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1章 哀れな牧人
1、アンナとの再会
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ロックヒルに馬を買いに行ったところで、ユーゴは二年ぶりにアンナと会った。
アンナは痩せていて、かつては透き通った緑色をしていた瞳は、腐った倒木のようににごりきっていた。
ゆるくウェーブした髪の毛も、かつては優雅で気品のあるものだったが、今では髪の毛が細く、まとまりを欠いて、単に手の付けられないクセ毛になっていた。
それでも薄い唇と高いが悪目立ちしない鼻梁は当時のままで、かなりみすぼらしくはなったものの、やはり彼女は美しかった。
「ユーゴ……」
最初に声をかけたのは彼女だった。
ユーゴはアンナがそんなところに居るとは思ってもおらず、空耳か、今朝の夢を引きずっていて、空想が突然、現実味を帯びたのかと思った。
だが、顔をあげ彼女の姿を確認すると、ユーゴはその現実を呆気なく受け入れた。
空想の中の彼女はもっと無邪気に笑うからだ。
「アンナか……」
ユーゴは咄嗟にシャツの襟をあげ、鎖骨の下に埋没したメノウを隠した。
胸の上にあるそれは、茶色、黒、黄色といった暗い波線が複雑に入り組んだ模様をしている。
火山島が噴火のたびに陸地を広げていくさまを表したかのような、そんな縞メノウだった。
「久しぶりね」
上から覗き込みでもしない限りその石はシャツに隠れて見えないのだが、ユーゴはかえって怪しまれるくらい襟を持ち上げ、その石を隠した。
その石はある事件の際に皮膚を食い破って、胸にめり込んだものだが、治療が遅れたために、気が付いたときには傷口が癒え、肉体と完全に癒着していた。
なにかに怯えながら人と接するとき、ユーゴはいつもシャツの襟を引っ張り上げ、その縞メノウを隠した。
「そうだな」
ユーゴは彼女を見た。風の噂ではトウセキの女になったと聞いていたが、その噂はどうやら正しかったようだ。
死と病気の町と言われるアヴィリオンで、女が一人で歩いていることがそれを意味していた。
こんな町で女が一人で歩けば、ならず者たちにかどわかされるか、腹の空かせたガキに金や食べ物をたかられて、一歩も先へなんか歩けないだろう。
それがトウセキの女となれば、誰も手出しはしない。
死と病気の町に住んでいても、そこまで生き急ぐ奴はいなかった。
「元気そうね」
アンナは言った。
「そうでもない」
ユーゴはぶっきらぼうに答えた。元気そうねという言葉にあてつけがましいニュアンスをかぎ取って、アンナはそんなあてこすりを言う人間じゃないと分かっていながらも、彼女の目を見ることができなかった。
「どうしてこの町に?」
「馬を買い付けにきたんだ」
「良い馬が買えた?」
「まあ」
ユーゴは曖昧に笑った。
実際にはそれほどの馬でもなかったのだが、コンラッドさんの言う通りにやるだけのことはやってみた。
ユーゴでも図々しく行けたのは、ロックヒルのオヤジがその馬を厄介払いしたがっていると分かっていたからだ。
元々、その馬は町の南の牧場主が買うことになっていたが、牧場主が酒場でちょっとした口論に巻き込まれ、“六発限りの魔法陣”と呼ばれる、輪胴式の魔銃で撃ち殺されたのだ。
急遽、ロックヒルのオヤジはその馬を買い戻すことになった。
そのうちの一頭をユーゴが買ったのだ。
「にしても、よくこんなところで会えたわね」
「確かに……」
「これも神の思し召しかしら」
アンナは吹っ切れたように笑った。
「どうかな」
ユーゴは目を合わせずに言って、そのまま黙り込んでしまった。
アンナは「久しぶりに会ったのに、それだけ?」と言いたげにユーゴの表情を伺ったが、ユーゴはぎこちなくシャツの襟を押さえているだけだった。
会話の主導権がまだ自分にあると察した彼女は、ぐいっと近づいて下から覗き込んだ。
「な、なんだよ」
「ユーゴ」
「だから、なんだよ」
「ユーゴは、今でも私のこと好き?」
「そんなことは聞かない方がいい。君のためにも」
ユーゴは突然のセリフに酷く動揺したが、咄嗟にそう答えられたのは、幸運としか言いようがなかった。
彼女がユーゴの言葉に賛同して、「確かにそうね」と言ってくれる可能性もあったわけだし、そうなれば、彼はその後に起こる凄惨な場面の数々に立ち会うことはなかっただろう。
しかし、結果的にはそうはならなかった。
彼女はユーゴの話なんて最初から聞いていないようだった。
「ううん、私決めたの」
アンナはユーゴの返事も待たずに続けた。
「この前からずっと考えてたの」
「考えてて……」
「考えてて……」
「きっかけが欲しかったところなの」
アンナが独特の間合いで喋るので、ユーゴは口を挟むことができなかった。
「だってそうでしょう? 何かを決めたとしても、それをいつ実行するかが大事じゃない。きっと今日、ここでユーゴに会ったのは、サインなのよ」
「何の話だよ」
ユーゴはそこでやっと口を開いた。
「良いから答えて。今でも私のことを好き?」
ユーゴは彼女の瞳をじっと見つめた。
トウセキの女と町中でこんな話をしていること自体が、とても危なっかしい行為だった。だが、アンナの表情は真剣で、ユーゴよりもずっと腹が据わっているように見えた。
「バカなことを言うなよ。もう二年も会ってなかったんだ」
「はぐらかさないで」
「はぐらかしてなんかいない」
「じゃあ、今恋人はいるの?」
「それは……いないけど……」
咄嗟に嘘をつくことはできなかった。
「それなら、近いうちに恋人になれそうな人は? 大切な人はいるの?」
アンナは矢継ぎ早に質問した。
「いるわけない。アンナも分かってるだろう」
そもそもこんな辺境な地に女がいないのだ。
死と病気の町にいるのは、流れ者の労働者ばかりで、女っ気と言えば、これまたどう流れ着いたのか分からない、酒屋の女主人、そこで悲しい歌声を聞かせる歌手、もっと安直な娼婦だけだった。
町はずれの牧場で厩番をしているユーゴにとって、彼女たちは縁遠い存在だった。
「じゃあ、私のこと今も好きなはずよ。それともこんなにやつれたら、もうダメかしら?」
「そんなことはないけど……」
「それなら、ちょっと付き合ってよ」
そういうとアンナは大胆にもユーゴの手を引いて歩き出した。
「ちょっと……俺は馬を買ったところなんだ」
「ロックヒルの厩に預けときなさいよ」
「そういう問題じゃなくって……」
ユーゴが戸惑っているうちに、アンナはずるずると彼を引きずって行った。
一番大きな通りを抜けて、裏道に入る。
旧街道に面していたその通りは、すっかり踏み均されて土埃の舞う砂利道になっていたが、裏通りにはポツポツと枯れかかった雑草が見てとれる。
ユーゴはそこにこの町の衰退を見た気がした。
この町の繁栄は国境沿いの山々に巨大な龍脈が見つかったことに始まり、列車の普及とともに終わりを迎えた。
龍脈周辺の豊富な天然資源を求めて、開拓がはじまり、やがて国境沿いの山々とふもとの町はヴァスケイルと呼ばれる新興都市となった。
この国一番の商業都市ベルナードとヴァスケイルを結ぶ、交通の要衝として、この町は栄えた。
ベルナードからヴァスケイルまで馬で三日の道のりがあり、途中、この宿場町に停泊するのがお決まりの行程だった。
しかし、列車が敷かれたことで、ベルナードからヴァスケイルまで半日で済むようになり、鉄道沿いに新しい町ができてからは、何の資源も産業もない宿場町が顧みられることはなくなった。
寂しい裏通りを抜けて、アンナは一軒の建物の前で足を止めた。
「おい、ここは……」
ユーゴは意外な展開に戸惑った。
アンナは痩せていて、かつては透き通った緑色をしていた瞳は、腐った倒木のようににごりきっていた。
ゆるくウェーブした髪の毛も、かつては優雅で気品のあるものだったが、今では髪の毛が細く、まとまりを欠いて、単に手の付けられないクセ毛になっていた。
それでも薄い唇と高いが悪目立ちしない鼻梁は当時のままで、かなりみすぼらしくはなったものの、やはり彼女は美しかった。
「ユーゴ……」
最初に声をかけたのは彼女だった。
ユーゴはアンナがそんなところに居るとは思ってもおらず、空耳か、今朝の夢を引きずっていて、空想が突然、現実味を帯びたのかと思った。
だが、顔をあげ彼女の姿を確認すると、ユーゴはその現実を呆気なく受け入れた。
空想の中の彼女はもっと無邪気に笑うからだ。
「アンナか……」
ユーゴは咄嗟にシャツの襟をあげ、鎖骨の下に埋没したメノウを隠した。
胸の上にあるそれは、茶色、黒、黄色といった暗い波線が複雑に入り組んだ模様をしている。
火山島が噴火のたびに陸地を広げていくさまを表したかのような、そんな縞メノウだった。
「久しぶりね」
上から覗き込みでもしない限りその石はシャツに隠れて見えないのだが、ユーゴはかえって怪しまれるくらい襟を持ち上げ、その石を隠した。
その石はある事件の際に皮膚を食い破って、胸にめり込んだものだが、治療が遅れたために、気が付いたときには傷口が癒え、肉体と完全に癒着していた。
なにかに怯えながら人と接するとき、ユーゴはいつもシャツの襟を引っ張り上げ、その縞メノウを隠した。
「そうだな」
ユーゴは彼女を見た。風の噂ではトウセキの女になったと聞いていたが、その噂はどうやら正しかったようだ。
死と病気の町と言われるアヴィリオンで、女が一人で歩いていることがそれを意味していた。
こんな町で女が一人で歩けば、ならず者たちにかどわかされるか、腹の空かせたガキに金や食べ物をたかられて、一歩も先へなんか歩けないだろう。
それがトウセキの女となれば、誰も手出しはしない。
死と病気の町に住んでいても、そこまで生き急ぐ奴はいなかった。
「元気そうね」
アンナは言った。
「そうでもない」
ユーゴはぶっきらぼうに答えた。元気そうねという言葉にあてつけがましいニュアンスをかぎ取って、アンナはそんなあてこすりを言う人間じゃないと分かっていながらも、彼女の目を見ることができなかった。
「どうしてこの町に?」
「馬を買い付けにきたんだ」
「良い馬が買えた?」
「まあ」
ユーゴは曖昧に笑った。
実際にはそれほどの馬でもなかったのだが、コンラッドさんの言う通りにやるだけのことはやってみた。
ユーゴでも図々しく行けたのは、ロックヒルのオヤジがその馬を厄介払いしたがっていると分かっていたからだ。
元々、その馬は町の南の牧場主が買うことになっていたが、牧場主が酒場でちょっとした口論に巻き込まれ、“六発限りの魔法陣”と呼ばれる、輪胴式の魔銃で撃ち殺されたのだ。
急遽、ロックヒルのオヤジはその馬を買い戻すことになった。
そのうちの一頭をユーゴが買ったのだ。
「にしても、よくこんなところで会えたわね」
「確かに……」
「これも神の思し召しかしら」
アンナは吹っ切れたように笑った。
「どうかな」
ユーゴは目を合わせずに言って、そのまま黙り込んでしまった。
アンナは「久しぶりに会ったのに、それだけ?」と言いたげにユーゴの表情を伺ったが、ユーゴはぎこちなくシャツの襟を押さえているだけだった。
会話の主導権がまだ自分にあると察した彼女は、ぐいっと近づいて下から覗き込んだ。
「な、なんだよ」
「ユーゴ」
「だから、なんだよ」
「ユーゴは、今でも私のこと好き?」
「そんなことは聞かない方がいい。君のためにも」
ユーゴは突然のセリフに酷く動揺したが、咄嗟にそう答えられたのは、幸運としか言いようがなかった。
彼女がユーゴの言葉に賛同して、「確かにそうね」と言ってくれる可能性もあったわけだし、そうなれば、彼はその後に起こる凄惨な場面の数々に立ち会うことはなかっただろう。
しかし、結果的にはそうはならなかった。
彼女はユーゴの話なんて最初から聞いていないようだった。
「ううん、私決めたの」
アンナはユーゴの返事も待たずに続けた。
「この前からずっと考えてたの」
「考えてて……」
「考えてて……」
「きっかけが欲しかったところなの」
アンナが独特の間合いで喋るので、ユーゴは口を挟むことができなかった。
「だってそうでしょう? 何かを決めたとしても、それをいつ実行するかが大事じゃない。きっと今日、ここでユーゴに会ったのは、サインなのよ」
「何の話だよ」
ユーゴはそこでやっと口を開いた。
「良いから答えて。今でも私のことを好き?」
ユーゴは彼女の瞳をじっと見つめた。
トウセキの女と町中でこんな話をしていること自体が、とても危なっかしい行為だった。だが、アンナの表情は真剣で、ユーゴよりもずっと腹が据わっているように見えた。
「バカなことを言うなよ。もう二年も会ってなかったんだ」
「はぐらかさないで」
「はぐらかしてなんかいない」
「じゃあ、今恋人はいるの?」
「それは……いないけど……」
咄嗟に嘘をつくことはできなかった。
「それなら、近いうちに恋人になれそうな人は? 大切な人はいるの?」
アンナは矢継ぎ早に質問した。
「いるわけない。アンナも分かってるだろう」
そもそもこんな辺境な地に女がいないのだ。
死と病気の町にいるのは、流れ者の労働者ばかりで、女っ気と言えば、これまたどう流れ着いたのか分からない、酒屋の女主人、そこで悲しい歌声を聞かせる歌手、もっと安直な娼婦だけだった。
町はずれの牧場で厩番をしているユーゴにとって、彼女たちは縁遠い存在だった。
「じゃあ、私のこと今も好きなはずよ。それともこんなにやつれたら、もうダメかしら?」
「そんなことはないけど……」
「それなら、ちょっと付き合ってよ」
そういうとアンナは大胆にもユーゴの手を引いて歩き出した。
「ちょっと……俺は馬を買ったところなんだ」
「ロックヒルの厩に預けときなさいよ」
「そういう問題じゃなくって……」
ユーゴが戸惑っているうちに、アンナはずるずると彼を引きずって行った。
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ユーゴはそこにこの町の衰退を見た気がした。
この町の繁栄は国境沿いの山々に巨大な龍脈が見つかったことに始まり、列車の普及とともに終わりを迎えた。
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しかし、列車が敷かれたことで、ベルナードからヴァスケイルまで半日で済むようになり、鉄道沿いに新しい町ができてからは、何の資源も産業もない宿場町が顧みられることはなくなった。
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