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第十四章 三叉路
46話
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ぼんやりと意識が浮上する。
ゆっくりと目を開けると白い天井が見えた。
「起きた?」
声のする方へ視線を向けると、ベッド脇にお母さんがいた。
改めて室内を見回すと、私が寝かされていたのはゲストルームの私室だった。
「気分はどう?」
「……平気」
「首は痛くない?」
「く、び……?」
お母さんの手が伸びてきて、そっと首に触れる。
「秋斗くんが手刀入れたって気にしていたから」
そこまで言われ、ようやく学校での出来事を思い出す。
「首は平気、大丈夫……」
「そう、良かった。みんなリビングにいるわ」
「みんな」とは誰のことを言うのだろう。どこまでの人たちのことを指すのだろう。
お母さんは私の手を握る。
「だいぶあたたかくなったけど、お風呂に入ってもう少しあたたまってきたらどうかしら?」
「でも……」
私が起きるのを待っていてくれたのだとしたら、さらに待たせることになってしまう。
部屋は暗く、今が何時なのか、あれからどのくらいの時間が経っているのか見当もつかない。
だから余計に躊躇する。
「みんなは翠葉の身体があたたまることを優先したいみたいよ?」
「そこまで大切に思われる資格なんてない……」
「翠葉、自分を大切にしなさい」
「っ……お母さんっ、私、人を叩いちゃったっ。どうしても我慢できなくて――ありがとうって心からお礼を言わなくちゃいけない人にひどいこと言っちゃった。でも、一度口にした言葉は取り消せないっ」
どうしようっ――
「……そうね、口にした言葉は取り消せないわ。でも、翠葉はひどいことをしたって気づいたのでしょう? 言っちゃいけない言葉だったって学んだのよ」
「そんなの、私の経験則にしかならない。相手につけた傷を消せるわけじゃない。謝って傷が消えるわけじゃないっ」
「……ひどい顔ね」
お母さんは顔にかかる髪を手櫛で梳いてくれる。
そこに、ドアをノックする音が聞こえお母さんが応じた。
「俺」
蒼兄の声だった。
「どうする?」
「会いたい……」
「どうぞ」
お母さんが言うと、蒼兄が入ってきた。
「蒼に……」
「……ひどい顔だな」
苦笑して言われる。
ふたりに言われたのだから、相当ひどい顔をしているのだろう。
「風呂にお湯張ってきた。あたたまってサッパリしておいで」
蒼兄の手が頭に乗せられてもなお、私は躊躇していた。
「バスルームはすぐそこよ。廊下のドアは閉めてあるから、待ってる人のことはひとまず置いておいて、お風呂に入りなさい」
私が答えずにいると、
「蒼樹、強制連行」
「了解」
お母さんにお布団を剥がされ蒼兄に抱き上げられた。
「下着とルームウェアは私が持っていくわ。――そうね、制服のままお風呂に落としておいてくれる?」
「……は?」
「だーかーら、制服のままバスタブに落としてって言ったんだけど?」
私も驚いたけれど、蒼兄も同じように驚いた顔でお母さんを見ていた。
「いいからとっとと連れていくっ!」
蒼兄は首を傾げながら私を運ぶと、制服を着たままの私をバスタブに下ろした。
「ゆっくりあたたまれよ……って、なんか変な感じだけど」
言いながら蒼兄はバスルームを出ていき、代わりにお母さんが入ってきた。
ジーパンの裾をまくり、ニットも腕まくり。
どうやらそのままバスルームに居座るようだ。
「お母さん、制服……」
「気持ち悪いわよね、水分を吸った衣類が身体に張り付くのって。脱ぐのはすごく大変よ?」
言われて気づく。
バスタブの中で動こうとしても負荷がかかって思うようには動けないことに。
「わかる? 男の子はスカートじゃないからもう少し水の抵抗が少ないでしょうけど、決して動きやすい状態じゃないのよ。ましてや冷たい水の中、何度も潜水を繰り返せばかなりの体力を消耗したでしょうね」
「っ……」
「わかればいいわ。ほら、手伝ってあげるから脱いじゃいなさい」
言われてボレロを脱ごうとしたけれど、肌に張り付いた衣類を脱ぐのはとても骨が折れた。
お母さんが手伝ってくれなかったら倍以上の時間がかかっていたかもしれない。
「髪の毛洗ってあげるから頭だけ出して?」
言われるがままにバスタブから頭を出す。
シャワーであたたかいお湯をかけられ、下を向いた状態でシャンプーとトリートメントをしてもらった。
髪の毛を洗い終えタオルを巻くと、
「身体と顔を洗ったら出ていらっしゃい」
お母さんは制服を持ってバスルームを出ていった。
私は言われたとおり、バスタブから出て身体と顔を洗ってからバスルームを出た。
脱衣所に用意されていたルームウェアに着替え、そろそろとドアをスライドさせる。と、廊下でお母さんが待っていてくれた。
「うん、見かけはだいぶサッパリしたわね。さ、髪の毛を乾かしましょう」
背に手を添えられ自室へと連れていかれる。
ラグに座ると化粧水を渡された。
化粧水をつけている間、お母さんは丁寧に髪の毛の水分を拭き取ってくれる。それが終わるとドライヤーをかけてくれた。
私はただ、促されるままに動いているだけ。
「久しぶりね? 最近は翠葉の髪の毛を乾かすなんてしてなかったから」
「うん」
「だって、やろうとしても唯にドライヤー取られちゃうんだもの」
お母さんはクスクスと笑いながら話す。
十分ほどで髪を乾かし終えると、蒼兄が飲み物を持ってやってきた。
「制服はクリーニングに出してきた。葵が明日の朝一で届けれくれるよ」
「……ありがとう」
「さ、まずはこれ飲んで」
差し出されたのはミルクカモミールティー。
「向こうの部屋には誰がいるの……?」
恐る恐る尋ねると、
「唯と秋斗くんと蔵元くん。それから湊先生と静もいるわ」
ツカサはいない――
「翠葉は全部を知りたい? それとも、部分的に知りたい?」
「え……?」
不思議な問いかけに、何を把握することなく訊き返す。と、
「今回は選ぶことができるわ。必要最低限のことしか知りたくないのなら、部分的に話してもらえばいい。でも、すべてを――全容を知りたいのなら、少し踏み入った話を聞かなくてはいけない」
そこまで言うと、お母さんはにこりと笑んだ。
「難しい話ではないの。ただ、藤宮ならでは、ではあるかしら」
藤宮ならでは……?
「翠葉はこれからも彼らと付き合っていきたいのでしょう?」
私は言葉なく頷く。
「すべてを聞かなくても友達でいることはできるけれど、翠葉は預かり知らぬところで守られるのと、すべてを知って関わっていくのとどちらがいい?」
お母さんの目を見ると、
「私はすべてを知って関わる道を選んだわ。説明されて納得できなかったことなんて山ほどある。理不尽だと思ったこともそれ相応にある。それでも、私は静と関わったことを後悔してはいないし、静は今でも私の親友よ」
お母さんの言葉が重く響くのは、きっと経験者の――渦中にいる人の言葉だから。
私は覚悟を決めて、カップに残る最後のミルクを飲み込んだ。
廊下に出て、リビングへとつながるドアの前に立つと、
「そのドアは翠葉が開けなさい」
私は深く息を吸い込みドアレバーに手をかけた。
その場の空気が静かに動く。
リビングは人が五人いるとは思えないほど静かだった。
窓際のソファに静さんと湊先生が座っていて、手前のソファには秋斗さんと蔵元さんと唯兄が座っている。
私は重い足を踏み出し、いつもの指定席、ラグまで歩いた。
ぎゅ、とワンピースの生地を握り、
「お待たせしてすみません」
軽く頭を下げると、
「かまわないよ」
答えてくれたのは静さんで、
「女の子の身支度は総じて時間がかかるものだからね」
場を和らげようとしてくれたのは唯兄だった。
湊先生に座るように促され、ラグに腰を下ろす。
お母さんは飲み物を用意するためにキッチンへ行き、蒼兄は私のすぐ近くに腰を下ろした。
「さて、何から話そうかな」
口を開いたのは静さん。
「これはうちの問題ですから俺から話します」
秋斗さんが申し出ると唯兄がそれを却下した。
「だめ、藤宮一族黙ってて」
「唯……?」
「だぁってさぁ、藤宮の人間が話したんじゃどうしたって重っ苦しくなるでしょ?」
「おまえが話すと軽すぎるんだ」
蔵元さんが唯兄を制するも、
「そのくらいがいいんだってば。オーナーが話せば無駄に重厚感たっぷりで変な緊張強いられるし、秋斗さんが話すと陰々滅々。どっぷりと暗くなるんだから、ここは俺みたいなのがサクッと話しちゃうほうがいいんだってば」
席に着いている唯兄以外の人は誰もが呆気に取られていた。
唯一、蔵元さんだけが呆れからか額に手を当てる。
話だけは聞いていたらしいお母さんがトレイを持って現れると、クスクスと笑いながら話の輪に加わった。
「そうね、唯が言うことは一理あるわ。いいじゃない、唯話しちゃいなさいよ」
「だよねー? 碧さんの了解得たから話しちゃおー」
唯兄はひとつひとつが複雑に絡み合う内容を淡々と話してくれた。
ゆっくりと目を開けると白い天井が見えた。
「起きた?」
声のする方へ視線を向けると、ベッド脇にお母さんがいた。
改めて室内を見回すと、私が寝かされていたのはゲストルームの私室だった。
「気分はどう?」
「……平気」
「首は痛くない?」
「く、び……?」
お母さんの手が伸びてきて、そっと首に触れる。
「秋斗くんが手刀入れたって気にしていたから」
そこまで言われ、ようやく学校での出来事を思い出す。
「首は平気、大丈夫……」
「そう、良かった。みんなリビングにいるわ」
「みんな」とは誰のことを言うのだろう。どこまでの人たちのことを指すのだろう。
お母さんは私の手を握る。
「だいぶあたたかくなったけど、お風呂に入ってもう少しあたたまってきたらどうかしら?」
「でも……」
私が起きるのを待っていてくれたのだとしたら、さらに待たせることになってしまう。
部屋は暗く、今が何時なのか、あれからどのくらいの時間が経っているのか見当もつかない。
だから余計に躊躇する。
「みんなは翠葉の身体があたたまることを優先したいみたいよ?」
「そこまで大切に思われる資格なんてない……」
「翠葉、自分を大切にしなさい」
「っ……お母さんっ、私、人を叩いちゃったっ。どうしても我慢できなくて――ありがとうって心からお礼を言わなくちゃいけない人にひどいこと言っちゃった。でも、一度口にした言葉は取り消せないっ」
どうしようっ――
「……そうね、口にした言葉は取り消せないわ。でも、翠葉はひどいことをしたって気づいたのでしょう? 言っちゃいけない言葉だったって学んだのよ」
「そんなの、私の経験則にしかならない。相手につけた傷を消せるわけじゃない。謝って傷が消えるわけじゃないっ」
「……ひどい顔ね」
お母さんは顔にかかる髪を手櫛で梳いてくれる。
そこに、ドアをノックする音が聞こえお母さんが応じた。
「俺」
蒼兄の声だった。
「どうする?」
「会いたい……」
「どうぞ」
お母さんが言うと、蒼兄が入ってきた。
「蒼に……」
「……ひどい顔だな」
苦笑して言われる。
ふたりに言われたのだから、相当ひどい顔をしているのだろう。
「風呂にお湯張ってきた。あたたまってサッパリしておいで」
蒼兄の手が頭に乗せられてもなお、私は躊躇していた。
「バスルームはすぐそこよ。廊下のドアは閉めてあるから、待ってる人のことはひとまず置いておいて、お風呂に入りなさい」
私が答えずにいると、
「蒼樹、強制連行」
「了解」
お母さんにお布団を剥がされ蒼兄に抱き上げられた。
「下着とルームウェアは私が持っていくわ。――そうね、制服のままお風呂に落としておいてくれる?」
「……は?」
「だーかーら、制服のままバスタブに落としてって言ったんだけど?」
私も驚いたけれど、蒼兄も同じように驚いた顔でお母さんを見ていた。
「いいからとっとと連れていくっ!」
蒼兄は首を傾げながら私を運ぶと、制服を着たままの私をバスタブに下ろした。
「ゆっくりあたたまれよ……って、なんか変な感じだけど」
言いながら蒼兄はバスルームを出ていき、代わりにお母さんが入ってきた。
ジーパンの裾をまくり、ニットも腕まくり。
どうやらそのままバスルームに居座るようだ。
「お母さん、制服……」
「気持ち悪いわよね、水分を吸った衣類が身体に張り付くのって。脱ぐのはすごく大変よ?」
言われて気づく。
バスタブの中で動こうとしても負荷がかかって思うようには動けないことに。
「わかる? 男の子はスカートじゃないからもう少し水の抵抗が少ないでしょうけど、決して動きやすい状態じゃないのよ。ましてや冷たい水の中、何度も潜水を繰り返せばかなりの体力を消耗したでしょうね」
「っ……」
「わかればいいわ。ほら、手伝ってあげるから脱いじゃいなさい」
言われてボレロを脱ごうとしたけれど、肌に張り付いた衣類を脱ぐのはとても骨が折れた。
お母さんが手伝ってくれなかったら倍以上の時間がかかっていたかもしれない。
「髪の毛洗ってあげるから頭だけ出して?」
言われるがままにバスタブから頭を出す。
シャワーであたたかいお湯をかけられ、下を向いた状態でシャンプーとトリートメントをしてもらった。
髪の毛を洗い終えタオルを巻くと、
「身体と顔を洗ったら出ていらっしゃい」
お母さんは制服を持ってバスルームを出ていった。
私は言われたとおり、バスタブから出て身体と顔を洗ってからバスルームを出た。
脱衣所に用意されていたルームウェアに着替え、そろそろとドアをスライドさせる。と、廊下でお母さんが待っていてくれた。
「うん、見かけはだいぶサッパリしたわね。さ、髪の毛を乾かしましょう」
背に手を添えられ自室へと連れていかれる。
ラグに座ると化粧水を渡された。
化粧水をつけている間、お母さんは丁寧に髪の毛の水分を拭き取ってくれる。それが終わるとドライヤーをかけてくれた。
私はただ、促されるままに動いているだけ。
「久しぶりね? 最近は翠葉の髪の毛を乾かすなんてしてなかったから」
「うん」
「だって、やろうとしても唯にドライヤー取られちゃうんだもの」
お母さんはクスクスと笑いながら話す。
十分ほどで髪を乾かし終えると、蒼兄が飲み物を持ってやってきた。
「制服はクリーニングに出してきた。葵が明日の朝一で届けれくれるよ」
「……ありがとう」
「さ、まずはこれ飲んで」
差し出されたのはミルクカモミールティー。
「向こうの部屋には誰がいるの……?」
恐る恐る尋ねると、
「唯と秋斗くんと蔵元くん。それから湊先生と静もいるわ」
ツカサはいない――
「翠葉は全部を知りたい? それとも、部分的に知りたい?」
「え……?」
不思議な問いかけに、何を把握することなく訊き返す。と、
「今回は選ぶことができるわ。必要最低限のことしか知りたくないのなら、部分的に話してもらえばいい。でも、すべてを――全容を知りたいのなら、少し踏み入った話を聞かなくてはいけない」
そこまで言うと、お母さんはにこりと笑んだ。
「難しい話ではないの。ただ、藤宮ならでは、ではあるかしら」
藤宮ならでは……?
「翠葉はこれからも彼らと付き合っていきたいのでしょう?」
私は言葉なく頷く。
「すべてを聞かなくても友達でいることはできるけれど、翠葉は預かり知らぬところで守られるのと、すべてを知って関わっていくのとどちらがいい?」
お母さんの目を見ると、
「私はすべてを知って関わる道を選んだわ。説明されて納得できなかったことなんて山ほどある。理不尽だと思ったこともそれ相応にある。それでも、私は静と関わったことを後悔してはいないし、静は今でも私の親友よ」
お母さんの言葉が重く響くのは、きっと経験者の――渦中にいる人の言葉だから。
私は覚悟を決めて、カップに残る最後のミルクを飲み込んだ。
廊下に出て、リビングへとつながるドアの前に立つと、
「そのドアは翠葉が開けなさい」
私は深く息を吸い込みドアレバーに手をかけた。
その場の空気が静かに動く。
リビングは人が五人いるとは思えないほど静かだった。
窓際のソファに静さんと湊先生が座っていて、手前のソファには秋斗さんと蔵元さんと唯兄が座っている。
私は重い足を踏み出し、いつもの指定席、ラグまで歩いた。
ぎゅ、とワンピースの生地を握り、
「お待たせしてすみません」
軽く頭を下げると、
「かまわないよ」
答えてくれたのは静さんで、
「女の子の身支度は総じて時間がかかるものだからね」
場を和らげようとしてくれたのは唯兄だった。
湊先生に座るように促され、ラグに腰を下ろす。
お母さんは飲み物を用意するためにキッチンへ行き、蒼兄は私のすぐ近くに腰を下ろした。
「さて、何から話そうかな」
口を開いたのは静さん。
「これはうちの問題ですから俺から話します」
秋斗さんが申し出ると唯兄がそれを却下した。
「だめ、藤宮一族黙ってて」
「唯……?」
「だぁってさぁ、藤宮の人間が話したんじゃどうしたって重っ苦しくなるでしょ?」
「おまえが話すと軽すぎるんだ」
蔵元さんが唯兄を制するも、
「そのくらいがいいんだってば。オーナーが話せば無駄に重厚感たっぷりで変な緊張強いられるし、秋斗さんが話すと陰々滅々。どっぷりと暗くなるんだから、ここは俺みたいなのがサクッと話しちゃうほうがいいんだってば」
席に着いている唯兄以外の人は誰もが呆気に取られていた。
唯一、蔵元さんだけが呆れからか額に手を当てる。
話だけは聞いていたらしいお母さんがトレイを持って現れると、クスクスと笑いながら話の輪に加わった。
「そうね、唯が言うことは一理あるわ。いいじゃない、唯話しちゃいなさいよ」
「だよねー? 碧さんの了解得たから話しちゃおー」
唯兄はひとつひとつが複雑に絡み合う内容を淡々と話してくれた。
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