7 / 47
6.衝撃の出会い(Side亮祐)
しおりを挟む
「亮祐常務、コーヒーお持ちしました。いかがですか?」
秘書課の女性がそう言って常務室に入ってくる。
朝からずっとこの調子だ。
代わる代わるに誰かしら女性社員がやってくる。
皆一様に媚びを含んだ上目遣いで俺を見つめ、さながら獲物を狙うハンターのようにしか思えない。
「ありがとう。でもそういうことは自分でするので、今後気を使わないで大丈夫ですよ」
ウンザリした気持ちを隠し、やんわりと拒絶しながら釘を刺す。
これで出社初日だと思うと、この先が思いやられて気分が重くなるのは仕方ないことではないだろうか。
新しいところに行くとまず受ける洗礼みたいなもんだから慣れてはいるが、早くある程度落ち着くのを祈るばかりである。
出社初日の今日は、専務である叔父と一緒にオフィスに出勤し、秘書課の面々に紹介してもらった後、役員関連の諸々の説明を受けた。
その後、デスク周りの備品を届けてくれた総務部の女性に、ついでにフロア説明を頼み案内してもらった。
総務部の女性に頼んだのは、秘書課の面々と比べて媚びがなく、単純に好奇心の目で俺を見ていたからだ。
午後からは部長以上の幹部メンバーが集まる会議に参加する。
様々な部署の幹部の面々と顔を合わせ挨拶をした。
人の顔と名前を覚えるのが早い俺は、この会議で主要人物は押さえられたと思う。
幹部の会議が終わり、会議室を出ようとするとある女性の幹部社員に声をかけられた。
彼女は確か広報部の部長だったはずだ。
パンツスーツを着こなしている彼女は、全く媚びがない真摯な目で俺を見て口を開く。
「広報部部長の安西です。亮祐常務、この後少しだけお時間いただけませんか?広報部は役員の方々とやりとりさせて頂く機会が多いので、もし差し支えなければ部のメンバーを連れてご挨拶に伺えればと思っておりまして。広報部のメンバーは外出してることも多いのですが、ちょうど今日は全員がオフィスにいるんです」
安西部長の申し出は非常に納得するものだった。
確かに今後広報部とは連絡を取り合うことも多いだろう。
顔を合わせておけばスムーズだ。
「そうですね、分かりました。この後、僕は特に決まったアポイントもありませんので問題ありません」
「良かったです!では、すぐメンバーを連れてこの後常務室に伺いますね」
「お待ちしています」
急いで会議室を出て行く安西部長を見送り、自分も役員フロアの自室へ向かう。
途中、秘書課に寄り、広報部が訪ねてくる旨を伝言した。
自室に戻り、しばらくパソコンでメールチェックをしていると、ほどなくしてドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ」と返答すると、安西部長を筆頭として、数人の社員が部屋の中に入って来た。
パソコンから目を離し、自分も立ち上がる。
「失礼いたします。お疲れ様です、亮祐常務。広報部部長の安西です。広報部のメンバーを連れてまいりました」
広報部のメンバーは、安西部長を含めて8人だった。
女性が多く、男性は2名だけだ。
会社の顔として社外対応をする機会も多い仕事柄のせいか、全体的にみんな身だしなみが整っている。
「広報部は取材の対応などで役員の皆様とやりとりさせて頂く機会も多いと思いますので、ご挨拶させて頂けますでしょうか。こちらが広報部に在籍している全メンバーです」
メンバーの前に立っていた安西部長はそう言うと、みんなを紹介するように、俺が見やすいようメンバーの横に並んだ。
改めて残り7人の社員を見ると、1人の女性社員と目が合った。
彼女は俺を見ると、なぜか驚いたようにわずかに目を見開き、動揺するように瞳を揺らした。
なぜだろうか。
少し不自然さを感じながらも、まぁそんな反応をする人もいるのだろうと、さほど気にすることなく俺は挨拶をする。
「皆さん、わざわざご足労ありがとうございます。大塚亮祐です。以後よろしくお願いします」
こちらから先に挨拶をすると、その後広報部のメンバーが1人ずつ自己紹介をしてくれた。
1人ずつの名前を聞きながら、チラッと先程の女性社員を盗み見た。
すると、今度は少し瞳を潤ませ、じっと俺を見ている。
しかもその瞳には、まるで恋する相手を見るような暖かな色と、少し淋しげな憂いを帯びた色が混ざっていて、なんとも言えない色が浮かんでいた。
こんな目で見られるのは初めてだ。
潤んだ目で見られることはよくあるが、彼女の瞳の色は全くそれとは違う。
先程の驚き動揺したような瞳といい、彼女は一体どうしたのだろうか。
気になってしょうがない。
他の広報部のメンバーに挨拶しながらも、俺は無意識に彼女を目で追う。
そして自己紹介が彼女の順番となった。
安西部長に呼びかけられ、ハッとする彼女を、今度は盗み見るのではなく真正面から見る。
彼女は可愛らしい感じの整った顔立ちだが、綺麗と表現されることの方が多いだろう雰囲気を纏った美人だ。
少し童顔なのか、丸味のあるパーツと、大人っぽいゆるやかなウェーブのかかったロングの髪型がマッチしている。
身長は女性の平均くらいの160㎝くらいの高さだが、すらりと伸びた細い手足が艶かしい。
全体的に華奢で細身なうえ、柔らかそうな白い肌が目立ち、さらにあの憂いを帯びた瞳のせいで、少しミステリアスで庇護欲をそそる女性だった。
外見だけで言うならば、正直タイプである。
「あ、えっと、あの。な、並木百合と申します。よろしくお願い致します」
彼女が自分の名前を名乗った。
百合っていう名前は雰囲気に合っているなと思った。
「次号の社内報で亮祐常務の紹介をさせて頂こうと思ってまして、近々並木さんが亮祐常務を取材させて頂きますね。女性社員が楽しみにしている企画なのでご協力頂けますと嬉しいです」
安西部長が並木百合を見ながら俺に話し掛ける。
つまり、近々彼女と仕事をする機会があるということだ。
無意識に俺の心は浮き足立つ。
「そうなんですね。分かりました」
彼女のあの瞳を見つめながら、にこやかに了承した。
あいかわらず、彼女はあのなんとも言えない複雑な色を浮かべた瞳だった。
彼女の外見以上に、今まで見たことのないこの瞳が俺は気になり、目が離せなくなっていた。
「では、今後ともよろしくお願いします。失礼いたします」
安西部長が退室の挨拶を告げると、皆が部屋を出て行く。
並木百合が俺に背中を向けた後も、なぜか目が離せずに彼女を見送った。
ーーこれが俺と並木百合の出会いだった。
秘書課の女性がそう言って常務室に入ってくる。
朝からずっとこの調子だ。
代わる代わるに誰かしら女性社員がやってくる。
皆一様に媚びを含んだ上目遣いで俺を見つめ、さながら獲物を狙うハンターのようにしか思えない。
「ありがとう。でもそういうことは自分でするので、今後気を使わないで大丈夫ですよ」
ウンザリした気持ちを隠し、やんわりと拒絶しながら釘を刺す。
これで出社初日だと思うと、この先が思いやられて気分が重くなるのは仕方ないことではないだろうか。
新しいところに行くとまず受ける洗礼みたいなもんだから慣れてはいるが、早くある程度落ち着くのを祈るばかりである。
出社初日の今日は、専務である叔父と一緒にオフィスに出勤し、秘書課の面々に紹介してもらった後、役員関連の諸々の説明を受けた。
その後、デスク周りの備品を届けてくれた総務部の女性に、ついでにフロア説明を頼み案内してもらった。
総務部の女性に頼んだのは、秘書課の面々と比べて媚びがなく、単純に好奇心の目で俺を見ていたからだ。
午後からは部長以上の幹部メンバーが集まる会議に参加する。
様々な部署の幹部の面々と顔を合わせ挨拶をした。
人の顔と名前を覚えるのが早い俺は、この会議で主要人物は押さえられたと思う。
幹部の会議が終わり、会議室を出ようとするとある女性の幹部社員に声をかけられた。
彼女は確か広報部の部長だったはずだ。
パンツスーツを着こなしている彼女は、全く媚びがない真摯な目で俺を見て口を開く。
「広報部部長の安西です。亮祐常務、この後少しだけお時間いただけませんか?広報部は役員の方々とやりとりさせて頂く機会が多いので、もし差し支えなければ部のメンバーを連れてご挨拶に伺えればと思っておりまして。広報部のメンバーは外出してることも多いのですが、ちょうど今日は全員がオフィスにいるんです」
安西部長の申し出は非常に納得するものだった。
確かに今後広報部とは連絡を取り合うことも多いだろう。
顔を合わせておけばスムーズだ。
「そうですね、分かりました。この後、僕は特に決まったアポイントもありませんので問題ありません」
「良かったです!では、すぐメンバーを連れてこの後常務室に伺いますね」
「お待ちしています」
急いで会議室を出て行く安西部長を見送り、自分も役員フロアの自室へ向かう。
途中、秘書課に寄り、広報部が訪ねてくる旨を伝言した。
自室に戻り、しばらくパソコンでメールチェックをしていると、ほどなくしてドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ」と返答すると、安西部長を筆頭として、数人の社員が部屋の中に入って来た。
パソコンから目を離し、自分も立ち上がる。
「失礼いたします。お疲れ様です、亮祐常務。広報部部長の安西です。広報部のメンバーを連れてまいりました」
広報部のメンバーは、安西部長を含めて8人だった。
女性が多く、男性は2名だけだ。
会社の顔として社外対応をする機会も多い仕事柄のせいか、全体的にみんな身だしなみが整っている。
「広報部は取材の対応などで役員の皆様とやりとりさせて頂く機会も多いと思いますので、ご挨拶させて頂けますでしょうか。こちらが広報部に在籍している全メンバーです」
メンバーの前に立っていた安西部長はそう言うと、みんなを紹介するように、俺が見やすいようメンバーの横に並んだ。
改めて残り7人の社員を見ると、1人の女性社員と目が合った。
彼女は俺を見ると、なぜか驚いたようにわずかに目を見開き、動揺するように瞳を揺らした。
なぜだろうか。
少し不自然さを感じながらも、まぁそんな反応をする人もいるのだろうと、さほど気にすることなく俺は挨拶をする。
「皆さん、わざわざご足労ありがとうございます。大塚亮祐です。以後よろしくお願いします」
こちらから先に挨拶をすると、その後広報部のメンバーが1人ずつ自己紹介をしてくれた。
1人ずつの名前を聞きながら、チラッと先程の女性社員を盗み見た。
すると、今度は少し瞳を潤ませ、じっと俺を見ている。
しかもその瞳には、まるで恋する相手を見るような暖かな色と、少し淋しげな憂いを帯びた色が混ざっていて、なんとも言えない色が浮かんでいた。
こんな目で見られるのは初めてだ。
潤んだ目で見られることはよくあるが、彼女の瞳の色は全くそれとは違う。
先程の驚き動揺したような瞳といい、彼女は一体どうしたのだろうか。
気になってしょうがない。
他の広報部のメンバーに挨拶しながらも、俺は無意識に彼女を目で追う。
そして自己紹介が彼女の順番となった。
安西部長に呼びかけられ、ハッとする彼女を、今度は盗み見るのではなく真正面から見る。
彼女は可愛らしい感じの整った顔立ちだが、綺麗と表現されることの方が多いだろう雰囲気を纏った美人だ。
少し童顔なのか、丸味のあるパーツと、大人っぽいゆるやかなウェーブのかかったロングの髪型がマッチしている。
身長は女性の平均くらいの160㎝くらいの高さだが、すらりと伸びた細い手足が艶かしい。
全体的に華奢で細身なうえ、柔らかそうな白い肌が目立ち、さらにあの憂いを帯びた瞳のせいで、少しミステリアスで庇護欲をそそる女性だった。
外見だけで言うならば、正直タイプである。
「あ、えっと、あの。な、並木百合と申します。よろしくお願い致します」
彼女が自分の名前を名乗った。
百合っていう名前は雰囲気に合っているなと思った。
「次号の社内報で亮祐常務の紹介をさせて頂こうと思ってまして、近々並木さんが亮祐常務を取材させて頂きますね。女性社員が楽しみにしている企画なのでご協力頂けますと嬉しいです」
安西部長が並木百合を見ながら俺に話し掛ける。
つまり、近々彼女と仕事をする機会があるということだ。
無意識に俺の心は浮き足立つ。
「そうなんですね。分かりました」
彼女のあの瞳を見つめながら、にこやかに了承した。
あいかわらず、彼女はあのなんとも言えない複雑な色を浮かべた瞳だった。
彼女の外見以上に、今まで見たことのないこの瞳が俺は気になり、目が離せなくなっていた。
「では、今後ともよろしくお願いします。失礼いたします」
安西部長が退室の挨拶を告げると、皆が部屋を出て行く。
並木百合が俺に背中を向けた後も、なぜか目が離せずに彼女を見送った。
ーーこれが俺と並木百合の出会いだった。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
ズボラ上司の甘い罠
松丹子
恋愛
小松春菜の上司、小野田は、無精髭に瓶底眼鏡、乱れた髪にゆるいネクタイ。
仕事はできる人なのに、あまりにももったいない!
かと思えば、イメチェンして来た課長はタイプど真ん中。
やばい。見惚れる。一体これで仕事になるのか?
上司の魅力から逃れようとしながら逃れきれず溺愛される、自分に自信のないフツーの女子の話。になる予定。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
氷の上司に、好きがバレたら終わりや
naomikoryo
恋愛
──地方から本社に異動してきた29歳独身OL・舞子。
お調子者で明るく、ちょっとおせっかいな彼女の前に現れたのは、
“氷のように冷たい”と社内で噂される40歳のイケメン上司・本庄誠。
最初は「怖い」としか思えなかったはずのその人が、
実は誰よりもまっすぐで、優しくて、不器用な人だと知ったとき――
舞子の中で、恋が芽生えはじめる。
でも、彼には誰も知らない過去があった。
そして舞子は、自分の恋心を隠しながら、ゆっくりとその心の氷を溶かしていく。
◆恋って、“バレたら終わり”なんやろか?
◆それとも、“言わな、始まらへん”んやろか?
そんな揺れる想いを抱えながら、仕事も恋も全力投球。
笑って、泣いて、つまずいて――それでも、前を向く彼女の姿に、きっとあなたも自分を重ねたくなる。
関西出身のヒロイン×無口な年上上司の、20話で完結するライト文芸ラブストーリー。
仕事に恋に揺れるすべてのOLさんたちへ。
「この恋、うちのことかも」と思わず呟きたくなる、等身大の恋を、ぜひ読んでみてください。
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
契約書は婚姻届
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「契約続行はお嬢さんと私の結婚が、条件です」
突然、降って湧いた結婚の話。
しかも、父親の工場と引き替えに。
「この条件がのめない場合は当初の予定通り、契約は打ち切りということで」
突きつけられる契約書という名の婚姻届。
父親の工場を救えるのは自分ひとり。
「わかりました。
あなたと結婚します」
はじまった契約結婚生活があまー……いはずがない!?
若園朋香、26歳
ごくごく普通の、町工場の社長の娘
×
押部尚一郎、36歳
日本屈指の医療グループ、オシベの御曹司
さらに
自分もグループ会社のひとつの社長
さらに
ドイツ人ハーフの金髪碧眼銀縁眼鏡
そして
極度の溺愛体質??
******
表紙は瀬木尚史@相沢蒼依さん(Twitter@tonaoto4)から。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる