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10. リースベットの悩み事 ※
あの結婚申込の書状を目にした日から、リースベットは困惑してばかりだ。
次々に驚くような出来事に直面し、動揺を隠し切れないでいる。
その際たるものが閨だ。
初夜の翌日、次は一ヶ月後だろうとリースベットは予想していたが、それが見事にハズレた。
しかもハズレただけではない。
あらゆる面で予想外の連続だったのだ。
そして今夜もまた、リースベットは困惑の最中にいた――。
「あっ、ああっ……はぁ……ん」
ほんのりとしたランプの灯りだけが室内を照らし出す薄暗い寝室に、静寂を切り裂く艶やかな声が響き渡る。
寝台の上では、四つん這いになったリースベットにアイゼルが後ろから挿入し、ゆっくりと腰を振っていた。
しっとり濡れた秘所からは、アイゼルが律動するたびにグチョグチョと淫靡な水音が鳴り響く。
耳に飛び込んでくるいやらしい音だけでも気が狂いそうになるのに、お尻を突き出した体勢がさらにリースベットの羞恥心を刺激していた。
「ああっ……あん……も、もう無理……」
つい弱音を零しながらいやいやと首を振るが、アイゼルが止まることはない。
むしろリースベットの細い腰を支えていた手を前に回し、白いふくらみを両手でやわやわと揉み始めた。
「エルマにも協力しろと言われたからな」
アイゼルが背後にいるため表情は見えないが、どことなく声が笑んでいて、悪戯っぽさが滲んでいるように感じるのは気のせいだろうか。
……アイゼル様はいつも寡黙だけど、こんな無邪気な一面もあるのね。
意外な一面を垣間見て、ふいにリースベットの胸は甘くときめいた。
ただ、他のことに気を取られている場合ではなかったらしい。
気が散っていたリースベットにお仕置きするかのようにアイゼルがツンと尖り立った胸の蕾を弾く。
「んんっ……!」
「こんなに乳首を立たせて。こちらはどうだ?」
アイゼルの片手が胸から離れ、リースベットの白い腹をツゥっと滑り降りる。
そして薄い茂みを掻き分け、ヌルリとした敏感な突起を優しく擦り上げだ。
「ああっ! ダメぇ……」
「ここが好きなのか?」
「ア、アイゼル……さま……ほ、ほんとにもうやめて……くだ……あっ、はぁっ」
三箇所の性感帯を同時に責められ、リースベットは絶え間なく与えられる甘い刺激に息も絶え絶えだ。
なにかが迫り上がってくる感覚に身震いする。
それを察したかのように陰核に弄るアイゼルの細く長い指の動きが速くなり……
「――――ッ!」
リースベットは呆気なく高みに押し上げられ、頭が真っ白になった。
体に力が入らなくなり、くたりと寝台に沈み込む。
しかし、リースベットの艶かしい痴態にあてられたアイゼルは、うつ伏せになったリースベットに覆い被さったかと思うと、先程よりも速いペースで抽送を再開し始めた。
背後から包まれるような体勢は、密着度が高く、肌越しに感じるアイゼルの体温が心地いい。
一方で、その温かさにゆっくり浸る余裕はなく、肉がぶつかり合うパンパンという音が響くほど、アイゼルの腰の動きは徐々に速さを増していた。
……ダメ、すごく激しい。頭がぼんやりするし、もう本当におかしくなっちゃいそうだわ。
「……リースベット」
思わず背筋がゾクリとするような色気が滲む掠れた声が、耳元で自分の名を囁く。
それだけでリースベットの体はカッと熱くなり、もう達してしまいそうだった。
「……っく、そろそろイキそうだ」
切なげにつぶやいたアイゼルは、蕩け切った表情で振り向いたリースベットに顔を寄せ、唇を重ねた。
「んぅ……あっ、ん……アイゼル、さま……」
「リースベット……ッ」
まるで本当に愛し合う夫婦かのように、互いに名を呼びながら深くキスを交わす。
そしてリースベットが達したのを感じながら、アイゼル自身も奥深くで熱い飛沫を吐き出した。
◇◇◇
……やっぱり今夜もだわ。
初夜から二週間が経った夜。
深夜に目を覚ましたリースベットは、隣にアイゼルがいないことを確認すると、はぁと小さく困惑のため息を吐き出した。
初夜の翌日に、早くて一ヶ月先、もう二度とない可能性もあると思っていた閨に関して、リースベットの予想は大きくハズレた。
なんとあの初夜の日から毎日身体を重ねているのだ。
夫婦の寝室で先に寝台に入っていると、アイゼルが後から来て、毎晩リースベットを求める。
執務室に併設された部屋にもアイゼル用の寝台があるため、必ずしもリースベットと寝所を共にする必要がないにもかかわらずだ。
……それほど公爵家では、世継ぎの誕生が待ち望まれているのだわ。
きっと当主の責任を負ったアイゼルは、子づくりの必要に駆られているに違いない。
『多産の血筋』にあやかるためにリースベットなんかと結婚しようと思うほど切実なのだろうと思う。
リースベットがそう判断するに至ったのには、もう一つ理由があった。
それが今のこの状況――夜中にアイゼルが隣にいなくなるという事態である。
なぜアイゼルがいないのか、どこにいて何をしているのか、リースベットは正確に把握していた。
二日目の閨の後にも、同じように隣にいないアイゼルに気がつき、リースベットは辺りを見回した。
その際、寝室の隣にある浴室の扉から灯りが漏れているのが目に入った。
気になってこっそり中を覗いてみたところ……
またしても自分で自分を慰めているアイゼルの姿を目撃してしまったのである。
そしてそれは今日まで毎日続いていた。
つまりアイゼルは毎晩リースベットを一度だけ抱くと、その後一人で自慰行為に耽るのだ。
……アイゼル様は義務感から毎晩身体を重ねているだけで、やっぱり私では満足できないのだわ。
毎日求めるられていようとも、それが愛情ゆえだとリースベットが思わない所以であった。
ただ、今晩の情事のように、アイゼルは時折名前を呼び合いながらキスを交わすといった親密な振る舞いをすることがある。
それが本当にリースベットのことを心から愛おしく思っているかのような眼差しと声で。
あの端正な顔でそんなふうに見つめられ、囁かれると、胸が高鳴ってしまうのは止めようがない。
……思わず勘違いしてしまいそうになるわ……。
役割としてただ子を成すことだけを期待されているというのに、自惚れも甚だしいと自分でも思う。
でも、それほどアイゼルに腕の中にいる時は心地よく、温かなぬくもりに包まれて幸せな気分になるのだ。
このまま何度も閨を共にしていたら、アイゼルがリースベットを必要としなくなった時に、離れていかないでと縋りついてしまいそうなほどに。
ただでさえ公爵家での暮らしは、驚きは多々あれど、信じられないくらい穏やかで快適だ。
アイゼルも、ルイズも、使用人たちも、リースベットのような元貧乏伯爵令嬢にとても良くしてくれている。
今のところ公爵夫人として社交の場に出席するような機会もなく、外の世界から隔離された安穏とした日々だ。
……叱責を恐れて常に失敗しないよう気を張っていたのが嘘みたい……。
まだほんの二週間前なのに、遥か以前のことのように感じる。
それぐらい公爵家に来てからのリースベットは心安らかに過ごせていた。
だからこそリースベットはアイゼルに心から感謝をしている。
……この感謝の気持ちを少しでも返したい。
自分になにができるだろうか。
そう考えた時、リースベットはふと誰もいない寝台の隣を見やった。
そして思った。
毎晩身体を重ねる必要があるのなら、せめてその際アイゼルをもう少し満足させてあげられないだろうか、と。
「そういうことなら、このエルマにお任せくださいっ! 私が色々お教えしちゃいますよ!」
翌日の昼下がり。
私室でポプリ作りに勤しんでいたリースベットに、エルマは自信に満ち溢れた明るい声でそんな台詞を口にした。
この日公爵邸の庭園を散歩中、庭師から様々な花の花びらを貰ったリースベットは、大喜びでさっそくポプリ作りに取り組んでいた。
実家の屋敷では見かけない花も多く、どの花とどの花を組み合わせるのが合うだろうかと思いを巡らせるだけでも楽しい。
以前は使用人仕事で忙しく不可能だったが、今なら時間的余裕ができたため香水作りに挑戦するのも良いかもしれないと期待を膨らませていた。
とりあえず今日のところはポプリ作りを、と私室に戻って作り始めたのだが……
「男性ってどんな香りがお好きなのかしら?」
ポロリとこんな言葉が滑り出た。
これにピクリと反応したのがエルマである。
……はっはぁ~ん。これは奥様、旦那様関連でなにかお悩みがあるなぁ?
無駄に勘の良いエルマに、ほんの些細な一言から根掘り葉掘りとツッコまれ、リースベットは最終的に悩み事を吐露するに至った。
つまりは、『閨で相手を満足させるにはどうすれば良いか』という悩みである。
もちろんその悩みを抱いた経緯などは具体的に明かしてはいないが。
そしてリースベットから悩みを聞き出したエルマは思った。
……これも最高のレディに必要な要素ね! 奥様ってキスマークも知らないくらいだし、その手の知識少なそうだもん。私がレクチャーしてあげなくっちゃ!
今世ではさっぱり縁がないものの、前世ではそれなりの恋愛経験を持つリア充だったエルマである。
しかも前世は性に関する情報も豊富だった。
それらの情報と実体験を持ってすれば、リースベットの悩みを解消するのは容易い。
という経緯で、前述の発言だったわけだ。
「奥様、思い立ったが吉日ですよ! さっそく今から色々お教えしちゃいますね!」
「えっ、あの、エルマ……?」
「男性が喜ぶテクニックですが、まず鉄板なのは――……」
かくして、ポプリ作りは中断され、急遽エルマによる閨指導が始まったのだった。
次々に驚くような出来事に直面し、動揺を隠し切れないでいる。
その際たるものが閨だ。
初夜の翌日、次は一ヶ月後だろうとリースベットは予想していたが、それが見事にハズレた。
しかもハズレただけではない。
あらゆる面で予想外の連続だったのだ。
そして今夜もまた、リースベットは困惑の最中にいた――。
「あっ、ああっ……はぁ……ん」
ほんのりとしたランプの灯りだけが室内を照らし出す薄暗い寝室に、静寂を切り裂く艶やかな声が響き渡る。
寝台の上では、四つん這いになったリースベットにアイゼルが後ろから挿入し、ゆっくりと腰を振っていた。
しっとり濡れた秘所からは、アイゼルが律動するたびにグチョグチョと淫靡な水音が鳴り響く。
耳に飛び込んでくるいやらしい音だけでも気が狂いそうになるのに、お尻を突き出した体勢がさらにリースベットの羞恥心を刺激していた。
「ああっ……あん……も、もう無理……」
つい弱音を零しながらいやいやと首を振るが、アイゼルが止まることはない。
むしろリースベットの細い腰を支えていた手を前に回し、白いふくらみを両手でやわやわと揉み始めた。
「エルマにも協力しろと言われたからな」
アイゼルが背後にいるため表情は見えないが、どことなく声が笑んでいて、悪戯っぽさが滲んでいるように感じるのは気のせいだろうか。
……アイゼル様はいつも寡黙だけど、こんな無邪気な一面もあるのね。
意外な一面を垣間見て、ふいにリースベットの胸は甘くときめいた。
ただ、他のことに気を取られている場合ではなかったらしい。
気が散っていたリースベットにお仕置きするかのようにアイゼルがツンと尖り立った胸の蕾を弾く。
「んんっ……!」
「こんなに乳首を立たせて。こちらはどうだ?」
アイゼルの片手が胸から離れ、リースベットの白い腹をツゥっと滑り降りる。
そして薄い茂みを掻き分け、ヌルリとした敏感な突起を優しく擦り上げだ。
「ああっ! ダメぇ……」
「ここが好きなのか?」
「ア、アイゼル……さま……ほ、ほんとにもうやめて……くだ……あっ、はぁっ」
三箇所の性感帯を同時に責められ、リースベットは絶え間なく与えられる甘い刺激に息も絶え絶えだ。
なにかが迫り上がってくる感覚に身震いする。
それを察したかのように陰核に弄るアイゼルの細く長い指の動きが速くなり……
「――――ッ!」
リースベットは呆気なく高みに押し上げられ、頭が真っ白になった。
体に力が入らなくなり、くたりと寝台に沈み込む。
しかし、リースベットの艶かしい痴態にあてられたアイゼルは、うつ伏せになったリースベットに覆い被さったかと思うと、先程よりも速いペースで抽送を再開し始めた。
背後から包まれるような体勢は、密着度が高く、肌越しに感じるアイゼルの体温が心地いい。
一方で、その温かさにゆっくり浸る余裕はなく、肉がぶつかり合うパンパンという音が響くほど、アイゼルの腰の動きは徐々に速さを増していた。
……ダメ、すごく激しい。頭がぼんやりするし、もう本当におかしくなっちゃいそうだわ。
「……リースベット」
思わず背筋がゾクリとするような色気が滲む掠れた声が、耳元で自分の名を囁く。
それだけでリースベットの体はカッと熱くなり、もう達してしまいそうだった。
「……っく、そろそろイキそうだ」
切なげにつぶやいたアイゼルは、蕩け切った表情で振り向いたリースベットに顔を寄せ、唇を重ねた。
「んぅ……あっ、ん……アイゼル、さま……」
「リースベット……ッ」
まるで本当に愛し合う夫婦かのように、互いに名を呼びながら深くキスを交わす。
そしてリースベットが達したのを感じながら、アイゼル自身も奥深くで熱い飛沫を吐き出した。
◇◇◇
……やっぱり今夜もだわ。
初夜から二週間が経った夜。
深夜に目を覚ましたリースベットは、隣にアイゼルがいないことを確認すると、はぁと小さく困惑のため息を吐き出した。
初夜の翌日に、早くて一ヶ月先、もう二度とない可能性もあると思っていた閨に関して、リースベットの予想は大きくハズレた。
なんとあの初夜の日から毎日身体を重ねているのだ。
夫婦の寝室で先に寝台に入っていると、アイゼルが後から来て、毎晩リースベットを求める。
執務室に併設された部屋にもアイゼル用の寝台があるため、必ずしもリースベットと寝所を共にする必要がないにもかかわらずだ。
……それほど公爵家では、世継ぎの誕生が待ち望まれているのだわ。
きっと当主の責任を負ったアイゼルは、子づくりの必要に駆られているに違いない。
『多産の血筋』にあやかるためにリースベットなんかと結婚しようと思うほど切実なのだろうと思う。
リースベットがそう判断するに至ったのには、もう一つ理由があった。
それが今のこの状況――夜中にアイゼルが隣にいなくなるという事態である。
なぜアイゼルがいないのか、どこにいて何をしているのか、リースベットは正確に把握していた。
二日目の閨の後にも、同じように隣にいないアイゼルに気がつき、リースベットは辺りを見回した。
その際、寝室の隣にある浴室の扉から灯りが漏れているのが目に入った。
気になってこっそり中を覗いてみたところ……
またしても自分で自分を慰めているアイゼルの姿を目撃してしまったのである。
そしてそれは今日まで毎日続いていた。
つまりアイゼルは毎晩リースベットを一度だけ抱くと、その後一人で自慰行為に耽るのだ。
……アイゼル様は義務感から毎晩身体を重ねているだけで、やっぱり私では満足できないのだわ。
毎日求めるられていようとも、それが愛情ゆえだとリースベットが思わない所以であった。
ただ、今晩の情事のように、アイゼルは時折名前を呼び合いながらキスを交わすといった親密な振る舞いをすることがある。
それが本当にリースベットのことを心から愛おしく思っているかのような眼差しと声で。
あの端正な顔でそんなふうに見つめられ、囁かれると、胸が高鳴ってしまうのは止めようがない。
……思わず勘違いしてしまいそうになるわ……。
役割としてただ子を成すことだけを期待されているというのに、自惚れも甚だしいと自分でも思う。
でも、それほどアイゼルに腕の中にいる時は心地よく、温かなぬくもりに包まれて幸せな気分になるのだ。
このまま何度も閨を共にしていたら、アイゼルがリースベットを必要としなくなった時に、離れていかないでと縋りついてしまいそうなほどに。
ただでさえ公爵家での暮らしは、驚きは多々あれど、信じられないくらい穏やかで快適だ。
アイゼルも、ルイズも、使用人たちも、リースベットのような元貧乏伯爵令嬢にとても良くしてくれている。
今のところ公爵夫人として社交の場に出席するような機会もなく、外の世界から隔離された安穏とした日々だ。
……叱責を恐れて常に失敗しないよう気を張っていたのが嘘みたい……。
まだほんの二週間前なのに、遥か以前のことのように感じる。
それぐらい公爵家に来てからのリースベットは心安らかに過ごせていた。
だからこそリースベットはアイゼルに心から感謝をしている。
……この感謝の気持ちを少しでも返したい。
自分になにができるだろうか。
そう考えた時、リースベットはふと誰もいない寝台の隣を見やった。
そして思った。
毎晩身体を重ねる必要があるのなら、せめてその際アイゼルをもう少し満足させてあげられないだろうか、と。
「そういうことなら、このエルマにお任せくださいっ! 私が色々お教えしちゃいますよ!」
翌日の昼下がり。
私室でポプリ作りに勤しんでいたリースベットに、エルマは自信に満ち溢れた明るい声でそんな台詞を口にした。
この日公爵邸の庭園を散歩中、庭師から様々な花の花びらを貰ったリースベットは、大喜びでさっそくポプリ作りに取り組んでいた。
実家の屋敷では見かけない花も多く、どの花とどの花を組み合わせるのが合うだろうかと思いを巡らせるだけでも楽しい。
以前は使用人仕事で忙しく不可能だったが、今なら時間的余裕ができたため香水作りに挑戦するのも良いかもしれないと期待を膨らませていた。
とりあえず今日のところはポプリ作りを、と私室に戻って作り始めたのだが……
「男性ってどんな香りがお好きなのかしら?」
ポロリとこんな言葉が滑り出た。
これにピクリと反応したのがエルマである。
……はっはぁ~ん。これは奥様、旦那様関連でなにかお悩みがあるなぁ?
無駄に勘の良いエルマに、ほんの些細な一言から根掘り葉掘りとツッコまれ、リースベットは最終的に悩み事を吐露するに至った。
つまりは、『閨で相手を満足させるにはどうすれば良いか』という悩みである。
もちろんその悩みを抱いた経緯などは具体的に明かしてはいないが。
そしてリースベットから悩みを聞き出したエルマは思った。
……これも最高のレディに必要な要素ね! 奥様ってキスマークも知らないくらいだし、その手の知識少なそうだもん。私がレクチャーしてあげなくっちゃ!
今世ではさっぱり縁がないものの、前世ではそれなりの恋愛経験を持つリア充だったエルマである。
しかも前世は性に関する情報も豊富だった。
それらの情報と実体験を持ってすれば、リースベットの悩みを解消するのは容易い。
という経緯で、前述の発言だったわけだ。
「奥様、思い立ったが吉日ですよ! さっそく今から色々お教えしちゃいますね!」
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