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15歳~メガネっ子魔女編
第7話 魔女降臨!!
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私たちは城内を走り回っていた。
「・・・魔法だな。いくらなんでもおかし過ぎる。しかも」
窓から外にも出れない。走っても走っても進んだ気がしない。
そのかわりにさっきから警備兵も追いかけて来なくなった。
「完全に閉じ込められたな。どうするかな?」
「ちっ!使えない。道案内させようかと思ったのに!使えない!」
「お嬢ちゃん!使えないを二回言ったよね!」
どうやら時間の感覚すら鈍らされているらしくどれだけ逃げ回っていたのかわからない。
ん?城の中庭が騒がしい?あれはサウロと呼ばれていた豚とその周りに200人の鎧を着た兵が待機していた。
「ボロミア!聞こえているだろう?私はこの国の新たな王のサウロである!大人しく出てこい!さもないと、」
サウロの兵が縛られた一人の青年を引きずって来た。
「あれは第三騎士団の団員です!」
最悪、あてにしていた戦力が既に捕まってますやん!
「やめ、やめて、やめてくれ」
「恨むなら君達の団長を恨みたまえ!」
サウロが縛られた青年に手をかざすと急に青年が苦しみだして血を吐き出して倒れこんだ。
そしてサウロの汚ならしい両手の指に嵌まっている計9つの指輪が光だしその光が先程倒れこんだ青年を包みこんだ。すると、
ぐちゃ!ぐちゃ!バキッ!バキッ!
青年の死体はモンスター(幽鬼)と化した。
「ボロミア!お前の部下だった者達を今から1分ごとに1人を化物にしていくぞ!嫌なら大人しく出てこい!」
気が短すぎだろおおおお!!1分ってカップラーメンすらできないよ。もう少し待ってやれよ!!
「やっぱり長いから30秒だ!!」
更に短くなったよ!!
「・・・・ちっ!クソっ!お嬢ちゃん!」
え?この状況を私1人でどうしろと?
「俺はどうやら好きになった子はからかいたくなる質らしい」
「は?どういう意味、んん!!」
突然ボロミアに引き寄せられたと思ったらマウス・トゥ・マウス!キスしてきやがった!ちょ!バカ!腰を強く抱き締めてきた。舌まで、ん、入れんな!
「いきなり何すん、!」
さっきまでヘラヘラ笑っていた男が真剣な顔つきへと変わる。
「悪いな。最後の我が儘だ、許してくれ。さあ、惚れた女の為に囮になりますか。悪いが二人は来てもらう。俺達が奴等に突っ込むからお嬢ちゃんはどうにかして逃げろ」
「はあ、仕方がないですね」
「どの道第三騎士団の人間を助けねばな!!」
「よし!いくぞ!!」
先程まで割れなかった窓が割れ、三人は城の中庭へと降り立った。
「・・・ほう、まんまと出てきたな。ボロミア」
「てめえをぶちのめすためにな!!」
「魔法が使えないゴミの貴様に?無理だな」
三人はサウロに兵士に突っ込んでいく。
ろくな装備をしていない三人が完全装備した部隊に。
だが、私は混乱していた。
ちっ!まんまとやられてた!!
何故、今まで『自身に施した封印』を解除しなかったのか私にも不思議だったがようやく理解できた。
どうやら『思考を鈍らせる』魔法かスキルをくらっていたようだ。それがボロミアのズボンを人前で下ろされたりディープキスされたりして感情が揺さぶられたおかげで解けかけているようだ。たいへんに不本意だがな!
情けない!誘拐犯もといガウリィに見つかるからと力を封印しておいてそのせいで自らの命を危険に晒すなんて。
今こそ封印を解く時!
「ハア、ハア、ハア、クソっ!何なんだコイツら倒しても倒しても復活してきやがる!」
「全員、幽鬼に、モンスターに変えられてますね!酷いことを!」
「クソっ!それに魔法まで使ってきやがる」
「くははははは、生きた人間など信用できないからな!全員私に絶対逆らえないようにしてやったんだよ」
「なんでこんなことにしやがる!王になりたかったのか?家柄は公爵、魔法は超一流、王の側近、金も持っている、それだけ持っていながら、まだ欲するか!」
「黙れ!!」
ボロミアの問いにサウロは怒りを露にする。
「貴様なんぞに何が分かる!私は全てを持っている。なのに何故私を見くびる愚者が減らない!豚だのと陰口叩くバカが減らない!おまけに私の妻は他の男と浮気をするわ。息子、娘は私を普段気持ち悪がって、金や欲しい物がある時だけ、都合のいい時だけすり寄って来やがって!!だから、変えてやったんだ!全員!全部!我が一族の秘宝のこの指輪の力でな!!」
サウロは特大火力の魔法を放とうとするが動きを止めた。
「魔法が使えない貴様等を幽鬼に変えても役には立たんだろ!今すぐ・・・ん?そういえばもう1人女がいないな?」
三人が動揺する。
「んん!そうか、そうかお前ら囮か?くははは、女を逃がしたか?そうだな、やっぱりお前らは動けなくして生かしておくか。女を捕まえて貴様等の目の前で首を跳ねてやるか?んん、どうしたボロミア?その顔!まさかあれはお前の女か!ははは、なら女を捕まえたら貴様の目の前でたっぷりと可愛がってやろうか?泣き喚く女を見て、」
「ぶっ殺す!!」
ボロミアは怒りに任せてサウロに突っ込んでいくが幽鬼達に阻まれる。
「ははは、そんなにあんな不細工な女に惚れているのか。ははは、壊しがいがあるというものだ。その前に貴様等が抵抗できんように手足を消し飛ばしとくか?いや、片手くらいは残しておくか?私とあのブサイク女の交尾を見ながらお前らが自分で慰められるようにな!」
サウロは魔法を放った。
「クソっ!」
ボロミアはそれを回避する。直撃は免れたが余波で吹き飛び宙を舞うボロミア。
「ちっ!生かそうと加減しすぎた。だが、これで」
「「団長!!」」
「そこまでにしなさい」
吹き飛んだボロミアは空中で誰かに受け止められて、現在お姫様抱っこ状態。
「まさか、お嬢ちゃん・・・なのか?」
褐色の肌に太腿付近まで伸びたストレートの桃髪にバイオレットの眼。
サイドナイロールのメガネを掛けており、女性だとわかるように胸や腰に重点的にベルトを巻かれた黒色のローブを着てとんがり部分に指輪のようにはめられた大きな銀色の骸骨の飾りが特徴の黒色のとんがり帽子を被った姿。背中には紫色の丸い水晶が取り付けられただけのシンプルな杖を装備をしており、指の全てには見ただけで特殊効果のついているとわかる指輪を装備した女性が空中でボロミアをお姫様抱っこしている。
「お嬢ちゃんなのか?」
「お嬢ちゃんじゃない。私はテティ。テティ=ペルディーダよ」
マッスル女であるテティが何故今回魔女っ子スタイルなのかというと。
『サウロとかいう豚のブヨブヨしてあぶらぎった脂肪に拳や足で直に触れたくないから』だそうです。
「助けてくれるってことは少しは脈があると思っていいのかな?」
ボロミアの言葉にすぐさま行動で返す。
私は抱いていた手を広げる。当然ボロミアは落下する。
「えっ?えええええええ!!」
慌てて下にいる二人がボロミアを受け止める。
いや、ないから。全く!欠片すら!ないから!
「大勢の前でズボンを下ろす、抱き締めてきて下半身押し付けてくる、キスする、舌まで入れてくる、散々やってくれたからな。アンタは私が自ら裁きを下す!!」
「あれ?そういう流れですか!!」
お前は言ってたろ。最後の我が儘だって、助けてやるんだから『最後』じゃなくなるだろ。全部終わったら全裸で王都を闊歩させてやるからな!!
「・・・魔法だな。いくらなんでもおかし過ぎる。しかも」
窓から外にも出れない。走っても走っても進んだ気がしない。
そのかわりにさっきから警備兵も追いかけて来なくなった。
「完全に閉じ込められたな。どうするかな?」
「ちっ!使えない。道案内させようかと思ったのに!使えない!」
「お嬢ちゃん!使えないを二回言ったよね!」
どうやら時間の感覚すら鈍らされているらしくどれだけ逃げ回っていたのかわからない。
ん?城の中庭が騒がしい?あれはサウロと呼ばれていた豚とその周りに200人の鎧を着た兵が待機していた。
「ボロミア!聞こえているだろう?私はこの国の新たな王のサウロである!大人しく出てこい!さもないと、」
サウロの兵が縛られた一人の青年を引きずって来た。
「あれは第三騎士団の団員です!」
最悪、あてにしていた戦力が既に捕まってますやん!
「やめ、やめて、やめてくれ」
「恨むなら君達の団長を恨みたまえ!」
サウロが縛られた青年に手をかざすと急に青年が苦しみだして血を吐き出して倒れこんだ。
そしてサウロの汚ならしい両手の指に嵌まっている計9つの指輪が光だしその光が先程倒れこんだ青年を包みこんだ。すると、
ぐちゃ!ぐちゃ!バキッ!バキッ!
青年の死体はモンスター(幽鬼)と化した。
「ボロミア!お前の部下だった者達を今から1分ごとに1人を化物にしていくぞ!嫌なら大人しく出てこい!」
気が短すぎだろおおおお!!1分ってカップラーメンすらできないよ。もう少し待ってやれよ!!
「やっぱり長いから30秒だ!!」
更に短くなったよ!!
「・・・・ちっ!クソっ!お嬢ちゃん!」
え?この状況を私1人でどうしろと?
「俺はどうやら好きになった子はからかいたくなる質らしい」
「は?どういう意味、んん!!」
突然ボロミアに引き寄せられたと思ったらマウス・トゥ・マウス!キスしてきやがった!ちょ!バカ!腰を強く抱き締めてきた。舌まで、ん、入れんな!
「いきなり何すん、!」
さっきまでヘラヘラ笑っていた男が真剣な顔つきへと変わる。
「悪いな。最後の我が儘だ、許してくれ。さあ、惚れた女の為に囮になりますか。悪いが二人は来てもらう。俺達が奴等に突っ込むからお嬢ちゃんはどうにかして逃げろ」
「はあ、仕方がないですね」
「どの道第三騎士団の人間を助けねばな!!」
「よし!いくぞ!!」
先程まで割れなかった窓が割れ、三人は城の中庭へと降り立った。
「・・・ほう、まんまと出てきたな。ボロミア」
「てめえをぶちのめすためにな!!」
「魔法が使えないゴミの貴様に?無理だな」
三人はサウロに兵士に突っ込んでいく。
ろくな装備をしていない三人が完全装備した部隊に。
だが、私は混乱していた。
ちっ!まんまとやられてた!!
何故、今まで『自身に施した封印』を解除しなかったのか私にも不思議だったがようやく理解できた。
どうやら『思考を鈍らせる』魔法かスキルをくらっていたようだ。それがボロミアのズボンを人前で下ろされたりディープキスされたりして感情が揺さぶられたおかげで解けかけているようだ。たいへんに不本意だがな!
情けない!誘拐犯もといガウリィに見つかるからと力を封印しておいてそのせいで自らの命を危険に晒すなんて。
今こそ封印を解く時!
「ハア、ハア、ハア、クソっ!何なんだコイツら倒しても倒しても復活してきやがる!」
「全員、幽鬼に、モンスターに変えられてますね!酷いことを!」
「クソっ!それに魔法まで使ってきやがる」
「くははははは、生きた人間など信用できないからな!全員私に絶対逆らえないようにしてやったんだよ」
「なんでこんなことにしやがる!王になりたかったのか?家柄は公爵、魔法は超一流、王の側近、金も持っている、それだけ持っていながら、まだ欲するか!」
「黙れ!!」
ボロミアの問いにサウロは怒りを露にする。
「貴様なんぞに何が分かる!私は全てを持っている。なのに何故私を見くびる愚者が減らない!豚だのと陰口叩くバカが減らない!おまけに私の妻は他の男と浮気をするわ。息子、娘は私を普段気持ち悪がって、金や欲しい物がある時だけ、都合のいい時だけすり寄って来やがって!!だから、変えてやったんだ!全員!全部!我が一族の秘宝のこの指輪の力でな!!」
サウロは特大火力の魔法を放とうとするが動きを止めた。
「魔法が使えない貴様等を幽鬼に変えても役には立たんだろ!今すぐ・・・ん?そういえばもう1人女がいないな?」
三人が動揺する。
「んん!そうか、そうかお前ら囮か?くははは、女を逃がしたか?そうだな、やっぱりお前らは動けなくして生かしておくか。女を捕まえて貴様等の目の前で首を跳ねてやるか?んん、どうしたボロミア?その顔!まさかあれはお前の女か!ははは、なら女を捕まえたら貴様の目の前でたっぷりと可愛がってやろうか?泣き喚く女を見て、」
「ぶっ殺す!!」
ボロミアは怒りに任せてサウロに突っ込んでいくが幽鬼達に阻まれる。
「ははは、そんなにあんな不細工な女に惚れているのか。ははは、壊しがいがあるというものだ。その前に貴様等が抵抗できんように手足を消し飛ばしとくか?いや、片手くらいは残しておくか?私とあのブサイク女の交尾を見ながらお前らが自分で慰められるようにな!」
サウロは魔法を放った。
「クソっ!」
ボロミアはそれを回避する。直撃は免れたが余波で吹き飛び宙を舞うボロミア。
「ちっ!生かそうと加減しすぎた。だが、これで」
「「団長!!」」
「そこまでにしなさい」
吹き飛んだボロミアは空中で誰かに受け止められて、現在お姫様抱っこ状態。
「まさか、お嬢ちゃん・・・なのか?」
褐色の肌に太腿付近まで伸びたストレートの桃髪にバイオレットの眼。
サイドナイロールのメガネを掛けており、女性だとわかるように胸や腰に重点的にベルトを巻かれた黒色のローブを着てとんがり部分に指輪のようにはめられた大きな銀色の骸骨の飾りが特徴の黒色のとんがり帽子を被った姿。背中には紫色の丸い水晶が取り付けられただけのシンプルな杖を装備をしており、指の全てには見ただけで特殊効果のついているとわかる指輪を装備した女性が空中でボロミアをお姫様抱っこしている。
「お嬢ちゃんなのか?」
「お嬢ちゃんじゃない。私はテティ。テティ=ペルディーダよ」
マッスル女であるテティが何故今回魔女っ子スタイルなのかというと。
『サウロとかいう豚のブヨブヨしてあぶらぎった脂肪に拳や足で直に触れたくないから』だそうです。
「助けてくれるってことは少しは脈があると思っていいのかな?」
ボロミアの言葉にすぐさま行動で返す。
私は抱いていた手を広げる。当然ボロミアは落下する。
「えっ?えええええええ!!」
慌てて下にいる二人がボロミアを受け止める。
いや、ないから。全く!欠片すら!ないから!
「大勢の前でズボンを下ろす、抱き締めてきて下半身押し付けてくる、キスする、舌まで入れてくる、散々やってくれたからな。アンタは私が自ら裁きを下す!!」
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