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第20話 読書を楽しむ
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私はテーブルに備え付けられている椅子に座ると、手に持っていた子供向けの物語集を開く。
内容はリザに言われていた通りの神様の話から始まり、異世界の存在についてと話が切り替わる。
この本によると異世界とは異なる時空にある世界のことで、数え切れないほど存在している。他の世界への干渉は本来ならできず、空間の歪みに巻き込まれてしまった人間が異世界人として別の世界に飛んでしまうらしい。
でも、それだとおかしい。
私はこの世界に来る前に確実に聞いたのだ。
透き通るような女性の声で『じゃあしてみる?』と。
私はあの人に呼ばれたはずだ。
強大な力で空間の歪みに干渉して私を呼び寄せたのか?何のために?
まだこの結論を付けるのは早過ぎるか…
私はその後もパラパラとページを進めていくと、少し不可解な点に気づいた。
この本は短編集のようになっていて、様々な物語が並んでいる中に頻繁に出てくる単語があるのだ。
その単語は、『魔女』というものだった。
沢山の物語の中の数個にこの単語が出てくるのだ。
悪役に魔女のようだと言う例えとしてや、魔女に食われてしまうぞと言う脅し文句としてなど。特に目立ちはしないが、少し引っかかる。
魔女とは一体何のことなのだろうか?
私は後ろに控えているリザにきいてみることにした。
「リザ、少し良い?聞きたいことがあるの。」
「はい。何でしょうか?」
「この本なんだけど魔女って一体何のこと?少し引っかかって…」
私が聞いた途端リザは驚いたように見開くと、ちらりと扉の方向を確認すると、困ったように口を開いた。
「そうですね…それは過去に実在した強大な魔力を持ち、この世界を絶望のどん底に落とした女達のことです。
ですが…この話は世界のタブーなのですよ。
あまり彼女たちのお話は外では控えて下さいね。」
…結局ほんとど何もわからない。
でも、これ以上リザに聞けるような雰囲気じゃないし、スルーしよう。きっといつか分かるだろう。
それにしても、これが子供向けの本?
文字ばかりで、絵の一つもない。
確かに他のものと比べると話の内容や言葉回しが簡単になっているが、ここまで文字が敷き詰まっているのは流石にどうかと思う。
私は少しの引っ掛かりを覚えつつ本を閉じ、次のものへと手を伸ばす。
次は、異世界人が書いたと言われている少し大人向けの物語集だ。
本を開くとすぐに目次のようなものが現れ、そこには見知った名前が書いてあった。
・シンデレラ
・白雪姫
・赤ずきん
・オオカミと七匹の子ヤギ
私はゆっくりと目次を見ていると、そこに意外な言葉が書いてあった。
・桃太郎
・かぐや姫
・浦島太郎
これは…
私は桃太郎と書かれているページを開くと、そこには私のよく知っている話がそのまま書かれていた。
これは…この世界に過去、日本人が来たということだ。
私が驚きで本を見つめていると、リザが声をかけてきた。
「レン様、どうかされましたか?」
「いえ、何でもないけど…
私が知っている話ばかりで少し驚いただけ。」
「そうですか…では、過去にレン様と同じ世界からいらっしゃった方がおられたということですかぁ。
前に私も読んだことがあるのですが、そのお話は少しこちらの世界では難しいものばかりですね。」
「どうして?
私の世界だと子供が読む童話だけど…」
私が聞くとリザが少し首をふる。
「そういう話ではございません。
確かに言葉回しは簡単で余り大人向けではありませんけど、私が申しているのは内容のことですわ。
平民が王族の方と結婚したり、言葉を話す動物など知能のある魔獣ではないですか~」
「でもこれはフィクションで本当の話じゃないからそこまで難しくとらえるものじゃ…
こっちの世界にはこのような話はないの?」
少し考えるように目線を上に向け、数秒の後に『ありません』と答える。
「この作品は一部の熱狂的ファンを除いて好む方は少ないと思います。」
…結構いいと思うんだけどな。
この世界の常識には合わないらしい。
………
3冊目はミランダから話を聞いたように四季のある土地の話が書いてあった。
そこまで重要な話はないだろう。
私がそっと本を閉じると同時に室内にベルの音が響いた。
その音に気づいたリザが私に微笑みかけ口を開く。
「そろそろ戻りましょ~か~。」
私が知っている時計は無いけれど確かに本を読んでいるうちに結構時間が立ったかもしれない。
だけどもう少しだけ物語集を読んでいたいな…
「あの、リザ。この本は借りれますか?」
「借りるというのは自室に持っていくという事ですよね?
それならばご安心くださいな。この事を予測していらしたのかアリシティア様が入室許可証とともに本の持ち出し許可証もお渡してくださいました。
こちらにサインを頂けますか?」
そう言うとリザは髪とペンを渡してきた。
ガラスペンのようなものと文字が書いてある紙だ。
「インクは無いの?」
「はい。書く者の魔力を使ってインクとして書けるようにする魔術具です。
大切な書類などは普通のものではなくこのペンを使います。」
ふ~んと思いつつ紙に書く。
ボールペンなどで書くよりもサラサラしていて、結構楽しい。
私が書き終わると紙が光だし、2つの光が飛び出た。
1つは物語集へと飛んで行き、もう1つは図書室の大きな扉を突き抜けてどこかへ飛んでいった。
その後、私がサインした紙が消えてしまった。
「今の光は?」
「本の貸出をしたことを知らせるものです。
1つは本に飛び、もう1つは許可を出したアリシティア様の所へ飛んでいきました。
これで本が紛失しないように魔法で縛ることができるのです。」
魔法が関わる紙ということはギルド登録に使った紙とおんなじかな?
「ではそろそろ出ますか。
先ほどベルが鳴りましたでしょ?
私達の事を待っているものがこの扉の前にいらっしゃるということですわ。」
「な…何でそのようなことを早く言わないんですか!
待たせてはいけないですよ。」
私はおっとりとしたリザを追い立ててさっさと図書室を後にした。
内容はリザに言われていた通りの神様の話から始まり、異世界の存在についてと話が切り替わる。
この本によると異世界とは異なる時空にある世界のことで、数え切れないほど存在している。他の世界への干渉は本来ならできず、空間の歪みに巻き込まれてしまった人間が異世界人として別の世界に飛んでしまうらしい。
でも、それだとおかしい。
私はこの世界に来る前に確実に聞いたのだ。
透き通るような女性の声で『じゃあしてみる?』と。
私はあの人に呼ばれたはずだ。
強大な力で空間の歪みに干渉して私を呼び寄せたのか?何のために?
まだこの結論を付けるのは早過ぎるか…
私はその後もパラパラとページを進めていくと、少し不可解な点に気づいた。
この本は短編集のようになっていて、様々な物語が並んでいる中に頻繁に出てくる単語があるのだ。
その単語は、『魔女』というものだった。
沢山の物語の中の数個にこの単語が出てくるのだ。
悪役に魔女のようだと言う例えとしてや、魔女に食われてしまうぞと言う脅し文句としてなど。特に目立ちはしないが、少し引っかかる。
魔女とは一体何のことなのだろうか?
私は後ろに控えているリザにきいてみることにした。
「リザ、少し良い?聞きたいことがあるの。」
「はい。何でしょうか?」
「この本なんだけど魔女って一体何のこと?少し引っかかって…」
私が聞いた途端リザは驚いたように見開くと、ちらりと扉の方向を確認すると、困ったように口を開いた。
「そうですね…それは過去に実在した強大な魔力を持ち、この世界を絶望のどん底に落とした女達のことです。
ですが…この話は世界のタブーなのですよ。
あまり彼女たちのお話は外では控えて下さいね。」
…結局ほんとど何もわからない。
でも、これ以上リザに聞けるような雰囲気じゃないし、スルーしよう。きっといつか分かるだろう。
それにしても、これが子供向けの本?
文字ばかりで、絵の一つもない。
確かに他のものと比べると話の内容や言葉回しが簡単になっているが、ここまで文字が敷き詰まっているのは流石にどうかと思う。
私は少しの引っ掛かりを覚えつつ本を閉じ、次のものへと手を伸ばす。
次は、異世界人が書いたと言われている少し大人向けの物語集だ。
本を開くとすぐに目次のようなものが現れ、そこには見知った名前が書いてあった。
・シンデレラ
・白雪姫
・赤ずきん
・オオカミと七匹の子ヤギ
私はゆっくりと目次を見ていると、そこに意外な言葉が書いてあった。
・桃太郎
・かぐや姫
・浦島太郎
これは…
私は桃太郎と書かれているページを開くと、そこには私のよく知っている話がそのまま書かれていた。
これは…この世界に過去、日本人が来たということだ。
私が驚きで本を見つめていると、リザが声をかけてきた。
「レン様、どうかされましたか?」
「いえ、何でもないけど…
私が知っている話ばかりで少し驚いただけ。」
「そうですか…では、過去にレン様と同じ世界からいらっしゃった方がおられたということですかぁ。
前に私も読んだことがあるのですが、そのお話は少しこちらの世界では難しいものばかりですね。」
「どうして?
私の世界だと子供が読む童話だけど…」
私が聞くとリザが少し首をふる。
「そういう話ではございません。
確かに言葉回しは簡単で余り大人向けではありませんけど、私が申しているのは内容のことですわ。
平民が王族の方と結婚したり、言葉を話す動物など知能のある魔獣ではないですか~」
「でもこれはフィクションで本当の話じゃないからそこまで難しくとらえるものじゃ…
こっちの世界にはこのような話はないの?」
少し考えるように目線を上に向け、数秒の後に『ありません』と答える。
「この作品は一部の熱狂的ファンを除いて好む方は少ないと思います。」
…結構いいと思うんだけどな。
この世界の常識には合わないらしい。
………
3冊目はミランダから話を聞いたように四季のある土地の話が書いてあった。
そこまで重要な話はないだろう。
私がそっと本を閉じると同時に室内にベルの音が響いた。
その音に気づいたリザが私に微笑みかけ口を開く。
「そろそろ戻りましょ~か~。」
私が知っている時計は無いけれど確かに本を読んでいるうちに結構時間が立ったかもしれない。
だけどもう少しだけ物語集を読んでいたいな…
「あの、リザ。この本は借りれますか?」
「借りるというのは自室に持っていくという事ですよね?
それならばご安心くださいな。この事を予測していらしたのかアリシティア様が入室許可証とともに本の持ち出し許可証もお渡してくださいました。
こちらにサインを頂けますか?」
そう言うとリザは髪とペンを渡してきた。
ガラスペンのようなものと文字が書いてある紙だ。
「インクは無いの?」
「はい。書く者の魔力を使ってインクとして書けるようにする魔術具です。
大切な書類などは普通のものではなくこのペンを使います。」
ふ~んと思いつつ紙に書く。
ボールペンなどで書くよりもサラサラしていて、結構楽しい。
私が書き終わると紙が光だし、2つの光が飛び出た。
1つは物語集へと飛んで行き、もう1つは図書室の大きな扉を突き抜けてどこかへ飛んでいった。
その後、私がサインした紙が消えてしまった。
「今の光は?」
「本の貸出をしたことを知らせるものです。
1つは本に飛び、もう1つは許可を出したアリシティア様の所へ飛んでいきました。
これで本が紛失しないように魔法で縛ることができるのです。」
魔法が関わる紙ということはギルド登録に使った紙とおんなじかな?
「ではそろそろ出ますか。
先ほどベルが鳴りましたでしょ?
私達の事を待っているものがこの扉の前にいらっしゃるということですわ。」
「な…何でそのようなことを早く言わないんですか!
待たせてはいけないですよ。」
私はおっとりとしたリザを追い立ててさっさと図書室を後にした。
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