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第2章 勢力拡大編
25話 いつか魔王でも名乗るとしよう
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「ただいま、我が家よ」
ふかふかな絨毯がひかれた地面を走って、さらにふかふかなベッドにダ~イブ!!
あぁ~、幸せ。
嫌な物を見てささくれた心が浄化されて行くぅー!!
「レフィーお嬢様、はしたないですよ」
ふっ、なんとでも言うがいい。
私は既に公爵令嬢にあらず!
今の私はオークエンペラーすら単独討伐できる、泣く子も黙る原初の悪魔なのだ。
「私には、関係ない」
それに、公爵令嬢だった時には、こんなお行儀の悪い行動は許されなかったからね。
謂わば、これは抑圧されてきた反動。
見るなと言われたら、見たくなる事然り。
やるなと言われたら、やってみたくなる事然り。
人間誰しもダメって言われた事をやってみたくなるモノなんだよね……まぁ人間じゃなくて悪魔だけど。
『いやぁー、悪魔ちゃんは傲慢だね』
「ちっ……」
せっかく静かで平和だったのに。
煩いのが戻ってきたか……戦闘訓練も満足のいく出来だったし。
魂も美味しくて気分良かったのに。
それに加えて、シルヴィアが魂料理を振る舞ってくれるって言うからウキウキ気分だったのに……!!
『煩いなんて酷いな。
しかも舌打ちまで……邪神の精神にダメージが入ったよ?』
シャラップ!
精神にダメージが入ったんなら、そのまま滅んでしまえ!!
と言うか、今まで何処行ってやがった!?
私が頑張ってオーク共を殲滅してる時はダンマリだったくせに。
『あはは、傲慢なのに優しいね。
私の事を心配してくれてるの?』
「っ!」
だだ、誰が心配なんか!
「あぁ! 赤くなってるレフィーお嬢様……尊い!!」
「シルヴィア」
「ふふ、申し訳ありません。
では、私は食後のデザートをご用意いたしますね」
『悪魔ちゃんはツンデレさんだね』
「全くです」
何故だろう?
シルヴィアの視線に、何処となく微笑ましい物を見るような生暖かいモノがあった気がするんですけど……
てか、なにナチュラルに邪神と会話してんの!?
と言うかツンデレって誰が? この私が??
ないないない、それは無いわ。
それだけは絶対にあり得ない! だって、私がツンデレなんて……ねぇ?
うん、なんか逆に落ち着いたわ。
『しかし、傲慢な悪魔ちゃんがツンデレねぇ……これが俗に言うギャップ萌えってヤツなのかな?』
「わかりますかっ!
ふふ、邪神様とは気が合いそうですね」
もう、何というか……勝手にやってくれ。
何やら盛り上がってる2人は放置して、戦闘訓練で得た成果を整理するとしよう。
でも……傲慢、か。
まぁ、オークエンペラーに勝てて、ちょっと調子に乗ってた事は否定しないけど。
傲慢ってのは大袈裟だと思う。
けどまぁ……傲慢、七つの大罪の1つか。
いいね、気に入った!
悪魔なんだから七つの大罪を背負うくらいじゃないとね。
勇者共を叩き潰す訳だし、いつか魔王でも名乗ろうかな。
それで直属の配下は四天王じゃなくて、七つの大罪を冠する7人の王!
うんうん、我ながら実に素晴らしいんじゃないかな?
やっぱり私って冴えてるわー。
『悪魔ちゃんって結構、厨二チックだよね』
誰が厨二病じゃっ!!
『あはは、そこまでは言ってないよ』
「本当、いつか絶対にぶん殴ってやる」
ふかふかな絨毯がひかれた地面を走って、さらにふかふかなベッドにダ~イブ!!
あぁ~、幸せ。
嫌な物を見てささくれた心が浄化されて行くぅー!!
「レフィーお嬢様、はしたないですよ」
ふっ、なんとでも言うがいい。
私は既に公爵令嬢にあらず!
今の私はオークエンペラーすら単独討伐できる、泣く子も黙る原初の悪魔なのだ。
「私には、関係ない」
それに、公爵令嬢だった時には、こんなお行儀の悪い行動は許されなかったからね。
謂わば、これは抑圧されてきた反動。
見るなと言われたら、見たくなる事然り。
やるなと言われたら、やってみたくなる事然り。
人間誰しもダメって言われた事をやってみたくなるモノなんだよね……まぁ人間じゃなくて悪魔だけど。
『いやぁー、悪魔ちゃんは傲慢だね』
「ちっ……」
せっかく静かで平和だったのに。
煩いのが戻ってきたか……戦闘訓練も満足のいく出来だったし。
魂も美味しくて気分良かったのに。
それに加えて、シルヴィアが魂料理を振る舞ってくれるって言うからウキウキ気分だったのに……!!
『煩いなんて酷いな。
しかも舌打ちまで……邪神の精神にダメージが入ったよ?』
シャラップ!
精神にダメージが入ったんなら、そのまま滅んでしまえ!!
と言うか、今まで何処行ってやがった!?
私が頑張ってオーク共を殲滅してる時はダンマリだったくせに。
『あはは、傲慢なのに優しいね。
私の事を心配してくれてるの?』
「っ!」
だだ、誰が心配なんか!
「あぁ! 赤くなってるレフィーお嬢様……尊い!!」
「シルヴィア」
「ふふ、申し訳ありません。
では、私は食後のデザートをご用意いたしますね」
『悪魔ちゃんはツンデレさんだね』
「全くです」
何故だろう?
シルヴィアの視線に、何処となく微笑ましい物を見るような生暖かいモノがあった気がするんですけど……
てか、なにナチュラルに邪神と会話してんの!?
と言うかツンデレって誰が? この私が??
ないないない、それは無いわ。
それだけは絶対にあり得ない! だって、私がツンデレなんて……ねぇ?
うん、なんか逆に落ち着いたわ。
『しかし、傲慢な悪魔ちゃんがツンデレねぇ……これが俗に言うギャップ萌えってヤツなのかな?』
「わかりますかっ!
ふふ、邪神様とは気が合いそうですね」
もう、何というか……勝手にやってくれ。
何やら盛り上がってる2人は放置して、戦闘訓練で得た成果を整理するとしよう。
でも……傲慢、か。
まぁ、オークエンペラーに勝てて、ちょっと調子に乗ってた事は否定しないけど。
傲慢ってのは大袈裟だと思う。
けどまぁ……傲慢、七つの大罪の1つか。
いいね、気に入った!
悪魔なんだから七つの大罪を背負うくらいじゃないとね。
勇者共を叩き潰す訳だし、いつか魔王でも名乗ろうかな。
それで直属の配下は四天王じゃなくて、七つの大罪を冠する7人の王!
うんうん、我ながら実に素晴らしいんじゃないかな?
やっぱり私って冴えてるわー。
『悪魔ちゃんって結構、厨二チックだよね』
誰が厨二病じゃっ!!
『あはは、そこまでは言ってないよ』
「本当、いつか絶対にぶん殴ってやる」
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