14 / 39
13. 侍女の奮起
「で、で、奥様! 効果はいかがでした!?」
翌朝、アイゼルが寝室を出て行った後、入れ替わりでやって来たエルマが、リースベットと顔を合わせるや早々、興味津々な笑顔で尋ねてきた。
なんの効果かは口にしなくとも明白だ。
リースベットはなんと答えたものかと悩み、困ったように眉を下げる。
「えっ、うそ! もしかしてダメでした!?」
リースベットの表情を見て、勝手にイマイチだったと結論付けたエルマは難しい顔で腕を組み、ブツブツ独り言を呟き始める。
「う~ん、フェラで喜ばない男とかいる? それとも旦那様って不感症? フェラなら万事オッケーと思ったけど、それでダメなら今度はエッチなおねだりするとか言葉や仕草で攻めてみる方がいいかな? それか騎乗位でいっちゃう?」
早口でエルマが発するいくつかの単語をリースベットは理解できなかったが、なんとなくさらなる策を授けようとしていることだけは察した。
そこで慌てて手を横に振る。
「あのね、エルマ。その、色々考えてくれるのは嬉しいのだけど、そのことはもういいかなって思ってるの」
そしてすかさずこれ以上の指導は不要な旨を告げた。
リースベットがこう述べたのには二つの理由がある。
一つ目は、何を隠そうアイゼルから止められたからだ。
実は今朝、アイゼルは珍しくリースベットが起きるまで寝室に留まっていた。
いつもならリースベットが目覚める頃にはいなくなっているのに。
朝の寝室でアイゼルを目にするなど新鮮で、リースベットが陽の光に照らされた端正な顔をぼんやり見つめていたら、唐突にこう尋ねられた。
「昨夜のことだが……」
「えっ? あ、はい。なんでしょう?」
「………単刀直入に聞く。君はどこであんな奉仕の仕方を覚えたんだ?」
改めて昨夜の行為を口にされると、今更ながらに非常に恥ずかしい。
リースベットは羞恥心に苛まれ、耳まで赤く染めながら、正直に事実を打ち明けることにした。
「その……実は、エルマに教えてもらいました。……男性に喜んでいただけると聞いたのですが、もしかしてお嫌でしたか……?」
「俺を喜ばせたくて……?」
「はい。私になにかできることはないかな、と思いまして……」
「……そうか、それならいいんだ。嫌でもなかったしな。…………それにしてもエルマめ、あいつ俺を悶え殺すつもりか?」
最後にボソリと呟かれたアイゼルの一言が聞き取れず、リースベットは不安そうに首を傾げた。
だが、アイゼルは「なんでもない」の一点張りで結局誤魔化されてしまったのだが、なんとなく張り詰めていた空気が緩まったのを肌で感じて、リースベットは内心ホッと息を吐いた。
一方のアイゼルが他の男から教わったという最悪の想像を払拭でき安堵しつつも、情報源がエルマだと聞き、なんとも複雑な気分になっているなどリースベットは思いもよらない。
「リースベット、俺を喜ばせようとしてくれるのはありがたいんだが……エルマに教えを請うのはやめてくれないか?」
「えっ? あ、はい。分かりました。申し訳ありません。ご不快でしたよね……」
「いや、不快というか……」
ただでさえ可愛すぎるのに突然あんなご褒美みたいなことをされると身がもたないから、という本音は言えないアイゼルである。
結局言葉を濁し、口元を片手で覆ってふいと顔を逸らすよりほかなかった。
その態度がリースベットに盛大に誤解されているとは思いもせずに。
……そう、やっぱり私がなにをしようと決してアイゼル様には満足してもらえず、無意味なのね……。
そう確信をますます深めていた。
というのも実は、昨夜アイゼルが情交後に浴室で自慰行為に耽っていたことにリースベットは気がついていた。
途中で目覚めて、またしても隣にアイゼルがおらず、浴室から灯りが漏れているのを目撃したからである。
昨夜はリースベットが奉仕したため、アイゼルは二度射精していた。
それにもかかわらず、人知れず己を慰めていたのだ。
……結局私ではダメということだわ。
だから、アイゼルに言われずとも、もうエルマに男性を喜ばせる方法を教えてもらおうとは思っていなかった。
余計なことを考えず、求められている『子を成すという役割』に徹しようと心に誓ったのだ。
これが二つ目の理由である。
「ええっ! そんな、諦めちゃうんですか!」
「そう、もうそのことはいいの」
「大丈夫、奥様ならできますよ! このエルマが保証します! 閨でも夫を喜ばせ翻弄する素敵なレディを一緒に目指しましょうよ!」
「あ、ありがとう。でもね、実はそれよりも優先したいことがあるの。できればエルマには、そちらをぜひ手伝って欲しいなと思って」
もう指導は不要と告げると、案の定エルマは食い下がった。
まだまだやれることはある、と必死に訴えかけてくる。
そこでリースベットは、エルマのその意識を他へ向けさせることを思いついた。
幸いにして、ちょうどお誂え向きの事項がある。
「他に優先したいことですか?」
「そうなの。実は先程アイゼル様から教えていただいたのだけど、三ヶ月後に王宮舞踏会が開催されるらしくて。私にも一緒に出席して欲しいそうなの」
「王宮舞踏会ですか!!」
「ええ。それでしばらくはその準備に注力したいと思ってるのだけど、エルマも手伝ってくれないかしら?」
「やります! やれます! お任せください! それこそこの専属侍女エルマの出番ですっ!」
リースベットが尋ねた瞬間、エルマは目を輝かせ、今にも飛び跳ねんばかりに喜びを爆発させた。
もう閨の指導の件など頭の片隅にも残っていないに違いない。
ただ意識を他に向けさせようとしただけなのに、あまりの効果てきめんさにリースベットは虚をつかれた。
……あれ? なんだかエルマの興奮具合がすごいわ。
まさか自分が無意識にエルマのツボを撃ち抜いていたとは知る由もない。
「これは忙しくなりますね! 腕が鳴ります! 当日着るドレスやアクセサリーも新調しなきゃ!」
「えっ?」
「舞踏会なんでダンスの練習も必須ですよね! あとは所作など立ち居振る舞いも見直しましょう! なにしろ今回は伯爵令嬢ではなく、公爵夫人として出席するわけですから!」
「えっ、あの、エルマ……?」
「残念ながら私では公爵夫人に相応しい立ち居振る舞いの指導は難しいので、ここはプロに力を借りるのが一番ですね! そうだ、領地にある別邸にいらっしゃる前公爵夫人の大奥様に頼むのがベストですね! さっそく旦那様に相談してみます!」
「ええっ!?」
自身の考えをつらつらと熱く語り出したエルマは、最後に「閃いた!」と言わんばかりに拳で手のひらをポンと叩くと、ニマりと笑う。
そしてリースベットが止める暇もなく、鉄は熱いうちに打てとどこかへ駆け出して行った。
呆気に取られたリースベットだったが、朝食の時間が迫ってきていることもあり、ひとまず一人で身支度を整え始めた。
そのうちにご機嫌な様子のエルマが戻ってきて、何事もなかったかのように支度を手伝ってくれる。
なんとか準備を終えて食堂に向かい、そこでアイゼルと顔を合わせたリースベットは、開口一番こう告げられた。
「母上にこちらへ来て、君の指導をしてもらいたい旨の手紙を今日中に出しておく。あとドレスやアクセサリーも好きなものを好きなだけ購入して構わない」
「え………」
どうやらこの短時間でエルマがアイゼルに報告し、色々調整を終えてしまったようだ。
もう決定事項としてアイゼルの口から語られている。
……な、なんだか大変なことになってしまったわ……!?
本来ならば王宮舞踏会という、自分には不釣り合いな華やかな場への出席に不安を感じずにはいられないリースベットだが、今はそれどころではなかった。
エルマの勢いに圧倒され、前公爵夫人――つまりはアイゼルの母に指導を受けることが決定事項として語られ、目の前のことで手一杯だったのだ。
リースベットはこれからの日々を思い描き、戦々恐々とするのであった。
翌朝、アイゼルが寝室を出て行った後、入れ替わりでやって来たエルマが、リースベットと顔を合わせるや早々、興味津々な笑顔で尋ねてきた。
なんの効果かは口にしなくとも明白だ。
リースベットはなんと答えたものかと悩み、困ったように眉を下げる。
「えっ、うそ! もしかしてダメでした!?」
リースベットの表情を見て、勝手にイマイチだったと結論付けたエルマは難しい顔で腕を組み、ブツブツ独り言を呟き始める。
「う~ん、フェラで喜ばない男とかいる? それとも旦那様って不感症? フェラなら万事オッケーと思ったけど、それでダメなら今度はエッチなおねだりするとか言葉や仕草で攻めてみる方がいいかな? それか騎乗位でいっちゃう?」
早口でエルマが発するいくつかの単語をリースベットは理解できなかったが、なんとなくさらなる策を授けようとしていることだけは察した。
そこで慌てて手を横に振る。
「あのね、エルマ。その、色々考えてくれるのは嬉しいのだけど、そのことはもういいかなって思ってるの」
そしてすかさずこれ以上の指導は不要な旨を告げた。
リースベットがこう述べたのには二つの理由がある。
一つ目は、何を隠そうアイゼルから止められたからだ。
実は今朝、アイゼルは珍しくリースベットが起きるまで寝室に留まっていた。
いつもならリースベットが目覚める頃にはいなくなっているのに。
朝の寝室でアイゼルを目にするなど新鮮で、リースベットが陽の光に照らされた端正な顔をぼんやり見つめていたら、唐突にこう尋ねられた。
「昨夜のことだが……」
「えっ? あ、はい。なんでしょう?」
「………単刀直入に聞く。君はどこであんな奉仕の仕方を覚えたんだ?」
改めて昨夜の行為を口にされると、今更ながらに非常に恥ずかしい。
リースベットは羞恥心に苛まれ、耳まで赤く染めながら、正直に事実を打ち明けることにした。
「その……実は、エルマに教えてもらいました。……男性に喜んでいただけると聞いたのですが、もしかしてお嫌でしたか……?」
「俺を喜ばせたくて……?」
「はい。私になにかできることはないかな、と思いまして……」
「……そうか、それならいいんだ。嫌でもなかったしな。…………それにしてもエルマめ、あいつ俺を悶え殺すつもりか?」
最後にボソリと呟かれたアイゼルの一言が聞き取れず、リースベットは不安そうに首を傾げた。
だが、アイゼルは「なんでもない」の一点張りで結局誤魔化されてしまったのだが、なんとなく張り詰めていた空気が緩まったのを肌で感じて、リースベットは内心ホッと息を吐いた。
一方のアイゼルが他の男から教わったという最悪の想像を払拭でき安堵しつつも、情報源がエルマだと聞き、なんとも複雑な気分になっているなどリースベットは思いもよらない。
「リースベット、俺を喜ばせようとしてくれるのはありがたいんだが……エルマに教えを請うのはやめてくれないか?」
「えっ? あ、はい。分かりました。申し訳ありません。ご不快でしたよね……」
「いや、不快というか……」
ただでさえ可愛すぎるのに突然あんなご褒美みたいなことをされると身がもたないから、という本音は言えないアイゼルである。
結局言葉を濁し、口元を片手で覆ってふいと顔を逸らすよりほかなかった。
その態度がリースベットに盛大に誤解されているとは思いもせずに。
……そう、やっぱり私がなにをしようと決してアイゼル様には満足してもらえず、無意味なのね……。
そう確信をますます深めていた。
というのも実は、昨夜アイゼルが情交後に浴室で自慰行為に耽っていたことにリースベットは気がついていた。
途中で目覚めて、またしても隣にアイゼルがおらず、浴室から灯りが漏れているのを目撃したからである。
昨夜はリースベットが奉仕したため、アイゼルは二度射精していた。
それにもかかわらず、人知れず己を慰めていたのだ。
……結局私ではダメということだわ。
だから、アイゼルに言われずとも、もうエルマに男性を喜ばせる方法を教えてもらおうとは思っていなかった。
余計なことを考えず、求められている『子を成すという役割』に徹しようと心に誓ったのだ。
これが二つ目の理由である。
「ええっ! そんな、諦めちゃうんですか!」
「そう、もうそのことはいいの」
「大丈夫、奥様ならできますよ! このエルマが保証します! 閨でも夫を喜ばせ翻弄する素敵なレディを一緒に目指しましょうよ!」
「あ、ありがとう。でもね、実はそれよりも優先したいことがあるの。できればエルマには、そちらをぜひ手伝って欲しいなと思って」
もう指導は不要と告げると、案の定エルマは食い下がった。
まだまだやれることはある、と必死に訴えかけてくる。
そこでリースベットは、エルマのその意識を他へ向けさせることを思いついた。
幸いにして、ちょうどお誂え向きの事項がある。
「他に優先したいことですか?」
「そうなの。実は先程アイゼル様から教えていただいたのだけど、三ヶ月後に王宮舞踏会が開催されるらしくて。私にも一緒に出席して欲しいそうなの」
「王宮舞踏会ですか!!」
「ええ。それでしばらくはその準備に注力したいと思ってるのだけど、エルマも手伝ってくれないかしら?」
「やります! やれます! お任せください! それこそこの専属侍女エルマの出番ですっ!」
リースベットが尋ねた瞬間、エルマは目を輝かせ、今にも飛び跳ねんばかりに喜びを爆発させた。
もう閨の指導の件など頭の片隅にも残っていないに違いない。
ただ意識を他に向けさせようとしただけなのに、あまりの効果てきめんさにリースベットは虚をつかれた。
……あれ? なんだかエルマの興奮具合がすごいわ。
まさか自分が無意識にエルマのツボを撃ち抜いていたとは知る由もない。
「これは忙しくなりますね! 腕が鳴ります! 当日着るドレスやアクセサリーも新調しなきゃ!」
「えっ?」
「舞踏会なんでダンスの練習も必須ですよね! あとは所作など立ち居振る舞いも見直しましょう! なにしろ今回は伯爵令嬢ではなく、公爵夫人として出席するわけですから!」
「えっ、あの、エルマ……?」
「残念ながら私では公爵夫人に相応しい立ち居振る舞いの指導は難しいので、ここはプロに力を借りるのが一番ですね! そうだ、領地にある別邸にいらっしゃる前公爵夫人の大奥様に頼むのがベストですね! さっそく旦那様に相談してみます!」
「ええっ!?」
自身の考えをつらつらと熱く語り出したエルマは、最後に「閃いた!」と言わんばかりに拳で手のひらをポンと叩くと、ニマりと笑う。
そしてリースベットが止める暇もなく、鉄は熱いうちに打てとどこかへ駆け出して行った。
呆気に取られたリースベットだったが、朝食の時間が迫ってきていることもあり、ひとまず一人で身支度を整え始めた。
そのうちにご機嫌な様子のエルマが戻ってきて、何事もなかったかのように支度を手伝ってくれる。
なんとか準備を終えて食堂に向かい、そこでアイゼルと顔を合わせたリースベットは、開口一番こう告げられた。
「母上にこちらへ来て、君の指導をしてもらいたい旨の手紙を今日中に出しておく。あとドレスやアクセサリーも好きなものを好きなだけ購入して構わない」
「え………」
どうやらこの短時間でエルマがアイゼルに報告し、色々調整を終えてしまったようだ。
もう決定事項としてアイゼルの口から語られている。
……な、なんだか大変なことになってしまったわ……!?
本来ならば王宮舞踏会という、自分には不釣り合いな華やかな場への出席に不安を感じずにはいられないリースベットだが、今はそれどころではなかった。
エルマの勢いに圧倒され、前公爵夫人――つまりはアイゼルの母に指導を受けることが決定事項として語られ、目の前のことで手一杯だったのだ。
リースベットはこれからの日々を思い描き、戦々恐々とするのであった。
あなたにおすすめの小説
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
夫婦戦争勃発5秒前! ~借金返済の代わりに女嫌いなオネエと政略結婚させられました!~
麻竹
恋愛
※タイトル変更しました。
夫「おブスは消えなさい。」
妻「ああそうですか、ならば戦争ですわね!!」
借金返済の肩代わりをする代わりに政略結婚の条件を出してきた侯爵家。いざ嫁いでみると夫になる人から「おブスは消えなさい!」と言われたので、夫婦戦争勃発させてみました。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。
兄妹じゃないとわかったのでお兄様と結婚したら、全部仕込みでした
こじまき
恋愛
【20260401読みやすいように話を分割しました】
伯爵令嬢ヘイゼルは、兄アリステアに恋をしている。叶わないと知りながら、それでも諦めきれなかった。
しかし子ども時代の「取り違え」が発覚し、子爵令嬢ロレッタとして“正しい場所”で生き直すことに。
そして妹ではなくなった彼女に、アリステアは求婚する。
運命のねじれは正されて、望んだとおりに最愛の人と結ばれた――
けれど――その「正しい運命」は、兄アリステアによって用意されたものだった――
※「小説家になろう」にも投稿しています。
親友と結婚したら、ずっと前から溺愛されていたことに気づきました
由香
恋愛
※4/3最終更新21時
親友と結婚した。
それだけのはずだったのに――
ある日、夫にキスされて気づく。
彼は“ただの親友”なんかじゃなかった。
「ずっと前から好きだった」
そう言われても、知らなかった私は戸惑うばかりで。
逃げようとすればするほど、距離は縮まっていく。
――これは、親友だったはずの彼に、甘く捕まっていく話。
溺愛、独占欲、全部まとめて受け止める覚悟はありますか?
推しの旦那様に心の声が筒抜けでした!?〜バレた瞬間、毎回キスで黙らされます〜
由香
恋愛
推しに似ているという理由で政略結婚した相手は、冷酷と噂の公爵様。
――のはずが。
(無理、顔が良すぎるんだけど!?尊い!!)
心の声が、なぜか全部本人に聞こえていた。
必死に取り繕うも時すでに遅し。
暴走する脳内実況を止めるたび、旦那様はなぜか――キスしてくる。
「黙らせるのにちょうどいい」
いや全然よくないです!!むしろ悪化してます!!
無表情公爵様 × 心の声だだ漏れ令嬢
甘くて騒がしい新婚生活、開幕。