異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 世界でたった一人の魔法少女

第3話

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 目が覚めば白い壁にベッドの上。
 ここって‥‥?

「先生、女の子が目を覚ましました」
「よかった。君、大丈夫かい?」
 近くに人がいる。
「はい‥‥」
「君、自分の名前は言える‥‥?」
「名前‥‥」
 わたしの名前何だっけ?
確か‥‥琥珀《こはく》‥‥? 名字か名前かもわからない。
「琥珀です」

「倒れていたところを運ばれていったんですよ」
 あんまりよく覚えてない‥‥。
「家族は誰かわかるかい?」
「家族?」
 そんなものわたしにいたかな?
 わたしがどこの誰かわからないけど、わたしは魔法少女。
 魔法少女であるわたしは記憶がどこか抜けていて、ここにいる。
 わたしは魔法少女だけど、戦った記憶もない。
 まず本当に魔法少女なのかもわからない。

「家族はわかりません」
「わからない?」
「はい。本当の家族かどうかもわからないんです。もしかしたら、違うような気もするんです」
「違ってもいいから言ってみて」
「宇宙にいると思うんです」
「宇宙に関係する職業かい?」
「職業というよりも、宇宙に住んでるかんじなんです。
宇宙で生活していて、わたしがたまたま地球にいた、みたいな」
「君は宇宙人と言いたいのかい?」
「わたしは宇宙人じゃありません。
地球生まれなんですが、星に当たってー」
  突然星に当たって気絶したわたしがフラッシュバックしてわたしは意識を途絶えた。

 わたしは降ってくる星から逃げきれなくて、その後はー。
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