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番外編 さんにんは美魔法少女

第5話

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 「さあ、美人で愛らしい少女たちよ、
タコチューと戦うんだ」

 納得できない。

「三人は美魔法少女、
三人は美魔法幼女、
三人は美魔法戦士、
三人は美魔法少年、
三人は美魔法青年、
これで揃った」

「どうゆうこと?」
「この通りだ」

 ジージーに紹介された。
 三人は美魔法少女は私たちのこと。
 三人は美魔法幼女は、三人の小学三年生の女の子たち。
 三人は美魔法戦士。
 三人は美魔法少年は、三人の中学生の男の子たち。
 三人は美魔法青年は、三人の高校生の男性たち。

 私たちは、ジージーの指導により、2年ぐらい修行をすることになった。
 変身の仕方や、変身の解き方、必殺技の放ち方など。

 2年の月日が流れたことにより、
 私たち美魔法少女は、中学三年生になり、
 美魔法幼女たちは、小学五年生になり、
 美魔法少年たちは、高校生になり、
 美魔法青年たちは、大学生になった。
 美魔法戦士たちは、大学院になった。

 美魔法幼女なんか、幼女と呼べる年齢ではない。
 身長は三人とも、小学三年生なみに低いとは思うけど。

「これだけできれば、タコチューと戦えるよな」

 中学三年生となれば受験生。
 進路とか決めたい時期なのに、戦うとか。
 美魔法幼女も、私立中学を受験する人は、今から勉強しなくてはならないはず。
 
 美魔法幼女は、みんな養女らしい。
 両親が他界、経済破産、虐待など複雑な家庭事情と悲しい過去を抱えている。
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