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第十三章 紅葉祭
11話
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校内は、放送委員にリクエストが来た順に曲がかけられている。
各クラスの放送ラインはオフにしてあるため、教室のドアさえ閉めていれば、廊下で流れている音楽が教室でかけるBGMの邪魔になることはない。
リクエスト曲の合間にはタイムサービスやイベントを始めるクラスの宣伝なども放送される。そして、時には人工密集地を緩和させるため、あらかじめ用意してあったイベントの速報を流したり、ありとあらゆる方法で人の流動を操っている。
これらは生徒会役員と放送委員が連動して初めて成り立つ。
実行委員は投票装置について操作方法を教える人や、案内所に詰める人。そのほか、小イベントの運営に人員を割いている。
案内所には忘れ物のほか迷子になった人も来るため、何か新しいものや人が来るたび対応に追われることになる。
そして、午後のライブステージは彼らなしにはものごとが進まない。出演者のステージ誘導がすべて彼らによって行われるからだ。
いつもより人口密度高めなテラスを海斗くんとふたり、図書棟に向けて歩いていた。
「さっきの補足なんだけど」
隣を歩く海斗くんを見上げると、
「たとえば、あそこの屋台」
指差されたのは特教棟二階入り口。そこではサッカー部が焼きそばを作って売っていた。
「あぁいう場所で直接買う分にはかまわないんだ」
「え? そうなの?」
「大量に作っているものに薬物は仕込めない。それに、作った人間がその場で手渡すわけだから、薬物を仕込む隙もない」
「……そう言われてみれば」
「でも、人が買ってきたものや複数人の手を介してきたかもしれないものは要注意。差し入れとかが一番厄介。紙コップで持って来られたものはだめだし、同じ焼きそばであっても作った場所を離れてから自分のもとにきたものはだめ」
色々難しいな……。
「うちのクラスのカフェもそうだよ。あぁいう形態をとっているクラスの出すものは食べないでほしい。裏でプレートに盛り付けるのなら細工は可能だから」
「うん……」
「さっきのラテアートは司が作ったものであり、目の前で作られたものだからOK。俺が違う人間の作ったものを飲めたのは、自分の目の前で作られたものだから」
それはつまり、校内の生徒も疑わなくてはいけない、ということだよね……。
外部の人間が立ち入る日とか、そういうのはあまり関係がない気がしてしまう。
関係があったとしても微々たるもので、こういう警戒自体が日常的なのかもしれない。
一通り説明を聞き終えたときには図書棟に着いていた。
「……せ、戦場だね」
それは図書室に入った直後に私が発した言葉。
放送ブースの中には担当の人が入っていて、外からは次々と新しい情報が貼り付けられていく。それはもう、透明なガラス部分が見えなくなってしまうくらいに。
「あれ? 海斗は桃華と見回りじゃなかった?」
私たちに気づいた嵐子先輩に話しかけられる。
「あはは、強力な用心棒が参上したので、俺は翠葉お届け隊」
「何それ」
「桃華の彼氏、つまりは翠葉のお兄さんが桃華と巡回してる」
その言葉に嵐子先輩が狂喜乱舞した。
「わぉっ! いつの間にそんなことになってたの!?」
詰め寄られ、少し悩んだ末に答える。
「たぶん、夏休み前くらいだと思います」
私も細かいことは訊いていないし、明確な時期はわからない。ただ、私が幸倉に帰ってから知ったことなので、時期的にはそのあたりだろう、という推測。
「私たち、今日はフリータイムなんてないもんね。御園生さんぐっじょぶ!」
「俺たちもクラス担当の時間を同じにしてもらわないと――」
言いかけた優太先輩に朝陽先輩がチョップした。
「優太と嵐はクラスでも生徒会でも一緒だから年中常夏カップル決定。ほら、さぼってないで仕事する。司が戻ってきたときに仕事が滞っていたら、どれだけ冷たい目で見られると思う?」
最後の一言にふたりは身震いした。
その間をするりと抜けてきたのは茜先輩。
「海斗たちが戻ってきたから、私クラスに戻るわね」
そう言って図書室を出ていった。
何か気になる。なんだろう……。
モヤモヤする気持ちの悪さの正体を知りたくて、今は開いたままの自動ドアを振り返る。
「どうかした?」
「あ、久先輩……」
気づくと、私の隣には久先輩が並んでいた。どこか憂いを含んだ表情で。
「……先輩?」
何かありましたか、と訊こうと思ったら、いつもの笑顔で制された。
「久が抜けたね? 罰則何にしようかなー?」
なんて言いながら人が行き交う出口へ向かう。
「俺もクラスに戻るから、お昼までこっちよろしくね」
久先輩は軽く助走をつけて走りだした。
違和感の正体――久先輩と茜先輩が一緒に行動しないこと……?
釈然としない答えに首を捻る。
それはいつからだっただろう……。
あまりにも周りが賑やか過ぎて気づかなかったけれど、思い返してみれば、それは朝からずっとだった。
それに、いつもなら顔を合わせたら必ず視線を合わせてくれる茜先輩が、声だけで素通りしていったことにも違和感を覚えたのだろう。
「翠葉ちゃん」
「……朝陽先輩」
「気づいた?」
少し小さな声で訊かれる。
何も答えられずに朝陽先輩を見上げると、文句なしに格好いいと言われるその顔がにこりと笑む。
「きっと大丈夫だよ」
朝陽先輩は、さっき私が見ていたように図書室の出入り口を見やり、すぐ私に視線を戻した。
「だから、翠葉ちゃんも仕事しようか? 俺ね、司の冷たい視線にロックオンされるのだけは避けたいんだ」
と、のんびりとした口調でテーブルの方へと戻っていく。
朝陽先輩はツカサとは違う意味でマイペースな人なのかも……?
「翠葉はチケット誰にあげたの?」
作業片手に嵐子先輩に訊かれる。
現在テーブルに着いているのは私と海斗くんのほかに、ツカサ以外の二年メンバー三人。
朝陽先輩はこの場の指揮を任されていることもあり、放送委員が使うカウンターとこちらのテーブルを何度も行き来していた。
ほかの四人はノートパソコンと睨めっこ。
いつもはノートパソコン二台だけれど、今日は藤宮警備から貸し出されている業務用の特殊なパソコンが二台追加されていた。
「私は……友達というか、知り合いというか、良くしてくれる人というか――」
「ん?」
通常、あのチケットは友達に送るものなのだろう。でも、私にはこの学校以外に友達と呼べるような人はいない。
「……今、お世話になっているマンションの方三人と、いつも髪の毛を切ってもらっている美容師さんふたりです。でも、日曜日はお店混むだろうから来てもらえるかはわからないんですけどね」
美容師さんふたりは宮川さんと小宮さん。マンションの人は美波さんと美鳥さん。最後の一枚はコンシェルジュの真下さん。
なぜ真下さんかというと、高崎さんと崎本さんのほかに真下さんしか顔と名前が一致している人がいないから。そして、崎本さんも高崎さんも藤宮のOBということもあり、チケットを渡す必要がなかったのだ。
「翠葉は外部生なのに珍しいね? 私や優太は中学の友達呼んでるけど、ここの学校、幼稚部からエスカレーターで上がってきてる人間はたいていが伯父だの伯母だの、従兄弟だの……よ?」
従兄弟、か……。
確かに、親族で呼べるのは祖父母までとなるため、伯父や伯母、従兄弟などは親族枠で来ることはできない。
それにしても、そんなことでは二日目だって身内客になってしまうのではないだろうか。
私の表情を読んだのか、嵐子先輩がため息をつく。
「仕方ないわよ。この学園の生徒って、ある意味狭い人付き合いしか知らないもの。学校がずっと藤宮なら、藤宮以外に友達は少ないし、いたとしてもパーティーで知り合った人とか婚約者だよ」
すると、朝陽先輩が会話に加わった。
「でも、それだけってわけでもないよ。部活を通して交流のあった他校の生徒を呼ぶ人もいる。夏休みは試合や交流会が盛んに行われるからね。そこで知り合った人間を呼ぶ生徒も多いよ」
夏休み……。
私はずっと病院にいたから、「交流」なんて言葉が当てはまる出来事はない。
やめておこう……。考えるだけで暗くなれそう。
嫌なことばかりだったわけではないけれど、今年の夏はいつもと違いすぎた。
ほんの少し夏を振り返って驚く。
ここのところ忙しかったからかな……?
絶対にそう……。
そうでなければ、記憶をなくしたことすら忘れそうになっていたなんておかしすぎる。
あんなに気になって仕方のなかったことなのに、私の頭はどうなっているのか。
ポッカリと空いてしまったものを無意識のうちに都合よく修正しているような気がした。
まるで、その記憶があってもなくても困らない、とでもいうかのように――
各クラスの放送ラインはオフにしてあるため、教室のドアさえ閉めていれば、廊下で流れている音楽が教室でかけるBGMの邪魔になることはない。
リクエスト曲の合間にはタイムサービスやイベントを始めるクラスの宣伝なども放送される。そして、時には人工密集地を緩和させるため、あらかじめ用意してあったイベントの速報を流したり、ありとあらゆる方法で人の流動を操っている。
これらは生徒会役員と放送委員が連動して初めて成り立つ。
実行委員は投票装置について操作方法を教える人や、案内所に詰める人。そのほか、小イベントの運営に人員を割いている。
案内所には忘れ物のほか迷子になった人も来るため、何か新しいものや人が来るたび対応に追われることになる。
そして、午後のライブステージは彼らなしにはものごとが進まない。出演者のステージ誘導がすべて彼らによって行われるからだ。
いつもより人口密度高めなテラスを海斗くんとふたり、図書棟に向けて歩いていた。
「さっきの補足なんだけど」
隣を歩く海斗くんを見上げると、
「たとえば、あそこの屋台」
指差されたのは特教棟二階入り口。そこではサッカー部が焼きそばを作って売っていた。
「あぁいう場所で直接買う分にはかまわないんだ」
「え? そうなの?」
「大量に作っているものに薬物は仕込めない。それに、作った人間がその場で手渡すわけだから、薬物を仕込む隙もない」
「……そう言われてみれば」
「でも、人が買ってきたものや複数人の手を介してきたかもしれないものは要注意。差し入れとかが一番厄介。紙コップで持って来られたものはだめだし、同じ焼きそばであっても作った場所を離れてから自分のもとにきたものはだめ」
色々難しいな……。
「うちのクラスのカフェもそうだよ。あぁいう形態をとっているクラスの出すものは食べないでほしい。裏でプレートに盛り付けるのなら細工は可能だから」
「うん……」
「さっきのラテアートは司が作ったものであり、目の前で作られたものだからOK。俺が違う人間の作ったものを飲めたのは、自分の目の前で作られたものだから」
それはつまり、校内の生徒も疑わなくてはいけない、ということだよね……。
外部の人間が立ち入る日とか、そういうのはあまり関係がない気がしてしまう。
関係があったとしても微々たるもので、こういう警戒自体が日常的なのかもしれない。
一通り説明を聞き終えたときには図書棟に着いていた。
「……せ、戦場だね」
それは図書室に入った直後に私が発した言葉。
放送ブースの中には担当の人が入っていて、外からは次々と新しい情報が貼り付けられていく。それはもう、透明なガラス部分が見えなくなってしまうくらいに。
「あれ? 海斗は桃華と見回りじゃなかった?」
私たちに気づいた嵐子先輩に話しかけられる。
「あはは、強力な用心棒が参上したので、俺は翠葉お届け隊」
「何それ」
「桃華の彼氏、つまりは翠葉のお兄さんが桃華と巡回してる」
その言葉に嵐子先輩が狂喜乱舞した。
「わぉっ! いつの間にそんなことになってたの!?」
詰め寄られ、少し悩んだ末に答える。
「たぶん、夏休み前くらいだと思います」
私も細かいことは訊いていないし、明確な時期はわからない。ただ、私が幸倉に帰ってから知ったことなので、時期的にはそのあたりだろう、という推測。
「私たち、今日はフリータイムなんてないもんね。御園生さんぐっじょぶ!」
「俺たちもクラス担当の時間を同じにしてもらわないと――」
言いかけた優太先輩に朝陽先輩がチョップした。
「優太と嵐はクラスでも生徒会でも一緒だから年中常夏カップル決定。ほら、さぼってないで仕事する。司が戻ってきたときに仕事が滞っていたら、どれだけ冷たい目で見られると思う?」
最後の一言にふたりは身震いした。
その間をするりと抜けてきたのは茜先輩。
「海斗たちが戻ってきたから、私クラスに戻るわね」
そう言って図書室を出ていった。
何か気になる。なんだろう……。
モヤモヤする気持ちの悪さの正体を知りたくて、今は開いたままの自動ドアを振り返る。
「どうかした?」
「あ、久先輩……」
気づくと、私の隣には久先輩が並んでいた。どこか憂いを含んだ表情で。
「……先輩?」
何かありましたか、と訊こうと思ったら、いつもの笑顔で制された。
「久が抜けたね? 罰則何にしようかなー?」
なんて言いながら人が行き交う出口へ向かう。
「俺もクラスに戻るから、お昼までこっちよろしくね」
久先輩は軽く助走をつけて走りだした。
違和感の正体――久先輩と茜先輩が一緒に行動しないこと……?
釈然としない答えに首を捻る。
それはいつからだっただろう……。
あまりにも周りが賑やか過ぎて気づかなかったけれど、思い返してみれば、それは朝からずっとだった。
それに、いつもなら顔を合わせたら必ず視線を合わせてくれる茜先輩が、声だけで素通りしていったことにも違和感を覚えたのだろう。
「翠葉ちゃん」
「……朝陽先輩」
「気づいた?」
少し小さな声で訊かれる。
何も答えられずに朝陽先輩を見上げると、文句なしに格好いいと言われるその顔がにこりと笑む。
「きっと大丈夫だよ」
朝陽先輩は、さっき私が見ていたように図書室の出入り口を見やり、すぐ私に視線を戻した。
「だから、翠葉ちゃんも仕事しようか? 俺ね、司の冷たい視線にロックオンされるのだけは避けたいんだ」
と、のんびりとした口調でテーブルの方へと戻っていく。
朝陽先輩はツカサとは違う意味でマイペースな人なのかも……?
「翠葉はチケット誰にあげたの?」
作業片手に嵐子先輩に訊かれる。
現在テーブルに着いているのは私と海斗くんのほかに、ツカサ以外の二年メンバー三人。
朝陽先輩はこの場の指揮を任されていることもあり、放送委員が使うカウンターとこちらのテーブルを何度も行き来していた。
ほかの四人はノートパソコンと睨めっこ。
いつもはノートパソコン二台だけれど、今日は藤宮警備から貸し出されている業務用の特殊なパソコンが二台追加されていた。
「私は……友達というか、知り合いというか、良くしてくれる人というか――」
「ん?」
通常、あのチケットは友達に送るものなのだろう。でも、私にはこの学校以外に友達と呼べるような人はいない。
「……今、お世話になっているマンションの方三人と、いつも髪の毛を切ってもらっている美容師さんふたりです。でも、日曜日はお店混むだろうから来てもらえるかはわからないんですけどね」
美容師さんふたりは宮川さんと小宮さん。マンションの人は美波さんと美鳥さん。最後の一枚はコンシェルジュの真下さん。
なぜ真下さんかというと、高崎さんと崎本さんのほかに真下さんしか顔と名前が一致している人がいないから。そして、崎本さんも高崎さんも藤宮のOBということもあり、チケットを渡す必要がなかったのだ。
「翠葉は外部生なのに珍しいね? 私や優太は中学の友達呼んでるけど、ここの学校、幼稚部からエスカレーターで上がってきてる人間はたいていが伯父だの伯母だの、従兄弟だの……よ?」
従兄弟、か……。
確かに、親族で呼べるのは祖父母までとなるため、伯父や伯母、従兄弟などは親族枠で来ることはできない。
それにしても、そんなことでは二日目だって身内客になってしまうのではないだろうか。
私の表情を読んだのか、嵐子先輩がため息をつく。
「仕方ないわよ。この学園の生徒って、ある意味狭い人付き合いしか知らないもの。学校がずっと藤宮なら、藤宮以外に友達は少ないし、いたとしてもパーティーで知り合った人とか婚約者だよ」
すると、朝陽先輩が会話に加わった。
「でも、それだけってわけでもないよ。部活を通して交流のあった他校の生徒を呼ぶ人もいる。夏休みは試合や交流会が盛んに行われるからね。そこで知り合った人間を呼ぶ生徒も多いよ」
夏休み……。
私はずっと病院にいたから、「交流」なんて言葉が当てはまる出来事はない。
やめておこう……。考えるだけで暗くなれそう。
嫌なことばかりだったわけではないけれど、今年の夏はいつもと違いすぎた。
ほんの少し夏を振り返って驚く。
ここのところ忙しかったからかな……?
絶対にそう……。
そうでなければ、記憶をなくしたことすら忘れそうになっていたなんておかしすぎる。
あんなに気になって仕方のなかったことなのに、私の頭はどうなっているのか。
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