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第10章 アレサレム戦争編
160話 王都陥落です!!
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「と、この様に現在アレサレム王国の王都は対魔教団同盟の4カ国。
そして僕たちナイトメアの軍勢に包囲され、ナイトメアの精鋭部隊が王城の制圧に向かっています」
「「「……」」」
ふふふ、皆さん驚いてます。
まぁ、当然ですね。
何たって実際に今、その光景を眺めてますから!
見た目幼女な僕が口で言うのとは説得力が違うのですっ!!
しかし、ここまで驚いてくれるとは……混乱する将校さん達を無視して正解でしたね!
まぁ、突然乱入してきた幼女に拉致られた将校さん達にはちょっと気の毒ですけど。
元はと言えば、彼らが侵攻して来たせいですし。
殺されても文句を言えない状況下で、ちょっと拉致られたくらい大した問題じゃ無いですね……多分。
「このアレサレム王国と対魔教団同盟の戦争は、もうそう時間をかけずして終結するでしょう。
その時、貴方達は知る事になるでしょう、この国の闇を」
えっ……
声の発生源を見ると、そこには絶対零度の冷たい目で将校さん達を睨むイヴの姿。
「ぼ、僕の決め台詞が……」
「えっ?」
冷徹に言い捨てたイヴは、その美貌もあいまってめちゃくちゃカッコよかったですけど。
僕がカッコよく言い放ちたかったです。
僕の数少ない威厳を見せつけられる絶好の場面だったのに……
「うぅ……イヴ、嫌いですっ」
「よしよし、吾が慰めて、あげる」
「フェル……」
フェルが僕の頭を抱き抱えて撫でて来ますけど、今は甘んじて受け入れよう。
今は羞恥心よりも、数少ない出番を奪われた喪失感の方が大きいですからね。
お陰で視界が塞がれて何にも見えませんけど、こうやって慰めて貰わないとやってられません!!
「ちょっ、アスティーナ助けて!
ルーミエル様が嫌いって……」
「わ、わかったから、少し落ち着いて?」
「ルーミエル様に嫌われちゃったっ……」
うっすらと涙を浮かべたイヴが、絶望した様子でアスティーナに縋り付く。
あまり知られてはいないが規律に厳しく、厳格な彼女は大の子供好きだった。
国民達の目標であり、帝国の武力の象徴である十剣として常に1人の淑女たれと、1人の騎士たれと自身を律してきた。
そんな彼女にとって、自身を取り繕う必要すらない程上位者である幼女なルーミエルに入り浸るのは当然の帰結と言えた。
「取り敢えず、謝罪すればお許し下さると思いますよ?」
「ほ、本当ですか?
でも謝罪してもう一度、嫌いと言われたら私、立ち直れる自信がありません……」
「きっと大丈夫ですよ。
ルーミエル様は慈悲深いお方ですから」
さっきからチラチラとこっちを伺っていらっしゃるしと、アスティーナが言うよりも早くイヴはフェルに撫でられているルーミエルの前に移動して跪く。
「ルーミエル様、貴女様にご迷惑をおかけするつもりは無かったのです。
本当に申し訳ございませんでした。
今、この場で腹を切る覚悟は出来ています! ですから、どうか私を嫌いにならないで下さい!!」
この感じ、冗談じゃなくて本気で言ってますね。
まさか、イヴがここまで取り乱すとは……ちょっと罪悪感を感じますけど……
「ダメです!」
「っ!」
「切腹なんて許しません。
そうですね……切腹の代わりに、今度帝都の美味しいケーキを奢って下さい」
「えっ!? そ、それでは……」
「嫌いなんて言ってごめんなさい。
僕はイヴも皆んなのことも、好きですよ」
「ルーミエル様っ……!!」
ネルウァクス帝国民が今のイヴを見たら、この豹変ぶりに目を剥くでしょうね。
事実、ウェスル帝はイヴの僕に対する態度に愕然としていましたし。
「あり難き幸せにございます!
必ずや、貴女様のご満足する極上のスイーツをご用意致しますっ!!」
さっきまでの悲壮感は何処へやら。
今はもう使命感に燃えた瞳をしてますね。
これはケーキにも期待が持てそうです、イヴとのケーキデート……良きかな!!
「ところで……ネロ」
「な、何かな?」
「貴方、先程からずっと楽しそうでしたね?」
「な、何の事か俺っちには分かんないや」
「そう。
貴方にはお仕置きが必要な様ですね」
一瞬、イヴの目が鋭く光る。
ネロは咄嗟に逃亡を図るも、すぐさまイヴに拘束されて引き摺られて行きました。
「なんか、あのやり取りも見慣れましたね」
「ん、あの2人は、仲良し」
何処からか、ネロの悲鳴が響いてきた頃、アレサレム王国王都の陥落を知らせる魔力弾が撃ち上げられました。
そして僕たちナイトメアの軍勢に包囲され、ナイトメアの精鋭部隊が王城の制圧に向かっています」
「「「……」」」
ふふふ、皆さん驚いてます。
まぁ、当然ですね。
何たって実際に今、その光景を眺めてますから!
見た目幼女な僕が口で言うのとは説得力が違うのですっ!!
しかし、ここまで驚いてくれるとは……混乱する将校さん達を無視して正解でしたね!
まぁ、突然乱入してきた幼女に拉致られた将校さん達にはちょっと気の毒ですけど。
元はと言えば、彼らが侵攻して来たせいですし。
殺されても文句を言えない状況下で、ちょっと拉致られたくらい大した問題じゃ無いですね……多分。
「このアレサレム王国と対魔教団同盟の戦争は、もうそう時間をかけずして終結するでしょう。
その時、貴方達は知る事になるでしょう、この国の闇を」
えっ……
声の発生源を見ると、そこには絶対零度の冷たい目で将校さん達を睨むイヴの姿。
「ぼ、僕の決め台詞が……」
「えっ?」
冷徹に言い捨てたイヴは、その美貌もあいまってめちゃくちゃカッコよかったですけど。
僕がカッコよく言い放ちたかったです。
僕の数少ない威厳を見せつけられる絶好の場面だったのに……
「うぅ……イヴ、嫌いですっ」
「よしよし、吾が慰めて、あげる」
「フェル……」
フェルが僕の頭を抱き抱えて撫でて来ますけど、今は甘んじて受け入れよう。
今は羞恥心よりも、数少ない出番を奪われた喪失感の方が大きいですからね。
お陰で視界が塞がれて何にも見えませんけど、こうやって慰めて貰わないとやってられません!!
「ちょっ、アスティーナ助けて!
ルーミエル様が嫌いって……」
「わ、わかったから、少し落ち着いて?」
「ルーミエル様に嫌われちゃったっ……」
うっすらと涙を浮かべたイヴが、絶望した様子でアスティーナに縋り付く。
あまり知られてはいないが規律に厳しく、厳格な彼女は大の子供好きだった。
国民達の目標であり、帝国の武力の象徴である十剣として常に1人の淑女たれと、1人の騎士たれと自身を律してきた。
そんな彼女にとって、自身を取り繕う必要すらない程上位者である幼女なルーミエルに入り浸るのは当然の帰結と言えた。
「取り敢えず、謝罪すればお許し下さると思いますよ?」
「ほ、本当ですか?
でも謝罪してもう一度、嫌いと言われたら私、立ち直れる自信がありません……」
「きっと大丈夫ですよ。
ルーミエル様は慈悲深いお方ですから」
さっきからチラチラとこっちを伺っていらっしゃるしと、アスティーナが言うよりも早くイヴはフェルに撫でられているルーミエルの前に移動して跪く。
「ルーミエル様、貴女様にご迷惑をおかけするつもりは無かったのです。
本当に申し訳ございませんでした。
今、この場で腹を切る覚悟は出来ています! ですから、どうか私を嫌いにならないで下さい!!」
この感じ、冗談じゃなくて本気で言ってますね。
まさか、イヴがここまで取り乱すとは……ちょっと罪悪感を感じますけど……
「ダメです!」
「っ!」
「切腹なんて許しません。
そうですね……切腹の代わりに、今度帝都の美味しいケーキを奢って下さい」
「えっ!? そ、それでは……」
「嫌いなんて言ってごめんなさい。
僕はイヴも皆んなのことも、好きですよ」
「ルーミエル様っ……!!」
ネルウァクス帝国民が今のイヴを見たら、この豹変ぶりに目を剥くでしょうね。
事実、ウェスル帝はイヴの僕に対する態度に愕然としていましたし。
「あり難き幸せにございます!
必ずや、貴女様のご満足する極上のスイーツをご用意致しますっ!!」
さっきまでの悲壮感は何処へやら。
今はもう使命感に燃えた瞳をしてますね。
これはケーキにも期待が持てそうです、イヴとのケーキデート……良きかな!!
「ところで……ネロ」
「な、何かな?」
「貴方、先程からずっと楽しそうでしたね?」
「な、何の事か俺っちには分かんないや」
「そう。
貴方にはお仕置きが必要な様ですね」
一瞬、イヴの目が鋭く光る。
ネロは咄嗟に逃亡を図るも、すぐさまイヴに拘束されて引き摺られて行きました。
「なんか、あのやり取りも見慣れましたね」
「ん、あの2人は、仲良し」
何処からか、ネロの悲鳴が響いてきた頃、アレサレム王国王都の陥落を知らせる魔力弾が撃ち上げられました。
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