに興味を持ち初めて、アイドルのコンサートやライブ、握手会にも連れてってくれましたわ。
お気に入りの少々漫画は全巻集めました。
何故お母様がここまでのことをあたくしにして下さるのかというと、お父様と結婚するまでお母様が貧乏だったためいろいろと我慢していたそうです。
せめて自分の子どもだけは自由にしてあげたいそうですわ。
石ノ木様を見つけました。
「石ノ木様」
「何だよ?」
「何てことをしたのですか?」
「何をだよ?」
「異世界崩壊と歴史改ざんです。
元に戻していただけないですか?」
「やだね」
あたくしは修行により、浄化を身に付けましたわ。
なら、あたくしの浄化で‥‥。
「ええい」
誰が見ても構うものですか。
あたくしはスティックを振り、スティックから光が出ました。
すると浄化しました石ノ木様から黒いものが‥‥
「きゃあ」
「お前の歴史も改ざん‥‥」
ならば、スティックで浄化をしてあげますわ。
あたくしはスティックにひたすら力を込めました。
「歴史改ざんなんてされませんわ。
あたくしには、大切な思い出がありますもの」
あたくしには、お母様の思い出や、守璃様の思い出、いろんな方との思い出‥‥どれも手放したくないんですの。
「なんだ‥‥この力は‥‥」
あれは、石ノ木様じゃありませんわね。
石ノ木様に何かとりついてるとしかいいようがありません。
「よくもやってくれたな。
石ノ木もろとも、この世界ごとぶっ飛ばしてくれるわ」
一瞬何が起きたのか理解できませんでした。
あたくしはすごい力で吹っ飛ばされました。
こうして、あたくしたちの世界は崩壊しました。
石ノ木様には崩壊や歴史改ざんの力がなくて、ただとりつかれていただけ。
守璃様や弓時様は無事でしょうか?
今のあたくしには確認するすべはありません。
あの爆発に巻き込まれてしまったから。
あの黒い煙は倒せたでしょうか?倒さなくては、他の誰かにとりつかれるだけですから。
ごめんなさい、あたくしは今更気がつきました。
あまりにも身勝手でしたわ。
あたくしはあたくしが良ければいいわけじゃないんですの。
皆様、どうかあたくしみたいなことを、しないで下さいわね?
あたくしのスティックがどこにあるかわからないので、誰か拾うことを願うばかりです。
どうか、あたくしのスティックを拾い、あの邪心の強い黒い煙を浄化してあげて下さいわね?
浄化は誰にも乗り移れるんです。
邪心は浄化するしかありません。だから、クーデレラが邪魔で歴史から消したんでしょうね。
クーデレラはあたくしの何倍もの浄化作用がありますから。
皆様、あたくしの代わりに幸せになって下さいですわ。
誰にでも、邪心にとりつかれることも、邪心になってしまうことはあるんでしょうね。
ですから、邪心と無縁の生活を送って下さいわね。
あたくしは死んだのか生きているのか自分でもよくわからないですわ。
あたくしは‥‥消えていく‥‥
もしかしたら、死んだのかもしれませんわね。
まわりに人もいませんし、確認もできませんわね。
あれから邪心はどうしたのでしょうか?
これから、あたくしはどこに向かうのでしょうか?
そして‥‥あたくしは‥‥本当に消えました‥‥
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