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25.自分磨き(Side百合)
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11月のある日。
亮祐さんが弟の蒼太に会ってくれた。
こうして弟に彼氏を紹介するのは、高校生の頃に付き合っていた春樹以来だった。
春樹は紹介したというより、私の家に遊びに来た彼が当時実家で一緒に住んでいた蒼太に遭遇したという感じだった。
だから、こうやって場を設けて紹介するのは初めてだったのだ。
春樹と蒼太は、歳が近かったし、何度も実家で顔を合わせていたので自然と仲良くなっていたが、亮祐さんとは大丈夫だろうかと会う前は少し心配していた。
でもその心配は杞憂で、実際にはとても楽しい場となった。
私が席を外している間も2人の会話は弾んでいたようで、その様子を見てホッとする。
(好きな人が自分の弟と仲良くしてくれるのってとっても嬉しいな‥‥!)
亮祐さんが弟と話す時の態度や表情もいつもと違うように感じて、新たな一面を知れた気分となり新鮮だった。
また亮祐さんと距離が近くなった気がして心が弾んだ。
そんな私たちの付き合いは、会社で秘密に付き合っていることもあり、基本的に亮祐さんのマンションで過ごすか遠出することが多かった。
付き合い始めて割と早い段階で、亮祐さんからはマンションの合鍵を手渡されている。
「この合鍵は百合が持ってて。いつでも来ていいし、仕事で俺が遅くなる時でも先に中に入ることができるしね。マンションのコンシェルジュにも百合の出入りがあることは事前に伝えてあるから安心して」
亮祐さんがいない時に使うのは気が引けるなぁと最初は思ったけど、そのうち活用させてもらうようになった。
なぜなら、金曜日の仕事終わりにマンションに来て、そのまま週末を一緒に過ごすというパターンが定番化したからだ。
亮祐さんの方が仕事を終える時間が遅いことが多いので、合鍵で先に中に入らせてもらっている。
仕事で疲れ果てている時も、彼に会ってギュッと抱きしめられると疲れが吹き飛ぶ。
私の生活に、物理的にも精神的にも、亮祐さんはどんどん深く刻み込まれていった。
そんな生活を送っていると、当然私の荷物も彼の家に増えてきていた。
彼の生活の中にも私の居場所があるような、彼の一部になっているような感じがする。
なんだかそれがとてもくすぐったい気持ちだった。
日曜の今日も、亮祐さんのマンションでのんびりと過ごしている。
亮祐さんは、休日だけど海外の取引先と打合せがあるとのことで、今は書斎でテレビ会議をしていた。
その間、私はキッチンで夜ごはんを作っている。
書斎からは会議中の亮祐さんの声がわずかに漏れ聞こえる。
まるでネイティブスピーカーのような綺麗な発音の流暢な英語だ。
簡単な会話がなんとかできる程度の英語力の私は、その声に思わず聞き惚れる。
(本当に亮祐さんはすごいな。いくら大学から海外にいたといっても、きっと努力もしたんだろうなぁ)
亮祐さんはそういう人だと思う。
もちろん持って生まれた恵まれたものも多い人だけど、それに見合った努力も重ねているのだと私は感じている。
野菜を刻んでいると、背後に気配を感じ、後ろから亮祐さんに包み込まれた。
長身の亮祐さんは私の頭の上に顔を乗せている。
いつの間にか会議は終わっていたようだ。
「会議終わったんですか?」
「うん。何作ってるの?」
「ハンバーグです。さっきお肉食べたいって話してたから。あの、今包丁持ってて危ないんで離れて欲しいです」
「なに、俺に抱きしめられて動揺するの?今さらでしょ?」
そう、いつまで経ってもドキドキするのだ。
こんなふうに後ろからハグされたままだと、手元が狂ってしまいそうだ。
「今さらでもなんでもです!緊張しちゃうんで‥‥お願い!」
「ふうん。分かった、じゃあリビングで本でも読んでるね」
離れてくれるのかと思いきや、少し腰をかがめた亮祐さんは私の耳元に口を近づけて息を吹きかけながらそう囁いた。
背後から耳に息がかかり、身体がビクッと跳ねる。
「‥‥もう!危ないって言ってるじゃないですか!」
「ふっ、ごめんごめん」
亮祐さんは破顔して、機嫌良く私から離れてリビングへ向かった。
(本当に亮祐さんはたまにイジワルだ。私が耳弱いの知っててあんな風にからかうんだから‥‥!)
でもそんなところは会社で常務として仕事をしている時の彼では見られない姿だ。
私だけに見せてくていると思うと胸がキュンとした。
私が作ったハンバーグをテーブルに並べて夜ごはんを一緒に食べる。
こうして私が手作りするのは何度目かだ。
自炊は普段から時折りしていたので料理をすることには抵抗がなかった私は、彼の家で過ごす時に、リクエストに応えて手料理を振る舞っている。
舌の肥えた亮祐さんに食べてもらうのは最初緊張したが、いつも美味しいと言ってくれるので嬉しい。
今日のハンバーグも好評だった。
そんな食事の最中、私は先程の英語の会議について聞いてみる。
「さっき亮祐さんが話している英語がちょっと聞こえてきたんですけど、やっぱりすごく流暢ですね!今は英語で苦労することはほとんどないんですか?」
「ほとんどないかな。仮に知らない単語とかがあっても、会話の中で聞いてしまえるしね。でも俺も最初は大変だったよ」
「やっぱり最初は大変だったんだ!大学生の頃のことですか?」
「そうそう。日本で勉強はしてたし、読み書きは問題なかったけど、話すのと聞くのが慣れるまでは苦労したかな。受験英語とは違うなと実感したよ」
「亮祐さんでも最初は努力したんですね。私もあんなふうに英語話せるようになりたいな。英語できると便利ですよね?」
「便利というか選択肢は広がるし、自分の世界も広くなるかもね」
「なるほど‥‥!」
それはなんだかとても大切なことのような気がした。
(私も世界を広げたい、彼にふさわしい人でありたいな)
ふつふつとそんな気持ちが湧き上がってくる。
彼とこれからも一緒に歩みたいなら、私も自分を磨いて、もっと自信をつけて、彼の隣にいることに胸を張れるよう自分に変わりたいなと思った。
「‥‥私も英語勉強してみようかな」
ぽつりとつぶやくように声が漏れた。
「いいんじゃない?今後会社で海外展開が進むと広報部でも英語を使うような仕事が増えてくるかもしれないしね。百合のキャリアを考えるうえでも有益だと思うよ」
そんなふうに自分の仕事においての必要性や可能性を絡めて言われると、余計にやる気になってきた。
「亮祐さんって私をその気にさせるのが上手いよね」
「まぁ百合のことをいつも見てるから」
そう笑いを含んだ目で私を見る亮祐さんは楽しそうだ。
「百合が英語勉強するなら俺が教えてあげるよ?」
「忙しい亮祐さんの時間は奪いたくないの!オンライン英会話とか、英会話スクールとか色々あるからまずは調べてみます!」
「それくらい頼ってくれてもいいのに」
ちょっと不満そうな顔をする亮祐さんを私は受け流した。
以前の私だったら、亮祐さんのすごいところを感じると、「私は彼にふさわしくない」「分不相応だ」などと思っていた。
でも最近はこうやって亮祐さんに刺激を受けて、ふさわしくあるために、自分を磨こうとしているように思う。
(私も少しずつ変わってきてるのかな?)
ーーそんなふうに自分の変化を少し感じる瞬間であった。
亮祐さんが弟の蒼太に会ってくれた。
こうして弟に彼氏を紹介するのは、高校生の頃に付き合っていた春樹以来だった。
春樹は紹介したというより、私の家に遊びに来た彼が当時実家で一緒に住んでいた蒼太に遭遇したという感じだった。
だから、こうやって場を設けて紹介するのは初めてだったのだ。
春樹と蒼太は、歳が近かったし、何度も実家で顔を合わせていたので自然と仲良くなっていたが、亮祐さんとは大丈夫だろうかと会う前は少し心配していた。
でもその心配は杞憂で、実際にはとても楽しい場となった。
私が席を外している間も2人の会話は弾んでいたようで、その様子を見てホッとする。
(好きな人が自分の弟と仲良くしてくれるのってとっても嬉しいな‥‥!)
亮祐さんが弟と話す時の態度や表情もいつもと違うように感じて、新たな一面を知れた気分となり新鮮だった。
また亮祐さんと距離が近くなった気がして心が弾んだ。
そんな私たちの付き合いは、会社で秘密に付き合っていることもあり、基本的に亮祐さんのマンションで過ごすか遠出することが多かった。
付き合い始めて割と早い段階で、亮祐さんからはマンションの合鍵を手渡されている。
「この合鍵は百合が持ってて。いつでも来ていいし、仕事で俺が遅くなる時でも先に中に入ることができるしね。マンションのコンシェルジュにも百合の出入りがあることは事前に伝えてあるから安心して」
亮祐さんがいない時に使うのは気が引けるなぁと最初は思ったけど、そのうち活用させてもらうようになった。
なぜなら、金曜日の仕事終わりにマンションに来て、そのまま週末を一緒に過ごすというパターンが定番化したからだ。
亮祐さんの方が仕事を終える時間が遅いことが多いので、合鍵で先に中に入らせてもらっている。
仕事で疲れ果てている時も、彼に会ってギュッと抱きしめられると疲れが吹き飛ぶ。
私の生活に、物理的にも精神的にも、亮祐さんはどんどん深く刻み込まれていった。
そんな生活を送っていると、当然私の荷物も彼の家に増えてきていた。
彼の生活の中にも私の居場所があるような、彼の一部になっているような感じがする。
なんだかそれがとてもくすぐったい気持ちだった。
日曜の今日も、亮祐さんのマンションでのんびりと過ごしている。
亮祐さんは、休日だけど海外の取引先と打合せがあるとのことで、今は書斎でテレビ会議をしていた。
その間、私はキッチンで夜ごはんを作っている。
書斎からは会議中の亮祐さんの声がわずかに漏れ聞こえる。
まるでネイティブスピーカーのような綺麗な発音の流暢な英語だ。
簡単な会話がなんとかできる程度の英語力の私は、その声に思わず聞き惚れる。
(本当に亮祐さんはすごいな。いくら大学から海外にいたといっても、きっと努力もしたんだろうなぁ)
亮祐さんはそういう人だと思う。
もちろん持って生まれた恵まれたものも多い人だけど、それに見合った努力も重ねているのだと私は感じている。
野菜を刻んでいると、背後に気配を感じ、後ろから亮祐さんに包み込まれた。
長身の亮祐さんは私の頭の上に顔を乗せている。
いつの間にか会議は終わっていたようだ。
「会議終わったんですか?」
「うん。何作ってるの?」
「ハンバーグです。さっきお肉食べたいって話してたから。あの、今包丁持ってて危ないんで離れて欲しいです」
「なに、俺に抱きしめられて動揺するの?今さらでしょ?」
そう、いつまで経ってもドキドキするのだ。
こんなふうに後ろからハグされたままだと、手元が狂ってしまいそうだ。
「今さらでもなんでもです!緊張しちゃうんで‥‥お願い!」
「ふうん。分かった、じゃあリビングで本でも読んでるね」
離れてくれるのかと思いきや、少し腰をかがめた亮祐さんは私の耳元に口を近づけて息を吹きかけながらそう囁いた。
背後から耳に息がかかり、身体がビクッと跳ねる。
「‥‥もう!危ないって言ってるじゃないですか!」
「ふっ、ごめんごめん」
亮祐さんは破顔して、機嫌良く私から離れてリビングへ向かった。
(本当に亮祐さんはたまにイジワルだ。私が耳弱いの知っててあんな風にからかうんだから‥‥!)
でもそんなところは会社で常務として仕事をしている時の彼では見られない姿だ。
私だけに見せてくていると思うと胸がキュンとした。
私が作ったハンバーグをテーブルに並べて夜ごはんを一緒に食べる。
こうして私が手作りするのは何度目かだ。
自炊は普段から時折りしていたので料理をすることには抵抗がなかった私は、彼の家で過ごす時に、リクエストに応えて手料理を振る舞っている。
舌の肥えた亮祐さんに食べてもらうのは最初緊張したが、いつも美味しいと言ってくれるので嬉しい。
今日のハンバーグも好評だった。
そんな食事の最中、私は先程の英語の会議について聞いてみる。
「さっき亮祐さんが話している英語がちょっと聞こえてきたんですけど、やっぱりすごく流暢ですね!今は英語で苦労することはほとんどないんですか?」
「ほとんどないかな。仮に知らない単語とかがあっても、会話の中で聞いてしまえるしね。でも俺も最初は大変だったよ」
「やっぱり最初は大変だったんだ!大学生の頃のことですか?」
「そうそう。日本で勉強はしてたし、読み書きは問題なかったけど、話すのと聞くのが慣れるまでは苦労したかな。受験英語とは違うなと実感したよ」
「亮祐さんでも最初は努力したんですね。私もあんなふうに英語話せるようになりたいな。英語できると便利ですよね?」
「便利というか選択肢は広がるし、自分の世界も広くなるかもね」
「なるほど‥‥!」
それはなんだかとても大切なことのような気がした。
(私も世界を広げたい、彼にふさわしい人でありたいな)
ふつふつとそんな気持ちが湧き上がってくる。
彼とこれからも一緒に歩みたいなら、私も自分を磨いて、もっと自信をつけて、彼の隣にいることに胸を張れるよう自分に変わりたいなと思った。
「‥‥私も英語勉強してみようかな」
ぽつりとつぶやくように声が漏れた。
「いいんじゃない?今後会社で海外展開が進むと広報部でも英語を使うような仕事が増えてくるかもしれないしね。百合のキャリアを考えるうえでも有益だと思うよ」
そんなふうに自分の仕事においての必要性や可能性を絡めて言われると、余計にやる気になってきた。
「亮祐さんって私をその気にさせるのが上手いよね」
「まぁ百合のことをいつも見てるから」
そう笑いを含んだ目で私を見る亮祐さんは楽しそうだ。
「百合が英語勉強するなら俺が教えてあげるよ?」
「忙しい亮祐さんの時間は奪いたくないの!オンライン英会話とか、英会話スクールとか色々あるからまずは調べてみます!」
「それくらい頼ってくれてもいいのに」
ちょっと不満そうな顔をする亮祐さんを私は受け流した。
以前の私だったら、亮祐さんのすごいところを感じると、「私は彼にふさわしくない」「分不相応だ」などと思っていた。
でも最近はこうやって亮祐さんに刺激を受けて、ふさわしくあるために、自分を磨こうとしているように思う。
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