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第7章 新人戦編
127話 特別ゲスト
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「「「「「「「「ッ────!!!」」」」」」」」
おぉ~、すごい歓声だ!
本当ならこの歓声を浴びながらドヤって悦に浸りたいところだけど……とりあえず!
「ふぅ~」
よかった~、なんとか勝てた!
まっ! 私はいずれ最強に至る存在にして、優雅で孤高な未来の悪役令嬢なのだ!!
いくらフィルが相手でも私が負けるはずがないんだけども!
「「「「「「ソフィーちゃ~んっ!!」」」」」」
「あっ、みんな……」
おぉう、なにあれ?
クラスメイトのみんなの前に私の名前が書かれた大きな横断幕が! 旗まであるし……
「むふ」
あれが前世の記憶にもある応援団ってやつか~。
「……ん?」
ちょっと待って。
横断幕や旗まで用意して私を応援してたってことは……フィルは?
「っ!!」
これって、クラスのみんなにフィルはまったく応援されてなかったってことじゃ……うん、あとで慰めてあげよう。
『この決勝戦は確実に歴史に! 人々の記憶に深く、深く刻み込まれ、伝説となる事でしょう!!
さて、決勝戦の興奮冷めやまぬ中……こちら実況席にはこの方にいらしていただきました』
えっ? 実況席??
いやまぁ、アナウンスじゃなくて実況だとは思ってたけど、実況席っていっちゃった!!
『特別ゲスト! 最年少で魔塔の主、賢者の1人となられました賢者アルト・イストワール様!!』
『よろしくお願いします』
「ほぇっ!?」
お、お兄様っ!?
『いやぁ、とても新入生による新人戦とは思えない、それこそ賢者同士の衝突とすら思える凄まじい戦いでしたね』
『えぇ、ソフィアさん、フィルくん共に素晴らしい魔法の応酬でした。
特にソフィアさんは素晴らしい!
精密な魔力操作、圧倒的ともいえる魔法の実力とセンスだけではなく、仮面を着けているにも関わらず隠しきれない可憐さと優雅な気品! 流石としか言えませんね』
「っ~!!」
お、おおおお兄様っ!? なにをいってるんですかぁ~っ!!
なにこれ! なんの公開処刑っ!?
『そういえば、アルト様の妹君も銀髪でソフィア様というお名前だったと記憶しておりますが』
『えぇ、私も驚きが禁じ得ません!
まさか……とは思っていましたが、この試合を観て確信しました。
まず間違いなく、私はソフィアさんと面識があります』
アルトお兄様っ! 本当になにしてるのっ!?
こんなの聞いてないんですけどっ!!
『おや、そうなのですか?』
『はい、私の愛しい妹と同じ名前と銀の髪をした同年代の少女。
それも、これほどの実力を持っている人物となると彼女しかいない。
しかし……まさか彼女が私の母校でもあるオルガマギア魔法学園に入学していたとは思いませんでした』
『おっとぉ~! これは意外な事実!!
最年少の賢者としてその名を世界に馳せるアルト様は、なんと! この新人戦の舞台に舞い降りし白銀の天使ソフィア選手と面識がっ!!
して! 彼女はいったい何者なのでしょうか!?』
『あはは、それは私の方からはなんとも。
ですが、これほどの実力を誇る銀髪の少女というと皆さんの頭にも浮かぶ人物は1人なのでは?』
『ッ!! で、ではまさか! まさか、ソフィア選手は先日魔王を倒した……!!』
『ふふふ、とりあえずこの後に行われる表彰式。
そして、私と共に本日この場に来ている私の妹も楽しみにしていた魔塔選考が本当に楽しみですね』
「魔塔選考?」
いや、それよりも! アルトお兄様、なんてことをやってくれたんですかっ!!
いやまぁ、別に新人戦の優勝者ソフィアが冒険者ソフィーだってことはバレても問題ないけど……
どうバレるなら、せめてミラさん達クラスのみんなには私からビシッとバラしたかったのにっ!!
それに、一緒に来てる妹ってなに!?
おぉ~、すごい歓声だ!
本当ならこの歓声を浴びながらドヤって悦に浸りたいところだけど……とりあえず!
「ふぅ~」
よかった~、なんとか勝てた!
まっ! 私はいずれ最強に至る存在にして、優雅で孤高な未来の悪役令嬢なのだ!!
いくらフィルが相手でも私が負けるはずがないんだけども!
「「「「「「ソフィーちゃ~んっ!!」」」」」」
「あっ、みんな……」
おぉう、なにあれ?
クラスメイトのみんなの前に私の名前が書かれた大きな横断幕が! 旗まであるし……
「むふ」
あれが前世の記憶にもある応援団ってやつか~。
「……ん?」
ちょっと待って。
横断幕や旗まで用意して私を応援してたってことは……フィルは?
「っ!!」
これって、クラスのみんなにフィルはまったく応援されてなかったってことじゃ……うん、あとで慰めてあげよう。
『この決勝戦は確実に歴史に! 人々の記憶に深く、深く刻み込まれ、伝説となる事でしょう!!
さて、決勝戦の興奮冷めやまぬ中……こちら実況席にはこの方にいらしていただきました』
えっ? 実況席??
いやまぁ、アナウンスじゃなくて実況だとは思ってたけど、実況席っていっちゃった!!
『特別ゲスト! 最年少で魔塔の主、賢者の1人となられました賢者アルト・イストワール様!!』
『よろしくお願いします』
「ほぇっ!?」
お、お兄様っ!?
『いやぁ、とても新入生による新人戦とは思えない、それこそ賢者同士の衝突とすら思える凄まじい戦いでしたね』
『えぇ、ソフィアさん、フィルくん共に素晴らしい魔法の応酬でした。
特にソフィアさんは素晴らしい!
精密な魔力操作、圧倒的ともいえる魔法の実力とセンスだけではなく、仮面を着けているにも関わらず隠しきれない可憐さと優雅な気品! 流石としか言えませんね』
「っ~!!」
お、おおおお兄様っ!? なにをいってるんですかぁ~っ!!
なにこれ! なんの公開処刑っ!?
『そういえば、アルト様の妹君も銀髪でソフィア様というお名前だったと記憶しておりますが』
『えぇ、私も驚きが禁じ得ません!
まさか……とは思っていましたが、この試合を観て確信しました。
まず間違いなく、私はソフィアさんと面識があります』
アルトお兄様っ! 本当になにしてるのっ!?
こんなの聞いてないんですけどっ!!
『おや、そうなのですか?』
『はい、私の愛しい妹と同じ名前と銀の髪をした同年代の少女。
それも、これほどの実力を持っている人物となると彼女しかいない。
しかし……まさか彼女が私の母校でもあるオルガマギア魔法学園に入学していたとは思いませんでした』
『おっとぉ~! これは意外な事実!!
最年少の賢者としてその名を世界に馳せるアルト様は、なんと! この新人戦の舞台に舞い降りし白銀の天使ソフィア選手と面識がっ!!
して! 彼女はいったい何者なのでしょうか!?』
『あはは、それは私の方からはなんとも。
ですが、これほどの実力を誇る銀髪の少女というと皆さんの頭にも浮かぶ人物は1人なのでは?』
『ッ!! で、ではまさか! まさか、ソフィア選手は先日魔王を倒した……!!』
『ふふふ、とりあえずこの後に行われる表彰式。
そして、私と共に本日この場に来ている私の妹も楽しみにしていた魔塔選考が本当に楽しみですね』
「魔塔選考?」
いや、それよりも! アルトお兄様、なんてことをやってくれたんですかっ!!
いやまぁ、別に新人戦の優勝者ソフィアが冒険者ソフィーだってことはバレても問題ないけど……
どうバレるなら、せめてミラさん達クラスのみんなには私からビシッとバラしたかったのにっ!!
それに、一緒に来てる妹ってなに!?
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