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第4章 神聖の試練編
43話 強敵です!!
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「コホン、では本題に入りましょうか」
コレール、オルグイユ、フェルの3名がそれぞれ頷く。
現在、僕達はマイホーム……もとい魔改造が施され、要塞都市の中枢と化した深淵の試練最下層にあるお屋敷の一室にいます。
この部屋は幹部会議を開くと言う名目の為だけに作られた場所。
落ち着いた雰囲気に整えられ、コレール達が本来の姿に戻っても十分な広さを誇っています。
地面には白いタイル、壁も白く、中央には白い大理石の巨大な円卓と真っ白な空間。
まぁ、神様達の神界程じゃ無いですけど。
楕円形の円卓の中央には穴が空いていて、そこに直径1メートル程の球体が浮いた状態で設置されています。
この球体の機能は3つ。
1つは魔法の媒介とする事ができる事です。
球体に魔力を流せば、予め設定されている幾つかの魔法を使用する事ができます。
2つ目は魔力を備蓄する事によって、千里眼などのスキルとリンクさせ、各地の映像を反映する情報収集機能。
戦いの基本は情報収集ですからね。
地球みたいにレーダーや人工衛星が存在し無いこの世界では、この機能によって得られる利得はかなり大きいと言えるでしょう。
そして3つ目は、ここナイトメア本部に展開されている結界の識別登録。
僕か幹部……コレール、オルグイユ、フェルの誰かの立会いのもとでこの水晶に魔力を登録する事が可能なのです。
それによって張り巡らされている結界を素通りできる様になります。
つまり、組織の人は魔物だろうが人間だろうが結界を素通り出来て、攻め込んできた敵などは結界に阻まれると言う事です。
便利ですよねー……でも……
「とりあえず、場所を変えましょうか」
会議室のデキを自慢げに語っていたオルグイユがその美貌に驚愕を浮かべました。
しかし、関係ありません。
確かにこの席が全て埋まっていたら、かなりの迫力だったでしょう。
しかし、だけど……今この場にいるのはたったの4人だけです。
何が悲しくてこんな虚しい事をしなければなら無いのでしょうか?
因みに、僕は当然の様に一番上座に座らされています。
そして他の席順も既に決まっている様で、僕の眷属になった順番らしいです。
左右にフェルとコレール、そしてフェルの隣にオルグイユが座っています。
コレールは驚愕に目を見開くオルグイユを見て苦笑いを浮かべ、フェルは眠たそうにうつらうつらしていますね。
わかりますよフェル、確かにこの椅子の座り心地は凄まじい破壊力を誇っていますからね、僕も気をぬくとやられてしまいそうです。
「ふあぁ……リビングに戻りましょう」
「ん……」
「承知致しました」
「わかりました」
欠伸をどうにか噛み殺した僕の提案に各々が肯定内を返してくれました……欠伸はしっかりと噛み殺しましたからね。
欠伸なんて絶対にしてませんからね、ないったら無いです!!
オルグイユが優しい気な柔らかい笑みを浮かべながら球体に魔力を流すと……一球体が眩く光りだす。
そして次の瞬間にはいつも僕達が過ごしているリビングに視界が切り替わりました。
「おぉ! 球体を使って転移魔法を使用したのですか?」
「その通りです。
転移魔法の他にも攻撃魔法、防御魔法、幻覚魔法など多種多様な魔法を使う事が可能なのですよ!」
オルグイユが豊満な胸を張って誇らしげに説明してくれました。
確かに凄いです!
「凄いですねオルグイユ!」
「えへへ……お褒めに預かり光栄です」
一瞬だけ恍惚とした表情浮かべた後、何事も無かった様な凛々しい顔で一礼するオルグイユ。
……よし、今のは見なかった事にしましょう。
オルグイユの名誉を守りつつ、リビングに置かれているソファーに腰を下ろし……ヤられましたっ!!
まさか、まさかここまでとは……くっ! 流石と言ったところでしょうか?
こんなとこにまで伏兵が潜んでいようとは……しかも、これは強敵。
これは想定しておくべきでした。
帝都でも邂逅していたにも関わらず……これは僕のミスです。
だがしかし! 僕とて簡単に負ける訳には行きません!!
何せ、これから地下室の調査に向かわなければなら無いのですから!!
恐るべき強敵……人を駄目にするソファーと、迫り来る睡魔。
そんな強敵と人知れず激しい戦闘を繰り広げていると……
「お嬢様、やはりお疲れでしたか」
コレールのそんな声が遠くから聞こえてきました。
「ん、吾も一緒に、寝る」
次いでフェルの声が聞こえたかと思えば、不意に温かいものに包み込まれました。
こ、これはっ!? ふっ、仕方ありませんね。
そもそも、馬車という狭い空間で初対面の人と一日中顔を合わせ続けたのです。
その時点で既に僕は満身創痍だったという訳ですね……
本当に仕方ありませんね。
本来であれば即座にオルグイユとフェルを連れて地下室に戻りたいところですが……こればかりはどうにもなりません。
だってこんな伏兵が潜んでいるなんて想定外でしたからね……
誰に言うでも無く、1人心の中でそんな言い訳をして僕の意識は沈んでいきました。
コレール、オルグイユ、フェルの3名がそれぞれ頷く。
現在、僕達はマイホーム……もとい魔改造が施され、要塞都市の中枢と化した深淵の試練最下層にあるお屋敷の一室にいます。
この部屋は幹部会議を開くと言う名目の為だけに作られた場所。
落ち着いた雰囲気に整えられ、コレール達が本来の姿に戻っても十分な広さを誇っています。
地面には白いタイル、壁も白く、中央には白い大理石の巨大な円卓と真っ白な空間。
まぁ、神様達の神界程じゃ無いですけど。
楕円形の円卓の中央には穴が空いていて、そこに直径1メートル程の球体が浮いた状態で設置されています。
この球体の機能は3つ。
1つは魔法の媒介とする事ができる事です。
球体に魔力を流せば、予め設定されている幾つかの魔法を使用する事ができます。
2つ目は魔力を備蓄する事によって、千里眼などのスキルとリンクさせ、各地の映像を反映する情報収集機能。
戦いの基本は情報収集ですからね。
地球みたいにレーダーや人工衛星が存在し無いこの世界では、この機能によって得られる利得はかなり大きいと言えるでしょう。
そして3つ目は、ここナイトメア本部に展開されている結界の識別登録。
僕か幹部……コレール、オルグイユ、フェルの誰かの立会いのもとでこの水晶に魔力を登録する事が可能なのです。
それによって張り巡らされている結界を素通りできる様になります。
つまり、組織の人は魔物だろうが人間だろうが結界を素通り出来て、攻め込んできた敵などは結界に阻まれると言う事です。
便利ですよねー……でも……
「とりあえず、場所を変えましょうか」
会議室のデキを自慢げに語っていたオルグイユがその美貌に驚愕を浮かべました。
しかし、関係ありません。
確かにこの席が全て埋まっていたら、かなりの迫力だったでしょう。
しかし、だけど……今この場にいるのはたったの4人だけです。
何が悲しくてこんな虚しい事をしなければなら無いのでしょうか?
因みに、僕は当然の様に一番上座に座らされています。
そして他の席順も既に決まっている様で、僕の眷属になった順番らしいです。
左右にフェルとコレール、そしてフェルの隣にオルグイユが座っています。
コレールは驚愕に目を見開くオルグイユを見て苦笑いを浮かべ、フェルは眠たそうにうつらうつらしていますね。
わかりますよフェル、確かにこの椅子の座り心地は凄まじい破壊力を誇っていますからね、僕も気をぬくとやられてしまいそうです。
「ふあぁ……リビングに戻りましょう」
「ん……」
「承知致しました」
「わかりました」
欠伸をどうにか噛み殺した僕の提案に各々が肯定内を返してくれました……欠伸はしっかりと噛み殺しましたからね。
欠伸なんて絶対にしてませんからね、ないったら無いです!!
オルグイユが優しい気な柔らかい笑みを浮かべながら球体に魔力を流すと……一球体が眩く光りだす。
そして次の瞬間にはいつも僕達が過ごしているリビングに視界が切り替わりました。
「おぉ! 球体を使って転移魔法を使用したのですか?」
「その通りです。
転移魔法の他にも攻撃魔法、防御魔法、幻覚魔法など多種多様な魔法を使う事が可能なのですよ!」
オルグイユが豊満な胸を張って誇らしげに説明してくれました。
確かに凄いです!
「凄いですねオルグイユ!」
「えへへ……お褒めに預かり光栄です」
一瞬だけ恍惚とした表情浮かべた後、何事も無かった様な凛々しい顔で一礼するオルグイユ。
……よし、今のは見なかった事にしましょう。
オルグイユの名誉を守りつつ、リビングに置かれているソファーに腰を下ろし……ヤられましたっ!!
まさか、まさかここまでとは……くっ! 流石と言ったところでしょうか?
こんなとこにまで伏兵が潜んでいようとは……しかも、これは強敵。
これは想定しておくべきでした。
帝都でも邂逅していたにも関わらず……これは僕のミスです。
だがしかし! 僕とて簡単に負ける訳には行きません!!
何せ、これから地下室の調査に向かわなければなら無いのですから!!
恐るべき強敵……人を駄目にするソファーと、迫り来る睡魔。
そんな強敵と人知れず激しい戦闘を繰り広げていると……
「お嬢様、やはりお疲れでしたか」
コレールのそんな声が遠くから聞こえてきました。
「ん、吾も一緒に、寝る」
次いでフェルの声が聞こえたかと思えば、不意に温かいものに包み込まれました。
こ、これはっ!? ふっ、仕方ありませんね。
そもそも、馬車という狭い空間で初対面の人と一日中顔を合わせ続けたのです。
その時点で既に僕は満身創痍だったという訳ですね……
本当に仕方ありませんね。
本来であれば即座にオルグイユとフェルを連れて地下室に戻りたいところですが……こればかりはどうにもなりません。
だってこんな伏兵が潜んでいるなんて想定外でしたからね……
誰に言うでも無く、1人心の中でそんな言い訳をして僕の意識は沈んでいきました。
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