4 / 5
一章
後悔先に立たず
しおりを挟む
部屋には緊張が走っていた。
ただ、ビーカーの中の群青色のの液体がボコボコと音を立てている。
その中、硬いソファーに腰掛ける2人はお互いの顔を見つめあっていた。
「お前はどうやってここまで来た?」
先に声を出したのは水谷だった。
「お前は何故此処に入って来れた?此処には決まったものしか入れないようになっている。だが何故お前は入ってこられた?」
それは、どういう意味なのだろうか。
「もしかしてこれは、僕が特別な力を持っていてたった今、僕は力を開花させようとしているとか!?そういうパターン!?」
「まぁ、君のアホさ加減に結界も作動しなかったのだろうな。」
「酷い!?何で?心が痛い!」
少々、初めて喋るには厳しすぎるのではないか。まあいい。そんなことよりも。
「此処は一体何処なんだ。さっきの入口の鳥もそうだし、何故本が浮いている?此処は異世界ってやつなのか?」
「話が早くて助かる。」
「マジか・・・異世界ファンタジーってやつか・・・」
「とりあえず・・・ここが知られてしまうと不味い事態になりかねない。すまないが、少々痛い思いをしてもらう。」
すると、水谷は僕の頭に手をかけた。そして、ポケットの中からコルクビンを取り出した。水谷が蓋を開けると、微かに煙をあげる。
「ちーょーっと!?ま、まさかそ、それかけたりしないよねぇ!?やめて、やめてよおおおお!?」
水谷が力強く僕を押し倒してきた。華奢な体で確実に動けないよう体を抑え込んでいる。これは、普段なら絶好のシチュエーションのはずだ。しかし、今は恐怖しか感じない。
「おい!やめてくれ!まだ、まだ死にたくない!」
どうして本当にこうなったんだ。叫び声が、夜の森に木霊していった。
ただ、ビーカーの中の群青色のの液体がボコボコと音を立てている。
その中、硬いソファーに腰掛ける2人はお互いの顔を見つめあっていた。
「お前はどうやってここまで来た?」
先に声を出したのは水谷だった。
「お前は何故此処に入って来れた?此処には決まったものしか入れないようになっている。だが何故お前は入ってこられた?」
それは、どういう意味なのだろうか。
「もしかしてこれは、僕が特別な力を持っていてたった今、僕は力を開花させようとしているとか!?そういうパターン!?」
「まぁ、君のアホさ加減に結界も作動しなかったのだろうな。」
「酷い!?何で?心が痛い!」
少々、初めて喋るには厳しすぎるのではないか。まあいい。そんなことよりも。
「此処は一体何処なんだ。さっきの入口の鳥もそうだし、何故本が浮いている?此処は異世界ってやつなのか?」
「話が早くて助かる。」
「マジか・・・異世界ファンタジーってやつか・・・」
「とりあえず・・・ここが知られてしまうと不味い事態になりかねない。すまないが、少々痛い思いをしてもらう。」
すると、水谷は僕の頭に手をかけた。そして、ポケットの中からコルクビンを取り出した。水谷が蓋を開けると、微かに煙をあげる。
「ちーょーっと!?ま、まさかそ、それかけたりしないよねぇ!?やめて、やめてよおおおお!?」
水谷が力強く僕を押し倒してきた。華奢な体で確実に動けないよう体を抑え込んでいる。これは、普段なら絶好のシチュエーションのはずだ。しかし、今は恐怖しか感じない。
「おい!やめてくれ!まだ、まだ死にたくない!」
どうして本当にこうなったんだ。叫び声が、夜の森に木霊していった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話
yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。
知らない生物、知らない植物、知らない言語。
何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。
臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。
いや、変わらなければならない。
ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。
彼女は後にこう呼ばれることになる。
「ドラゴンの魔女」と。
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる