文字の大きさ
大
中
小
105 / 227
番外編
番外編 二人のエネルギー?
「はぁ………」
「?どうしたの?リリーナ」
「はぁ~~~」
「ティ、ティールまで……」
二人の友人であるユリーカの姉、ノエラが二人がため息をつきまくる姿を見て困惑していた。
ここは高等部Aクラス。
今はお昼頃の時間で購買部に行く者も居れば食堂で食べる者も居れば…と移動真っ最中である。
が、二人はため息をつきっぱなしだ。
「な、何があったの?」
「ーーーーえない」
「え?」
「最近アレク君とふれあえない…」
「は…はぁ」
ポシューと息をつく二人はどうやら初等部の生徒であり、天才と言われているアレク・サルトの話をしているらしかった。
そのアレクという生徒は中等部のこれまた天才、双子のガディとエルルの弟らしいのだ。
ノエラも一度双子を見たことがあるが、美男美女であり輝かしい銀髪をなびかせていた。
あれの弟と言うから、さぞかし美形なんだろう…と思っていたのだが、まさかここまで二人が落胆しているとは思ってはいなかった。
リリーナはノエラに語る。
「アレク君…最近帰って来たら疲れてるのかすぐ寝ちゃうし……朝すっごく早いし………」
それに続いてティールも語る。
「おまけに、すっごい気遣い出来てすっごい可愛いくていい子だけど、あれは会えないと寂しすぎる………」
ズゥゥウン…とへこむ二人にノエラは思わず苦笑した。
「まさか生徒会長と風紀委員長がそんな事言ってみせるなんてね………」
そうなのだ。
リリーナは生徒会長、ティールは風紀委員長である。
その可憐な姿で朝校則違反をかます奴らに魔法で制裁を与えていて、最近では二人にお仕置きという名のご褒美をもらいたくてわざと校則違反を犯す奴らも出てくるほどだった。
だが…
最近、二人の魔法にキレが無い。
どこかボーッとしており、授業中も上の空。
原因は…それであろう。
「…さ、とりあえずご飯食べに行こ」
「分かったよぅ…」
グズグズと二人は席から立ち上がった。
そして、教室を出る。
と、
「あ」
「え」
バッタリとアレク達と出くわしたのだった。
「アレク君っ…!」
「リリ姉!ティール姉!」
ニコーッと破壊力が凄まじい笑顔を向けられ大分二人は回復したようだった。
一方、ノエラはと言うと。
「お、お姉ちゃん…!」
「ユリーカ…」
「え!?ユリーカの姉ちゃん!?」
「似てるー」
妹を含める三人と話していた。
それから七人は食堂へ行き、昼食を食べた。
「はい。じゃあ今日の魔法はテンペストって言うスッゴく危険な魔法だから気をつけてね」
昼食後の授業。
三人は、危険魔法用空間で授業を行っていた。
「ノエラ・ムルティ」
「はい」
「ルサシア・カルントル」
「はい」
二人一組のその授業は一致団結が大事だ。
ノエラとルサシアはすぅ…と息を吸った。
大きく叫ぶ。
「雨よ!雨雲よ!この地に豪腕なる力をもたらせ!テンペスト!」
ゴゥウウウッと大きな台風が作り出された。
「はい、オッケー」
教師の判断と共に、ボシュッと音をたててテンペストを消した。
「次…リリーナ・オルフィス」
「はい」
「ティール・ルージェント」
「はい」
と、突然唱えた。
「テンペスト!!」
嵐のような激しい豪雨が巻き起こった。
教師は慌てる。
「も、もういい!急いで消して!」
「はっはい!」
バシュンとテンペストは消えた。
教師は感心して言った。
「凄いね二人共…!調子を取り戻したっていうか実力が上がったって言うか…」
「エネルギー補給したんで!」
「…?」
そのエネルギー補給の正体は、ノエラが知る。
ノエラは苦笑いを続けた。
「?どうしたの?リリーナ」
「はぁ~~~」
「ティ、ティールまで……」
二人の友人であるユリーカの姉、ノエラが二人がため息をつきまくる姿を見て困惑していた。
ここは高等部Aクラス。
今はお昼頃の時間で購買部に行く者も居れば食堂で食べる者も居れば…と移動真っ最中である。
が、二人はため息をつきっぱなしだ。
「な、何があったの?」
「ーーーーえない」
「え?」
「最近アレク君とふれあえない…」
「は…はぁ」
ポシューと息をつく二人はどうやら初等部の生徒であり、天才と言われているアレク・サルトの話をしているらしかった。
そのアレクという生徒は中等部のこれまた天才、双子のガディとエルルの弟らしいのだ。
ノエラも一度双子を見たことがあるが、美男美女であり輝かしい銀髪をなびかせていた。
あれの弟と言うから、さぞかし美形なんだろう…と思っていたのだが、まさかここまで二人が落胆しているとは思ってはいなかった。
リリーナはノエラに語る。
「アレク君…最近帰って来たら疲れてるのかすぐ寝ちゃうし……朝すっごく早いし………」
それに続いてティールも語る。
「おまけに、すっごい気遣い出来てすっごい可愛いくていい子だけど、あれは会えないと寂しすぎる………」
ズゥゥウン…とへこむ二人にノエラは思わず苦笑した。
「まさか生徒会長と風紀委員長がそんな事言ってみせるなんてね………」
そうなのだ。
リリーナは生徒会長、ティールは風紀委員長である。
その可憐な姿で朝校則違反をかます奴らに魔法で制裁を与えていて、最近では二人にお仕置きという名のご褒美をもらいたくてわざと校則違反を犯す奴らも出てくるほどだった。
だが…
最近、二人の魔法にキレが無い。
どこかボーッとしており、授業中も上の空。
原因は…それであろう。
「…さ、とりあえずご飯食べに行こ」
「分かったよぅ…」
グズグズと二人は席から立ち上がった。
そして、教室を出る。
と、
「あ」
「え」
バッタリとアレク達と出くわしたのだった。
「アレク君っ…!」
「リリ姉!ティール姉!」
ニコーッと破壊力が凄まじい笑顔を向けられ大分二人は回復したようだった。
一方、ノエラはと言うと。
「お、お姉ちゃん…!」
「ユリーカ…」
「え!?ユリーカの姉ちゃん!?」
「似てるー」
妹を含める三人と話していた。
それから七人は食堂へ行き、昼食を食べた。
「はい。じゃあ今日の魔法はテンペストって言うスッゴく危険な魔法だから気をつけてね」
昼食後の授業。
三人は、危険魔法用空間で授業を行っていた。
「ノエラ・ムルティ」
「はい」
「ルサシア・カルントル」
「はい」
二人一組のその授業は一致団結が大事だ。
ノエラとルサシアはすぅ…と息を吸った。
大きく叫ぶ。
「雨よ!雨雲よ!この地に豪腕なる力をもたらせ!テンペスト!」
ゴゥウウウッと大きな台風が作り出された。
「はい、オッケー」
教師の判断と共に、ボシュッと音をたててテンペストを消した。
「次…リリーナ・オルフィス」
「はい」
「ティール・ルージェント」
「はい」
と、突然唱えた。
「テンペスト!!」
嵐のような激しい豪雨が巻き起こった。
教師は慌てる。
「も、もういい!急いで消して!」
「はっはい!」
バシュンとテンペストは消えた。
教師は感心して言った。
「凄いね二人共…!調子を取り戻したっていうか実力が上がったって言うか…」
「エネルギー補給したんで!」
「…?」
そのエネルギー補給の正体は、ノエラが知る。
ノエラは苦笑いを続けた。
感想 449
あなたにおすすめの小説
「お前さえいなければ」と言われたので死んだことにしてみたら、なぜか必死で捜索されています(旧:いらないと言ったのはあなたの方なのに)
水谷繭※7/30書籍発売予定です!6/29まで公開します。
完結まで一括投稿済。
なろうの方では削除する予定はありませんので、読み途中たけれど読みきれないという場合はそちらでお願いします☺️
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。
セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。
エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。
ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。
しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。
◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました
◆小説家になろうにも投稿しています
あなたと別れて、この子を生みました
キムラましゅろう約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。
クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会してしまう。
自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではないかというクリスにジュリアは言い放つ。
この子は私一人で生んだ私一人の子だと。
ジュリアとクリスの過去に何があったのか。
子は鎹となり得るのか。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
⚠️ご注意⚠️
作者は元サヤハピエン主義です。
え?コイツと元サヤ……?と思われた方は回れ右をよろしくお願い申し上げます。
誤字脱字、最初に謝っておきます。
申し訳ございませぬ< (_"_) >ペコリ
小説家になろうさんにも時差投稿します。
側妃は捨てられましたので
なか「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつもりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
「もやし炒めかぁ」——切り忘れた本音が、世界中のお姉さんを落とした件。
冬野 結流行りのイケメンボイスが出せず、事務所の同期やマネージャーから「才能がない」とバカにされ契約解除された底辺個人VTuber。絶望しながら最後の個人配信を終えた後、マイクの切り忘れに気づかず「お姉さん達に美味しいご飯作ってあげたいな」と素朴な本音を愚痴ってしまう。その不器用なギャップがSNSで世界中に大拡散。配信画面に戻ると、赤スパチャの嵐。元事務所が泣きついてくるが、すでに億万長者になった彼は完全無視する。
【BL】記憶喪失中に「男の婚約者なんて気持ち悪い」と僕を蔑んだ元婚約者へ。お望み通り消えてあげましたので、今更記憶が戻ったと泣きつかれても
かがみゆえ記憶を失った婚約者・アルヴィンから向けられたのは、見知らぬ他人を見るような冷たい視線と容赦ない罵倒の日々だった。
それでも「記憶が戻れば、あの優しい彼に戻るはず」と耐え続けたニコラス。
しかし、アルヴィンがみんなの前でニコラスの手紙を破りながら嘲笑した時、ついに限界を迎える。
「僕が愛したアルヴィンは、あの日死んだんだ」
誰も信じられなくなったニコラスは隣国へ留学することになった。
留学先で過去を乗り越え、新しい幸福を掴んだニコラス。
そこへ「記憶が戻った」と涙を流すアルヴィンが現れるが、すでにニコラスの心には少しの情も残ってなくて―――……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クビにされた仕立て屋のお針子、悪意ごと服を解いて王都をひっくり返す
茨野 三智クビにされたお針子リゼには、服の縫い目から“作り手の悪意”が見えるという異常な才能があった。
師匠に捨てられ王都で働き始めた彼女は、高級ドレスや軍服に仕込まれた“意図的な欠陥”を次々と見抜いていく。
それは事故ではなく、誰かが仕掛けた罠だった。
「これでは……着る人がかわいそうです」
ただの修繕のはずが、王都の仕立て業界の闇を暴くことになっていく――。