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番外編 左目に隠された不思議な力は
第1話
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僕は、ウィーツ。身長161センチ。
年齢は19歳前後だけど、童顔で小柄のため、中学生に間違われたり、女顔でもあるため、女の子に間違われることがある。
僕としては、女の子に間違われることは日常茶飯事なので、慣れ切っている。
僕は左目を髪で隠しているショートセミロング。一応、髪を縛ることもできなくもない。
黒髪で、黒目。低身長や童顔なところは父さんに似ていると思われていて、
性格は母さんやおばあちゃんに(母方の祖母や父方の祖母)似ていると思われている。
僕の母さんは右目を髪で隠している。昔は髪を腰まで伸ばしていたみたいだけど、今はボブヘア―となっている。
僕は呪いを左目に、母さんは呪いを右目に受け継いでいる。
それが関係しているかはわからないけど、遺伝子的に力を受け継ぎ、そこで覚醒することになった。
どんな力かは、後で説明しておくよ。
僕は父さんが王子様で、二人兄弟の長男だった。
だけど、母さんの愛を優先して、国王になることを放棄した。
だから、父さんの弟が国王になっている。
僕の父方の祖父は高身長で髪は金髪の老け顔だった。
父方の祖母は小柄で、黒髪、黒目、童顔だった。
父さんは昔は短髪だったのに、今は髪を伸ばしている。
一人称は「俺」。
僕は父さんの身長を抜かせているようで、抜かせていない。
大体同じくらいじゃないかな。身長が162センチとか163センチだったりするから。
僕はドラゴンに変身できる能力もあるし、人間の姿でも、ドラゴンの姿でも、空を飛ぶこともできる。
それは、僕が異人種と人間のハーフだから。
父さんは人間だ。母さんは人間ではなく、人間の姿をしているけれど、異人種。竜神族だ。
僕は今まで母方の祖父に育てられていたけれど、家出を決意した。
僕は、姿を消すことにしたんだ。
闇の塔に向かったことがあって、闇の門番っていうのに、いろいろ聞かされたんだ。
「君の両親も、君の母方の祖母とか、父方の祖母も、みんな生きている」
「生きているって・・・・」
「そう、貴様もその世界に行けば会える。
その代わり、今の世界にいる人たちと会うことはできなくなるがな」
「それなら、いいんじゃない?」
軽い受け答えだった。
僕は元々の世界が好きになれなくて、今いる人たちと離れることになっても、自分を捨てたかった。
元いる世界で散々な思いをしたのなら、ここにいる必要がないように感じてもくる。
「心の弱みが見えておるぞ」
心の弱み?言っている意味がわからなかったけれど、僕に弱みなんてないと思うので、「何のことかな?」と言った。
「ほう。自分の弱さに気づいてないな」
そこで、景色は変わり、僕は見たくもないものを見せられた。
僕は記憶喪失になって、いやだ、思い出したくもない。
僕は両親もいなくて、人間とのハーフで、普通の人と違う生活となった。
生まれ故郷でも、拾われたところでも、苦労した。
僕には、同い年の幼馴染と、血の繋がらない両親がいた。
数々の記憶が蘇ってきた。
そう、肉親がいない。
ウィーツっていう自分の名前しかわからなかった。それ以外の記憶を失っていて、他の記憶を思い出そうとすることがいやで、僕は自分で封じていた。
この名前も嫌い。捨てたい。名前を変えたい。自分なんて嫌いだ。
過去に戻してよ。違う自分になりたい。
憎い。憎い、憎んじゃだめだ。
こうして、僕は自分が何でここにいるのか、何で戦っているのか、何をしたいかも、わからなくなっていた。
別の世界に行けるのなら、そうしたい。
そして、死にたい。
ここで、闇の門番が「死にたいなら、殺してあげるよ」と剣を持って、僕を殺した。
僕が転生したのは、呪いを持つ死神だった。
闇の門番での闇を乗り越えての試験、不合格だった。
不合格は、それなりの代償があると聞いたけれど、それが死刑となり、異世界転生して、呪いの死神になるとは思わなかったな。
僕はあと何年生きるのだろう?ずっとかな。
闇の門番って、結局何者だったのかな。
闇の門番が僕の後ろに立ち、「君はもう逃げられない」と囁いた。
この世界は光とか闇とかという概念がなくて、人間と異人種が暮らしていた。
ここで死神の少女に出会う。
「もうしかして、闇の門番の試験に不合格だったの?」
「うん」
そんなに悔しくもないけれど、「不合格」という言葉は僕を複雑な気持ちにさせた。
「そうなの。私はユリマって、憶えてる?本当に久しぶりね」
「うん、本当に久しぶり。僕はこの世界では黒竜って呼ばれている」
黒竜っていうのは僕の本名ではないけれど、黒い竜に変身できるから、人間たちがつけた名前だ。
特別好きってわけでもないけれど、本名よりはよかった。
ユリマは僕の元いた世界と今、いる世界を行ったり来たりできる。
ユリマは生きているからそうゆうことができるけれど、僕は殺されたので、もう帰っては来られない。生き返る方法を見つけない限りはね。
ユリマは茶色の髪を一本のみつあみにして、翡翠色の宝石のような瞳を持つ美人だった。
ユリマの両親も向こうの世界では死んだことになっているけれど、こちらの世界では生きているらしい。
僕も、ユリマの両親が誰なのか気にならなくもない。
僕はこんな僕でも怖がらずに受け入れてくれて、優しくしてくれるユリマのことを好きになりつつあったけれど、自分に自信はなかった。
僕なんかが、ユリマを好きになってもいいのかっていつも思っていたから。
僕も自分の両親がいなくて、見つけられて嬉しかった。
ユリマも嬉しかったらしい。死んでいた自分の両親に会えて。
死神になっていた僕は、人を呪える存在になった。
だけど、ユリマはそんな僕を死神としてではなくて、 僕として接してくれているのがわかる。
だから、僕にはこの人しかいないように感じてもくる。
「黒竜、私もドラゴンに変身したいわ」
「変身できても、何もいいことはない」
「あるわ。もっとポジティブになりましょう」
ネガティブな僕とポジティブなユリマは、正反対だった。
僕は一人ではかなり寂しかったりするし、どうしていいのかわからなかったりするけれど、ユリマでも、誰でもだれかいてくれるとありがたかった。
年齢は19歳前後だけど、童顔で小柄のため、中学生に間違われたり、女顔でもあるため、女の子に間違われることがある。
僕としては、女の子に間違われることは日常茶飯事なので、慣れ切っている。
僕は左目を髪で隠しているショートセミロング。一応、髪を縛ることもできなくもない。
黒髪で、黒目。低身長や童顔なところは父さんに似ていると思われていて、
性格は母さんやおばあちゃんに(母方の祖母や父方の祖母)似ていると思われている。
僕の母さんは右目を髪で隠している。昔は髪を腰まで伸ばしていたみたいだけど、今はボブヘア―となっている。
僕は呪いを左目に、母さんは呪いを右目に受け継いでいる。
それが関係しているかはわからないけど、遺伝子的に力を受け継ぎ、そこで覚醒することになった。
どんな力かは、後で説明しておくよ。
僕は父さんが王子様で、二人兄弟の長男だった。
だけど、母さんの愛を優先して、国王になることを放棄した。
だから、父さんの弟が国王になっている。
僕の父方の祖父は高身長で髪は金髪の老け顔だった。
父方の祖母は小柄で、黒髪、黒目、童顔だった。
父さんは昔は短髪だったのに、今は髪を伸ばしている。
一人称は「俺」。
僕は父さんの身長を抜かせているようで、抜かせていない。
大体同じくらいじゃないかな。身長が162センチとか163センチだったりするから。
僕はドラゴンに変身できる能力もあるし、人間の姿でも、ドラゴンの姿でも、空を飛ぶこともできる。
それは、僕が異人種と人間のハーフだから。
父さんは人間だ。母さんは人間ではなく、人間の姿をしているけれど、異人種。竜神族だ。
僕は今まで母方の祖父に育てられていたけれど、家出を決意した。
僕は、姿を消すことにしたんだ。
闇の塔に向かったことがあって、闇の門番っていうのに、いろいろ聞かされたんだ。
「君の両親も、君の母方の祖母とか、父方の祖母も、みんな生きている」
「生きているって・・・・」
「そう、貴様もその世界に行けば会える。
その代わり、今の世界にいる人たちと会うことはできなくなるがな」
「それなら、いいんじゃない?」
軽い受け答えだった。
僕は元々の世界が好きになれなくて、今いる人たちと離れることになっても、自分を捨てたかった。
元いる世界で散々な思いをしたのなら、ここにいる必要がないように感じてもくる。
「心の弱みが見えておるぞ」
心の弱み?言っている意味がわからなかったけれど、僕に弱みなんてないと思うので、「何のことかな?」と言った。
「ほう。自分の弱さに気づいてないな」
そこで、景色は変わり、僕は見たくもないものを見せられた。
僕は記憶喪失になって、いやだ、思い出したくもない。
僕は両親もいなくて、人間とのハーフで、普通の人と違う生活となった。
生まれ故郷でも、拾われたところでも、苦労した。
僕には、同い年の幼馴染と、血の繋がらない両親がいた。
数々の記憶が蘇ってきた。
そう、肉親がいない。
ウィーツっていう自分の名前しかわからなかった。それ以外の記憶を失っていて、他の記憶を思い出そうとすることがいやで、僕は自分で封じていた。
この名前も嫌い。捨てたい。名前を変えたい。自分なんて嫌いだ。
過去に戻してよ。違う自分になりたい。
憎い。憎い、憎んじゃだめだ。
こうして、僕は自分が何でここにいるのか、何で戦っているのか、何をしたいかも、わからなくなっていた。
別の世界に行けるのなら、そうしたい。
そして、死にたい。
ここで、闇の門番が「死にたいなら、殺してあげるよ」と剣を持って、僕を殺した。
僕が転生したのは、呪いを持つ死神だった。
闇の門番での闇を乗り越えての試験、不合格だった。
不合格は、それなりの代償があると聞いたけれど、それが死刑となり、異世界転生して、呪いの死神になるとは思わなかったな。
僕はあと何年生きるのだろう?ずっとかな。
闇の門番って、結局何者だったのかな。
闇の門番が僕の後ろに立ち、「君はもう逃げられない」と囁いた。
この世界は光とか闇とかという概念がなくて、人間と異人種が暮らしていた。
ここで死神の少女に出会う。
「もうしかして、闇の門番の試験に不合格だったの?」
「うん」
そんなに悔しくもないけれど、「不合格」という言葉は僕を複雑な気持ちにさせた。
「そうなの。私はユリマって、憶えてる?本当に久しぶりね」
「うん、本当に久しぶり。僕はこの世界では黒竜って呼ばれている」
黒竜っていうのは僕の本名ではないけれど、黒い竜に変身できるから、人間たちがつけた名前だ。
特別好きってわけでもないけれど、本名よりはよかった。
ユリマは僕の元いた世界と今、いる世界を行ったり来たりできる。
ユリマは生きているからそうゆうことができるけれど、僕は殺されたので、もう帰っては来られない。生き返る方法を見つけない限りはね。
ユリマは茶色の髪を一本のみつあみにして、翡翠色の宝石のような瞳を持つ美人だった。
ユリマの両親も向こうの世界では死んだことになっているけれど、こちらの世界では生きているらしい。
僕も、ユリマの両親が誰なのか気にならなくもない。
僕はこんな僕でも怖がらずに受け入れてくれて、優しくしてくれるユリマのことを好きになりつつあったけれど、自分に自信はなかった。
僕なんかが、ユリマを好きになってもいいのかっていつも思っていたから。
僕も自分の両親がいなくて、見つけられて嬉しかった。
ユリマも嬉しかったらしい。死んでいた自分の両親に会えて。
死神になっていた僕は、人を呪える存在になった。
だけど、ユリマはそんな僕を死神としてではなくて、 僕として接してくれているのがわかる。
だから、僕にはこの人しかいないように感じてもくる。
「黒竜、私もドラゴンに変身したいわ」
「変身できても、何もいいことはない」
「あるわ。もっとポジティブになりましょう」
ネガティブな僕とポジティブなユリマは、正反対だった。
僕は一人ではかなり寂しかったりするし、どうしていいのかわからなかったりするけれど、ユリマでも、誰でもだれかいてくれるとありがたかった。
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