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第11章 悪魔姫の復讐・大賢者編
198話 せいぜい私を愉しませろ
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「さて、私が誰か。
ふふふ……久しぶり、いや初めましてと言うべきかな?」
いつもこっちの大陸で人前に出る時に使う身バレ防止の幻覚魔法で創り出した幻影を闇に溶けるように消して……
「貴女は……」
目を見開いて私を。
突如現れたクールでカッコよくて、それでいて可憐な超絶美少女たる私を凝視するマリアナに余裕の笑みを浮かべつつ優雅に足を組み替えてニヤリ!
「私はしがないただの悪魔。
さぁ、大賢者マリアナ……ふふっ、この日を祝して乾杯しよう!」
ふっ、決まった~!
さぁ、驚け! 驚愕せよ!!
そしてその憎たらしいおっぱいをちょっとでも私に寄越せっ!!
『せっかくの雰囲気が台無しだよ』
煩い!
だってお前も見たでしょ!?
このヤロウ……さっき谷間を強調するみたいに前屈みになりやがって!!
わざとですか? 私への当て付けかっ!?
ふふふ、良いだろう!
お前がその気ならその喧嘩、買ってやろうじゃんか!!
『いやぁ、幻覚魔法を使ってマリアナの側近に成りすましてた訳だし彼女にそんなつもりは一切無いと思うけど……
本当、私怨も甚だしいね』
ふふ……愚かでバカなヤツめ。
ちょっと顔が整ってて、スタイルが良くて、おっぱいがデカいからって調子に乗っちゃって。
『あ、聞いてないね』
最強にして最凶の魔王様に!
原初の悪魔にして、超越者へと至った魔神たるこの私に喧嘩を売った事を後悔させてやるわ!!
ぐふふ! 後で幼体化の呪いをかけてやる!
ふっ、ふふふ、ふはっはっは!! 幼い身体となってこの私が味わった屈辱をお前も味わうが良いっ!!
「その顔…… 瞳と髪の色は違うけど、確かに面影があるわ。
いや、でもまさかそんな事があり得るのかしら?」
1人で必死に考察してるところ悪いけど。
さっさと乾杯して欲しいんだけど。
せっかく最高にカッコよくグラスを向けたのに放置とか……これだから人間は!
ちょっとおっぱいがデカいからってさぁ、ちょっとは空気を読めっての!!
「あら、ごめんなさい。
野暮な事は後にして、とりあえず貴女が用意したこのワインをいただくとしましょう」
ふむ、なんかちょっとマリアナが仕切ってるようでムカつくけど……まぁ良い。
ふふふ……せいぜい、このワインを飲んで驚くが良い!
「うふふ、この日を祝して。
果たしてどれ程のモノか、楽しみだわ……っ!!」
ふっふっふ~ん! どうだ!!
「う、うそ……! 見た事もない銘柄なのにまさかこんなに美味しいなんて……!?」
当然だ! このワインは我が悪魔王国で作られた最上級のモノ。
温度、空間、時間! 魔法を駆使して作製から保管、成熟まで全てを管理してる魔国産のワインはこっちの大陸のモノとはわけが違うのだ!!
「気に入ったようで何より」
ふふふっ! お前の間抜けな唖然と驚いた顔を拝めたから、失礼な事に魔法で毒が入ってないか鑑定して調べた事は許してやるか。
「ねぇ貴女。
このワインがどこのモノなのか、教えてくれるかしら?」
「コレは我が国で作られたワイン」
あははは! さぁ! 我が魔国産のワインの前にひれ伏すが良いわっ!!
「我が国、ねぇ……ねぇ、貴方はもしかして……」
ふむ、まぁ愉悦に浸るのはこのくらいにして、そろそろ始めるとしようか。
「ふふっ、その通り。
ガスターよりは頭がいいようだな」
「……じゃあ、やっぱり貴女は」
マリアナのこっちを警戒するような鋭い目を完全にスルーして優雅に、そして美しくワインを一口。
「ふふふ、私の名はレフィー。
6柱の魔王が一角にして、悪魔王国が女王」
まぁ、ガスターとは違って感づいてるようだけど……そんな事はどうでも良い!
さぁ驚け! 驚愕しろ! そして我が前に平伏せ!!
「愚かにもお前達に嵌められ、勇者共を、クズどもを、人間を……世界を憎悪しながら殺されて転生を果たした憎悪の魔性。
超越者へと至った魔神にして、始まりたる原初の悪魔」
さてと、たむけのワインも飲んだ事だし……
「まさか本当に魔国の王が貴女だったとはね……それで? 貴女は私に復讐をしに来たのかしら?」
「ふふ、ふふふ、あはっはっは!!」
本当に信じてるかは知らないけど、ガスターとは違ってわかってるじゃんか!
「あははっ! さぁ遊ぼっ。
大賢者マリアナ……せいぜい私を愉しませろ!!」
ふふふ……久しぶり、いや初めましてと言うべきかな?」
いつもこっちの大陸で人前に出る時に使う身バレ防止の幻覚魔法で創り出した幻影を闇に溶けるように消して……
「貴女は……」
目を見開いて私を。
突如現れたクールでカッコよくて、それでいて可憐な超絶美少女たる私を凝視するマリアナに余裕の笑みを浮かべつつ優雅に足を組み替えてニヤリ!
「私はしがないただの悪魔。
さぁ、大賢者マリアナ……ふふっ、この日を祝して乾杯しよう!」
ふっ、決まった~!
さぁ、驚け! 驚愕せよ!!
そしてその憎たらしいおっぱいをちょっとでも私に寄越せっ!!
『せっかくの雰囲気が台無しだよ』
煩い!
だってお前も見たでしょ!?
このヤロウ……さっき谷間を強調するみたいに前屈みになりやがって!!
わざとですか? 私への当て付けかっ!?
ふふふ、良いだろう!
お前がその気ならその喧嘩、買ってやろうじゃんか!!
『いやぁ、幻覚魔法を使ってマリアナの側近に成りすましてた訳だし彼女にそんなつもりは一切無いと思うけど……
本当、私怨も甚だしいね』
ふふ……愚かでバカなヤツめ。
ちょっと顔が整ってて、スタイルが良くて、おっぱいがデカいからって調子に乗っちゃって。
『あ、聞いてないね』
最強にして最凶の魔王様に!
原初の悪魔にして、超越者へと至った魔神たるこの私に喧嘩を売った事を後悔させてやるわ!!
ぐふふ! 後で幼体化の呪いをかけてやる!
ふっ、ふふふ、ふはっはっは!! 幼い身体となってこの私が味わった屈辱をお前も味わうが良いっ!!
「その顔…… 瞳と髪の色は違うけど、確かに面影があるわ。
いや、でもまさかそんな事があり得るのかしら?」
1人で必死に考察してるところ悪いけど。
さっさと乾杯して欲しいんだけど。
せっかく最高にカッコよくグラスを向けたのに放置とか……これだから人間は!
ちょっとおっぱいがデカいからってさぁ、ちょっとは空気を読めっての!!
「あら、ごめんなさい。
野暮な事は後にして、とりあえず貴女が用意したこのワインをいただくとしましょう」
ふむ、なんかちょっとマリアナが仕切ってるようでムカつくけど……まぁ良い。
ふふふ……せいぜい、このワインを飲んで驚くが良い!
「うふふ、この日を祝して。
果たしてどれ程のモノか、楽しみだわ……っ!!」
ふっふっふ~ん! どうだ!!
「う、うそ……! 見た事もない銘柄なのにまさかこんなに美味しいなんて……!?」
当然だ! このワインは我が悪魔王国で作られた最上級のモノ。
温度、空間、時間! 魔法を駆使して作製から保管、成熟まで全てを管理してる魔国産のワインはこっちの大陸のモノとはわけが違うのだ!!
「気に入ったようで何より」
ふふふっ! お前の間抜けな唖然と驚いた顔を拝めたから、失礼な事に魔法で毒が入ってないか鑑定して調べた事は許してやるか。
「ねぇ貴女。
このワインがどこのモノなのか、教えてくれるかしら?」
「コレは我が国で作られたワイン」
あははは! さぁ! 我が魔国産のワインの前にひれ伏すが良いわっ!!
「我が国、ねぇ……ねぇ、貴方はもしかして……」
ふむ、まぁ愉悦に浸るのはこのくらいにして、そろそろ始めるとしようか。
「ふふっ、その通り。
ガスターよりは頭がいいようだな」
「……じゃあ、やっぱり貴女は」
マリアナのこっちを警戒するような鋭い目を完全にスルーして優雅に、そして美しくワインを一口。
「ふふふ、私の名はレフィー。
6柱の魔王が一角にして、悪魔王国が女王」
まぁ、ガスターとは違って感づいてるようだけど……そんな事はどうでも良い!
さぁ驚け! 驚愕しろ! そして我が前に平伏せ!!
「愚かにもお前達に嵌められ、勇者共を、クズどもを、人間を……世界を憎悪しながら殺されて転生を果たした憎悪の魔性。
超越者へと至った魔神にして、始まりたる原初の悪魔」
さてと、たむけのワインも飲んだ事だし……
「まさか本当に魔国の王が貴女だったとはね……それで? 貴女は私に復讐をしに来たのかしら?」
「ふふ、ふふふ、あはっはっは!!」
本当に信じてるかは知らないけど、ガスターとは違ってわかってるじゃんか!
「あははっ! さぁ遊ぼっ。
大賢者マリアナ……せいぜい私を愉しませろ!!」
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