最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

フウ

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第10章 アレサレム戦争編

157話 過去の精算です! その2

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 皆んな顎が外れそうなくらい驚いていますし、サプライズは成功と言って良いでしょう。
 勇者達のこの顔を見れただけで僕的には非常に満足です。

「と言う訳で、帰ってもいいですか?」

「このまま帰ると、コレールに、怒られるよ?」

 コレールに、怒られる……
 可愛らしく首をコテンと傾げるフェルですけど、サラッと恐ろしい事を言いますね。

 コレールは基本的に僕に甘いですからね。
 勇者達の対応は僕の仕事だってオルグイユ達をコレールに押し付けて出て来た上に、正体をバラして、ナイトメアの事も露見……

「そ、それはダメです!  えぇ、勿論冗談ですとも。
 しっかりと彼らの対応をするに決まっていますよ!!」

 こ、これで大丈夫なハズです!
 本部でこの光景を見ているであろうコレールにも僕のやる気が十分に伝わったでしょう!!

 とは言え、困りました。
 何を話せばいいかは全くわからないんですよね……こうなったら最終手段に頼るしかありません。

「と、言う訳ですので、皆さんのご質問にお応えしましょう」

 営業スマイルと共に言い放つこの完璧な言葉!
 これこそが僕の最終手段、その名も他力本願っ!!
 ふっふっふ、仕事モードに加えてこのリーサルウェポンまで使用した僕に死角はありません。

「お、お前、本当に伊波なのか?」

「僕が伊波 光輝かどうかと言えば違います。
 先程も言った通り、今の僕は伊波 光輝ではなくルーミエルです 。
 次の質問をどうぞ」

 せっかく、答えたのに勇者達は怪訝そうな顔ですね……解せません。

「今はってどう言う事なの?」

 混乱した顔でそう聞いて来る雛森さん。
 言われてみれば、大神達とかの事を彼らは知らない訳ですし、勇者達がこんな顔になるのも納得です。

「仕方ありませんね、説明して差し上げましょう。
 でも、立ち話は疲れるので椅子に座って下さい」

「椅子?」

「えぇ、そうです」

 〝創世ノ神〟を使えば椅子を造り上げる程度、児戯に等しいですからね。
 勇者達は突然現れた椅子に驚いたみたいですけど、無視です。

 それよりも今は、この人をダメにするクッションの座り心地の方が遥かに重要です!
 ついでに飲み物とお菓子も用意してっと。

「ふぅ、もうこの姿も面倒ですね」

 サプライズも成功しましたし、もう幻覚魔法を解除してしまいましょう。

「うん、やっぱり本来の姿の方が違和感がありませんね
 さてと、では簡潔に、そうですね……追放された後から説明しましょう。
 あっ、でもその前に…」

「あ、あの、ちょっといい?」

「ん?  何でしょうか雛森さん?」

「あの、キミって女の子だよね?」

「そうですよ」

 何を当然の事を。
 僕のこの姿を見て男と思ってくれるなら、威厳がどうのと僕は苦労していません。

「その事も含めて説明します。
 ですが、その前に契約魔法を結んで貰います。
 契約内容はこれから話す内容を誰にも他言しない事、それが出来ないなら砦まで強制転移させますので申し出て下さい」

 どうやら、文句のある人は誰も居ないようですね。

「よろしい、では契約を」

 パチンと指を鳴らすと同時に、勇者達の首に光の輪が浮かび上がり、吸い込まれるように消えて行く。

「これで契約完了です。
 あっ、契約を破ると自動的に僕の魔法が発動して文字通り消滅するのでご注意を」

 勇者達が、えっ?  って顔をしてますけど黙殺させて貰います。
 だって、もうぶっちゃけ早く帰りたいですし……

「そうですね……簡潔に言うと、僕は転生したのです。
 まぁ突然そんな事言われても信じられませんよね、だからまずはの僕のステータスをお見せしましょう」



 名前:ルーミエル
 性別:女
 種族:幼女神
 年齢:???

 ・称号
「転移者」「到達者」「神獣達の主」「ダンジョンマスター」「神々の友」「超越者」



「これで少しは信じてもらえましたか?
 追放された先は皆さんも挑戦していた世界最大の迷宮、深淵の試練の奥深く。
 深淵の試練を攻略して、強くなる為に吸血鬼になろうとしたら女の子になってました」

 まぁこんな事言われても、何言ってんのコイツ?  ってなりますよね。
 見た目幼女ですし、どうせこのステータスもどうにかして改竄してるとでも思っている事でしょう。
 確かに、全部は見せませんけど。
 本当、威厳が欲しいです……

「エルは十分、威厳、あるよ?」

 どうやら声に出てしまっていた様ですね。
 頭を撫でて慰められてしまいました。
 顔見知りの前ではちょっと恥ずかしい……でもまぁ気持ちいいから別にいいか。

「では、僕がフェルに慰められている間に、僕の記憶の旅に行って来て下さい」

 勇者達の精神に干渉して、僕の記憶の中に送り込む。
 見せる内容も指定出来ますし。
 何より勇者達は夢を見ている状態なので、僕がフェルにナデナデされてる場面を見られません!!

 ふっふっふ!  我ながら完璧な作戦です。
 僕がフェルに撫でられる中、勇者達が眠りに着きました。
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