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9.同期飲み(Side百合)
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あの2人きりの取材の日から約2週間。
9月下旬となり、肌寒い日が多く、秋らしい気候になってきた。
先日の取材内容をまとめた原稿が仕上がった。
原稿をメールに添付して常務に送り、確認依頼を出す。
事前に安西部長に内容を確認してもらったが「社員が気になるポイントをちゃんと押さえていて読み応えがあるわ!」と出来映えには太鼓判をいただいた。
他の広報部メンバーからも好評だった。
そんなことを思い出していると、常務からもう返信が届いていた。
メールを開くと、確認済みで内容に問題ない旨が述べられていた。
(さすが仕事が早い‥‥!)
この2週間の間、率直に言って、私は混乱している。
常務を見かけたり、メールでやりとりする度にドキドキが止まらないのだ。
こんなこと今までなかった。
これはあのインタビューがきっかけだったのだろう。
じっくり会話をさせて頂く機会に恵まれ、常務の仕事に対する姿勢や考えに共感と尊敬を覚えた。
あの容姿なうえに、あの中身なんて、素敵すぎて。
このドキドキはときめきなのだと自覚しているけど、一体私は何にときめいているのか。
それが問題なのだ。
常務に惹かれてドキドキしているのか、常務に春樹の面影を重ねてドキドキしているのか。
それが分からなくて、ただただ混乱している。
そんな混乱の最中、響子と太一くんに誘われて、仕事終わりに3人で飲みに行くことになった。
お店は先日行ったハンバーグ店だ。
あの店は夜はダイニングバーになるらしく、お酒が楽しめる。
夜に行くのは初めてなので楽しみにしていた。
水曜日の今日は、ノー残業Dayとして、残業を極力しないことを会社が推奨している。
予定どおりに業務を終え、私は定時でオフィスを出ると、ハンバーグ店へと向かった。
お店に着くと私が一番乗りだった。
しばらくすると、太一くんが外出先から直帰でお店にやって来た。
「太一くん、お疲れ様!まだ響子は来てないの」
「あれ、LINE見てない?今日中マストな仕事が急に降って来たらしくて、ちょっと遅れるってさ」
「え、そうなんだ。気づかなかった!」
そう言われてスマホを見ると、確かに響子からその旨のメッセージが入っていた。
きっと予定外の仕事だったのだろう。
メッセージから響子の怒り具合がなんとなく伝わってくる。
「じゃあ先に飲んでようか。太一くん何飲む?」
「とりあえず生で!」
「了解」
私たちは飲み物と少しつまめる料理も注文した。
「では改めて、お疲れ~!乾杯~!」
太一くんの掛け声でグラスを合わせると、私たちは仕事終わりの疲れた身体に、生ビールを流し込む。
外出続きで喉が渇いていたのだろう、太一くんは美味しそうに生ビールを一気に飲み干しすと、2杯目をオーダーする。
「最近どう?忙しい?」
私は太一くんに近況を尋ねた。
「いや~ぶっちゃけ忙しい!今日こうやって定時で帰れるのなんて奇跡だわ。亮祐常務が来てから海外事業が一気に動き出したし、スピード感がすごくてついて行くのに必死」
太一くんの口からいきなり常務の話が飛び出し、思わずドキッとする。
太一くんにとって直属の上司だから当然話題に上がるだろうとは思っていたが、さっそくである。
「そういえば、百合もこの前常務を取材したんだろ?どうだった?」
「あ、うん。ちょうど今日出来上がった原稿の確認依頼をメールしたら即レスでビックリしちゃった」
あの日の取材のことを思い出すとまたドキドキしそうだったから、私は少し返答をズラしてメールのことを話した。
「だよな~。業務処理スピードが桁違いなんだろうな。取材はどんな感じだった?広報部2名で対応したんだろ?」
努力の甲斐虚しく、結局会話は取材日のことに戻ってきてしまった。
こうなったら無視するのも変だから、私はあの日を思い出しながら口を開く。
「その日突発案件が入って、私だけが対応することになったの。取材そのものはスムーズだったよ。事前に質問に目を通しておいてくださったみたいで、色々話していただけたし」
「え、一対一だったの?あの常務と?」
「不可抗力で結果的にね」
そう言うと、太一くんがなぜか私をじっと見つめてきた。
「な、なに?何か私の顔に付いてる?」
「いや。なんか百合、さっきから目が泳いでる感じがする。いつもと何か態度が違わない?動揺してるっていうか」
「そ、そうかな‥‥?」
まさか太一くんにそんなことを気づかれるとは思わず、さらに動揺してしまう。
「何かあった?もしや常務に口説かれた?」
とんでもないことを言い出した。
そんなことあるわけがない、ただ私がドキドキして混乱しているだけなのに。
「そんなわけないでしょ!そんな女性社員全員を敵に回すような発言はやめてよ。こわい」
「じゃあ逆に百合が常務のこと好きになっちゃったとか?」
「‥‥‥尊敬する気持ちはあるけど、好きとかじゃないよ。それに私なんかが恐れ多い」
「ふーん、そっか」
太一くんは私の反応を伺うかのようだ。
そしてまた私をじっと見る。
何か言いたそうな様子で、そして何かを決心したかのように頷くと口を開いた。
「あのさ、百合は今彼氏いないんだよな?」
「え?あ、うん」
「百合に彼氏がいない時に、こんなふうに2人きりになるチャンスはなかなかないからさ。ちょっと伝えたいことがあるんだけど‥‥。俺さ、入社した頃からずっと百合のこと好‥‥‥」
「ごっめーーん!お待たせーーー!」
太一くんが何か私に伝えようとしてくれている最中、響子がお店に到着して、私たちの会話を遮る形となった。
「‥‥‥響子。お前‥‥ひどっ‥‥」
「響子、お疲れ様!残業大変だったね」
「あれ?なんか私、マズいタイミングに来た?」
「大丈夫だよ。ごめんね太一くん。話の途中だったよね。最後聞こえなかったんだけど何?」
「‥‥‥いや、やっぱ今はいいわ。響子、なに飲む?」
太一くんは話を切り上げ、響子に声をかける。
そのあと私たちは、改めて響子を交えて乾杯をし、近況をお互いに話し始めた。
そして、たくさん食べて飲んで話した3時間後。
「じゃあ私こっちだから。今日はありがとう!また飲もうね。お疲れ様!」
私は帰路に着くため、別方面の2人と駅の入り口で別れた。
◇◇◇
「ねぇ、もしかして太一くん、私が来た時って百合に告白してる最中だった?」
「‥‥‥」
「図星ですか。本当に申し訳ない!でもまぁすべてはタイミングだからね。そういう運命だったんでしょうよ」
「‥‥‥辛辣だな。5年待ったけど、何かもう次は来ない予感がする」
「5年見てきたけど、なんとなくその予感は正しい気がする。いつでも飲みには付き合ってあげるからね」
響子と太一くんの間でこんな会話が繰り広げられていたことを私は知らなかったーー。
9月下旬となり、肌寒い日が多く、秋らしい気候になってきた。
先日の取材内容をまとめた原稿が仕上がった。
原稿をメールに添付して常務に送り、確認依頼を出す。
事前に安西部長に内容を確認してもらったが「社員が気になるポイントをちゃんと押さえていて読み応えがあるわ!」と出来映えには太鼓判をいただいた。
他の広報部メンバーからも好評だった。
そんなことを思い出していると、常務からもう返信が届いていた。
メールを開くと、確認済みで内容に問題ない旨が述べられていた。
(さすが仕事が早い‥‥!)
この2週間の間、率直に言って、私は混乱している。
常務を見かけたり、メールでやりとりする度にドキドキが止まらないのだ。
こんなこと今までなかった。
これはあのインタビューがきっかけだったのだろう。
じっくり会話をさせて頂く機会に恵まれ、常務の仕事に対する姿勢や考えに共感と尊敬を覚えた。
あの容姿なうえに、あの中身なんて、素敵すぎて。
このドキドキはときめきなのだと自覚しているけど、一体私は何にときめいているのか。
それが問題なのだ。
常務に惹かれてドキドキしているのか、常務に春樹の面影を重ねてドキドキしているのか。
それが分からなくて、ただただ混乱している。
そんな混乱の最中、響子と太一くんに誘われて、仕事終わりに3人で飲みに行くことになった。
お店は先日行ったハンバーグ店だ。
あの店は夜はダイニングバーになるらしく、お酒が楽しめる。
夜に行くのは初めてなので楽しみにしていた。
水曜日の今日は、ノー残業Dayとして、残業を極力しないことを会社が推奨している。
予定どおりに業務を終え、私は定時でオフィスを出ると、ハンバーグ店へと向かった。
お店に着くと私が一番乗りだった。
しばらくすると、太一くんが外出先から直帰でお店にやって来た。
「太一くん、お疲れ様!まだ響子は来てないの」
「あれ、LINE見てない?今日中マストな仕事が急に降って来たらしくて、ちょっと遅れるってさ」
「え、そうなんだ。気づかなかった!」
そう言われてスマホを見ると、確かに響子からその旨のメッセージが入っていた。
きっと予定外の仕事だったのだろう。
メッセージから響子の怒り具合がなんとなく伝わってくる。
「じゃあ先に飲んでようか。太一くん何飲む?」
「とりあえず生で!」
「了解」
私たちは飲み物と少しつまめる料理も注文した。
「では改めて、お疲れ~!乾杯~!」
太一くんの掛け声でグラスを合わせると、私たちは仕事終わりの疲れた身体に、生ビールを流し込む。
外出続きで喉が渇いていたのだろう、太一くんは美味しそうに生ビールを一気に飲み干しすと、2杯目をオーダーする。
「最近どう?忙しい?」
私は太一くんに近況を尋ねた。
「いや~ぶっちゃけ忙しい!今日こうやって定時で帰れるのなんて奇跡だわ。亮祐常務が来てから海外事業が一気に動き出したし、スピード感がすごくてついて行くのに必死」
太一くんの口からいきなり常務の話が飛び出し、思わずドキッとする。
太一くんにとって直属の上司だから当然話題に上がるだろうとは思っていたが、さっそくである。
「そういえば、百合もこの前常務を取材したんだろ?どうだった?」
「あ、うん。ちょうど今日出来上がった原稿の確認依頼をメールしたら即レスでビックリしちゃった」
あの日の取材のことを思い出すとまたドキドキしそうだったから、私は少し返答をズラしてメールのことを話した。
「だよな~。業務処理スピードが桁違いなんだろうな。取材はどんな感じだった?広報部2名で対応したんだろ?」
努力の甲斐虚しく、結局会話は取材日のことに戻ってきてしまった。
こうなったら無視するのも変だから、私はあの日を思い出しながら口を開く。
「その日突発案件が入って、私だけが対応することになったの。取材そのものはスムーズだったよ。事前に質問に目を通しておいてくださったみたいで、色々話していただけたし」
「え、一対一だったの?あの常務と?」
「不可抗力で結果的にね」
そう言うと、太一くんがなぜか私をじっと見つめてきた。
「な、なに?何か私の顔に付いてる?」
「いや。なんか百合、さっきから目が泳いでる感じがする。いつもと何か態度が違わない?動揺してるっていうか」
「そ、そうかな‥‥?」
まさか太一くんにそんなことを気づかれるとは思わず、さらに動揺してしまう。
「何かあった?もしや常務に口説かれた?」
とんでもないことを言い出した。
そんなことあるわけがない、ただ私がドキドキして混乱しているだけなのに。
「そんなわけないでしょ!そんな女性社員全員を敵に回すような発言はやめてよ。こわい」
「じゃあ逆に百合が常務のこと好きになっちゃったとか?」
「‥‥‥尊敬する気持ちはあるけど、好きとかじゃないよ。それに私なんかが恐れ多い」
「ふーん、そっか」
太一くんは私の反応を伺うかのようだ。
そしてまた私をじっと見る。
何か言いたそうな様子で、そして何かを決心したかのように頷くと口を開いた。
「あのさ、百合は今彼氏いないんだよな?」
「え?あ、うん」
「百合に彼氏がいない時に、こんなふうに2人きりになるチャンスはなかなかないからさ。ちょっと伝えたいことがあるんだけど‥‥。俺さ、入社した頃からずっと百合のこと好‥‥‥」
「ごっめーーん!お待たせーーー!」
太一くんが何か私に伝えようとしてくれている最中、響子がお店に到着して、私たちの会話を遮る形となった。
「‥‥‥響子。お前‥‥ひどっ‥‥」
「響子、お疲れ様!残業大変だったね」
「あれ?なんか私、マズいタイミングに来た?」
「大丈夫だよ。ごめんね太一くん。話の途中だったよね。最後聞こえなかったんだけど何?」
「‥‥‥いや、やっぱ今はいいわ。響子、なに飲む?」
太一くんは話を切り上げ、響子に声をかける。
そのあと私たちは、改めて響子を交えて乾杯をし、近況をお互いに話し始めた。
そして、たくさん食べて飲んで話した3時間後。
「じゃあ私こっちだから。今日はありがとう!また飲もうね。お疲れ様!」
私は帰路に着くため、別方面の2人と駅の入り口で別れた。
◇◇◇
「ねぇ、もしかして太一くん、私が来た時って百合に告白してる最中だった?」
「‥‥‥」
「図星ですか。本当に申し訳ない!でもまぁすべてはタイミングだからね。そういう運命だったんでしょうよ」
「‥‥‥辛辣だな。5年待ったけど、何かもう次は来ない予感がする」
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