6 / 39
05. 新生活の始まり
「お嬢様、ご結婚おめでとうございます」
「どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ」
「使用人仕事のことはご安心ください」
夜が明け、昼になり、あっという間にリースベットが屋敷から去る時がやってきた。
慌ただしく荷物をまとめ、これまで担当していた仕事について他の使用人たちへの引継ぎを行い、なんとか済ませておくべきことを所定の時間内で終えることができた。
先程迎えの馬車が到着し、今は公爵家の御者が荷物を運び込んでくれている。
その間にリースベットは、見送りに来てくれた懇意にしている使用人たちと最後の挨拶を交わしていた。
本当の家族よりも、使用人たちの方がよほど心の距離が近い。
特に二年前から執事の一人として父を補佐しているカミロには随分良くしてもらった。
リースベットが家族と鉢合わせないようこっそり予定を教えてくれたりしたので本当に助かった。
それにより理不尽な目に遭う事態を何度も回避できたように思う。
そんな彼ら使用人の言葉を受け、今更ながら別離を実感し、リースベットはヘーゼルの瞳にうっすら涙を浮かべた。
「……そろそろ出発するが、構わないか?」
その時、ふいにリースベットの背後から声が掛かる。
振り向くと、そこにはリースベットよりも頭一つ分くらい背の高い、スラリと長身の男性が佇んでいた。
「シ、シャロック公爵様……!?」
この場にいるとは思っていなかった人物の登場に、リースベットは目を瞬く。
公爵家から来た馬車は二台だった。
そのうち一台は荷物用。そしてもう一台にリースベットが乗る予定だと御者からは聞いていた。
てっきり一人で乗るのだと思っていたが、どうやら公爵が中にすでにいて、リースベットはそこに後から乗り込むことになっていたようだ。
自分のせいで公爵をお待たせしてしまったかもしれない、とリースベットはにわかに焦った。
「お初にお目にかかります。リースベット・エイムズと申します。ご挨拶もできておらず、またお待たせしてしまい誠に申し訳ございません。はい、問題ございません」
「それなら馬車に乗ってくれ」
「はい……!」
シャロック公爵はチラリと使用人たちに目線をやる。
ペコリと頭を下げた使用人の姿を流し見た後、その場を少しだけ見回し、何事もなかったかのように馬車の中へ戻って行った。
慌ててリースベットもその背中を追いかけ、馬車に乗り込んだ。
そして中を見渡して衝撃を受けた。
さすが公爵家だと感嘆してしまう上質な馬車だったからだ。
まったく窮屈さ感じない広々とした空間、初めて体験する座り心地の良い席に驚きを隠せない。
……こ、これが公爵家。さすが王家とも血縁にある名家だけあって格が違うわ。
昨日急遽結婚が決まり、つい先程までは屋敷を出るまでに終わらせておくべきことで頭がいっぱいだった。
でもそれが終わった今、今度はこれからの生活への不安が胸に押し寄せてくる。
生活レベルの差を目の当たりにして、その不安は増大したような気がした。
「……君のご両親は見送りに来ていなかったようだが?」
公爵家所有の馬車の素晴らしさに目を奪われていると、向かい側の席に座るシャロック公爵がリースベットに話し掛けた。
問われた内容にギクリとしつつ、リースベットは控えめな笑みを浮かべる。
「その、本日はどうしても外せない用事があったようで屋敷を不在にしていたのです。別れの挨拶は昨夜のうちに済ませております」
伯爵家の醜聞にもなりかねないため、不仲であることはさすがに言えない。
代わりに当たり障りのない言い訳を告げた。
……別れの挨拶どころか、昨夜は修羅場だったけれど……。
芋づる式に昨夜の出来事が脳裏をよぎり、なんだか頬の痛みまで蘇ってくる。
あの後すぐに氷で冷やしたので、今は腫れていないはずだ。
そんなことを思い出していると、気のせいかシャロック公爵の視線を感じた。
俯きがちだった顔を少し上げて、公爵の様子を窺う。
公爵は検分するかのようにリースベットの顔をじっと見つめているようだった。
だが、リースベットと目が合うと、たちまち不快そうに眉をしかめ、ふいっと顔を背けてしまった。
……容姿を確認されていたのかしら。そしてこの反応――おそらくお眼鏡にかなわなかったということだわ……。
最初から分かりきっていたこととはいえ、これほどハッキリ態度で示されると多少傷つく。
やはり義母の言う通りなのだなと実感した。
『多産の血筋』を引く、今すぐ婚姻可能な令嬢という点しか、シャロック公爵にとって価値がないのだと改めて突きつけられる。
「…………………」
「…………………」
二人きりの空間に重苦しい沈黙が流れた。
これから夫婦になるというのに、ほとんど初対面に近いシャロック公爵に対して何を話せば良いのかまったく分からない。
人間離れした美貌を持つ公爵は、その容姿のせいかどこか近寄り難い雰囲気がある。
加えて、リースベットから視線を外したまま腕を組んで難しい表情を浮かべているため、余計に話し掛けづらかった。
でも夫婦になるのだから、このままではいけない、とリースベットは勇気を振り絞る。
愛のない政略結婚とはいえ、せめて義務的にでも会話ができるくらいの関係にはなりたいという思いがあった。
「あ、あの、シャロック公爵様……」
思い切って発した声は、しんと静まった馬車の中で想像以上に大きく響いた。
窓の外を眺めていたシャロック公爵がリースベットの方へ視線を向ける。
色気が潜んだ灰色の瞳に見据えられ、思わずドキリとした。
緊張感も入り混じり、心臓が早鐘を打つ。
「あの、えっと、こちらの馬車ですが――……」
ゴクリと唾を呑み込み、再び口を開いたが、リースベットは最後までその言葉を続けられなかった。
なぜならば、シャロック公爵が途中で遮り、ポツリとつぶやいたからだ。
「アイゼル」
「えっ?」
それは囁くような小さな声だった。
正確に聞き取れなかったリースベットは、反射的に小首を傾げ聞き返す。
それを受け、今度はハッキリとした声でシャロック公爵が述べる。
「……俺のことは家名ではなく、名前で呼んでくれ」
「お名前で、ですか?」
「君も今日からシャロックになるのだから紛らわしいだろう?」
公爵の口調は、昨日盗み聞きした時よりも砕けたものだった。
一人称も『私』から『俺』に変わっている。
……これは公爵様も少しは夫婦として歩み寄ろうとしてくださってるということかしら。
もしそうであれば素直に嬉しいと思う。
リースベットは緊張で強張っていた顔を緩め、少しだけ肩の力を抜いた。
そして歩み寄りの一歩として提示された案に応える。
「……ア、アイゼル様、でよろしいですか?」
公爵家当主という、リースベットからすればはるかに目上の尊い身の上の方。
そんなシャロック公爵を名前で呼ばせてもらうなど非常に恐れ多いことだ。
恐る恐るといった様子で名前を口にするリースベットの声が若干震えていたのは、もっともなことであった。
「………それでいい」
名前を呼ばれたアイゼルの返答はというと、実に素っ気ない。
それでも多少の会話が成り立ったことにリースベットは大いに安堵した。
アイゼルが会話を厭っているわけではないことが窺えたため、さらに言葉を重ねてみる。
「よ、よろしければ、私のこともどうぞリースベットとお呼びください」
「分かった」
「あの、こちらの馬車ですが、今どちらへ向かっているのでしょうか?」
「教会だ」
「教会、ですか?」
「婚姻届を提出しに立ち寄った後、公爵邸に向かう段取りになっている」
ルーカリオス王国では、両者のサインが入った婚姻届を教会へ提出することで結婚が成立する。
ただし、教会での挙式と同時に婚姻届を提出する方法が一般的だ。
今回のように、婚約期間もなく、婚姻届を提出するだけというのは極めて珍しかった。
だが、異例なだけであって、確かに法律上はなんの問題もない。
……公爵家の都合、ってお父様もおっしゃっていたわね。
リースベットは、盗み聞きした際アイゼルが「すぐに結婚できる令嬢を求めている」と口にしていたのをふいに思い出した。
察するに、当主の義務を果たすべく、一刻も早く子が欲しいのだろう。
『多産の血筋』にあやかるほど、アイゼルは真剣かつ本気なのだと、リースベットは暗黙のうちに理解した。
……私、その期待に応えられるかしら。
これからの生活への不安に加えて、自身に求められた役割への重圧がのしかかる。
しかし、リースベットにはゆっくり心の準備をしているような余裕はなかった。
あれよあれよという間に、教会に到着し婚姻届を提出して、正式にアイゼルの妻になったかと思うと、続いて公爵邸で新しい公爵夫人として紹介され、公爵家付きの使用人たちから歓迎を受けていたからだ。
目まぐるしく動く事態に、リースベットは目を白黒させる。
段取り通りに物事を淡々と進めていくアイゼルに、ただただ大人しく黙って付き従い、流れに身を任せるほかなかった。
「どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ」
「使用人仕事のことはご安心ください」
夜が明け、昼になり、あっという間にリースベットが屋敷から去る時がやってきた。
慌ただしく荷物をまとめ、これまで担当していた仕事について他の使用人たちへの引継ぎを行い、なんとか済ませておくべきことを所定の時間内で終えることができた。
先程迎えの馬車が到着し、今は公爵家の御者が荷物を運び込んでくれている。
その間にリースベットは、見送りに来てくれた懇意にしている使用人たちと最後の挨拶を交わしていた。
本当の家族よりも、使用人たちの方がよほど心の距離が近い。
特に二年前から執事の一人として父を補佐しているカミロには随分良くしてもらった。
リースベットが家族と鉢合わせないようこっそり予定を教えてくれたりしたので本当に助かった。
それにより理不尽な目に遭う事態を何度も回避できたように思う。
そんな彼ら使用人の言葉を受け、今更ながら別離を実感し、リースベットはヘーゼルの瞳にうっすら涙を浮かべた。
「……そろそろ出発するが、構わないか?」
その時、ふいにリースベットの背後から声が掛かる。
振り向くと、そこにはリースベットよりも頭一つ分くらい背の高い、スラリと長身の男性が佇んでいた。
「シ、シャロック公爵様……!?」
この場にいるとは思っていなかった人物の登場に、リースベットは目を瞬く。
公爵家から来た馬車は二台だった。
そのうち一台は荷物用。そしてもう一台にリースベットが乗る予定だと御者からは聞いていた。
てっきり一人で乗るのだと思っていたが、どうやら公爵が中にすでにいて、リースベットはそこに後から乗り込むことになっていたようだ。
自分のせいで公爵をお待たせしてしまったかもしれない、とリースベットはにわかに焦った。
「お初にお目にかかります。リースベット・エイムズと申します。ご挨拶もできておらず、またお待たせしてしまい誠に申し訳ございません。はい、問題ございません」
「それなら馬車に乗ってくれ」
「はい……!」
シャロック公爵はチラリと使用人たちに目線をやる。
ペコリと頭を下げた使用人の姿を流し見た後、その場を少しだけ見回し、何事もなかったかのように馬車の中へ戻って行った。
慌ててリースベットもその背中を追いかけ、馬車に乗り込んだ。
そして中を見渡して衝撃を受けた。
さすが公爵家だと感嘆してしまう上質な馬車だったからだ。
まったく窮屈さ感じない広々とした空間、初めて体験する座り心地の良い席に驚きを隠せない。
……こ、これが公爵家。さすが王家とも血縁にある名家だけあって格が違うわ。
昨日急遽結婚が決まり、つい先程までは屋敷を出るまでに終わらせておくべきことで頭がいっぱいだった。
でもそれが終わった今、今度はこれからの生活への不安が胸に押し寄せてくる。
生活レベルの差を目の当たりにして、その不安は増大したような気がした。
「……君のご両親は見送りに来ていなかったようだが?」
公爵家所有の馬車の素晴らしさに目を奪われていると、向かい側の席に座るシャロック公爵がリースベットに話し掛けた。
問われた内容にギクリとしつつ、リースベットは控えめな笑みを浮かべる。
「その、本日はどうしても外せない用事があったようで屋敷を不在にしていたのです。別れの挨拶は昨夜のうちに済ませております」
伯爵家の醜聞にもなりかねないため、不仲であることはさすがに言えない。
代わりに当たり障りのない言い訳を告げた。
……別れの挨拶どころか、昨夜は修羅場だったけれど……。
芋づる式に昨夜の出来事が脳裏をよぎり、なんだか頬の痛みまで蘇ってくる。
あの後すぐに氷で冷やしたので、今は腫れていないはずだ。
そんなことを思い出していると、気のせいかシャロック公爵の視線を感じた。
俯きがちだった顔を少し上げて、公爵の様子を窺う。
公爵は検分するかのようにリースベットの顔をじっと見つめているようだった。
だが、リースベットと目が合うと、たちまち不快そうに眉をしかめ、ふいっと顔を背けてしまった。
……容姿を確認されていたのかしら。そしてこの反応――おそらくお眼鏡にかなわなかったということだわ……。
最初から分かりきっていたこととはいえ、これほどハッキリ態度で示されると多少傷つく。
やはり義母の言う通りなのだなと実感した。
『多産の血筋』を引く、今すぐ婚姻可能な令嬢という点しか、シャロック公爵にとって価値がないのだと改めて突きつけられる。
「…………………」
「…………………」
二人きりの空間に重苦しい沈黙が流れた。
これから夫婦になるというのに、ほとんど初対面に近いシャロック公爵に対して何を話せば良いのかまったく分からない。
人間離れした美貌を持つ公爵は、その容姿のせいかどこか近寄り難い雰囲気がある。
加えて、リースベットから視線を外したまま腕を組んで難しい表情を浮かべているため、余計に話し掛けづらかった。
でも夫婦になるのだから、このままではいけない、とリースベットは勇気を振り絞る。
愛のない政略結婚とはいえ、せめて義務的にでも会話ができるくらいの関係にはなりたいという思いがあった。
「あ、あの、シャロック公爵様……」
思い切って発した声は、しんと静まった馬車の中で想像以上に大きく響いた。
窓の外を眺めていたシャロック公爵がリースベットの方へ視線を向ける。
色気が潜んだ灰色の瞳に見据えられ、思わずドキリとした。
緊張感も入り混じり、心臓が早鐘を打つ。
「あの、えっと、こちらの馬車ですが――……」
ゴクリと唾を呑み込み、再び口を開いたが、リースベットは最後までその言葉を続けられなかった。
なぜならば、シャロック公爵が途中で遮り、ポツリとつぶやいたからだ。
「アイゼル」
「えっ?」
それは囁くような小さな声だった。
正確に聞き取れなかったリースベットは、反射的に小首を傾げ聞き返す。
それを受け、今度はハッキリとした声でシャロック公爵が述べる。
「……俺のことは家名ではなく、名前で呼んでくれ」
「お名前で、ですか?」
「君も今日からシャロックになるのだから紛らわしいだろう?」
公爵の口調は、昨日盗み聞きした時よりも砕けたものだった。
一人称も『私』から『俺』に変わっている。
……これは公爵様も少しは夫婦として歩み寄ろうとしてくださってるということかしら。
もしそうであれば素直に嬉しいと思う。
リースベットは緊張で強張っていた顔を緩め、少しだけ肩の力を抜いた。
そして歩み寄りの一歩として提示された案に応える。
「……ア、アイゼル様、でよろしいですか?」
公爵家当主という、リースベットからすればはるかに目上の尊い身の上の方。
そんなシャロック公爵を名前で呼ばせてもらうなど非常に恐れ多いことだ。
恐る恐るといった様子で名前を口にするリースベットの声が若干震えていたのは、もっともなことであった。
「………それでいい」
名前を呼ばれたアイゼルの返答はというと、実に素っ気ない。
それでも多少の会話が成り立ったことにリースベットは大いに安堵した。
アイゼルが会話を厭っているわけではないことが窺えたため、さらに言葉を重ねてみる。
「よ、よろしければ、私のこともどうぞリースベットとお呼びください」
「分かった」
「あの、こちらの馬車ですが、今どちらへ向かっているのでしょうか?」
「教会だ」
「教会、ですか?」
「婚姻届を提出しに立ち寄った後、公爵邸に向かう段取りになっている」
ルーカリオス王国では、両者のサインが入った婚姻届を教会へ提出することで結婚が成立する。
ただし、教会での挙式と同時に婚姻届を提出する方法が一般的だ。
今回のように、婚約期間もなく、婚姻届を提出するだけというのは極めて珍しかった。
だが、異例なだけであって、確かに法律上はなんの問題もない。
……公爵家の都合、ってお父様もおっしゃっていたわね。
リースベットは、盗み聞きした際アイゼルが「すぐに結婚できる令嬢を求めている」と口にしていたのをふいに思い出した。
察するに、当主の義務を果たすべく、一刻も早く子が欲しいのだろう。
『多産の血筋』にあやかるほど、アイゼルは真剣かつ本気なのだと、リースベットは暗黙のうちに理解した。
……私、その期待に応えられるかしら。
これからの生活への不安に加えて、自身に求められた役割への重圧がのしかかる。
しかし、リースベットにはゆっくり心の準備をしているような余裕はなかった。
あれよあれよという間に、教会に到着し婚姻届を提出して、正式にアイゼルの妻になったかと思うと、続いて公爵邸で新しい公爵夫人として紹介され、公爵家付きの使用人たちから歓迎を受けていたからだ。
目まぐるしく動く事態に、リースベットは目を白黒させる。
段取り通りに物事を淡々と進めていくアイゼルに、ただただ大人しく黙って付き従い、流れに身を任せるほかなかった。
あなたにおすすめの小説
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
夫婦戦争勃発5秒前! ~借金返済の代わりに女嫌いなオネエと政略結婚させられました!~
麻竹
恋愛
※タイトル変更しました。
夫「おブスは消えなさい。」
妻「ああそうですか、ならば戦争ですわね!!」
借金返済の肩代わりをする代わりに政略結婚の条件を出してきた侯爵家。いざ嫁いでみると夫になる人から「おブスは消えなさい!」と言われたので、夫婦戦争勃発させてみました。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。
兄妹じゃないとわかったのでお兄様と結婚したら、全部仕込みでした
こじまき
恋愛
【20260401読みやすいように話を分割しました】
伯爵令嬢ヘイゼルは、兄アリステアに恋をしている。叶わないと知りながら、それでも諦めきれなかった。
しかし子ども時代の「取り違え」が発覚し、子爵令嬢ロレッタとして“正しい場所”で生き直すことに。
そして妹ではなくなった彼女に、アリステアは求婚する。
運命のねじれは正されて、望んだとおりに最愛の人と結ばれた――
けれど――その「正しい運命」は、兄アリステアによって用意されたものだった――
※「小説家になろう」にも投稿しています。
親友と結婚したら、ずっと前から溺愛されていたことに気づきました
由香
恋愛
※4/3最終更新21時
親友と結婚した。
それだけのはずだったのに――
ある日、夫にキスされて気づく。
彼は“ただの親友”なんかじゃなかった。
「ずっと前から好きだった」
そう言われても、知らなかった私は戸惑うばかりで。
逃げようとすればするほど、距離は縮まっていく。
――これは、親友だったはずの彼に、甘く捕まっていく話。
溺愛、独占欲、全部まとめて受け止める覚悟はありますか?
推しの旦那様に心の声が筒抜けでした!?〜バレた瞬間、毎回キスで黙らされます〜
由香
恋愛
推しに似ているという理由で政略結婚した相手は、冷酷と噂の公爵様。
――のはずが。
(無理、顔が良すぎるんだけど!?尊い!!)
心の声が、なぜか全部本人に聞こえていた。
必死に取り繕うも時すでに遅し。
暴走する脳内実況を止めるたび、旦那様はなぜか――キスしてくる。
「黙らせるのにちょうどいい」
いや全然よくないです!!むしろ悪化してます!!
無表情公爵様 × 心の声だだ漏れ令嬢
甘くて騒がしい新婚生活、開幕。