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06. 新婚初夜①
「さぁ、奥様! こちらですよ!」
伯爵家の何倍もの広さの、王宮かと見紛うほどの洗練された美しい公爵邸に圧倒され。
ピシッと揃いの制服に身を包んだ、見るからに優秀そうな公爵家付き使用人たちからの手厚い歓迎に慄き。
初めて目にする食材がふんだんに使われた、専属料理人が作り出すあまりにも美味しい夕食に言葉を失い。
リースベットは、この公爵邸に到着してから何度となく度肝を抜かれていた。
そして今もまた、専属侍女に案内された部屋の中を見て唖然としている。
目の前には広々とした浴室が存在していた。
伯爵家にも浴室はあったが、大人一人が入れる大きさの浴槽が置かれているだけであった。
対して、ここには、ゆうに大人十人は入れる広さの浴槽、さらにその周囲には洗面台やソファー、マッサージ台などもある。
同じ浴室とは思えない、比べるのも烏滸がましいレベルだ。
そもそも伯爵家で使用人扱いの日々を過ごしていたリースベットは、入浴する機会などなかった。
それを準備する立場であり、自身は水で体を拭いて清めていたのだ。
……す、すごいわ。この浴室にお湯を溜めるのはきっと重労働よね。これだけ広さのある浴室の清潔さを保つにはきっと掃除も大変だわ。
それゆえに、豪奢な浴室そのものよりも、その環境を支える使用人の質の高さに思考が向いた。
だが、今のリースベットはここを準備したり、掃除する側の立場ではない。
使う側、つまり入浴する立場なのだ。
入口で立ち止まったまま浴室内を熱心に眺めて動かないリースベットに、専属侍女が声を掛ける。
「こちらで体の隅々までキレイにしちゃいましょうね! 大丈夫、この私にお任せください!」
専属侍女となったエルマは、先程初めて顔を合わせたばかりにもかかわらず、リースベットに明るい笑顔でとても親しげに接してくれていた。
リースベットより二歳年上の二十歳。
頬のそばかすが可愛らしい、赤茶色の髪の小柄な女性だ。
公爵家の家令と侍女頭という使用人夫婦の娘で、アイゼルやその弟・ルイズとは、兄妹のように育ったという。
顔合わせ時にアイゼルは「少々馴れ馴れしく変な……いや、気さくで個性的な奴だが信頼はできる」と評していた。
「さぁさぁ、奥様。そんなところに突っ立ってないで、ちゃっちゃと入りましょ! 入浴の後もやることいっぱいですからね!」
あまりにリースベットが動かないからか、焦れたエルマが軽く背中を押す。
そして脱衣スペースでリースベットの服をパパッと手早く脱がせると、湯船へ誘った。
リースベットが「自分でできる」と拒否する間もない早技だった。
そのままエルマに頭のてっぺんから足の爪先まで、余すとこなく身体の隅々まで洗われ、ようやく終わったかと思えば、続いて香油をたっぷり使った入念なマッサージが始まり、リースベットはもうされるがままだった。
「わぁ、奥様! お肌スベスベ! 白くて柔らかくて、触り心地抜群ですねぇ」
「えっ? あの、えっと」
「めちゃくちゃ細いのに、そこそこお胸もありますし!」
「いえ、むしろ貧相でお見苦しく申し訳ないです……」
「何をおっしゃいますか! すっごく美乳ですよ! 毎日マッサージしたらこれからますます育つの間違いなしですって! これは私の腕の見せどころですね。育て甲斐がありそうです!」
マッサージをするエルマは、なぜか目をキラキラ輝かせて、実に楽しそうだ。
旦那様にも協力要請して、重点的に揉んでもらうようにしなきゃ!と小声でぶつぶつ呟いている。
その独り言がリースベットの耳には届いていなかったのは、リースベットにとって幸いであった。
もし聞いていたならば、羞恥で身悶えていたに違いない。
その後もエルマによる全身ケアは続く。
マッサージの次は、バスローブを着た状態で髪のお手入れをされ、軽くお化粧を施され、最後に上品なレースで飾られた肌触りの良い夜間着に着替えさせられた。
「…………!!」
エルマの勢いに負け、されるがままの状態にも慣れてきたリースベットだったが、着せられた夜間着に思わず目を剥く。
なぜなら、うっすらと肌が透ける素材の膝上丈ネグリジェだったからだ。
……そうだ、そうだったわ。
その瞬間になってようやくリースベットは思い出した。
自分がなぜこの公爵家に嫁ぐことになったのかを。
そしてまさに今、これからが、結婚して初めて迎える夜――新婚初夜であるという事実を。
それに気づいた途端、遅ればせながら、リースベットの胸の鼓動が速くなる。
……今からアイゼル様と、その、よ、夜伽をするのよね。
もちろんリースベットも新婚初夜に夫婦がなにをするのかの知識は一応ある。
アメリアの付き人として夜会などに出席するにあたり、貴族に求められる必要最低限の教育は一通り家庭教師から受けたからだ。
ただ、閨事について詳しくは知らない。
アメリアと違って他家に嫁ぐ予定がなかったため、詳細は教えられていないのだ。
……「旦那様に身を委ねておけばいい」だったかしら……?
確か家庭教師はそう言っていたはず、となんとか記憶を手繰り寄せる。
「はい、完成です! うん、バッチリですね! ふふふっ、思わずむしゃぶりつきたくなること間違いなしですよ!」
そんな時にふいに不穏な台詞が耳に飛び込んできた。
リースベットが「む、むしゃぶりつきたくなる……?」と問いただそうとするより早く、エルマは身支度が完了したリースベットを隣の部屋に案内する。
浴室から扉一枚で繋がっているそこは、部屋の真ん中にドーンと大きな寝台が存在を主張していた。
エルマによると、公爵夫妻用の寝室だという。
「では奥様、こちらで旦那様をお待ちくださいね! 良い夜を~!」
ニコッと笑うと、エルマは最後にそんな一言を残して鼻歌でも歌い出しそうな軽い足取りで去って行ったしまった。
その場に一人取り残されたリースベットは、ぎこちない動きでとりあえず寝台の上にちょこんと座る。
小さめのランプがほんのりと辺りを照らす薄暗い寝室は、じっとしていられない心地になるような妙な艶かしさがあった。
どうにも落ち着かず、つい視線が右往左往してしまう。
……大丈夫、落ち着いて。これが私に求められている役割なんだから、ちゃんとやり遂げるのよ。
とはいえ、本当に大丈夫だろうか……と心は不安と緊張でいっぱいだった。
ふと見下ろせば、エルマによって磨き上げられた身体がネグリジェからほんのり透けて見える。
念入りに手入れをしてもらったものの、豊満な体つきのアメリアに比べると、やっぱり貧相な限りだ。
それに顔だってアメリアのような美しさはなく、地味で冴えない。
……閨事は男性がその気にならないとダメだと聞いたわ。私なんかでアイゼル様は大丈夫なのかしら……?
果たしてアイゼルが自分を抱く気になるのだろうかとリースベットは甚だ疑問に思う。
だけど、アイゼルは当主の責務を重んじて自分なんかと結婚する人だ。
きっとなんとかしてくれるだろうと信じて委ねるしかない。
それからもリースベットは不安に押し潰されそうになりながら、一人様々なことを頭の中でつらつらと考えていた。
体感としては何時間もそうしていたように思うが、実際にはエルマが出て行ってから数分ほどしか経っていない。
そしてついにその時がやってきた。
シンと静まった寝室に突然ガチャリという音が響き渡る。
ハッと顔を上げたリースベットの目に飛び込んできたのは、ゆるりとしたシンプルな夜間着に着替えて部屋に入ってくるアイゼルの姿だった。
昼間の装いと違い、私的な空間でしか見せないであろうリラックスした雰囲気にドキリとする。
思わず目を奪われていると、そのアイゼルと視線が合った。
だが、アイゼルはリースベットを見て眉根を寄せたかと思うと、ふいっと顔を背けてしまう。
馬車に乗っている時にも同じような一幕があったことが脳裏をよぎる。
……やっぱり私の容姿が見るに堪えないのね……。
いくら義務とはいえ、思わず目を逸らしてしまうほど不快に感じている相手と、寝所を共にするなど可能なのだろうかと不安が募る。
しかしそれは杞憂だったらしい。
アイゼルはリースベットが想像していた以上に責任感の強い人だったのだ。
扉を閉めて部屋に入ってきたアイゼルは、そのまままっすぐ歩み寄ってくると、無言のままリースベットを寝台に押し倒し、覆い被さった。
……えっ?
目を丸くするリースベットの唇を、否応なくアイゼルの唇が上から塞ぐ。
なんの前触れもなく唐突に始まった、奪い取るかのような荒々しい強引な口づけに、リースベットは驚きを隠せない。
初めて経験する口づけだというのに、その余韻に浸る余裕もなかった。
……く、苦しい。息ができない。
呼吸ができなくて、次第に息苦しさに襲われる。
もう無理……と思ったその時、ようやくアイゼルの唇が離れ、リースベットは慌てて新鮮な空気を吸い込んだ。
だが、それもほんの一瞬のこと。
すぐにアイゼルの唇が再び降ってきて、さらには呼吸をするために開けた唇の隙間から、ねっとりとした舌が口内に侵入してきた。
伯爵家の何倍もの広さの、王宮かと見紛うほどの洗練された美しい公爵邸に圧倒され。
ピシッと揃いの制服に身を包んだ、見るからに優秀そうな公爵家付き使用人たちからの手厚い歓迎に慄き。
初めて目にする食材がふんだんに使われた、専属料理人が作り出すあまりにも美味しい夕食に言葉を失い。
リースベットは、この公爵邸に到着してから何度となく度肝を抜かれていた。
そして今もまた、専属侍女に案内された部屋の中を見て唖然としている。
目の前には広々とした浴室が存在していた。
伯爵家にも浴室はあったが、大人一人が入れる大きさの浴槽が置かれているだけであった。
対して、ここには、ゆうに大人十人は入れる広さの浴槽、さらにその周囲には洗面台やソファー、マッサージ台などもある。
同じ浴室とは思えない、比べるのも烏滸がましいレベルだ。
そもそも伯爵家で使用人扱いの日々を過ごしていたリースベットは、入浴する機会などなかった。
それを準備する立場であり、自身は水で体を拭いて清めていたのだ。
……す、すごいわ。この浴室にお湯を溜めるのはきっと重労働よね。これだけ広さのある浴室の清潔さを保つにはきっと掃除も大変だわ。
それゆえに、豪奢な浴室そのものよりも、その環境を支える使用人の質の高さに思考が向いた。
だが、今のリースベットはここを準備したり、掃除する側の立場ではない。
使う側、つまり入浴する立場なのだ。
入口で立ち止まったまま浴室内を熱心に眺めて動かないリースベットに、専属侍女が声を掛ける。
「こちらで体の隅々までキレイにしちゃいましょうね! 大丈夫、この私にお任せください!」
専属侍女となったエルマは、先程初めて顔を合わせたばかりにもかかわらず、リースベットに明るい笑顔でとても親しげに接してくれていた。
リースベットより二歳年上の二十歳。
頬のそばかすが可愛らしい、赤茶色の髪の小柄な女性だ。
公爵家の家令と侍女頭という使用人夫婦の娘で、アイゼルやその弟・ルイズとは、兄妹のように育ったという。
顔合わせ時にアイゼルは「少々馴れ馴れしく変な……いや、気さくで個性的な奴だが信頼はできる」と評していた。
「さぁさぁ、奥様。そんなところに突っ立ってないで、ちゃっちゃと入りましょ! 入浴の後もやることいっぱいですからね!」
あまりにリースベットが動かないからか、焦れたエルマが軽く背中を押す。
そして脱衣スペースでリースベットの服をパパッと手早く脱がせると、湯船へ誘った。
リースベットが「自分でできる」と拒否する間もない早技だった。
そのままエルマに頭のてっぺんから足の爪先まで、余すとこなく身体の隅々まで洗われ、ようやく終わったかと思えば、続いて香油をたっぷり使った入念なマッサージが始まり、リースベットはもうされるがままだった。
「わぁ、奥様! お肌スベスベ! 白くて柔らかくて、触り心地抜群ですねぇ」
「えっ? あの、えっと」
「めちゃくちゃ細いのに、そこそこお胸もありますし!」
「いえ、むしろ貧相でお見苦しく申し訳ないです……」
「何をおっしゃいますか! すっごく美乳ですよ! 毎日マッサージしたらこれからますます育つの間違いなしですって! これは私の腕の見せどころですね。育て甲斐がありそうです!」
マッサージをするエルマは、なぜか目をキラキラ輝かせて、実に楽しそうだ。
旦那様にも協力要請して、重点的に揉んでもらうようにしなきゃ!と小声でぶつぶつ呟いている。
その独り言がリースベットの耳には届いていなかったのは、リースベットにとって幸いであった。
もし聞いていたならば、羞恥で身悶えていたに違いない。
その後もエルマによる全身ケアは続く。
マッサージの次は、バスローブを着た状態で髪のお手入れをされ、軽くお化粧を施され、最後に上品なレースで飾られた肌触りの良い夜間着に着替えさせられた。
「…………!!」
エルマの勢いに負け、されるがままの状態にも慣れてきたリースベットだったが、着せられた夜間着に思わず目を剥く。
なぜなら、うっすらと肌が透ける素材の膝上丈ネグリジェだったからだ。
……そうだ、そうだったわ。
その瞬間になってようやくリースベットは思い出した。
自分がなぜこの公爵家に嫁ぐことになったのかを。
そしてまさに今、これからが、結婚して初めて迎える夜――新婚初夜であるという事実を。
それに気づいた途端、遅ればせながら、リースベットの胸の鼓動が速くなる。
……今からアイゼル様と、その、よ、夜伽をするのよね。
もちろんリースベットも新婚初夜に夫婦がなにをするのかの知識は一応ある。
アメリアの付き人として夜会などに出席するにあたり、貴族に求められる必要最低限の教育は一通り家庭教師から受けたからだ。
ただ、閨事について詳しくは知らない。
アメリアと違って他家に嫁ぐ予定がなかったため、詳細は教えられていないのだ。
……「旦那様に身を委ねておけばいい」だったかしら……?
確か家庭教師はそう言っていたはず、となんとか記憶を手繰り寄せる。
「はい、完成です! うん、バッチリですね! ふふふっ、思わずむしゃぶりつきたくなること間違いなしですよ!」
そんな時にふいに不穏な台詞が耳に飛び込んできた。
リースベットが「む、むしゃぶりつきたくなる……?」と問いただそうとするより早く、エルマは身支度が完了したリースベットを隣の部屋に案内する。
浴室から扉一枚で繋がっているそこは、部屋の真ん中にドーンと大きな寝台が存在を主張していた。
エルマによると、公爵夫妻用の寝室だという。
「では奥様、こちらで旦那様をお待ちくださいね! 良い夜を~!」
ニコッと笑うと、エルマは最後にそんな一言を残して鼻歌でも歌い出しそうな軽い足取りで去って行ったしまった。
その場に一人取り残されたリースベットは、ぎこちない動きでとりあえず寝台の上にちょこんと座る。
小さめのランプがほんのりと辺りを照らす薄暗い寝室は、じっとしていられない心地になるような妙な艶かしさがあった。
どうにも落ち着かず、つい視線が右往左往してしまう。
……大丈夫、落ち着いて。これが私に求められている役割なんだから、ちゃんとやり遂げるのよ。
とはいえ、本当に大丈夫だろうか……と心は不安と緊張でいっぱいだった。
ふと見下ろせば、エルマによって磨き上げられた身体がネグリジェからほんのり透けて見える。
念入りに手入れをしてもらったものの、豊満な体つきのアメリアに比べると、やっぱり貧相な限りだ。
それに顔だってアメリアのような美しさはなく、地味で冴えない。
……閨事は男性がその気にならないとダメだと聞いたわ。私なんかでアイゼル様は大丈夫なのかしら……?
果たしてアイゼルが自分を抱く気になるのだろうかとリースベットは甚だ疑問に思う。
だけど、アイゼルは当主の責務を重んじて自分なんかと結婚する人だ。
きっとなんとかしてくれるだろうと信じて委ねるしかない。
それからもリースベットは不安に押し潰されそうになりながら、一人様々なことを頭の中でつらつらと考えていた。
体感としては何時間もそうしていたように思うが、実際にはエルマが出て行ってから数分ほどしか経っていない。
そしてついにその時がやってきた。
シンと静まった寝室に突然ガチャリという音が響き渡る。
ハッと顔を上げたリースベットの目に飛び込んできたのは、ゆるりとしたシンプルな夜間着に着替えて部屋に入ってくるアイゼルの姿だった。
昼間の装いと違い、私的な空間でしか見せないであろうリラックスした雰囲気にドキリとする。
思わず目を奪われていると、そのアイゼルと視線が合った。
だが、アイゼルはリースベットを見て眉根を寄せたかと思うと、ふいっと顔を背けてしまう。
馬車に乗っている時にも同じような一幕があったことが脳裏をよぎる。
……やっぱり私の容姿が見るに堪えないのね……。
いくら義務とはいえ、思わず目を逸らしてしまうほど不快に感じている相手と、寝所を共にするなど可能なのだろうかと不安が募る。
しかしそれは杞憂だったらしい。
アイゼルはリースベットが想像していた以上に責任感の強い人だったのだ。
扉を閉めて部屋に入ってきたアイゼルは、そのまままっすぐ歩み寄ってくると、無言のままリースベットを寝台に押し倒し、覆い被さった。
……えっ?
目を丸くするリースベットの唇を、否応なくアイゼルの唇が上から塞ぐ。
なんの前触れもなく唐突に始まった、奪い取るかのような荒々しい強引な口づけに、リースベットは驚きを隠せない。
初めて経験する口づけだというのに、その余韻に浸る余裕もなかった。
……く、苦しい。息ができない。
呼吸ができなくて、次第に息苦しさに襲われる。
もう無理……と思ったその時、ようやくアイゼルの唇が離れ、リースベットは慌てて新鮮な空気を吸い込んだ。
だが、それもほんの一瞬のこと。
すぐにアイゼルの唇が再び降ってきて、さらには呼吸をするために開けた唇の隙間から、ねっとりとした舌が口内に侵入してきた。
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