王子を殺すために異世界転生したのに返り討ちにあって溺愛される~ざまぁって言いたかったのにぃ~

りんくる

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屈辱!!犯罪はごめんだから色仕掛けで解決してみたけど何かを失った気がするわ

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どうしたらいいんだ。と頭を抱えた時、なにかがテーブルの席を横切ろうとした。即座にこれだ!!っと思いその小動物をつかむ。
それは夕餉を狙ってきたのだろう、それは結構太ったネズミだった。
私に体をつかまれもがいている。
「セ、セルバード様、試しにこのネズミに料理を食べさせてはどうでしょう」
ほんとは隙を見て、あんたの口にそのローストビーフっ突っ込んでやりたい。そんな衝動を抑えながら提案をしてみる。この提案を受け入れるかどうかはセルバート様の決定にゆだねられている。
「ふむ・・・」
セルバートはすこし考え込むようにうなった。
「ど、毒が入っている可能性が高いのですから、ぜひそうしてくださいませ、お願い申し上げます。」

ぐぬぬ。自分で仕掛けてそれをターゲット本人にばらすことになるなんて最悪よ!!でも今はなんとしてでも毒入りローストビーフでの誤爆はさけたいのよ。
えーい、仕方ないわ!!
私は思い切ってセルバート王子に抱き着いた。
「お願いです、セルバート様」
ネズミを逃がさないようにしっかりつかみなおすとネズミの絶叫が響いた。しまったと思い慌てて上目遣いでセルバートを見てごまかす。
くっ、憎い相手に媚びを売るなんて本当に屈辱的だけど背に腹は代えられないのよ!! 
 するとセルバートは私の腰を抱いて引き寄せた。そして私の耳元でささやく。
「わかったよ、愛しい人。君の望みなら叶えよう。」
そういって、セルバートはアスクに指示を出した。
その様子にほっとして私はアスクにネズミを渡した。
ネズミにローストビーフを与えると思った通り数分で体がマヒして痙攣した後ぴくりともうごかなくなった。

その光景にそばで控えていた家来たちが騒然とする。
「なんと、本当にロッサーラ様のおっしゃる通りに毒が含まれていようとわ。」
「毒を仕込んだのは誰か!!やはり配膳とコックが怪しい。」
「いえ、メイドかもしれませんぞ。」
あーうるさい。
「しずまれ!!料理に仕込まれた毒については早急に調べよ。」
これ、調べられたらやばいかも。愛しのイドリー様に会う前に打ち首とか・・・・・冗談じゃないよね。でも誰も私のこと疑ってないみたいだしひとまずは大丈夫そう。
私はセルバート王子の腕の中に抱かれたままでいると、セルバートが私に話しかけてきた。
「ロッサーラ、ありがとう。お前は命の恩人だ」
 勘違いです・・・・、私、普通にあなたのこと殺そうとしてましたもん。
感激したセルバートにぎゅうぎゅうとその鍛え上げられた筋肉でしめあげられ、ゴフッという令嬢あるまじき声が出た。
このバカ力め!!!!!
つぶされそうになりながら心の中で今に見てろよ、今度こそお前を殺してやると毒づいた。
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