世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

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変身ヒーローと無双チート救世主

悪夢の始まり

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 魔王が全て死んだ。
 救世主もこれで死んだ。
 この世界は、どうなるのだろうか。
「おいおい、どうして勝ち誇った気でいるんだよ」
「え?」
 俺の目の前に光晴の顔がある。
 その顔色はいつもとまったく変わらない。
「俺がこの世界で死ぬわけないだろ」
 光晴は笑いながら刀を鞘から抜いた。
 それは、光晴の胸を貫いていた俺の右腕を簡単に切り落とす。
 痛みよりも混乱に頭が支配されている。
「確か、ネムスギアの制御装置は、右胸の辺りにあるんだったな。それを破壊したら俺の勝ちか?」
 その時になってようやく光晴がヨミたちを殺した方法がわかった。
 速く移動したんじゃない。
 時間を止めたわけでもない。
 あいつが想像したことは、この世界では絶対だったんだ。
 正面から刀が俺の右胸を貫く。
 制御装置が活動を停止し、変身が解除される。
 俺の意識は暗く深い闇の底へ沈んでいく。
 これが、死ぬという感覚なんだろうか……。

 気がつくと、俺はアパートの一室にいた。
 見慣れた天井。
 どうやらベッドで寝ていたようだ。
 そろそろ春の布団に変えなければならないと思いつつも、まだ冬の布団を掛けて寝ていた。
 だから、だいたい起きる時には暑さで勝手に布団をはだけさせている。
 それでなくても最近部屋の中は汚かった。
 机を見ると、液晶ペンタブが起動していて、パソコンからは冷却用のファンの音が聞こえる。
 そう言えば、あまりの眠気に負けてほんの一時間だけ寝ようとしたんだった。
 時計を見ると、四時間も寝ていたことに気がついた。
 ま、さして驚きはしない。
 よくあることだ。
 寝惚け眼で机に向かう。
 描いているのは“武装セイバーネムス”をネタにした同人誌。
 平成セイバーシリーズは二十年も続く特撮番組だ。
 俺は中でも十年以上前に放送された“ネムス”のファンだった。
 最近出たばかりのブルーレイボックスも何ヶ月も前に予約してゲットしたほどだ。
 同人誌の内容は、割とシリアスだったりする。
 最近じゃ公式がテレビの続編を期間限定で劇場公開したり、ブルーレイで出したりしているけど、いわゆる第一期に当たるネムスにはその機会はなかった。
 だからまあ、俺が勝手に描いているわけだ。
 最初はファンアートとして画像投稿サイトで公開していたのだが、今では同人誌として頒布するほどになった。
 といっても、それほど売れているわけじゃない。
 せいぜい印刷代が賄えれば良いくらいだった。
 元々売り上げのために描いているわけではなくて、単純にネムスの続きが見たかっただけで描いている同人誌だから、楽しめればそれでいい。
 一冊目の同人誌が二回のイベントに参加してようやく百冊売り切れたので、今はその続きを描いているのだが……進捗状況はとてもいいとはいえなかった。
 表紙の作業で細かい手直しばかりしている。
 そこまで表紙にこだわっているわけではない。
 どうしてそれ以上進めないのかというと、単純にストーリーが想像できなかったからだ。
 一冊目の同人誌でネムスに変身する大地彰がその力を恐れた人類に世界から追放されるってところまで描いたのだが、ネタが重すぎで続きが考えられなくなってしまった。
 その同人誌の評判は決して悪くない。
 画像投稿サイトに投稿した同人誌のサンプルは、かなりのスコアを付けてもらっているし、続きが気になるという嬉しい感想まで書いてくれている人までいる。
 それがプレッシャーになっているのかも知れない。
 真っ白な原稿を見たくなくて、つい表紙ばかりを手直ししてしまう。
 こんな調子だから、次のイベントの申し込みもままならなかった。
 出来れば、夏と冬に開催される一大同人誌イベントにサークルとして参加したかったが、この調子だとまた見送りだろう。
 その日もだらだらとイラストばかりを描いて一日が終わってしまった。
 このところ週末はそんな感じで過ごすことが多い。
 もちろん、日曜の朝に放送している特撮番組は録画していて、起きてからすぐにチェックしている。
 子供の頃のように、番組に合わせて起きることはさすがに難しかった。
 社会人になってからは、昼食の時に録画しておいた今週の放送をチェックする。
 その後は、ネット上で今週のストーリーや新しい変身が出た時なんかはその話題のスレッドを見たり、画像投稿サイトで他の絵師のファンアートを見たりする。
 もちろん、自分でも投稿しているのだが、このところは滞っていた。
 にもかかわらず、その日は自分のページにログインするや否やものすごい数のメッセージが送られていることに気がついた。
 いつもは、投稿した日に一万くらい閲覧が増えて、高評価が千ぐらい。
 メッセージは多くても十とかその程度だった。
 先週も今週も何も投稿していないのに、なぜこんなにも急にメッセージが増えているのか。
 同人作家でも人気が出ればプロデビューが出来るという噂は聞いたことがある。
 今の世の中、何が原因で売れるかわからない。
 小規模の印刷会社で営業に回された俺が、遂にプロの絵師あるいは漫画家としてデビューする時が来たのかとわくわくさせながらメッセージを見た。

[人のアイディアをパクるとかさいてー]
[ゴミクズ絵師]
[同人ゴロ]
[この盗作野郎がアカウントを消すまで粘着しようぜ]
[この作品は別の小説投稿サイトに連載されているものに非常に酷似しています。作者様が可哀想なので今すぐ死んで詫びろや]

 マウスに置いた手が震える。
 メッセージを確認するたびに罵詈雑言の嵐を浴びせられるようだった。
 その数は、数百以上。
 途中で気持ち悪くなって全部は確認できなかった。
 一体、何がどうなって俺の投稿作品が炎上しているのか。
 二次創作の作品なんて画像投稿サイトにはいくらでもある。
 公式に発表されている写真や絵と構図が被らないようには気をつけていたし、練習するためにトレースすることはあってもそれを自分の作品として発表したことはなかった。
 とにかく気味が悪かったので、ログアウトしてそのアカウントを見ないようにしてしまった。
 それから数日は、仕事もあって気にする暇もなかった。
 
 ただ、他のSNSは利用していなかったし、どんなに炎上したところで俺の個人情報が特定されるようなことはしていないはずだった。
 それでもインターホンが怖くなったのは、少なからず影響はあったんだと思う。
 俺の住んでいるアパートを訪れるのはネットで通販した物の配達員くらいだとわかっているけど、ネット上で悪意に晒されただけで自分が世界中から嫌われているかのような錯覚を受ける。
 皮肉なことに、自分で描いた同人誌に登場する大地彰のように、人類を敵に回してしまった感覚を味わうことになってしまった。

 炎上してから二ヶ月後、画像投稿サイトで交流していた人からメールで連絡が来た。
 彼は俺の投稿ページが炎上してからその原因を探ってくれていたらしい。
 少し冷静さを取り戻した俺は、彼の分析と照らし合わせながらメッセージを読み解く。
 悪意にまみれたメッセージの中には、明らかに炎上を誘導するようなものやただの誹謗中傷しかないものがあったが、いくつかの共通項が見えてきた。
 それは[盗作][小説サイト][異世界転生]の三つ。
 どうやら、俺の作品は某有名な小説投稿サイトで連載されている異世界転生作品に酷似しているらしい。
 もし本当なら俺の方が悪いし作者に謝らなければならない。
 そう思って、件の作品に辿り着いたのだが……。
 その小説はいわゆる異世界転生のテンプレのような小説だった。
 確かに、主人公がその強さのせいで世界中の人間を敵に回すような描写がある。
 偶然があるものだなと思って読み進めていく内にデジャブに襲われる。
 なんて言うか、どこかで見たような展開ばかりだった。
 俺が今まで見てきた同人誌やファンアートにそっくり。
 読めば読むほどに俺は今まで見てきた同人誌を思い返してしまうほどだった。
 そして、徐々に違和感に襲われていく。
 その正体は調べる必要もなく気がついた。
 日付だ。
 俺がファンアートを投稿した時期の方が少しだけ早い。
 久しぶりに自分の投稿した画像のページを開いて、照らし合わせながら確認したから間違いなかった。
 これじゃあ、逆じゃないか。
 俺がパクったのではなく、俺がパクられた。
 他にもいろんなジャンル、いろんな同人作家の作品がパクられていた。
 通りで見覚えがあるはずだった。
 しかし、俺のも含めて盗作されているのは二次創作の同人誌で相手は一応オリジナルの小説として投稿している。
 この場合、二次創作を描いている俺たちになにかすることが出来るのだろうか。
 同人誌は灰色ゾーンで描いている。
 厳密に著作権を争うことになれば、俺だけでなく俺の好きな同人作家たち、これから生まれるかも知れない同人作家の芽までも摘んでしまいかねない。
 俺が何か出来ることはなかった。
 その異世界転生小説は小説投稿サイトでかなりの人気を誇っていた。
 まだ二十話くらいしか数えていなかったのに、閲覧数は総合で二十位くらい。
 絵と小説だから単純に比較は出来ないが、俺の投稿した作品は閲覧数で見ても百倍以上の差があった。
 こっちがパクったという中傷で炎上しているなら、この小説も同じような目に遭っているだけなのではと思って感想を覗いたが、そこには絶賛するような感想しか並んでいなかった。
 作者なら感想は消せるから、意図的にマイナスイメージになるコメントを消しているのかと思ったが、それは無理だとすぐに思い直した。
 感想の数が多く、日付も投稿した日に集中している。
 これを一つ一つチェックしていくのは不可能だ。
 この小説を書いた人の信者が、何か時系列を勘違いして俺のアカウントが炎上させられたのだとしたら、ほとぼりが冷めるまで放置するしかない。
 一つだけ気になったのは、小説に感想が並び始めた時期と俺のアカウントにメッセージが大量に送られてきた時期が重なっていること。
 そこに何か意味があるのかはわからない。
 ただ、俺は静観するしかなかった。

 俺だけでなくいろんな同人誌がパクられていることに気がついた時には、より収拾の付かない事態に発展していた。
 俺の投稿ページと小説の感想欄で両者のファンがケンカを始める。
 ほとんど祭りのような状況だった。
 方や投稿した時間という証拠を持ち出して、パクったのはそちらだと責める。
 方や一次創作の方が優れているのだから文句を言う資格はないと責める。
 どちらのファンも自分たちが正しいと言って譲らない。
 もはや本人が何を言っても収まる様子はなかった。
 日に日に増えていく悪意。
 積み重ねられるのは相手を罵る言葉だけ。
 きっと、途中から炎上に参加した人たちは何が原因だったのかすらわからなかったんじゃないかと思う。
 それは俺だけじゃなくて、パクられた他の同人作家も同じような目に遭っていたらしい。
 その時の騒動は、いくつかのまとめサイトに検証と共に残っているから、詳しく知りたければそちらを見た方が良いと思う。
 当事者としては、何か出来ることがなかったのかと言われたら、できることなんてあるわけないだろと言い返したかった。
 悪意にまみれた大衆に敵視された時、どんなに論理的で冷静な意見も受け入れる人はいない。
 それはただ人の闇を映す鏡みたいなものだから。

 この炎上に巻き込まれた同人作家はどれくらいいるのか今でははっきりしていない。
 多くのアカウントが消滅し、多くの同人作家自身のホームページが焼け落ちた。
 俺は、アカウントは消さなかった。
 俺の二次創作がネタ元になっている作品を書いた作者――特撮を扱っているから制作会社になるのかな?
 そこから怒られたならそれは速やかに取り下げるべきだし謝罪もするべきだとは思ったが、そもそも小説投稿サイトに連載されている作品のファンは勘違いしている。
 それでこっちが逃げなければならないと言うことが納得できなかった。
 悪よりも厄介な敵は、間違った正義を振りかざすものだから。
 それから二週間は、取り敢えずこれに関連するニュースだけは見ないようにやり過ごした。
 仕事とファンアートを描くことだけで毎日を送る。
 いつかまたファンアートを投稿できるようになったら、まとめて公開しようと思っていた。
 ……ちなみに、同人誌の続きはまだ描けていない。
 自分自身が自分の描いた大地彰とあまりに重なり合ってしまったことがよくなかったみたいだ。
 一ページも物語が進まないまま一週間が過ぎた。

 ファンアートが描けてしまったので、久しぶりに投稿してみようかなと思って自分のアカウントにログインする。
 すると、新たに増えたメッセージは三つだけだった。
 それも普通の感想で、それまでのメッセージを消してしまえばまるで何事もなかったかのようになる。
 炎上の時のメッセージは数が多いからそれを消していく作業はとてつもなく面倒だった。
 俺は再び一週間か二週間のペースでファンアートを公開していく。
 結局、炎上なんてものは祭りだった。
 騒ぎになるのは一瞬で、終わってしまえばなんてことはない。
 注目されるって意味ではこの無風状態で活動している時よりは意味があったのかも知れないなどと思うくらい余裕があるほど。
 全てが落ち着いたなら、例の小説の作者にファンが勘違いしていることを教えようと思った。
 それと、オリジナルの小説として発表するなら、同人誌から盗作するのも止めた方が良いと警告もするつもりだった。
 しかし――例の小説は更新が数週間前で途絶えていて、その小説投稿サイトのアカウントを取得してまでメールを送ったのに返信はなかった。

 そろそろ、本格的に同人誌の続きを考えたいと思ったし、それを持って俺の同人活動も終わりかなと考えていた。
 たぶん、ファンアートは細々と公開していくと思うが、俺の画力ではこの辺りが限界だと言うことも何となくわかっていた。
 そんな矢先、画像投稿サイトに見知らぬアカウントからのメールが届いた。
 炎上していた時なら警戒していただろが、このところ落ち着いていたのでフォローの申請とかかなと思った。
 投稿サイト上でフォローしあっている人以外からメールが来るのは、大抵それの申請だ。
 それほどフォローもフォロワーも多くないから来る者拒まず大歓迎で返信するのだが、そのメールは違った。

[取材の申し込み]
 と言う見慣れぬタイトルに目を見張る。
 生まれてこの方そんなものを受けたことなんてない。
 相手は週刊誌に記事を書いているフリーのジャーナリストを名乗っていた。
 あまりにうさんくさいので、もちろんそのメールはゴミ箱へ捨てるつもりだったが、取材内容が少しだけ書かれていたことが気になった。
[都内に住む高校生の自殺について]
 一体、何のことを取材したいのかよくわからなかった。
 俺に高校生の知り合いなんていない。
 自殺について知りたければその高校に取材すれば良いのに、どうして俺に取材の申し込みをしたのか意味がわからなかった。
 ただ、さすがに気になる。
 俺はここ最近の自殺に関するニュースをネットで漁ってみた。
 すると、いくつも出てくる自殺の情報にまずゲンナリさせられる。
 俺だって、仕事はつまらないし彼女はいないし友達だって多くはない。
 それでも趣味を生きがいに必死に生きてる。
 高校生なら俺よりも未来があるのに、どうしてそう簡単に命を投げ出してしまうのか。
 説教をしてしまいたくなるのは、俺がおっさんと呼ばれる年齢に近づいているからだろうか。
 ……三十五歳は、まだおっさんとは呼ばないよね?
 でも、アラフォーなんだよな。
 自分のことで落ち込んでいる場合じゃないか。
 悪夢のような自殺の記事をいくつか読んでいて、ようやく都内で自殺した高校生の情報に辿り着いた。

[学校でのいじめとネットでのいじめを苦に都内に住む高校生が自殺――両親が本名と写真を公開し、いじめが人を死に至らしめる行為だと言うことを世間に訴える]
 どこかの新聞のニュースだったと思う。
 検索してみれば今も見つかる。
 自殺した高校生の名は――陽川光晴だった。
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