25 / 39
24. 陰謀の影
リースベットが寝静まった後、この日アイゼルはひっそりと寝室を抜け出すと、領主館内にある自身の執務室へ赴いた。
昼間は愛する妻と二人きりのデートを満喫し、さらについ先程まで寝台で甘い時間を過ごしていたアイゼルの足取りは驚くほど軽い。
ルイズが見ていたら「上機嫌すぎて怖い」と苦笑いしそうな浮かれぶりだった。
「ご機嫌がよろしいようですね」
案の定、アイゼルが執務室に入るなり、暗がりに潜んでいた男も生真面目な顔を少し崩して微苦笑を浮かべる。
「待たせたな」
「いえ、私も今しがた到着したばかりですので」
アイゼルからの声掛けに、闇に紛れるような黒い服を身に纏った男はすぐさま膝をつき、実に礼儀正しく丁寧な所作で一礼した。
男は、中肉中背、背は高くも低くもなく、髪や瞳は派手さのかけらもない落ち着いた茶色。
美男でも醜男でもない、これといった特徴のない顔をしていた。
挨拶を交わしても次の瞬間にははっきり思い出せなくなるような、どこにでもいる平凡な容貌と言えるだろう。
実はこの男、潜入捜査を得意とする、アイゼル配下の公爵家お抱え諜報員であった。
「御用と伺いましたが、何かございましたか?」
「お前に探らせている例の違法薬物の件だ。新たな情報を得た。その追随調査をして欲しい」
アイゼルは慣れた様子でその男に指示を出す。
男の方も命令されるのはさも当然といった様相で神妙に頷いた。
「具体的にはどのような?」
男からの問いにアイゼルは昼間リースベットと訪れたカフェで耳にした『おまじない』の話を説明した。
一見女性同士のたわいもない会話だったが、アイゼルの直感が告げたのだ。
あれは何か怪しい。
陰謀めいた何かを感じる、と。
「つまり、その『おまじない』でワインに混ぜるある物というのが違法薬物ではないか、とお疑いなのですね?」
「ああ、妻に盛られていたのなら、中毒者が貴族男性ばかりという点とも合致するからな。短絡的な妻の愚行を身内が隠蔽しようとするのも納得できる」
「女性が違法薬物に手を出していたとは……完全に盲点でした」
自分の力不足を嘆くように男は悔しそうに顔を歪める。
アイゼル自身もまさか違法薬物がひそかに蔓延している原因が女性だとは思いもしなかったため、配下の男の気持ちは痛いほど分かった。
……それにしても実に巧妙な手口だ。
夫を虜にできる『おまじない』と称しているところが巧みである。
近年では恋愛結婚が増えているものの、まだまだ政略結婚の夫婦は多い。
そうなると一定数は夫婦関係に不満や不安を抱いて悩んでいる女性もいるだろう。
『おまじない』は、そんな女性の心の隙間につけ込んだ甘い誘惑だ。
願掛けのためならば、異物混入に抵抗を感じたり、疑問を抱いたりしない可能性も高い。
「『おまじない』をしている女が、意識障害を引き起こす違法薬物を夫に盛っていると認識していない点も厄介だな」
「さようですね。危険な状況かと愚考します」
「中毒になるのは貴族の男……つまり国の中枢を担う者だ。今はまだ中毒者の数は少ないが、さらに蔓延すれば国政に影響が出てくる可能性もあるからな」
一体誰が違法薬物を広めているのか、と思考を整理するように考えを口に出していたアイゼルはそこでハッと動きを止める。
ある臆測が脳裏をよぎったのだ。
「…………もしや他国の仕業か?」
一度そう思い始めると、ますますその可能性が高い気がしてくる。
中毒者が増え、国政が混乱すれば、他国からの干渉を受けやすい状況になるだろう。
内政に介在してきたり、はたまた戦争を吹っ掛けてきたりする恐れがある。
それを狙って他国が違法薬物を水面下で広めているのかもしれない。
アイゼルは己の推論を男にも告げる。
男はあまりに大きな陰謀の可能性を示唆され、神妙な顔でゴクリと息を呑んだ。
「女性の周辺に焦点を当て、入手経路など早急に調べを進めます」
「頼む。公爵領で話題にする女がいるくらいだ。王都だけでなくここにまで広がってきている可能性も大いにある」
「承知いたしました」
「違法薬物自体もまだ詳しく実態が掴めていない。今分かっているのはその薬物を使用して中毒になった者に意識障害が起こることだけだ。この点も詳しく調べてくれ」
「お任せください」
男は真面目な顔で頷くと、一ミリの乱れもない礼儀正しい所作で改めてアイゼルにお辞儀をした後、暗闇へと消えていった。
一人となったアイゼルは椅子に深く腰掛けると、ぼんやり天井を見上げる。
……違法薬物の件が進展したのはリースベットのおかげだな。
自分では絶対に足を運ぶことのないカフェにリースベットが行こうと提案してくれたからこそ、新たな情報を得られた。
女性の間だけで広まっている『おまじない』の情報をアイゼルが掴むことはなかなか困難だった可能性が高い。
……さすがリースベットだ。可愛く、健気で、心優しいだけでなく、運まで持っているとは。
『おまじない』なんかの必要がないほど、すでにアイゼルは妻の虜である。
リースベットから放たれる一つ一つの言葉、行動、眼差し、仕草……つまりなにもかもすべてがアイゼルの心を掴んで離さない。
……今日のデートは最高のひとときだった。
ルイズの助言に従って言葉を尽くし、会話を深めるよう意識した結果、リースベットと今まで以上に心の距離が縮まった気がする。
リースベットを喜ばせることもできたし、自然な笑顔も見れた。
ギュッと手を握ってくる小さな手の可愛らしさといったらない。
落ち着き払いながらもデート中終始心の中で悶えていたアイゼルである。
それでも顔を逸らさなかったのだから、結婚当初から比べると成長したと言えるだろう。
……ただ、言葉で愛を伝えるのだけはまだまだ難易度が高い。
一体世の男たちは、いつ、どうやって言葉で愛情表現をしているのだろうか。
そもそもなんと言えばいいのか分からない上に、どうにも気恥ずかしい。
態度で示すだけで良いのではないかと思う自分もいる。
態度でならばアイゼルは十分示しているつもりだ。
デートに誘って、自分から手を繋いだし、リースベットの好きな香水の店にも案内した。
さらには毎晩寝所も共にしている。
この滾る愛を本能のままにぶつけてしまえば、リースベットに嫌われかねないと必死に我慢しているくらいだ。
……それに俺は独占欲が強く、嫉妬深い男らしいからな。そんな本性をリースベットに知られたら拒絶されるに違いない。
せっかく今日のデートで挽回し、距離を縮めることに成功したのだから、なんとしても内に秘めたこの激情は上手く隠さなければ、とアイゼルは心に誓う。
となると、引き続きリースベットと過ごす時間を増やし、会話を深め、行き過ぎにならない程度に態度で好意を示す――それが最善だろう。
国の一大事よりもよほど深刻そうな顔で今後の行動方針を決めると、アイゼルは椅子から立ち上がり執務室を後にする。
足音を忍ばせてしんと静まった深夜の廊下を歩き、愛する妻が待つ寝室へと引き返していった――。
昼間は愛する妻と二人きりのデートを満喫し、さらについ先程まで寝台で甘い時間を過ごしていたアイゼルの足取りは驚くほど軽い。
ルイズが見ていたら「上機嫌すぎて怖い」と苦笑いしそうな浮かれぶりだった。
「ご機嫌がよろしいようですね」
案の定、アイゼルが執務室に入るなり、暗がりに潜んでいた男も生真面目な顔を少し崩して微苦笑を浮かべる。
「待たせたな」
「いえ、私も今しがた到着したばかりですので」
アイゼルからの声掛けに、闇に紛れるような黒い服を身に纏った男はすぐさま膝をつき、実に礼儀正しく丁寧な所作で一礼した。
男は、中肉中背、背は高くも低くもなく、髪や瞳は派手さのかけらもない落ち着いた茶色。
美男でも醜男でもない、これといった特徴のない顔をしていた。
挨拶を交わしても次の瞬間にははっきり思い出せなくなるような、どこにでもいる平凡な容貌と言えるだろう。
実はこの男、潜入捜査を得意とする、アイゼル配下の公爵家お抱え諜報員であった。
「御用と伺いましたが、何かございましたか?」
「お前に探らせている例の違法薬物の件だ。新たな情報を得た。その追随調査をして欲しい」
アイゼルは慣れた様子でその男に指示を出す。
男の方も命令されるのはさも当然といった様相で神妙に頷いた。
「具体的にはどのような?」
男からの問いにアイゼルは昼間リースベットと訪れたカフェで耳にした『おまじない』の話を説明した。
一見女性同士のたわいもない会話だったが、アイゼルの直感が告げたのだ。
あれは何か怪しい。
陰謀めいた何かを感じる、と。
「つまり、その『おまじない』でワインに混ぜるある物というのが違法薬物ではないか、とお疑いなのですね?」
「ああ、妻に盛られていたのなら、中毒者が貴族男性ばかりという点とも合致するからな。短絡的な妻の愚行を身内が隠蔽しようとするのも納得できる」
「女性が違法薬物に手を出していたとは……完全に盲点でした」
自分の力不足を嘆くように男は悔しそうに顔を歪める。
アイゼル自身もまさか違法薬物がひそかに蔓延している原因が女性だとは思いもしなかったため、配下の男の気持ちは痛いほど分かった。
……それにしても実に巧妙な手口だ。
夫を虜にできる『おまじない』と称しているところが巧みである。
近年では恋愛結婚が増えているものの、まだまだ政略結婚の夫婦は多い。
そうなると一定数は夫婦関係に不満や不安を抱いて悩んでいる女性もいるだろう。
『おまじない』は、そんな女性の心の隙間につけ込んだ甘い誘惑だ。
願掛けのためならば、異物混入に抵抗を感じたり、疑問を抱いたりしない可能性も高い。
「『おまじない』をしている女が、意識障害を引き起こす違法薬物を夫に盛っていると認識していない点も厄介だな」
「さようですね。危険な状況かと愚考します」
「中毒になるのは貴族の男……つまり国の中枢を担う者だ。今はまだ中毒者の数は少ないが、さらに蔓延すれば国政に影響が出てくる可能性もあるからな」
一体誰が違法薬物を広めているのか、と思考を整理するように考えを口に出していたアイゼルはそこでハッと動きを止める。
ある臆測が脳裏をよぎったのだ。
「…………もしや他国の仕業か?」
一度そう思い始めると、ますますその可能性が高い気がしてくる。
中毒者が増え、国政が混乱すれば、他国からの干渉を受けやすい状況になるだろう。
内政に介在してきたり、はたまた戦争を吹っ掛けてきたりする恐れがある。
それを狙って他国が違法薬物を水面下で広めているのかもしれない。
アイゼルは己の推論を男にも告げる。
男はあまりに大きな陰謀の可能性を示唆され、神妙な顔でゴクリと息を呑んだ。
「女性の周辺に焦点を当て、入手経路など早急に調べを進めます」
「頼む。公爵領で話題にする女がいるくらいだ。王都だけでなくここにまで広がってきている可能性も大いにある」
「承知いたしました」
「違法薬物自体もまだ詳しく実態が掴めていない。今分かっているのはその薬物を使用して中毒になった者に意識障害が起こることだけだ。この点も詳しく調べてくれ」
「お任せください」
男は真面目な顔で頷くと、一ミリの乱れもない礼儀正しい所作で改めてアイゼルにお辞儀をした後、暗闇へと消えていった。
一人となったアイゼルは椅子に深く腰掛けると、ぼんやり天井を見上げる。
……違法薬物の件が進展したのはリースベットのおかげだな。
自分では絶対に足を運ぶことのないカフェにリースベットが行こうと提案してくれたからこそ、新たな情報を得られた。
女性の間だけで広まっている『おまじない』の情報をアイゼルが掴むことはなかなか困難だった可能性が高い。
……さすがリースベットだ。可愛く、健気で、心優しいだけでなく、運まで持っているとは。
『おまじない』なんかの必要がないほど、すでにアイゼルは妻の虜である。
リースベットから放たれる一つ一つの言葉、行動、眼差し、仕草……つまりなにもかもすべてがアイゼルの心を掴んで離さない。
……今日のデートは最高のひとときだった。
ルイズの助言に従って言葉を尽くし、会話を深めるよう意識した結果、リースベットと今まで以上に心の距離が縮まった気がする。
リースベットを喜ばせることもできたし、自然な笑顔も見れた。
ギュッと手を握ってくる小さな手の可愛らしさといったらない。
落ち着き払いながらもデート中終始心の中で悶えていたアイゼルである。
それでも顔を逸らさなかったのだから、結婚当初から比べると成長したと言えるだろう。
……ただ、言葉で愛を伝えるのだけはまだまだ難易度が高い。
一体世の男たちは、いつ、どうやって言葉で愛情表現をしているのだろうか。
そもそもなんと言えばいいのか分からない上に、どうにも気恥ずかしい。
態度で示すだけで良いのではないかと思う自分もいる。
態度でならばアイゼルは十分示しているつもりだ。
デートに誘って、自分から手を繋いだし、リースベットの好きな香水の店にも案内した。
さらには毎晩寝所も共にしている。
この滾る愛を本能のままにぶつけてしまえば、リースベットに嫌われかねないと必死に我慢しているくらいだ。
……それに俺は独占欲が強く、嫉妬深い男らしいからな。そんな本性をリースベットに知られたら拒絶されるに違いない。
せっかく今日のデートで挽回し、距離を縮めることに成功したのだから、なんとしても内に秘めたこの激情は上手く隠さなければ、とアイゼルは心に誓う。
となると、引き続きリースベットと過ごす時間を増やし、会話を深め、行き過ぎにならない程度に態度で好意を示す――それが最善だろう。
国の一大事よりもよほど深刻そうな顔で今後の行動方針を決めると、アイゼルは椅子から立ち上がり執務室を後にする。
足音を忍ばせてしんと静まった深夜の廊下を歩き、愛する妻が待つ寝室へと引き返していった――。
あなたにおすすめの小説
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
夫婦戦争勃発5秒前! ~借金返済の代わりに女嫌いなオネエと政略結婚させられました!~
麻竹
恋愛
※タイトル変更しました。
夫「おブスは消えなさい。」
妻「ああそうですか、ならば戦争ですわね!!」
借金返済の肩代わりをする代わりに政略結婚の条件を出してきた侯爵家。いざ嫁いでみると夫になる人から「おブスは消えなさい!」と言われたので、夫婦戦争勃発させてみました。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。
兄妹じゃないとわかったのでお兄様と結婚したら、全部仕込みでした
こじまき
恋愛
【20260401読みやすいように話を分割しました】
伯爵令嬢ヘイゼルは、兄アリステアに恋をしている。叶わないと知りながら、それでも諦めきれなかった。
しかし子ども時代の「取り違え」が発覚し、子爵令嬢ロレッタとして“正しい場所”で生き直すことに。
そして妹ではなくなった彼女に、アリステアは求婚する。
運命のねじれは正されて、望んだとおりに最愛の人と結ばれた――
けれど――その「正しい運命」は、兄アリステアによって用意されたものだった――
※「小説家になろう」にも投稿しています。
親友と結婚したら、ずっと前から溺愛されていたことに気づきました
由香
恋愛
※4/3最終更新21時
親友と結婚した。
それだけのはずだったのに――
ある日、夫にキスされて気づく。
彼は“ただの親友”なんかじゃなかった。
「ずっと前から好きだった」
そう言われても、知らなかった私は戸惑うばかりで。
逃げようとすればするほど、距離は縮まっていく。
――これは、親友だったはずの彼に、甘く捕まっていく話。
溺愛、独占欲、全部まとめて受け止める覚悟はありますか?
推しの旦那様に心の声が筒抜けでした!?〜バレた瞬間、毎回キスで黙らされます〜
由香
恋愛
推しに似ているという理由で政略結婚した相手は、冷酷と噂の公爵様。
――のはずが。
(無理、顔が良すぎるんだけど!?尊い!!)
心の声が、なぜか全部本人に聞こえていた。
必死に取り繕うも時すでに遅し。
暴走する脳内実況を止めるたび、旦那様はなぜか――キスしてくる。
「黙らせるのにちょうどいい」
いや全然よくないです!!むしろ悪化してます!!
無表情公爵様 × 心の声だだ漏れ令嬢
甘くて騒がしい新婚生活、開幕。